HG ガンダムビルド⋯ビビッドアーミー・悠久の地大戦編・ 作:星龜
紫色に塗られたメビウス・ゼロが、ガンバレルを射出した。
射出されたガンバレルは、地上にいる、マゼラトップ砲を持ったガルマ専用ザクⅡを撃つ。
ガルマ専用ザクⅡはガンバレルに四方から撃たれ、メビウス・ゼロ本体のリニアガンにとどめをさされた。
その光景を見て、驚愕するヒロ。
どうやら、紫色のメビウス・ゼロのファイターは、地上にいる敵にもオールレンジ攻撃をしかけられるほどの技量を持つ者のようだ。
すると…
(!?)
紫色のメビウス・ゼロは、
だが!!
「させないよ☆」
と、ヒロはコンソールのキーボードを操作する。
すると…
射出されたガンバレルがメビウス・ゼロの本体を攻撃
したのだ―!!
自分が射出したガンバレルからの攻撃をうけ、爆散する紫色のメビウス・ゼロ―。
《ヒロ先輩…あれ…どうなってんスか?〉
と、紫色のメビウス・ゼロが自ら射出したガンバレルからの攻撃をうけ、爆散した光景を見たミッツが訊く。
「ガンバレルのシステムをハッキングして、本体を攻撃するよう、偽情報を送信した
んだ☆」
と言うヒロ。
「えげつないっスねぇ…★」
と畏怖するミッツ…。
「オールレンジ攻撃をしかけてくる敵に、最も有効な手段さ☆」
と言うヒロ。
そして
「それよりも…
と、正面モニターのサブモニターにスオミの様子を表示してみた。
「これは…☆」
と、スオミの戦いぶりに目を輝かせるヒロ―。
・
スオミの
バックパックのオーバーハングキャノンは3ミリ軸接続にしているため、基本的に3ミリ軸や3ミリ穴の開いた武器ならば何でも装備できる、無限の拡張性を秘めた
もっとも、ガンイージ自体が普通のガンプラよりも一回り小さい*1ため
大き過ぎる
長過ぎる
重過ぎる
武器は装備できないという制限はある*2―。
空に飛び上がった
メビウス・ゼロ本体のリニアガンは、機体下部に装備されているため、砲身を左右に向けることはできても、上下に動かすことはできない。
しかも、メビウス・ゼロ本体の上面には、武器は何も装備されていない。
だから、メビウス・ゼロ本体よりも高い位置に来れば、メビウス・ゼロは何もできなくなる
のだ。
「そこ!!」
と、バックパックに装備されているオーバーハングキャノンを撃つ
オーバーハングキャノンで撃たれたメビウス・ゼロは爆発したものの、本体前半分の大気圏突入ポッドが分離して逃亡していった。
実際には、この
大気圏突入ポッドも破壊しないと、メビウス・ゼロは撃墜とは見做されない
のだが、逃走する者を追いかけまわすほど、スオミも執念深くなかった―。
メビウス・ゼロの背後にピッタリとつく
メビウス・ゼロは背後に張り付いている
案の定、ガンバレルからの攻撃は、
「さらばだッ☆」
と、ダブルビームライフルを発射する
しかし…
防衛部隊の必死の奮戦にもかかわらず、発電所は1基、また1基と破壊されていく…。
右手の方に、爆炎があがった。
発電所が破壊されたのだ。
《ちくしょうッ★
またやられたッ★〉
と叫ぶミッツ。
「これで27基目か…。
これ以上、破壊されるのは、まずいな…。」
と、顔をしかめるヒロ。
その時、
「敵は空だけじゃなくて、地上にもいたんだったな★」
と、苦笑するヒロ。
だが…
敵機のデータを見たヒロは驚愕した。
【機体名】
ブーステッドガンダムヴァーチェ
【ファイター】
ケンタ
【ベースキット】
1/144 HG ガンダムヴァーチェ
【種別】
汎用型太陽炉搭載モビルスーツ
【属性】
空
【アビリティ】
TRANS-AM
【戦場適応】
宇宙戦 ◎
空中戦 ◎
地上戦 ◎
水中戦 ◯
【得意戦術】
射撃戦 ◎
接近戦 ◯
「ケ…ケンタ…?
ケンタなのか…!?」
と訊くヒロ。
〈えっ?
ヒ…ヒロ先輩…!?》
と、通信機から聞こえる声は、まさしく、ケンタの声だった―。
◆
(ど…どうしよう…。
ここに【ブルーノア】のみんながいるなんて…。)
と苦悩するケンタ。
《何をしている、新入りッ!!
目の前に敵がいるんだぞッ!!〉
という通信が入った。
「えっ!?
そ…その…」
と、答えに困窮するケンタ。
《できねぇなら引っ込んでろ、新入りッ!!〉
と言ってくるガンダムヘビーアームズの改造機のファイター。
「う…うん…。
お願いします、先輩…。」
と言うケンタ。
《わかった…
ヤツの相手はオレにまかせろッ!!
おめぇは発電所を破壊しろッ!!》
と言うガンダムヘビーアームズの改造機のファイター。
「は…はい…。」
と、
◇
ヒロのコクピットルームの正面モニターに、ガンダムヘビーアームズの改造機のデータが表示される―。
【機体名】
ガンダムヘビーアームズ・グラディエーター
【ファイター】
バートン
【ベースキット】
1/144 ガンダムヘビーアームズ
【種別】
汎用型モビルスーツ
【属性】
陸
【戦場適応】
宇宙戦 ◎
空中戦 ✕
地上戦 ◎
水中戦 △
【得意戦術】
射撃戦 △
接近戦 ◯
〈てめぇの相手は、このオレだッ!!》
と、右手に持つガンダムエクシアのGNロングソードをかまえる
バートンの
右手にガンダムエクシアのGNロングソードを持ち、左腕に装備しているビームガトリングガンはドリルになっていた。
見たところ、ガンダムヘビーアームズ・グラディエーターに太陽炉のパーツは無いため、右手に持つGNロングソードにGNフィールドを展開できないので、GNロングソードといっても普通の剣にすぎない。
だが、左腕に装備されている、ビームガトリングガンを改造したドリルは脅威だ。
しかも、ベースキットであるガンダムヘビーアームズの武器である
胸部ガトリング砲
両肩両足のマイクロミサイル
も残っている。
それらの武器で牽制しつつ、敵の懐に飛び込んで、右手に持つGNロングソードで斬りつけたり、左腕のドリルで攻撃するのだろう。
なるほど、射撃主体の
一方、ヒロの
しかし…
ヒロは自信に満ちた笑みを浮かべていた―。