HG ガンダムビルド⋯ビビッドアーミー・悠久の地大戦編・ 作:星龜
さて、チュージ率いる【ブルーノア】進攻部隊が【サメ軍】と戦っている間、カツ率いる【ブルーノア】防衛部隊は、どうなっていたのか―?
じつは
進攻部隊と変わらないほどの激闘を繰り広げていた
のだった―。
8機の連邦軍カラーのハイザックで構成されたチームが、リリィ陣営のハイモックと交戦していたが、数で圧倒的に劣るハイザックのチームは1機、また1機と撃墜されていった…。
さらに、上空からメビウス・ゼロの編隊が襲いかかってきた。
地上と空からの立体十字砲火にさらされたハイザックのチームは、ひとたまりもなく、全機撃墜されしまった…。
カツ率いる【ブルーノア】防衛部隊にも、メビウス・ゼロの大編隊が襲いかかった。
「何なんだよ、こいつらッ!?」
と、
「コイツらは、メグロのガンプラバトルチーム【グリマルディ】で間違いないケンッ!!」
と、
「聞いたことあるよ!!
たしか、メグロを拠点とする、メビウス・ゼロで構成されたガンプラバトルチームだったね!!」
と、バックパックのダブルガトリングガンを撃つヒロの新しい
グレイテストサーペントイージスは、グレイテストサーペントの両肩にレドームを付けて、索敵や通信能力を強化した
「敵は空だけじゃないケン★」
と、地上のハイモックに向けて、右手に持つビームガンを撃つ
ショウの彼氏のザマの
機動性は向上しているものの、武装関係にはまったく手をつけていないため、戦闘力が低いのが弱点だ…。
「おいッ!!
よせッ!!
やめろってッ!!」
と、
ザクⅢのファイターは、地上で迎撃するよりも、空中で迎撃した方が有利だと考えたのだろう。
しかし…
メビウス・ゼロに向けてビームライフルを撃つザクⅢだったが、ザクⅢの攻撃はメビウス・ゼロにかわされてしまい…
逆に、メビウス・ゼロが射出したガンバレルによるオールレンジ攻撃をくらってしまい、最後はメビウス・ゼロ本体のリニアガンで撃たれ、ザクⅢは撃墜されてしまった…。
「だから言ったろ…ッ!!
と嘆くミッツ…。
紫色に塗られたメビウス・ゼロが、ガンバレルを射出した。
射出されたガンバレルは、地上にいる、マゼラトップ砲を持ったガルマ専用ザクⅡを撃つ。
ガルマ専用ザクⅡはガンバレルに四方から撃たれ、メビウス・ゼロ本体のリニアガンにとどめをさされた。
その光景を見て、驚愕するショウ。
すると…
(!?)
紫色のメビウス・ゼロは、
だが!!
「
と、
「ハァッ!!」
と、右手に持つアンターレスライフルと、左手の掌のビームバルカンを撃ち、ガンバレルを2基破壊する。
そして、もう一度、アンターレスライフルとビームバルカンを撃ち、残りのガンバレルも破壊した。
そして、紫色のメビウス・ゼロの、やや上に位置取る。
メビウス・ゼロ本体のリニアガンは、機体下部に装備されているため、砲身を左右に向けることはできても、上下に動かすことはできない。
しかも、メビウス・ゼロ本体の上面には、武器は何も装備されていない。
だから、メビウス・ゼロ本体よりも高い位置に来れば、メビウス・ゼロは何もできなくなる
のだ。
「もらったァッ☆」
と、左手の掌のビームバルカンの銃口から発振させたビームサーベルで、紫色のメビウス・ゼロの本体を真っ二つに斬った。
紫色のメビウス・ゼロは爆発したものの、本体前半分の大気圏突入ポッドが分離して逃亡していった。
実際には、この
大気圏突入ポッドも破壊しないと、メビウス・ゼロは撃墜とは見做されない
のだが、無抵抗の者を追いかけまわすほど、ショウも執念深くなかった―。
メビウス・ゼロの背後にピッタリとつく
メビウス・ゼロは背後に張り付いている
案の定、ガンバレルからの攻撃は、
「さらばだッ☆」
と、ダブルビームライフルを発射する
しかし…
防衛部隊の必死の奮戦にもかかわらず、発電所は1基、また1基と破壊されていく…。
右手の方に、爆炎があがった。
発電所が破壊されたのだ。
《ちくしょうッ★
またやられたッ★〉
と叫ぶミッツ。
「これで27基目か…。
これ以上、破壊されるのは、まずいな…。」
と、顔をしかめるヒロ。
その時、
「敵は空だけじゃなくて、地上にもいたんだったな★」
と、苦笑するヒロ。
だが…
敵機のデータを見たヒロは驚愕した。
【機体名】
ブーステッドガンダムヴァーチェ
【戦場適応】
宇宙戦 ◎
空中戦 ◎
地上戦 ◎
水中戦 ◯
【得意戦術】
射撃戦 ◎
接近戦 ◯
【ベースキット】
1/144 HG ガンダムヴァーチェ
【種別】
汎用型太陽炉搭載モビルスーツ
【属性】
空
【アビリティ】
TRANS-AM
【ファイター】
ケンタ
【所属陣営】
リリィ
【所属チーム】
チェーロ・ブル
「ケ…ケンタ…?
ケンタなのか…!?」
と訊くヒロ。
〈えっ?
ヒ…ヒロ先輩…!?》
と、通信機から聞こえる声は、まさしく、ケンタの声だった―。
◆
(ど…どうしよう…。
ここに【ブルーノア】のみんながいるなんて…。)
と苦悩するケンタ。
《何をしている、新入りッ!!
目の前に敵がいるんだぞッ!!〉
という通信が入った。
「えっ!?
そ…その…」
と、答えに困窮するケンタ。
《なんだよ?
サーペントじゃねぇか。
アレだったら、おめぇでも勝てるだろ?〉
と言ってくるガンダムヘビーアームズの改造機のファイター。
「む…無理だよ…。
先輩に譲るよ…。」
と言うケンタ。
《あぁ?
何言ってんだ、てめぇ?
まぁいい。
ヤツの相手はオレにまかせろ。
おめぇは発電所を破壊しろッ!!》
と言うガンダムヘビーアームズの改造機のファイター。
「わ…わかった…。」
と、去っていく