HG ガンダムビルド⋯ビビッドアーミー・悠久の地大戦編・ 作:星龜
「いくぞ、オラァッ!!」
と、
右から
◇
「う〜ん…
少し卑劣だったかな…?」
と、つぶやくヒロ。
《ヒロ先輩…
あのガンダムヘビーアームズ…まるで
私の存在に気がついていなかったみたい
でした…。〉
と言うスオミ。
「うん…。
相手のレーダーをハッキングして、スオミの
からね…。」
と言うヒロ。
《そうだったんですか…。
ありがとうございます…。〉
と、礼を述べるスオミ。
「しかし…やはりハッキングは卑劣だな…。
次の出撃までに、ハッキング機能は廃除しておこう。」
と言うヒロ。
《どうしてですか?〉
と訊いてくるスオミに
「勝つための手段を選ばないというのは、僕の性に合わなくてね…。」
と言うヒロ。
・
「ケンタ…お前…
今、どこにいるんだ?」
と訊くミッツに
〈【チェーロ・ブル】っていうチームに入ったんだ…。》
と答えるケンタ。
「お前…
そこが、どんなチームなのか知っているのか!?」
とミッツに言われて、沈黙するケンタ…。
□
ショウに失恋し、【ブルーノア】から脱退したケンタは、その後
【チェーロ・ブル】
という、イタリア語で『青い空』を意味するガンプラバトルチームに加入したが…
そこは
ビビッ島の南部でも有名なガンプラヤンキーのチーム
だったのである…。
ガンプラヤンキー
とは
勝つための手段を選ばない、卑劣なガンプラバトルチーム
だ。
ガンプラ以外のプラモデルや使用が認められていないガレージキットを使う。
金属製の武器を使う。
はては他人のガンプラバトルに乱入するなど、ガンプラバトルのルール違反なんて当たり前の悪党どもである…。
□
「お前も【チェーロ・ブル】がどんなチームか、知らねぇはずはねぇだろッ!?
悠久の地が終わったら、とっとと抜けるんだッ!!」
と、ケンタを説得するミッツ。
そこに、
◆
「大丈夫か、新入り!?」
と、ケンタを助けに来た、ドラゴンガンダムのファイター・サイ。
《あ…いや…その…〉
と、答えに窮するケンタ。
「何だ?
相手はジム・コマンドじゃないか?
お前のガンダムヴァーチェだと楽勝だろ?」
と言うサイ。
《え…あ…はい…》
と答えるケンタ。
「まぁ、いい。
ヤツはオレが殺る。
お前は援護しろ!!」
と、
◇
「ちくしょうッ★
何でドラゴンガンダムがマラサイのビームライフル持ってんだよッ★」
と、BR-87A ビームライフルを撃つ
「くらえッ☆」
と、
◆
「ジムごときで、オレのドラゴンガンダムに勝てると思っているのかァッ!!」
と、
「ほう…機動性だけは1人前か…
しかしッ!!」
と、サイはドラゴンガンダムの右肩を
そして―
「くらえッ☆
ショルダーガトリングゥッ☆」
なんと
サイのドラゴンガンダムの肩のフェイロンフラッグの柄のパーツはガトリングガンになっていた
のだ…!!
◇
「何だ、そりゃあ…ッ!?」
と、ドラゴンガンダムの肩のフェイロンフラッグの柄のパーツがガトリングガンになっているのを見て驚愕するミッツ。
「ぬおぉ…ッ!!」
と、
当然、シールド耐久値がゼロになれば、シールド防御はできなくなる。
「くそッ★」
と、
「ちくしょう…
もう63パーセントにまで低下していやがる…。
でも…まだ使えるな…★」
と、シールド耐久値を確認したミッツ―。
◆
《おい、新入りッ!!
何ボサーっとしてんだッ!?
援護しろよッ!!〉
と、サイに怒鳴られるケンタ。
「そ…そう言われても…」
と、
今は違うチームでも、かつての仲間を撃つことができないでいた…。
「ちくしょうッ!!
役に立たねぇ新入りだぜッ!!」
と、
だが…
「何ッ!?
時間切れだと…ッ!!」
コクピットルーム内に、制限時間5分前を報せるアラームが鳴る。
「あばよッ★
また会おうぜ…ッ★」
と、撤退していく
「ミッツ…じゃあ…」
と、
◇
(まったく…
しょうがねぇヤツだ…★)
と、去りゆく
《生きているか、ミッツ?
撤収だ。〉
と、カツからの通信が入った。
「あ…はい。
了解です!!」
と、ミッツは帰還していった―。
◇
◇
◇
控室に戻ってきた【ブルーノア】のメンバー達―。
「全員無事かぁ?」
と訊くチュージに
「「はいっ!!」」
と答える部員達。
「すまねぇな、みんな…。
オレ達は【サメ軍】に足止めされちまって、作戦が失敗してしまったんだ…。」
と言うチュージ。
「【サメ軍】が…?」
と驚くヒロ。
「悠久の地の住人を従えてな。
もっとも、シンとケイのおかげで助かったがな☆」
と言うチュージ。
「こっちはこっちで、ケンタの野郎が【チェーロ・ブル】の手下になってたよ。」
と言うミッツ。
「なんだと…?
【チェーロ・ブル】って、ガンプラヤンキーのチームじゃないか★」
と、顔をしかめるチュージ。
「いいニュースもありますよ☆
スオミは本当に頼りになります☆
正直、このまま残ってもらいたいくらいですよ☆」
と言うヒロ。
「そ…そんなこと…。」
と、顔を赤らめて、うつむくスオミ。
「ほぅ…☆
ヒロがそこまで言うなんて珍しいな☆」
と、目を細めるチュージ。
「あの…先生…。
クレアから聞いたんですけど…
ここで4日間も生活するのですか?」
と訊くケイに
「決勝まで進んだらな。」
と答えるチュージ。
「シン!!
あなた、そんな大事な事、私に一言も言ってないじゃない!!
おかげで、私は生活用品を何も持ってきてないのよ!!」
とシンを叱責するケイ。
「あ…★」
と、呆然となるシン…。
「女性用の生活用品か…。
ヴェリィ様に頼めば、もらえるんじゃないか?」
と言うチュージ。
「本当ですか?」
と訊くケイに
「たぶんな★」
と、曖昧な返事をするチュージ。
「ま、とりあえず、訊くだけ訊いてみよう。
来い。」
と言うチュージ。
「どこに行くんですか?」
と訊くケイに
「ヴェリィ様の部屋
だよ★」
と言うチュージ―。