「それじゃあ神様、行ってきます!!」
「行ってきま〜す!!」
ベルとアサシンは元気良く外へ飛び出す。ダンジョンに向かう。その道中、アサシンは不意に足を止めベルは首を傾げる。
「アサシン?どうしたの?」
「ッ!!」
「うわぁっ!?」
アサシンは突如ベルを抱き抱え建物の屋根の上に飛び上がる。ほぼ同時にベル達がいた場所に何か巨大な物が飛来し周囲の人諸共吹っ飛ばす。
「い、一体何が……」
「見つかった」
「見つかった?」
アサシンの言葉にベルが飛来した物を見る。土煙が晴れ始め徐々に飛んできたものの正体が浮かび上がる。そこにいたのは漆黒の巨躯を持つ男がいた。
「■■■■■■■■■■■■■■■■■!!」
突如現れた巨大の男に通りはあっという間に大混乱になり人の姿は完全に無くなる。
「見つけた♪」
同時に女の子の声が聞こえベルは更に目を凝らすと巨躯の男の肩に女の子が乗っていることに気付く。
「こんにちはマスターさん、アサシンさん」
「こ、こんにちは」
「非常に心苦しいのですが1つお願いがありまして」
「お願い?」
「ええ、私とバーサーカーの為に…………死んでください」
「■■■■■■■■■■■■■■■■■!!」
「ッ!!」
アサシンがベルを突き飛ばすと同時にバーサーカーが凄まじい勢いで襲って来る。アサシンは短剣を取り出しバーサーカーの剣斧を受けるがバーサーカーの膂力に負け大きく吹き飛ばされてしまう。
「がっ!?」
「アサシン!!」
「アハハハハハハハハハハハ♪バーサーカー!!殺して!!私達の邪魔する奴らはみ〜んな殺しちゃえ!!」
「■■■■■■■■■■■■■■■!!」
バーサーカーはアサシンに追撃を加えるがアサシンはギリギリの所で回避しベルを連れ逃げる。
「アサシン、アレって」
「バーサーカー、最強のサーヴァント、私達とは相性が凄く悪い、逃げた方が良い」
形勢不利を悟ったアサシンはベルを抱え逃走を計る。しかしバーサーカーもやすやすと追い付きベル達に追撃を加える。
早々にピンチに陥った2人は打開策を考えるが思い付くより早くバーサーカーが剣斧を振り上げる。
最早これまでかと覚悟した時、不意にバーサーカーが飛び下がりバーサーカーが居た場所に剣が突き刺さる。ベルが見上げるとそこにはセイバーとアイズが居た。
「アイズさん!!」
「大丈夫?」
「は、はい!!ありがとう御座います。あの、その人は?」
「セイバー、私のサーヴァント」
「アイズさんの…………」
ベルがセイバーを見るとセイバーもベルを一瞥し直ぐにバーサーカー達を見る。
「貴方…………セイバーなんですね、最優のサーヴァント、でもバーサーカーは無敵です。貴方に勝ち目はありませんよ。やってしまえバーサーカー!!」
「■■■■■■■■■■■■■■■■■■!!!!」
バーサーカーがセイバーに向かって剣斧を振り上げる。セイバーは何も言わず腰に差してある長剣を抜くと振り下ろされる剣斧に剣を合わせ刀身をずらす。同時にバーサーカーの心臓に剣を刺しその命を奪う。
「…………………………凄い」
「まだやると言うなら加減はしない」
「…………………………まぁ良いでしょう。今回はただの挨拶ですし、行きますよバーサーカー」
バーサーカーの体が煙で包まれるとムクリと起き上がりマスターの隣に立ちその光景にアイズとベルは驚く。
「ッ!!心臓を潰したのに」
「バーサーカーがその程度で死ぬわけないじゃないですか、また会いましょう。アサシンとセイバーのマスターさん」
バーサーカーのマスターはそう言うとバーサーカーの肩に乗りバーサーカーは何処かへ姿を消した。