海は穏やかだった。
夜へ向かう手前の空は薄く群青に染まり、
豪華客船の甲板を渡る風には、わずかに湿った塩の匂いが混じっている。
本来ならば、その景色を前にして生徒たちが語るべきことは、
次の娯楽施設がどうだとか、食事がどうだとか、
あるいは束の間の休暇をどう楽しむか、そういう他愛もない話題であるはずだった。
だが、その日の船内に流れていた空気は、最初からどこかおかしかった。
高度育成高等学校の1年生全員に対し、
突然「至急集合」の指示が出されたのは夕刻のことだ。
しかも集合場所は、通常の説明会で用いられるホールでもなければ食堂でもない。
貨物搬入用に近い、船の下層区画にある大規模倉庫。
そんな場所に、1年生全員を一斉に集める理由など普通に考えれば存在しない。
だからこそ、誰もが不穏さを感じていた。
「なぁ、また無人島試験みたいなやつじゃねぇだろうな」
「でも倉庫って変じゃない?こんなところで試験説明する?」
「先生たちの顔もなんかピリついてたし……」
廊下を進む生徒たちの声は自然と小さくなる。
先頭を歩く者も、後ろについていく者も、
胸の奥に得体の知れないざらつきを抱えたまま、指示された場所へと向かっていた。
綾小路清隆も、その流れの中にいた。
無駄口を叩くこともなく、周囲の会話に耳を貸しながら、ただ淡々と足を進める。
表面上はいつもどおり。だが内心では、すでにこの状況を警戒していた。
理由は単純だ。
ここ最近の流れが、あまりにも不自然だったからだ。
学校側の動き。
父――綾小路篤臣の存在。
そして、自分をこの学校から回収したい者たちの執着。
何かが起きるとしても不思議ではない。
そう考えるだけの材料は、十分に揃っていた。
倉庫の入口が開いている。
その前には見慣れぬ男たちが立っていた。
迷彩服。統一された装備。直立した姿勢。
彼らは学校の教員でも、船のスタッフでもない。
陸上自衛隊。
その単語が脳裏に浮かぶと同時に、周囲の生徒たちもざわつき始めた。
「え、自衛隊……?」
「なんで?」
「いやいや、さすがに演出でしょ」
「演出にしては物々しすぎるだろ……」
だが、そのざわめきは倉庫に足を踏み入れた瞬間、さらに色を変えた。
広い。
そして冷たい。
金属製の壁面は外気の熱を拒絶するように鈍く光り、
天井の高い空間には白色灯が等間隔に並んでいる。
貨物用の巨大なコンテナや木箱はすべて脇に寄せられ、
中央には生徒たちが整列できるだけの空間が不自然なほど綺麗に空けられていた。
まるで、何かを見せるための舞台だ。
いや――違う。
見せるためではない。
閉じ込めるためだ。
綾小路はそう直感した。
出入口は限られている。
そのすべてに武装した人員が配置されている。
仮にここで騒ぎが起きても、生徒側に逃げ場はない。
視線を巡らせれば、堀北鈴音が前方で静かに周囲を観察していた。
龍園翔は口元に獰猛な笑みを浮かべている。
坂柳有栖は杖をつきながら、まるで興味深い舞台の
幕開けでも待つ観客のように穏やかな表情を保っていた。
一之瀬帆波は不安そうにクラスメイトへ声をかけ、
軽井沢恵は明らかに落ち着きを失って平田たちの近くに身を寄せている。
反応は様々だ。
だが共通していることが一つだけある。
全員が、この異常事態の正体をまだ知らない。
「静かにしろ」
低く、よく通る声が倉庫全体に響いた。
ざわつきが一段階落ちる。
壇上代わりに設けられた一段高いスペースへ、一人の女性が歩み出た。
茶柱佐枝。
1年Dクラスの担任だった女教師。
だが、その姿を見た瞬間、綾小路は違和感を覚えた。
顔色が悪い。
それだけではない。
目だ。
彼女の目には、いつもの厳しさも苛立ちもなかった。
教師としての責任感や、どこか不器用な人間臭さも消えている。
あるのはひどく乾いた無表情だけだった。
無理やり感情を押し殺しているようにも見えるし、
すでに何かを諦め切っているようにも見える。
どちらにせよ、正常な精神状態ではない。
そんな茶柱が、マイクも使わず淡々と告げた。
「これより、1年生全員を対象とした特別試験の説明を行う」
誰もが聞き逃すまいとする。
空気は張り詰め、倉庫の広さが逆に逃げ場のなさを際立たせていた。
「今回の試験名は――『バトル・ロワイアル』」
一瞬、誰も意味を理解できなかった。
言葉そのものの意味は分かる。
だが、それをこの学校の特別試験名として聞かされることを、脳が拒絶したのだ。
だから、沈黙が生まれた。
数秒。
その沈黙ののち、茶柱は一切の感情を込めず、続けた。
「試験会場は無人島。君たちは武器、食料、水、
その他必要最低限の支給品を与えられ、一定の間隔で一人ずつ島へ投入される」
生徒たちの顔が曇る。
まだこの時点では、夏に行われた無人島試験の延長か何かだと
解釈しようとする余地が残っていた。
だが次の一言が、その甘い可能性を完膚なきまでに叩き潰した。
「目的はただ一つ。最後の一人になるまで、生徒同士で殺し合うことだ」
場の空気が、音を立てて壊れた。
「は……?」
「なに言ってんだよ……」
「冗談、だよな?」
「おい、説明しろ!」
「ふざけるな!!」
怒号が四方八方から噴き出した。
当然だ。試験という言葉と、殺し合いという言葉は、
本来同じ文の中に存在していいものではない。
軽井沢が青ざめて平田の腕を掴む。
一之瀬が信じられないという顔で茶柱を見る。
柴田や須藤は今にも前へ出そうな勢いで肩をいからせ、
幸村や明人たちは意味が分からないと首を振る。
堀北だけは目を細め、怒りよりも先に情報の整合性を取ろうとしていた。
龍園は笑っている。坂柳は、微かに口角を上げていた。
「静粛に」
茶柱はそう言ったが、もはや誰も従わない。
「こんなの試験じゃない!」
「学校がやっていいことじゃねえだろ!」
「警察呼べよ!」
「誰か止めろよ!」
叫びが重なる。
その流れの中で、前列にいた数名の男子がついに我慢できずに前へ飛び出した。
続いて女子も数人、泣き叫びながら壇上へ詰め寄ろうとする。
松下。みーちゃん。金田。葛城。鬼頭。神崎。ほかにも十数名。
彼らは正気だった。正気だからこそ、この狂気に反発した。
だからその行動は、ある意味では当然だった。
だが――この場は、当然が通じる場所ではなかった。
乾いた銃声が響く。
パン、という軽い音。
それだけで、一人目の身体が崩れ落ちた。
時間が止まったように見えたのは、ほんの一瞬だけだ。
続いて、銃声が連なった。
パン。
パン。
パン。
連射ではない。
一発一発を確実に急所へ撃ち込む、訓練された射撃。
前へ出た生徒たちが、次々と床へ倒れていく。
「え……?」
誰かの間の抜けた声がした。
だが、その声すら現実感を失っていた。
さっきまで生きて、怒鳴って、
抗議していたはずの生徒たちが、いまはもう動かない。
床に伏し、血を流し、誰一人として立ち上がらない。
綾小路は自衛隊員たちの構えを見ていた。
躊躇がない。
命令に対する実行精度が高すぎる。
つまり、脅しではない。最初から撃つ前提で配置されている。
松下の身体が横向きに倒れたまま動かない。
金田は内臓を撒き散らし、数メートル先へ転がっている。
葛城の巨体ですら、ただの沈黙した物体に成り果てていた。
みーちゃんも。鬼頭も。神崎も。
19名。
ほんの数秒で。
悲鳴すら上がらない。
誰もが理解できていなかったからだ。
目の前で人が殺されたという単純な事実を、脳が処理しきれずにいた。
そのとき、茶柱が壇上から降り、一人の女子生徒の傍へ歩み寄った。
小柄な少女だった。顔面蒼白で、脚が震えている。
茶柱はその頭を乱暴につかむと、腰のホルスターから拳銃を抜いた。
「静かにしろ」
冷たい声。
次の瞬間。
銃口がこめかみに押し当てられる。
誰かが「やめ――」と言いかけたところで、引き金が引かれた。
乾いた音。
少女の身体から力が抜け、糸が切れた人形のように床へ崩れ落ちる。
倉庫全体が凍りついた。
試験開始前。
すでに死者は20名。
この場にいる全員が理解した。
これは演出ではない。脅迫でもない。比喩でもない。
本物だ。
本当に、自分たちは殺される。
そこではじめて、軽井沢が短く息を詰めた。
平田が彼女を庇うように前へ出る。
一之瀬の顔から血の気が引き、口元を押さえる。
須藤は拳を震わせているが、その一歩を踏み出せない。
柴田でさえ歯を食いしばるだけだ。
山内や池なら腰を抜かしてもおかしくない状況だが、
この場にいる誰もが程度の差こそあれ、心をへし折られていた。
そのなかで、堀北鈴音が一歩前へ出た。
「質問があります」
倉庫内の視線が一斉に彼女へ向く。
正気か。
そう言いたげな顔がいくつも並んだ。
だが堀北は止まらない。
「勝利条件を確認したいです。最後の一人、という表現に例外はあるのか。
たとえば時間切れや島外退避の条件、試験中止の判断基準、
それから支給される物資の量、禁止エリアの更新頻度、医療キットの有無――」
感情的になって叫ぶのではなく、必要な情報だけを列挙する。
その姿は、ある意味で異様ですらあった。
しかし綾小路には分かる。
彼女は勝ちに行こうとしているわけではない。
少しでも生存率を上げるため、少しでも抜け道を探すため、
冷静さを無理やり維持しているのだ。
茶柱はしばし堀北を見つめ、それから淡々と答えた。
「時間切れはない。試験は最後の一人、
もしくは学校側が終了を宣言するまで継続する」
「学校側が終了を宣言する条件は?」
「回答できない」
「禁止エリアは?」
「定期的に追加される。通達後、指定時刻を過ぎてもその場に留まれば処刑」
「通信手段は?」
「外部との連絡は不可。生徒間通信も原則不可。支給品に含まれる場合のみ例外」
「食料は?」
「各自最低限。奪取は自由」
堀北はさらに二、三問重ねた。
茶柱は答えられる範囲だけ答え、答えられない部分は切り捨てる。
この問答により、生徒たちも嫌でも理解を深めさせられた。
これは曖昧な恐怖ではない。
ルールのある殺し合いだ。
龍園が喉の奥で笑った。
「クク……なるほどな。やっとマシな試験が来たってわけだ」
その声は決して大きくない。
だが、静まり返った倉庫では妙に響いた。
石崎が顔をしかめる。
「あ、あの龍園さん、冗談ですよね……?」
「冗談に見えるか?」
龍園は視線だけで石崎を射抜き、
それから伊吹、アルベルト、ひよりの順に目をやった。
「生き残りたいなら覚悟決めろ。ここで震えてるだけのやつから死ぬ」
伊吹は舌打ちしつつも反論しない。
アルベルトは重く黙り込む。
ひよりは小さく肩を震わせ、本を持っていない両手を胸の前で固く組んでいた。
一方で、坂柳有栖はまるで別世界の住人のように穏やかだった。
「ふふ。随分と派手な盤面になりましたね」
橋本が引きつった笑みを浮かべる。
「笑えねぇ冗談だろ、これ」
「ですが、事実です。事実である以上、
受け入れた上で最善を尽くすしかありません」
神室は眉をひそめたまま黙っている。
坂柳は杖を軽く鳴らしながら、周囲の人間を一人ずつ見ていた。
まるで、どの駒がどこまで使えるか値踏みするように。
一之瀬は、そんな龍園や坂柳とは対照的だった。
顔色は悪い。それでも自分の恐怖より先に、
クラスメイトの動揺を抑えようとしている。
「落ち着いて。まだ何か方法があるはずだから……。
みんな、バラバラになっちゃだめだよ」
だがその声には、いつもの包み込むような安心感がない。
彼女自身、そう信じたいだけなのだと分かってしまう。
軽井沢は、平田の服の袖を掴んだまま離せないでいた。
「ね、ねぇ……嘘だよね?こんなの、どう考えてもおかしいじゃん……」
「……」
平田は答えられない。
答えられるはずがない。
この場で希望を語ることはできても、保証はできない。
それが分かるからこそ、彼もまた苦しい沈黙を選ぶしかなかった。
綾小路はそのすべてを静かに見ていた。
クラスごとの性質。
主導権を握ろうとする者。
恐怖に飲まれる者。
誰かに縋ろうとする者。
すでに他者を切り捨てる覚悟を決め始めている者。
人間は極限状況で本性が剥き出しになる。
それはホワイトルームで何度も見てきた。
いや、見せつけられてきた。
だから驚きはない。
あるのは確認だけだ。
誰が最初に壊れるか。
誰が最後まで使えるか。
誰が敵になり得るか。
そして何より――この試験の本質は何か。
表向きは特別試験。
だが、そんなものは方便にすぎない。
これは綾小路篤臣から綾小路清隆へ向けられた最後通牒だ。
帰って来い。
さもなければ、お前に関わった者ごと消す。
言外に込められていた脅しが、いまこの場で形になっている。
国家権力。学校組織。武装要員。
そこまで動かしてでも、自分一人を追い込む価値があると父は考えているのだろう。
狂気だ。
だがあの男なら、やる。
そう断言できてしまうこと自体が、救いようのない現実だった。
「これより、武器を支給する」
茶柱の声が響く。
倉庫の横手から、黒いバッグが大量に運び込まれる。
どれも大きさはほぼ同じだが、中身は違うのだろう。
武器、食料、水、簡易医療品、その他の支給品。
すべてがこのバッグ一つに詰め込まれている。
「名前を呼ばれた者から前へ出ろ。バッグを受け取り、誘導に従って島へ上陸する」
その言葉に再びざわめきが広がりかけたが、
さっきの20人の死が、その波を力ずくで押し潰した。
誰も逆らわない。
逆らえない。
茶柱は名簿に視線を落とす。
「綾小路清隆」
一番目だった。
理由は単純だ。
名字の頭文字が「あ」だから。
それだけの理由で、自分が最初に放り出される。
なんとも皮肉だが、悪くない。先行することで地形把握の時間を得られる。
前へ出る。
倉庫中の視線が集まった。
堀北の視線。
軽井沢の視線。
一之瀬の視線。
龍園の愉悦混じりの視線。
坂柳の細められた瞳。
誰もが、最初に送り出される綾小路清隆という存在に何かを見ようとしていた。
茶柱の前に立つ。
黒いバッグを差し出される。
「受け取れ」
従う。
ずしりと重い。
片手で無理なく持てる範囲だが、中身は軽くない。
武器が入っている以上当然だ。
その場で簡易確認を許される。
ファスナーを開ける。
食料。
ペットボトルの水。
包帯。
簡易止血剤。
懐中電灯。
地図。
そして――拳銃。
コルト・パイソンというリボルバー(回転式)の.357マグナム。
無機質な金属の冷たさが、指先に伝わる。
装弾数は6発と少なく、限られている。だが整備状態は悪くない。
弾薬の数も少なくはない。素早いリロードができれば十分に戦える。
周囲から息を呑む気配がした。
見えてはいないはずだが、武器が支給されたという事実だけで十分なのだろう。
「行け」
茶柱はそれだけ言った。
綾小路は彼女を一瞬だけ見た。
その目の奥には、やはり何もなかった。
いや、違う。完全な無ではない。わずかに、底の底で揺れているものがある。
罪悪感。
恐怖。
諦念。
どれも中途半端に混ざり合って、結果として無表情に見えている。
だが、いまそれを追及する意味はない。
綾小路は背を向け、誘導路を歩き始める。
左右には武装した隊員。
前方には開かれた搬入口。
その向こうに、夜の海が広がっていた。
船と島を結ぶ小型艇が待機している。
潮風が吹き込む。冷たい。
足を進めながら、綾小路は考える。
最優先は生存。
そのために必要なのは、ルールの把握、地形の理解、
脅威度の選別、そして躊躇の排除。
躊躇すれば死ぬ。
いや、自分だけならまだいい。
躊躇したせいで他の誰かが死ぬ可能性もある。
もっとも、この状況で他人を守る義務など本来はないが、
それでも状況次第では駒としての価値が生まれる。
父はおそらく見ている。
どこかで、この試験の推移を観察しているはずだ。
ならば見せてやればいい。
ホワイトルームの最高傑作が、極限状況で何を選び、
どこまで生き延びるのかを。
だが同時に、心の奥底で別の声も生まれていた。
この島で死ぬのは、他人ばかりではない。
堀北も。
軽井沢も。
一之瀬も。
龍園も。
坂柳も。
誰も例外ではない。
それをどう捉えるか。
綾小路は、その問いにまだ答えを出していなかった。
答えを出す必要があるのは、実際に引き金を引く瞬間だ。
小型艇に乗り込む。
エンジン音が静かな海を震わせる。
船から離れるにつれ、豪華客船の明かりが遠ざかっていく。
後戻りはできない。
もはや、ただの学生としての日常へ戻る道はない。
前方に島影が見えた。
闇の中に浮かぶ、巨大な黒。
木々が密集し、起伏があり、海岸線はところどころ岩場になっている。
遠目にも、行動しやすい場所と危険な場所の差が激しいことが分かる。
上陸地点は砂浜だった。
隊員の一人が短く告げる。
「降りろ」
綾小路は砂を踏んだ。
夜の無人島は、想像以上に冷えている。
背後で小型艇が離れていく。
照明も何もない。あるのは波の音と、木々のざわめきだけ。
暗い。
深い暗さだった。
この闇は人を包み込むのではなく、飲み込むために存在している。
綾小路はバッグを背負い直し、海岸から林へ視線を向けた。
ここから始まる。
人間性の最終試験。
学校の名を借りた処刑遊戯。
生徒160名を使った、悪趣味な淘汰。
だが。
それでも。
生き残るのは自分だ。
そうでなければ、ここまで生きてきた意味がない。
綾小路は一歩、また一歩と、島の闇へ足を踏み入れる。
背後では海が静かに鳴っている。
まるで、この先でいくつ命が消えようと何も変わらないと言わんばかりに。
そして豪華客船の倉庫では、次の名前が呼ばれようとしていた。
堀北鈴音。
軽井沢恵。
一之瀬帆波。
龍園翔。
坂柳有栖。
そのほか大勢の生徒たち。
誰もが、同じ島へ向かう。
同じ夜へ向かう。
同じ絶望へ向かう。
綾小路の姿は、すぐに林の闇へ溶け込んで見えなくなった。
こうして。
高度育成高等学校1年生による、史上最悪の特別試験――
バトル・ロワイアルが、静かに幕を開けた。
モチベ維持のために感想・評価をもらえると助かります。