「殺して下さい、バーサーカー」
「■■■■■■■■■■■■■■■■■■!!!!」
マスターの命令に従いバーサーカーは吠えると跳躍しアイズとベルに向かって来る。その攻撃を躱しセイバーがバーサーカーと剣を交えアイズも援護に入るが次第にセイバーはバーサーカーに押し込まれていく。
「チッ!!馬鹿力め!!」
悪態をつきながらま技でうまく躱しバーサーカーに剣を向ける。
「アハハハハハハハハハハハハハハ!!無駄ですよ!!バーサーカーは最強!!無敵!!貴方達が幾ら全力を振るおうとバーサーカーの前では児戯にも劣る!!」
「や、止めてくれ!!」
戦う両陣営を挟みベルがバーサーカーのマスターに叫ぶ。
「何でこんな事するんですか!!もう止めて下さい!!」
「………………………………貴方、純粋ですね」
「え?」
「私と違って綺麗で真っ直ぐで濁りがない。羨ましいです、そしてとても恨めしい」
「え?」
「私にはバーサーカーしか居なかったのに、私を助けてくれたのはバーサーカーだけだったのに、貴方も私からバーサーカーを奪うつもりなんですね。許さない、許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない!!バーサーカー!!殺して!!皆皆皆殺しにしちゃえ!!」
「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■!!」
「下がれマスター!!」
突如力が強くなったバーサーカーにセイバーはアイズに警告し下がらせ自分も大きく飛び下がる。
「な、何が」
「もう猶予はない、小僧、アサシンに命じろ」
「そんな、でも…………」
「戦う覚悟が無いならマスターの権利を捨てろ、戦えない者にここに立つ資格は無い」
セイバーはそう言うと剣を構え直しバーサーカーに立ち向かう。
その姿を見たベルは歯噛みしその間にアイズもセイバーの助けに入る。
「おかあさん、あの子苦しそう」
「え?」
アサシンの言葉にベルが顔を上げるとそこには獰猛な笑みを浮かべながら何かに苛まれる様に呻くバーサーカーのマスターの姿があった。
「………………………………僕は、英雄になりたい、皆を助ける英雄に」
ベルは立ち上がりその右手を掲げる。
「【令呪を持って命ずる】!!【アサシン、バーサーカーのマスターを救え】!!」
「うん!!」
双剣を構えると突如霧が発生する。
「霧?」
「ッ!!」
セイバーは何かを察した様にバーサーカーを自身に引き付けその場に釘付けにする。残ったのは霧を生み出すアサシンと無防備なバーサーカーのマスターのみ。
「【此よりは地獄、私達は炎、雨、力…………殺戮をここに】」
バーサーカーのマスターは自身が何をされたのかも気づかぬままソっと息を引き取った。
「【
アサシンは最後にそう言うとバーサーカーもマスターを失った事で聖杯へと帰った。