油断していた…あいつらが、ここまで…ここまで、
愚かだと思わなかった。
咄嗟にこちらもポケモンを出して応戦するが…
不意打ちをくらった左腕が痛くて指示が上手く出せない
視界が滲んできた
思考が、上手く回らない
せめて相棒たちだけでも、助けなければ
「カイリュー、これを持って、逃げろ」
ボールを収めているホルスターと携帯をボロボロのカイリューに差し出しながらそう指示を出す。
カイリューは抵抗する、まだまだ戦えると
「カイリュー、お前しか飛んで逃げれないだろ?」
「お前たちさえ無事なら俺はそれでいいんだ」
カイリューは少しの間悩みながらも、ホルスターをしっかりと受け取り、力強く空へと飛びたった。
「おいおい、ヒーローごっこはおしまいかよ〜
俺はもっとヒーローごっこして遊んでいるお前を
見たいんだけどな〜」
リーダー格で有ろう男がニヤニヤしながら、下卑た笑いをしながらそう言った
「寄ってたかって惨めだな、コイキングの方が賢いぞ」
そうやって煽っているとリーダー格の男は殴って黙らせる。
周りの仲間も当然のようにそれに加わる
殴る、蹴る、ある者はポケモンに噛み付かせるなどしていた。
当然された方はたまらず痛がりうめき声が出るが、
それを面白がり、さらにヒートアップしていく。
しばらくして男たちは興味を失ったのかそれとも反応しなくなったことに怖じ気ついたのか去って行った。
自分たちの頭上に携帯ロトムが居ることも知らずに…
少しして通報を受けた警察が男を発見する。
「君!?大丈夫!?」
男の身体は出血していない所を探す方が難しいぐらい怪我をしていた。
右目や頭部からは夥しく出血し、左腕は本来曲がらないはずの方向に曲がっており、両足の太ももに至っては何かの噛み跡が深く入っていた。
通報を受けた警察は急いで医療機関や仲間に連絡しながら応急処置をしていく。
少しして救急隊が駆けつけ治療を開始していく。
「止血急いで!」「患者の輸送準備を早く!!」
「私の声聞こえる!?」「呼吸が弱すぎる!」
応援を受けた警察も到着して目撃者がいないかや現場一帯を封鎖するなど辺りは騒がしくなっていく。
そして通報したロトムを落ち着かせながら、何が起こったのか警察が聞く。
聞かれたロトムは先ほどの様子録画した映像を観せるとあまりの凄惨な映像に現場一帯が凍りつく。
映像はすぐさまコピーされ証拠品として保存された。
男が搬送され意識不明の重体のことや警察が今回のことについて捜査を始めたなどの情報は学園中に瞬く間に広がり、ある者は恐怖し、ある者は悲しみ、ある者は怒り狂った。
そして事件から二日後…スター大作戦が実行された。
男が目を覚ましたのは事件が起きてから二週間後のことだった。
初めて小説書いてるから多少の拙さは許してください