HG ガンダムビルド⋯ビビッドアーミー・悠久の地大戦編・ 作:星龜
ヒルダの
ということは、どうやら、ヒルダは
「
と言うセレストに
〈勝てますよ☆》
と言うヒルダ。
「おもしろいことを言うな…★」
と、
〈戦う前に、言っておきたいことがあります。》
と言うヒルダ。
「何だ?」
と訊くセレストに
〈10秒後、貴女は敗れています。》
と言うヒルダ。
「つまらない冗談は、それくらいにしておけ…ッ★」
と、キレるセレスト。
〈残念ながら、真実です。
ただ…
本当は、こんな勝ち方はしたくない
のですが…。》
と言うヒルダ。
「ふざけるなぁッ!!」
と
◇
「仕方がありませんね…。
本当は、やりたくないのですが…
一番、手っ取り早い方法
ですからね…。」
と、ため息をつくヒルダ。
そして…
「左腕を斬り落としなさい。」
と言うヒルダ。
すると…!?
なんと!!
のだ…!!
◆
「ななななな…
なんだとぉおぉ…ッ!?」
と絶叫するセレスト。
続いて
〈両足を斬り落としなさい。》
というヒルダの声が、通信機から聞こえた。
すると、今度は
バックパックのサブアームに装備されているビームサーベルで、自分の両足を斬り落とした
のだ…!!
そのまま、仰向けに倒れる
「な…何が…
何がどうなっているんだぁあぁ…ッ!?」
と、何が起きているのか理解できず、恐怖にかられて絶叫するセレスト。
最後に
〈コクピットを刺しなさい。》
というヒルダの声が、通信機から聞こえた。
すると、バックパックのサブアームが、コクピットめがけて、サブアームの先端に装備されているビームサーベルを振り下ろす。
正面モニターに映る、ピンク色のビームサーベルが迫ってくるのを見て
「や…やめろぉおぉ…ッ!!」
というセレストの絶叫とともに…
◇
「これだから嫌なんですよ…。
後味悪い
から…。」
と、ため息をついた…。
◆
「な…
なな…
なななな…ッ!?」
と
だけでなく
が撃墜されたのを見て、怖気づくフーカ…。
とくに、
《どうやら、ここまでのようだな…。〉
という、レベッカからの通信が入った。
「たしかに…
今回ばかりは、負けを認めるしかなさそうね…。」
と、素直に負けを認めるフーカ。
撃墜と、『ニュータイプ』が全滅したのに対し、
「悔しいけど、今夜はこれで勘弁してあげるわ★」
と、撤退していくフーカ達…。
しかし…!?
◇
「もうしわけありませんが、すんなりと逃がしてあげるほど、私は優しくないんです。」
と、ヒルダはロックオンカーソルを
そして
「スラスター機能停止。」
と言った。
すると…
◆
「なな…何だ…ッ!?」
と
突然、ザク・ハッカーのスラスターが停止した
ため、焦るマディ。
〈そのまま、その場を動かないでください。》
というヒルダの声が通信機から響いた。
「さっきから何言って…
…って…
あ…あれ…ッ!?
おいッ!!
どうしたッ!!
動けッ!!」
とマディは操縦桿を動かすが、ザク・ハッカーは動かない…。
「はっ!?」
と、正面モニターを見ると、リアカメラが捉えた、
「や…やめろぉッ!!
テメェッ!!
動けない者を撃つつもりかぁッ!!」
と叫ぶマディ。
マディは操縦桿を動かし続けるが、ザク・ハッカーは、まったく動かない…。
〈そうですよ☆
世の中、私みたいに、動けない者を撃つ者もいる
んですよ☆」
と、MA-M20【ルプス】ビームライフルを撃つ
「ぅうぎゃあぁあぁ…ッ!!」
マディがヒルダに撃墜されたのを見たフーカ達は、一目散に逃げ出すのだった…。
◇
「助かったよ…。
けど、おめぇ、何者だ?」
と訊くチュージ。
《大洋高校1年4組のヒルダといいます。
以後、見知りおきを…。》
と言うヒルダ。
チュージも一応、1年4組の教室にヒルダという生徒がいることは憶えている。
しかし、ガンプラバトルをしているとは思わなかった。
「
と言うチュージ。
《私は『カテゴリーF』です。
私の
対戦相手をコントロールする
んです。〉
と言うヒルダ。
「そ…そんなことができるのか…!?」
と、驚くチュージ。
《だから、『ニュータイプ』に勝てたんです。〉
と言うヒルダ。
対戦相手をコントロールする
なんて
反則としか言えない能力
だろう。
ヒルダが普段ガンプラバトルをしないのは、その能力のためだろう。
しかし、ガンプラバトルのルールに準拠しつつも、実質ルール無用な悠久の地大戦では、気兼ねなく能力を使える。
幸い、ヒルダはソロのようなので、仲間に誘おうとするチュージ。
しかし…
《お気遣いなく…。
先生と私が敵でなかったことが、おたがいにとって幸運だったと思います。
同じヴェリィの陣営に所属しているわけですし、今後、今回のように助け合う時もあるでしょう。
それでは…。〉
と、チュージの誘いを断り、エリダ[ヒルダ]ヌスは飛び去っていった…。
《何じょ、あいつは?〉
と、愚痴るクレア。
「さあな…。
強すぎる能力を持ったが故に孤独
になっちまったんだろうな…。」
と言うチュージ。
そして、時計を見た。
出撃してから、25分経過していた。
悠久の地でも、ガンプラが活動できるのは30分だ。
「タイムアップだな…。
帰還するぞ!!」
と言うチュージ―。
結果的に、チュージ達侵攻部隊は、リリィ陣営に所属した【サメ軍】によって進行を阻まれてしまったものの、ヒルダの協力もあり、【サメ軍】を敗走させる戦術的勝利を獲た。
戦略的敗北とはなったが
味方が誰一人として撃墜されなかった
のが、一番の幸運だった―。