オラリオでの聖杯戦争   作:寝心地

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ランサーVSアサシン

「う〜ん、難しい〜」

 

アーディ・ヴェルマは自室で聖杯戦争について書かれた本を読み返し頭を抱えていた。

 

「簡単な話です。私達以外のサーヴァントとマスターを倒せば願いが叶う。それだけの話です」

 

「うん、でも…………正直自信無いや。私ね、あの言峰って人が私は死ぬって言ってたってガネーシャ様に聞いた時怖かった、だって会ったこともない人にそんな事言われて、ガネーシャ様もその言葉に嘘はなかったって…………だからガネーシャ様がこの本を渡してきて生きられるかもしれないって甘い希望を見せられた時飛び付いちゃった」

 

アーディはレオニダスの方を見て尋ねる。

 

「貴方は最後の戦いの時、怖くなかったの?」

 

「ふむ、考えた事もありませんでしたな、しかしアーディ殿が死を恐れると言うのであれば、私がその死を遠ざけると約束しましょう」

 

アーディはハッキリとそう言い切るレオニダスに唖然とした後クスクスと笑う。

 

「うん、期待してるね、レオニダス」

 

「それでアーディ殿、初手はいかなる手で攻めるおつもりですか?」

 

「う〜ん、取り敢えずは様子見かな?」

 

「ほほう、その心は?」

 

「まだどんな人がマスターでサーヴァントもどんな能力か分からないから対策の立てようもないし」

 

「成る程、一理ありますな」

 

その瞬間、アーディの頭上にシャンデリアが出現し間一髪の所でレオニダスが盾を掲げアーディを守る。

 

「ご無事ですか?」

 

「う、うん、ありがとう。でも何が?」

 

「この様な回りくどい手段を取る相手はただ1人、貴様だろうアサシンよ」

 

レオニダスがそう宣言すると何処からかパチパチパチパチと拍手の音が聞こえて来る。

 

「素晴らしいランサー、私の攻撃から良くぞマスターを守り抜きました」

 

そう演技の台詞の様な言い回しで現れたのは両手に凶悪な爪刃を付けた仮面の青年が立っていた。

 

「何で…………ここは警備も厳重に敷かれてる筈なのに」

 

アーディの言葉にアサシンは首を傾げる。

 

「厳重な警備…………ですか、私から言わせればあの程度の警備『どうぞお通り下さい』と言っている様な物です」

 

「アーディ殿、アサシンは総じて【気配遮断】のスキルを持っている。奴らを相手に警備等無意味に等しい」

 

「その通り、我々アサシンはその名の通り闇討ちを得意とするサーヴァント、私が居る限り貴女に安息の夜は訪れませんよ」

 

その言葉にアーディは苦い顔をするがレオニダスは槍を地面に打ち鳴らす。

 

「アーディ殿には安息の日々が訪れるとも、何故なら貴様は今ここで!!この私ランサーが打ち倒すのだから!!」

 

レオニダスは盾と槍を構えアサシンに突進する。

 

「これは恐ろしい、ここは退散するとしましょう」

 

アサシンはレオニダスの攻撃を華麗に避けそう言うと【気配遮断】を使い姿を消す。

 

「なんちゃって♪」

 

「え?」

 

アサシンはそう言いアーディの正面に現れその凶爪を振り下ろすがレオニダスが間に割って入りアサシンを吹き飛ばす。

 

「グッ!!」

 

「そう来ると思ったぞアサシンよ」

 

レオニダスの言葉にアサシンは苦々し気な顔を浮かべながら今度こそ撤退した。




【聖杯戦争の書】 25ページ
マスターは契約しているサーヴァントに限りその逸話・偉業等の情報を聖杯から供給する事が出来る。

英霊エミヤみたいな感じで英霊ベル・クラネルはあり?

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