HG ガンダムビルド⋯ビビッドアーミー・悠久の地大戦編・   作:星龜

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悠久の地大戦開幕宣言


 

11月に、ガンプラバトル世界選手権が開催される。

 

しかし、ビビッ島においては、世界選手権と同時期に行われる、とあるガンプラバトルのイベントがある。

 

それが

 

『悠久の地大戦』

 

である―。

 

 

『悠久の地』―。

 

そこは

現実であって、現実ではない

時の流れが止まっている

海であり、陸であり、空であり、宇宙である

ガンプラが、その性能を全開にできる

という謎の世界―

 

ようするに

異世界

なのだが…

 

なぜ、ビビッ島にそのような異世界が存在するのかは謎である…。

 

 

何処とも知れない暗闇の中―

 

「イース、参上。」

と、モスグリーンの軍服を着て、白い手袋をつけ、黒いブーツを履き、右手に鞭を持った、プラチナブロンドのロングヘアーの、イースと名乗る女性が姿を現した。

 

 

続いて…

 

「八乙女 撫子、推参☆」

と、赤と青に彩られた着物を着て、頭に狐の面を付け、腰の左に瓢箪をぶらさげ、右手に薙刀を持った、八乙女 撫子と名乗る女性が姿を現した。

 

その名前といい、容姿といい、どう見ても日本人にしか見えないが…

 

しかし、額から2本の黄金色の角がはえていることから、人間なのかどうか、疑わしい…。

 

 

次に姿を現したのは…

 

「ヴェリィ、ただいま到着☆」

と、アサルトライフルを持った、青い迷彩服を着た、藤色のロングヘアーのヴェリィと名乗る女性が姿を現した。

 

 

次に姿を現したのは…

 

「ドローネだよ☆」

と、ウサギの模様が付いた水色のパーカーを着て、水色のウサギのスリッパを履いた、銀髪ショートヘアーのドローネと名乗る少女が姿を現した。

 

 

次に姿を現したのは…

 

「みなさま、ごきげんよう☆

サワムラです☆」

と、礼儀正しい言動の、純白の軍服を着た、プラチナブロンドのロングヘアーの、サワムラと名乗る女性が姿を現した。

 

 

次に姿を現したのは…

 

「アリスだよ…。」

と、はだけた黒い軍服の下に、袖の無い白いワイシャツを着て、額に液晶ディスプレイを着けた、セミロングの金髪の、アリスと名乗る少女が姿を現した。

 

 

次に姿を現したのは…

 

「メイコ、来たよ☆」

と、白い頭髪に青い軍服を着た、頭に犬の耳がついた、メイコと名乗る女性が姿を現した。

 

 

最後に姿を現したのは…

 

「リリィだよ☆」

と、黒い学生服とも軍服ともつかないような服を着て、赤いネクタイを付け、頭に猫耳、お尻に猫の尻尾、両手に3本爪の付いた手甲を着けた、ベージュ色のショートヘアーの、リリィと名乗る少女が姿を現した。

 

 

悠久の地八戦神

そろったな…。」

と言うイース。

 

そう…

 

この闇の世界に集まった8人の女性達は

悠久の地八戦神

と呼ばれる

『悠久の地』に住む8人の女神

なのだ。

 

「今年も、この日が来たか…。」

と言う撫子。

 

「『悠久の城』攻略戦★」

と言うヴェリィ。

 

「そのために

下民達に力を与えている

のに、なかなか、その力を開花させられない者が多くて困るよ★」

と言うドローネ。

 

「しかも

その力を中途半端な形で顕現させる

者もいる始末…。」

と、あきれるように言うサワムラ。

 

「下民達は、力を顕現させた者のことを

ニュータイプ

と呼び、中途半端に顕現させた者のことを

カテゴリーF

と呼んでる…。」

と言うアリスの額のディスプレイに

[(-⁠_⁠-⁠;⁠)]

という絵文字が表示される。

 

アリスの額のディスプレイには

アリスの感情が絵文字で表示される

のだ。

 

「でも…

今年こそ、『悠久の城』を陥落させ(おとし)たいね…★」

と言うメイコ。

 

「正直

これ以上、マルグレーテのふざけたゲームには付き合いきれない

よ。」

と言うリリィ。

 

「その通りだ。

しかし

マルグレーテの決めたルールは絶対

だ。

この、ふざけたゲームを終わらせるためには、『悠久の城』を落とし、この8人の中の誰かが、『新たな悠久の城の城主』になる以外に方法が無い。」

と言うイース。

 

 

つまり、こういうことだ。

 

『悠久の地』にある『悠久の城』の城主の

マルグレーテ

という人物が

ガンプラバトルをもってして『悠久の城』を攻略してみせよ

というゲームを始めたのだ。

 

そんなの、簡単な事だとタカをくくっていたイース達だったが…

 

イース達は、ビビッ島の住民達の力も借りて、『悠久の城』攻略に挑んだが、失敗をくりかえし…

 

ついには、ビビッ島の住民達に

神の力

を与えてまで、『悠久の城』の攻略に乗り出したのだ。

 

それでも、『悠久の城』は落城することのないまま…

 

数十年もの年月だけが流れていった…。

 

 

『悠久の城』の城主の間では―。

 

 

「陸軍元帥JS」

「海軍元帥コーラ」

「空軍元帥ピロスケ」

「「「参上いたしました」」」

と、マルグレーテの前にひざまずく

緑の軍服を着た陸軍元帥JS

青い軍服を着た海軍元帥コーラ

赤い軍服を着た空軍元帥ピロスケ

の3人。

 

3人とも、『悠久の城』の城主マルグレーテの側近だ。

 

「よく来た

JS

コーラ

ピロスケ。」

と言う、白と黒の軍服を着て、毛皮のマントを羽織り、右手に軍刀を持った、蒼いロングヘアーに鋭い目つきをした女性が、『悠久の城』の城主マルグレーテだ。

 

彼女こそが、数十年前

ガンプラバトルをもってして『悠久の城』を攻略してみせよ

というゲームを始めた張本人だ。

 

「では、城主…

開幕宣言を…。」

と言うJS。

 

「うむ。」

と、玉座から立ち上がるマルグレーテ―。

 

 

ビビッ島―。

 

 

正午になった時…

 

突然…!!

 

テレビ、パソコン、スマートフォン等の、ありとあらゆる映像端末に、マルグレーテの顔が映し出された。

 

マルグレーテによる

『悠久の地大戦』の開幕宣言

である。

 

『聞け、下民ども。

私は『悠久の城』の城主マルグレーテである。

今年も『悠久の地大戦』を開催する。

11月11日の午後10時59分59秒まで

に、悠久の地八戦神どもの傘下に入り、私の城を落としてみせよ。』

 

 

大洋高校―。

 

 

放課後、【ブルーノア】のメンバー全員が部室に集合した。

 

「みんなも聞いてのとおりだ。

毎度おなじみの、マルグレーテ様の『悠久の地大戦』の開幕宣言だ。

いつものように、我々はヴェリィ様に仕え、『悠久の地大戦』に参加する。

11月11日の夜10時に、ここ(部室)に集合し、ヴェリィ様の世界に移動する。」

と言うチュージ―。

 

 

(ふぅ…)

と、息を吐くクレア。

 

ヤンから天山流拳法を学んだことで

強くなった

という自覚はある。

 

だが、『悠久の地』には『悠久の地の住人』と呼ばれる『ニュータイプ』が何人もいる。

 

だが、ガンダムアルフェルグに搭載されている

PXシステム

ならば、1分間だけだが、ある程度は『ニュータイプ』にも対抗できる。

 

ガンダムアルフェルグと…

 

ヤンから学んだ天山流拳法と…

 

長年、培ってきた自身の経験をもって…

 

クレアは『悠久の地大戦』に挑む―。

 

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