エロ同人RPG系勇者ちゃんVSヒロピン好きの俺VSダークライ 作:らっきー(16代目)
本当であれば見張りをしているゴブリンは弓矢なり魔法なりを使って遠くから殺してしまいたい。近接戦を仕掛けると巣の中の仲間に合図を送る余裕を与えてしまうからである。とはいえ放った矢が闇のオーラで弾かれてしまったのだから仕方ない。あれ、竜も撃ち落とせる強弓だったんだけどなぁ……
勇者ちゃんが当たり前のように剣で斬り殺しているのが羨ましい。こっちはゴブリンの首を素手でねじ切っているというのに。ばっちくて臭いからこんなことしたくないのよ。闇のオーラ(笑)もなんか中二病がうつりそうだし。
巣の外に居たゴブリンは全滅させたが、中には警戒の合図が伝わっているだろうな。待ち伏せ、仕掛け罠、横道を使った挟撃。気を付けなければいけないことが沢山である。もし先に入った冒険者が生かされてたら人質にされるかも分からんね。
「よし、じゃあ勇者ちゃんが前衛。俺は後ろから勇者ちゃんのお尻を眺める係を……」
「セクハラ! というかせめて後方警戒はしてくださいよ」
しかしねぇ……勇者ちゃんのお尻の形が良すぎるのが悪いわけであるから……
「ま、俺が先に進むとしよう。多少の罠なら効かないしな。言ったからには俺のケツ眺めてないで後方警戒は頼んだぞ?」
「自分のお尻に自信でもあるんですか……?」
チート転生者だぞ? 勿論ギリシャ彫刻のように美しいに決まっている。
「お、勇者ちゃんストップ。デカブツだわ」
「手下を連れてるとはいえ正面から堂々って……私達舐められてます?」
「それか自信があるか斥候か……頭が悪いかだな。不意打ちもさっきから一度も無いし」
或いはそれも含めて油断させるための罠という可能性も無くはないか? 不意打ちは無いと思わせてホブゴブリンと戦っている間に後ろから奇襲、みたいな。
「手分け……も狭くて厳しいですよね。即座に殲滅するなら私の方がいいですよね? ウーティスさんだと時間かかっちゃいますし」
「俺のこと握り潰すしかわざ覚えてないレジギガスだと思ってる?」
「れじ……? でも握り潰すか引き千切るかじゃないんですか?」
「……よし、じゃあ見せてあげましょうウーティスさんの魔法を。また身体触れといてね、巻き込んじゃうから」
うーん柔らかい。たくさん食べてるご飯の栄養は全部胸にでも行ってるのだろうか。デカさは正義だね。
「『グラビティ』『クラッシュ』……『クラッシュ』」
周囲一帯を重力で圧し潰す。物理的な攻撃魔法は弾かれるとしても、この手の魔法ならいけるんじゃないかと思ったが大正解。ゴブリン達はゴブリンだった二次元へと姿を変えてそのまま消滅。ホブゴブリンはちょっと頑丈だったけどまあ誤差の範囲内。ぐしゃりと肉と骨が潰れる音と……ガラスが割れるような音。
「ウーさん、今の音って」
「……ごめん、魔石も砕けちゃった」
「ばか!」
こんだけあるし一個や二個ぐらい誤差ってことにならないっすかね。……俺も使えるようにならないかなぁ、聖属性の魔法。
ゴブリンの巣穴というのは基本的に単純な構造をしている。要は奥に行くほどゴブリンにとって重要なものが集められている。食料とか、繫殖用の女だとか、産まれたてのベビーゴブリンとか……群れの主の玉座とか。
冒険者っぽいのも居たが……ありゃ駄目だな。殺してやった方が慈悲だろう。勇者ちゃんには処理する時バレないようにしないとな。
玉座に座っているのは……杖を持っているから多分ゴブリンシャーマン。要は魔術師だ。二匹連れてるゴブリンチャンピオン共は近衛騎士のつもりなのかね。
「『сдержанность』」
「お?」
「きゃ!?」
多分、呪文の詠唱だったのだろう。光の輪のようなものが俺と勇者ちゃんの両腕を拘束している。勇者ちゃんが引きちぎろうと頑張っているが……そういえば魔石を埋め込まれると魔法が強力になるんだっけ。ビクともしていない。
「■■■■」
「■■■■■■■」
何を言っているのかは分からないが笑っていることは分かる。馬鹿め。こっちには聖属性の魔法を使える勇者ちゃんが居るんだぞ。
「『セイクリッドランス』──オーバーロード!」
お馴染みとなってきた光の槍がゴブリンチャンピオンに刺さって……爆発した。身体の内側から爆破するってやってることエグすぎない? ……そういえば女神の教義に魔物は皆殺しにしろみたいなのあるって言ってたな。
「『セイクリッド──』」
「『молча́н|ие』」
シャーマンがもう一度呪文を唱えると、勇者ちゃんの声が止まった。口はパクパク動いてる。あれか、よくある沈黙の状態異常か。こいつ群れのボスのくせにデバッファーかよ。
闇のオーラで物理無効。開幕で拘束。強化された魔法で状態異常耐性貫通でデバフ。クソゲーのボスか? 負けイベか? 一応勇者ちゃんにはいろいろなお守り渡してるんだけどな。やっぱ市販品なんてたかがしれてるわ。はーつっかえ。
「────! ────!? ────!!」
うお……でっか……
今回は勇者ちゃんの乳の話ではない。ゴブリンチャンピオンの……正確に言うとゴブリンチャンピオンの一物の話である。
ゴブリン種にメスは居ない。故に豚やら牛やらの家畜だったり、人間だったりを犯して繁殖するのだが……うお、それはデカすぎ……ドラゴンでも孕ませるのか? ふたなり系のエロ同人の竿みたいになってる。なんであのジャンルって有り得ないデカさで描くんだろうね。ウーティスさんはふたなり百合ならいけますよ? どうですか勇者ちゃん。
「『げっへっへ……お前達が殺した分までゴブリンを産んでもらわないとなぁ……精々壊れないでくれよ……?』」
「────!! ────!!」
ゴブリンにアテレコしてたら勇者ちゃんが凄い必死でこっちを見てる。多分助けを求めてるんだろうね。でももうちょっとだけ待ってね。
ゴブリンチャンピオン君はエロモンスターの自覚があるからちゃんと服を破ってくれる。どこぞの魔人とは違うのだ。魔物は魔石を埋め込まれても自我を失くさないとかあるのか? 魔王の魔力が馴染みやすいのかもな。お、勇者ちゃんのおへそが見えるね。えっちだね……
「じゃあ、殺すね……」
ぐっと力を込めたら拘束解除余裕でした。こちとらチート転生者×年目じゃい! 勇者ちゃんのおへそを公開してくれたご褒美と彼女の下半身を見やがった罰として去勢手術をしてあげようと思う。
「うわ、闇のオーラってこんなところまで守るんだ……ばっちぃ」
局部を闇のオーラが覆うとなんかそういうモザイクに見えなくもない。ゴブリンチ〇ポは肌色じゃないしセーフか……?
「暴れんなよ……暴れんな……」
とりあえず両膝と両肘の関節を握りつぶしておく。多分これで動けないと思います。ついでに壊さないように魔石も抉り取っておかないと。ウーティスさんは賢いので二度同じ失敗はしないのである。
「『グラビティ』『グラビティ』『グラビティ』」
一発目で地に伏せた。二発目で半分埋まって、三発目で地面の染みになった。……あ、去勢できてないじゃん。
「まあいいか……まだボスがいるし……」
拘束を引きちぎった時から固まっているシャーマン君。反動でもあったのかね?
「『паралич』……! 『стоп』……!? 『остановка』……! 『умереть』!!」
「すまん。チーターにデバフは効かないんだわ」
むしろ拘束が通ったことに驚いたんだよね。まあいつでも千切れたし意味なかったけど。必死でシャーマンが唱えてるのもどうせ行動阻害とか即死の呪いとかでしょ? その程度で死ぬんだったらとっくに死んでるのよ。
「はーい、じゃあ胴体とばいばいしましょうね~」
いい加減闇のオーラを斬れる手段が欲しい。斬馬刀でも持ち出せばいけるんじゃないかと思ってるんだけど、いかんせん洞窟でそんなもの使うわけにもいかないし。
ギチ……ギチ……と抵抗はあったが、二回転ぐらいしたところでポンっと引っこ抜けた。死んだシャーマンが霧になっていくのと共に勇者ちゃんの拘束も解けている。術者が死んだら解除されるのね。
「いやあ、危なかったな。勇者ちゃん大丈夫?」
「ほ……」
「ほ?」
「ほんとに犯されるかと思ったぁ……!」
ぽろぽろ泣きだしちゃった。まあ子供の腕ぐらいある一物をあそこまで目の前にしたらこうもなるか……下手したら処女云々の前に子宮破裂だもんな……やっぱゴブリンって害獣だね。生かしてはおけないよ。でもおへそからその下にかけて見えるようにしてくれたのだけはいい仕事してくれた。カスとゴミは使いようってやつだね……なんか違うな?
「よしよし……でもまだ雑魚ゴブが残ってるからね……殲滅してからにしようね……」
「……『セイクリッドソード──ロード、ロード……ホーミング、ラピッドファイア──オーバーロード』」
勇者ちゃんを取り囲むように現れた13本の光の剣……が合計3セット。それらが全てゴブリンを追尾して頭を貫き、爆ぜる。ちょっと殺意高すぎない? 隠されてたゴブリンベビーまで鏖殺していったんだけど。というかこんなこといつから出来るようになったの? そんな戦い方してるの初めて見たんだけど。まあでも勇者って大体魔法戦士か……ちょっと勇者ちゃんは魔法の使い方がえげつないだけで……
「終わりましたよ……ということで慰めてください。具体的には撫でてください……」
「よしよし……怖かったね……もう大丈夫だよ……」
「うえぇん……キモかったぁ……」
ゴブリンがトラウマになってそう。でも爆殺したのに魔石が壊れてないあたり加減する余裕はあったのかな。爆破に加減も何もあるのか?
勇者ちゃんを撫でて落ち着かせているところに、乾いた音が響き渡った。
「流石今代の女神の使徒。結構な自信作だったんですがね」
「あ! てるてる坊主!」
「てるてる……? というか、貴方はなんなんですか? 素手で魔物を千切りますか? 普通」
「人に魔石を埋め込んで遊ぶ奴らよりはおかしくないだろ」
「別に我々も遊んでいるわけではないのですが」
我々ってことは集団かぁ。前のてるてると声違うしな。
「それで? わざわざ捕まりに来てくれたのか? 殺されにでも構わないが」
「いえ、女神の使徒に挨拶に来ただけですよ。オマケも居たみたいですが」
「『セイクリッドランス』!」
「勇者ちゃん!?」
哀れてるてるはゴブリンの後を追うことに……はならなかった。避けた……いや、すり抜けた? 幻影だったりするのか?
「少し話を……と思っていたのですが。一度落ち着いてからにしましょうか。こちらを」
投げ渡されたのは……封筒? 呪いの手紙とか入ってないだろうな。
「そこに書いてある所へ来てください。我々としても女神の使徒と交友を深めておきたいので」
「おう。行けたら行くわ」
「……まあいいでしょう。それでは私はこれで。……ああ、それと。この無謀な冒険者達は頂いていきますね。全くコイツらが余計なことをしなければゴブリンの軍隊を再誕させられていたというのに」
魔石で強化した魔物の軍隊を作ろうとしてたってことだろうけど、神託あるから無理じゃないかな……今までの神託も軍隊になる前にって基準だったりするのかね。まあ死にかけの冒険者なんて別に要らないので実験に使うなり好きにしてください。俺は俺の知り合い以外がどうなってもどうでもいいので。
パチンと音を立てて消えていった。なんだったんだよアイツ。
「よし、とりあえず帰ろうか勇者ちゃ……何そのポーズ」
「いえ、その……今になって自分の格好に思い至ったというか……あまりこっちを見ないで欲しいというか……」
もしかしてあのてるてるがさっさと帰ったの、勇者ちゃんの格好のせい? 半裸相手に真面目な話しても間抜けな絵面にしかなんないもんね。
とりあえず何か慰めの言葉をかけてやるべきだろう。ゴブリンとてるてる坊主と俺に下を見られてるわけだし、多分尊厳ボロボロでしょ。
「まあ、ほら、アレだ。普段からあのハイレグアーマーでよかったじゃん。おかげで未処理の毛を見られるとかなんなかったわけだし」
「なんの慰めにもなってませんからね……!?」
よし、楽しく話せたな!
tips:闇のオーブは浄化せずに砕くと魔王に力が還元されるぞ。だから回収して浄化する必要があったんですね
tips:闇のオーラは物理的な障壁になってくれるがそれ以外は防いでくれないぞ。炎の魔法とかで酸欠で殺すやり方もアリだ
tips:女神の教義(意訳)汝の隣人を愛せよ。殴っていいのは魔物と犯罪者だけです。魔物を一匹殺すごとに天国が近づきます
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