エロ同人RPG系勇者ちゃんVSヒロピン好きの俺VSダークライ   作:らっきー(16代目)

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えっちなモンスターが若干ネタ切れ気味


山賊の主武装は大体斧か棍棒

「全く……酷い目に合った」

 

「それ言っていいの私の方じゃないですか?」

 

 アルラウネのせいでまだちょっとヌメヌメしてる勇者ちゃん、関節技をかけられた俺、身体的な被害だけを見たらギリギリ俺の方が酷い目じゃないだろうか? 

 

「うっ……って騙されないですよ。早く助けてくれてたら良かったんですからね」

 

「それを言い出したら勇者ちゃんが捕まらなきゃ良かったんじゃないか?」

 

「ぐぅ……!」

 

 ぐうの音が出るぐらいに言い負かされてる。君のが正論なんだから言いくるめられちゃだめだよ。

 

「あ」

 

「え」

 

「な、なんだお前ら!」

 

 そうか。勇者ちゃんブチ切れて魔法乱射してたもんな。近くに拠点あるなら様子を見にも来るか。……運が良かったのかもしれん。意図せず釣りだせたわけだし。でも一人で来るのはどうかと思う。見回りを押し付けられたのか? 

 

「へっへっへ兄ちゃん、運が悪かったな。俺らみたいなのに出会っちまうとはよぉ」

 

「え、私まで一括りにしてます?」

 

「なにふざけたこ──あべしっ!?」

 

 ワンパンで余裕でした。というか武器やら魔法やらを使うと殺しかねない。個人的には山賊なんて何人殺そうと心は痛まないのだが、今回は拠点を聞き出さないといけないしな。

 

「よし山賊の兄ちゃん、命が惜しかったら根城の場所を話してもらおうか。ついでに金目の物……いや身包み全部置いてきな。運が良けりゃ近くの村まで辿り着けるだろ」

 

「山賊に山賊してる……というかなんか手慣れてません?」

 

「こんなたどたどしいのに……?」

 

「なんでそんな愕然とした顔出来るんですか毎度毎度」

 

 議論なんてそんな野蛮な……ここは穏便に暴力で解決しましょう……そんな信条の俺でも流石に山賊稼業をしたことはない。冒険者で十分に稼げてたからね。そう考えると冒険者ギルドって職業安定所なんだな。

 

 泣きながら話してくれた根城は予想からそう外れた物でもなく洞窟で、少なくとも砦を落とすなんてことにならなそうで一安心。ただ思っていたより山賊の人数が多そう。具体的な数? 四則演算が出来たら働き口が得られるような世界で下っ端山賊にそんなこと期待しちゃいけない。

 

「ほんとに身包み剝ぎましたね……凄い顔してましたよあの山賊」

 

「まあ自業自得だろ。生きて帰れたら反省してもらいたいもんだ」

 

「生きて帰れるんですかね……?」

 

「日頃の行い次第じゃないか?」

 

 まあ魔物も居るし多分無理……と言いたいところだが、もしかしたら土地勘でなんとかするかもしれない。村まで辿り着いたところで恨みを晴らされるだけだろうが。

 

「身包み剥いだはいいけどな……ロクなもん無かったな。勇者ちゃんこのばっちぃ鎧とか要る?」

 

「むしろ欲しがったらどうする気なんです?」

 

「ドン引きする」

 

「捨てましょうよそんなもの」

 

 それもそうだなと魔法で燃やすことにした。青銅やら鉄やらならともかく、毛皮の鎧なんて灰になるのも然程の時間は必要としない。

 

「それで場所は分かったわけですけど、どうします? 正面から攻め込むのは流石に遠慮……なんですその顔」

 

「勇者ちゃんが猪突撃以外を考えるなんて……! って顔」

 

「そぉいっ!」

 

「チョキは不味い!」

 

 流石に体の内側は鍛えられない。眼球潰しはちょっとシャレになんないって。

 

「で、どうします? 夜襲でもかけます?」

 

「夜の洞窟とかこっちの視界もゼロだしなぁ……攫われた人が居なきゃ洞窟のそこら中に火つけて回るんだけど」

 

「凄いこと考えますね……」

 

「害虫退治なんてそんなもんだろ?」

 

 閉所での煙は恐ろしい……が、恐ろしすぎて攫われた人達も全員死んじゃうからアウト。正義の味方ってめんどくさいね。もう助けに来たら手遅れだったってことでよくない? 勇者ちゃんが泣くからよくないね。

 

「……よし、決めた。勇者ちゃん、ちょっと協力してくれ」

 

「それは勿論構いませんけど、どうするんです?」

 

 取り出したるは何の変哲も無い縄。正直魔法がある世界だとこういうものの使い道はあんまり無い。魔法が使えない人からしたら別だから廃れるなんてことは当然無いのだけど。

 

「よし、ひとまずブーツとガントレット外してくれ」

 

「? 分かりました」

 

 おめでとう! ハイレグアーマーはただの覚悟の決まったえっちな衣装へと進化した! 

 

 そのまま取り出したロープで勇者ちゃんの手足を縛っていく。あんまりキツくすると痕が残るから気を付けないと。

 

「あの……なんか凄い嫌な予感がするんですけど……何する気です?」

 

「まあまあまあまあ」

 

「あとなんでそんな手際いいんですか……?」

 

「まあまあまあまあ」

 

「せ、せめて目的を教えてくださいよぉ」

 

「道中でな」

 

 まあ別に今説明してもいいんだけど、単純に困惑している顔を長く眺めていたいだけの趣味だ。困り顔が似合うのが悪いね。だから俺は悪くない。

 

 

 

「ちわー、三河屋でーす」

 

「あ? なんだお前」

 

 身包み剥いだ山賊から聞き出した場所に向かえば、分かりやすく洞窟があった。ついでに見張りっぽい山賊も。下っ端って大変だね。

 

「そこの兄さん、最近話題の山賊とお見受けしやした! オイラは仲間に入れてもらうべく手土産を持ってきたケチな冒険者でさぁ」

 

「……なんなんだお前。手土産って……その女か?」

 

「へい!」

 

 俺に担がれてる勇者ちゃんは、両手は後ろ手で拘束。脚は一つにまとめて、目隠しを付けているって状態。口は動くから魔法は唱えられるよ。下手に怒らせたら俺も串刺しにされかねないね。

 

「よし、見せてみろ」

 

「あいあい」

 

 実際貢物だとしたらかなり上等だと思う。勇者ちゃん美人だし胸も尻もデカいし。ここの山賊がロリコンの集まりでも無きゃ献上品として認められるだろう。

 

「──こいつは……差し出すのが勿体なくなるぐらいだな。少し味見を──」

 

「お触りは禁止です!」

 

「──ぁ? ああぁぁ!? 何やってんだテメェ!!」

 

 何って……山賊の腕に剣を突き立てただけだが? 俺また何かやっちゃいました? 

 

「お前みたいな木っ端に用は無いんだよ。さっさと頭のとこに案内しろ」

 

 勇者ちゃんの乳を触ったらもう戦争だろうがっ……! その乳は俺の物だぞ……! 

 

「いや私のですよ!?」

 

「あれ、口に出てた?」

 

「お前ら……ふざけやがって……!」

 

「は? ふざけてないが」

 

 至極真剣に俺の物だと主張している。独占欲と言い換えてもいいが。魔物? あれは殺すからノーカン。

 

「とりあえずさっさと奥まで案内してくれ。それかここで死ぬか?」

 

「分かった、分かったよ……」

 

「素直にそうすりゃいいんだよ。……勇者ちゃん、一応治癒魔法かけてやって」

 

「あ、はい……目隠しとって欲しいんですけど」

 

「それはだめ。手脚は一回解いてあげるけど」

 

「なんで!?」

 

 目隠しがえっちだから。目隠しとかアラビアンマスクとか。見えないからこそのえっちさってあるよね。

 

 

 

 

 

「うーん控えめに言って胸糞悪いな」

 

「何か言ったか?」

 

「いえいえ……流石は山賊の頭領様でございやすねと……」

 

「見え透いたおべっかだな」

 

 そういう割に機嫌良さそうになりやがって。脳味噌空っぽか? 

 

 脅して根城の奥まで案内してもらい、俺と献上品という名目の勇者ちゃんは山賊達の頭領と面会している。……胸糞悪いと言ったのはあちらこちらで山賊が攫ってきた村の女たちであろう人達とお楽しみしているから。目隠ししているとはいえ嬌声は聞こえるもので、勇者ちゃんの顔は赤くなっている。もしかしたら怒りを堪えているだけかも。

 

「にしても兄ちゃん、随分な上玉連れて来たな。気が強そうなのもいい。ひん剥いて泣かせてやるのが楽し──っぐ!?」

 

 勇者ちゃんの手が縛られているからって油断しきってたんだろうな。切れ込みを入れておいた縄は勇者ちゃんが力を籠めれば簡単に引き千切れて、隠し持っていたナイフを山賊頭に突き立てていた。……あの格好でどこにナイフ隠してたの? 

 

「山賊の皆さん! 頭はこの通りです! こうなりたくなければ降伏してください!」

 

「勇者ちゃん目隠し目隠し」

 

 ちょっとずれた方向いて啖呵切ってたよ。まあ烏合の衆相手だからそれでも脅しにはなったみたいだけど。それはそれとしてお楽しみ中だった山賊さんは早く隠してください。汚いもん見せんな。

 

 見た感じビビッて固まってるのが2割、武器を持って戦おうとしてるのが5割、逃げ出してるのが3割かな。意外と根性あるなコイツら。

 

「『セイクリッドハンマー』!」

 

「『ライトニングスピア』」

 

 勇者ちゃんがハンマーなのは殺さないようにかね。優しいことで。あの槍を大量に打ち出すやつの方が早く済むだろうに。俺? 遠慮なく槍投げで山賊に風穴空けさせてもらってます。暗いから勇者ちゃんに死体見せずに済むしね。

 

 逃げ出した奴らはもうどこかに行ってしまったが、それ以外は抵抗の意思も失ったらしい。武器を取り落として許しを乞うている。散々悪いことしてきたくせに都合の良いことで……と、俺一人ならそう言うんだけどね。

 

「欲のままに暴れたくせに負ければこれか。獣の方がまだマシだと思わんかね」

 

「お、気が合うね。で、誰お前」

 

 見た目からして山賊ではなさそう。粗末な鎧と呼んでいいのか微妙なものを身に付けてる奴らに対して、コイツは白いフード付きのローブ。てるてる坊主か? 洞窟でそんな恰好洗濯が大変だからやめなよ。

 

「誰という程の者でもない。ただの使い走りだよ」

 

 そう言いながらローブから取り出したのは……魔石? 

 

「色々聞く必要がある奴じゃん。ちょっと仲良くしようぜ? 首から上だけでいいから」

 

「遠慮しておこう。代わりにこれらと遊んでやってくれ」

 

 転移で消えていくてるてる坊主。去り際に放り投げられたいくつかの魔石は、物理法則を無視して頭を含めた何人かの山賊達のところへ飛んでいき──

 

「あアぁあ────!?」

 

「うわー……すっげぇ悪の敵がやってくるやつじゃん……!」

 

 どこぞの領主がなったアレだね。魔石の影響で人が魔物になるやつ。女神曰く魔人だったか? 

 

「勇者ちゃんいける? 元とはいえ人殺しが嫌なら──」

 

「大丈夫、です。これも私の役割ですから」

 

「流石勇者様。無理すんなよ?」

 

 今回は死んで良い奴らだから助かる。後のことを考える必要も無いから。……でも、勇者ちゃんは殺したこと気にするんだろうなぁ……やっぱ魔物を退治するのと元が付くとはいえ人を殺すのじゃ抵抗が違うんだろうね。もう俺は失くしてしまった感覚だ。

 

「……というか、今度こそ斬れるだろうな? 闇のオーラで無効デースとか言うなよ?」

 

 神様チートと魔王の力はどっちが強いのかね? その実験と思って存分に試させてもらおうか。

 

 




引き続きお気に入り、高評価お願いします…!作者は単純なので反応が良いとめっちゃやる気出ます…!
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