初投稿です。
拙い文章がダラダラと続きますが、最後まで見てくださると幸いです。
クソ鍵さんことクレッフィ
「全世界のポケモントレーナーの諸君、ボンジュール。というわけで初めましての方は初めまして、今年からキルクスタウンのジムリーダーを勤めさせていただきます、鋼タイプ大好き人間のアザミと申します。どうぞ宜しく」
・初めましてー
・おっすおっす
・This is 誰
・ガラルの新ジムリーダー
・メジャー初昇格の新人さんだぞ
・え今季マクワ負けたん?
・マクワ強かったの今季の最初だけやで、最後は
この人が電気ジムに競り勝って昇格したんだよ
「そうっすね、電気ジムのアマナさんも岩ジムのマクワさんも強敵でした。まあ最後に勝ったのは俺なんですけど」
・強気やんな
・まあ鋼使いって陽気で自信家って印象あるし
・発言に実力が伴ってるのがすごいのよな
・今季ネズさんにストレート勝ちしたの主だけだし
「今回配信を始めたのには理由がありまして、メジャージムリーダーになった今をキッカケに、鋼タイプの強さを世界に広めて行きたいなー、と思ったんですよね。というわけで一週間に一回、鋼タイプを含むポケモンを紹介していきたいなー、と思ってます」
・鋼タイプか……なんだかんだめっちゃ強いしな
・ナンジャモが好きなのでコイル持ってます
・相棒モグリューのワイ、鋼使いの才能ありますか
・多分ないな
「というわけで記念すべき第一回です、今回紹介するポケモンはこちらです」
言うが早いか、アザミはモンスターボールを宙に放る。青い光が辺りを包み、現れたのは小さな鍵のようなポケモン。ふよふよと宙を舞い、シャラシャラと心地よい音を鳴らしはじめた。
「フィ〜」
「鍵束ポケモンのクレッフィです」
・あらかわいい
・結構ちっちゃいね
・ジバコイルじゃないんだ……
・知らないポケモンだ
・いきなりコイツですか
・知ってる様子の人がinしたお
・クソ鍵やん
・メタグロスが良かった
「はいそこクソ鍵とか言わない。鍵束ポケモンのクレッフィは鋼とフェアリーの複合タイプを持っています。弱点タイプは炎と地面の二つのみ、毒とドラゴンの技は完全に無効化します。高さは0.2m、重さは3.0kgととても小さなポケモンです。軽いポケモンの強みとしては、体重によって威力が変動する草結びやけたぐりなどの技の威力を最低クラスまで抑えることができます。ちなみに街中で鍵穴にブッ刺さってるところを見かけた際にはそっとしておいてあげてください。食事として金属イオンを吸ってる最中なんで」
・つっよ
・タイプが強い
・コイツの強みはこんなところじゃないんだよ……
・マジで何を隠してるん?
・鍵穴に刺さってる鍵束ポケモンwww
「さて、そろそろクレッフィの本当の強さを説明しましょうか。クレッフィの一番な武器は、バリエーション豊富な変化技と超強力な特性、悪戯心です。他には攻撃の際に相手の道具を奪うマジシャンって特性もあるんですが、クレッフィが真価を発揮する特性は悪戯心ですね、俺のクレッフィも悪戯心です」
・変化技?剣の舞とか守るとか?
・リフレクターとかもそうだよな
・マンダは初手竜舞よ
・聞いたことあんなwww誰だっけ
・モコウとかいう実況者じゃね?
「悪戯心について説明する前に、みなさんは変化技、上手に使えていますか?」
・なんかむずいんよな
・剣舞とかで攻撃力上げるより二回殴る方が得な気が
・上手く使えたらカッコいいんだけどなぁ……
「なるほど、よく分かります。変化技で能力上昇を図っている間に、相手にサンドバッグにされて負けてしまう……一度は経験したことがあると思います。悪戯心はそんな変化技を出すスピードが上がる特性です。電光石火やバレットパンチのような所謂先制技と呼ばれる技と同程度の素早さで放つことができます」
・……?
・えぶっ壊れてない?
・そうだよぶっ壊れてるんだよ……!!
・まだイマイチ強さが分からん
「では覚える技の具体例を挙げていきましょうか。クレッフィの攻撃力は並以下なので、物理技の採用を考えるなら、相手の攻撃力を利用するイカサマや特攻を下げる這い寄る一撃程度で大丈夫です。特殊技はラスターカノン、てっていこうせん、ドレインキッス、マジカルシャイン、サイコショック、アシストパワー、サイコキネシス、破壊光線など。まあ簡単に言えばかなり技範囲狭いです」
・アタッカーとしては向いてないと
・まあサポート適正高そうだし?
・アタッカーで使うやつはアホだと思う
「そしてここからが本番、いよいよ変化技の紹介です。まず交代を封じるフェアリーロック、ドラゴンタイプに優位を取れるミストフィールドを展開するミストフィールド、相手の特防をがくっと下げる金属音、防御をぐーんと上げる鉄壁、自分が覚えている技を相手が使用できなくなる封印、道具の効果が無くなるマジックルーム、素早さ関係を逆転させるトリックルーム、ダメージを抑えるリフレクターと光の壁、体力を全回復する眠る、特殊方面を強化する瞑想、相手の能力変化をコピーする自己暗示、使用して無くなった道具をもう一度使えるようにするリサイクル、一度だけ攻撃を耐える堪える、相手を麻痺状態にする電磁波、少しの間宙に浮く電磁浮遊、天候を変える日本晴れ、雨乞い、そして砂嵐。後続に圧をかける撒菱、自分と相手の道具を入れ替えるすり替えも覚えます、まあこれもクレベースの一角に過ぎないんですけど」
「フィッフィ〜」
・多くね?
・これがバレパン並みの速度で飛んでくんの?
・怖っ
・お、覚えられないぞ……!?
「基本戦術としては、電磁波で相手の機動力を削ぎ、痺れに苦しむ相手を尻目にリフレクターや光の壁で耐性を強化、撒菱で後続に圧をかけたり、といったところです。物理アタッカーに対しては鉄壁で攻撃を受けることが可能ですし、特殊攻撃に定評のある相手には瞑想で受け止められます。いざとなったら眠るで回復できますし、後続に壁を残したいならてっていこうせんで自主退場もOK。短期決戦を図って意気揚々と地面タイプを出してきた相手に対しては電磁浮遊で対応できます」
・怖い、すごく怖い
・それがポンポン出てくる主も怖い
・どっから出てくんだよこの知識
・電磁浮遊があるってことは実質弱点は炎だけ?
「確実に弱点ダメージを与えられるのは炎だけになりますね、なので炎タイプの高火力技をタイプ一致で放てるヒヒダルマやシャンデラが分かりやすい対策になります、あとは悪戯心という特性自体が悪タイプにめっぽう弱いので、ヘルガーやガオガエン、ワルビアルなども面白いかもしれません」
・やっぱ短期決戦が早いってことか……
・なんで悪タイプに弱いん?
・悪戯心から出てくる変化技は悪タイプに効かんから
・そーゆーことか理解理解
・普通に採用したいかも
・生息地ってどこですか
・敵に回したら厄介この上ないけど、味方ならすごい
心強いってことなのか、今度探してみよっかな
・やめろ、クソ鍵を環境に増やす気か
「生息地は自分で探してください、それからクレッフィが得意とする戦法は確かにすごい面倒臭いです」
「フィイッ!?」
・めっちゃ驚いてるwww
・そりゃ主人に面倒臭いって言われたらショックだろ
・トレーナーがそれ言っちゃって良いん?w
「ただ戦術ってのは元来面倒臭いものです。エルフーン見てみろ、宿木の種でチマチマ削りながら回復して自分は身代わりと守るでダメージをほぼゼロに抑え込むんだぞ、でもそれがポケモンの面白いところです。そのポケモンの得意を否定する権利は我々人間にありませんし」
・それはひどいわ
・エルフーン怖い
・……確かにそっか
・良いこと言うなぁ主
「と言うわけで今回はここまで。チャンネル登録と高評価、是非是非お願いします。それではまた来週お会いしましょう、オ・ルボワール」
・さよならー
・また来週楽しみにしてます
・登録しました
配信を切り、今回協力してくれたクレッフィにマゴの実を渡してやる。それを受け取ったクレッフィは嬉しそうにクルリと回った。
「ジムチャレンジでお前にも戦ってもらうかもしれない、その時はよろしくな」
「フィッフィ〜!!」
任せて、とでも言いたげに身体を朗らかに揺らすクレッフィ。過去に彼女は悪戯にとある街の子供の鍵を盗んでいたため、大人に攻撃され、動けなくなっていたところをアザミに保護された個体だった。今ではジムの鍵や自宅の鍵などを管理する鍵当番を任されている。
「フィ……」
あの時命を救ってくれた彼に相応しいポケモンになりたい、そう思ったからもう悪戯に人のものを奪うのはやめた。こうして幸せに過ごすことができているのだから、それ以上はもう何もいらない。
優しい笑みを浮かべた彼女は、アザミの腰元のボールの中へと戻っていった。
・アザミ
ガラル地方キルクスタウンの新しいジムリーダー。
専門タイプは鋼。
前世は鋼統一でレート2000を達成した実力者。
岩タイプ使いのマクワ、電気タイプ使いのアマナを
退け、初のメジャー昇格を決めたルーキーである。