鉄血の一夏   作:ディーノpc35

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第13話

アリーナの管制室でも突然の所属不明ISの侵入と同時にシステムにハッキングされ教員部隊を突入できずにいた。

「織斑君⁈凰さん⁈無事ですか!」

ISのプライベートチャンネルで山田先生は二人の安否を確認する。

「こっちは大丈夫です。観客席にいた人たちの避難はどうなってますか?」

「今こちらで対処しています。すぐに教員部隊を突入させるのでお二人は、アリーナから退避してください!」

「……織斑先生、状況を教えてください」

山田先生の焦った声で管制室でも何かあったと感じた一夏は、千冬に質問する

「……先程侵入してきたISの仕業かシステムをハッキングされすべての通路を遮断されている。現在、三年生の精鋭がシステムクラックを実行中だ。」

「……避難も救援もできない状況か、分かりました侵入してきたISは俺が対処します。」

 

「織斑君⁈ダメです!」

山田先生は一夏の判断に驚愕し制止する。だが一夏の意志は変わらない

「先生、あいつはアリーナの遮断シールドを突破できる攻撃力を持ってます。このままじゃ被害が出る。俺がここで倒すしかない」

「ですが……」

「山田先生、織斑の好きにさせろ。……だが、無理はするな。状況は逐一報告しろ」

千冬は一夏に指示を出した

「分かりました。……鈴、動けるか?」

 

「な、何とか……」

「シールドエネルギーの残量は?」

「……もうあんまり残ってないわ。」

「なら鈴は下がれあのISは俺一人で叩く」

 

「えっ、でもあたしも」

「その状態じゃ足手纏いだ」

 

「っ……!」

一夏に言われた言葉に何も言い返せず黙ってしまう。

「凰、今は織斑に任せておけ。下手に手を出すと邪魔になるだけだ」

「……はい」

鈴は悔しそうに唇を噛みしめる。一夏は目の前のISに意識を向けるとアガレスからシステム認証画面が表示される。

『無人機の反応を確認。リアクター出力リミッターを開放します』

(リミッター解除?あいつMAと同じ無人機なのか⁉)

一夏はリミッターを解除しグレイズライフルと雪片弐型を収納し大太刀を展開するリミッターを解除した際アガレスのツインアイが紅く光り始めた。

「いくぞ、アガレス」

敵ISはアガレスの変化に反応し、長い腕を高速回転させビーム砲撃を行いながら接近してくる。一夏は最小限の動きでビーム砲撃を回避し相手の腕をつかみ取り敵を振り回し地面に叩きつける。敵は体制を立て直すと両腕を伸ばしビーム砲撃で弾幕を張って一夏を近寄らせないようにしてくる。アガレスの推力で弾幕を突破しようとしていた時アリーナのスピーカーから大声が響いた。

「一夏ぁっ!」

中継室に移動していた箒がアリーナ中に響き渡るほどの大声で叫ぶ

「お前は男だろ!そのくらいの敵、倒せなくてどうする!」

箒の館内放送に敵ISは反応し標的を放送の発信者である箒に変えビーム砲撃を行った。

(っまずい!)

一夏はビームが箒に届く前に何とか間に合い、シールドで受ける、ナノラミネートアーマーによってビームが拡散しアリーナの遮断シールドを突破されなかった。

「はぁ~箒、余計なことをするな邪魔だ」

勝手な行動をした箒に対し一夏は怒りながら愚痴る。アリーナの管制室では箒の突発的な行動に千冬が頭を抱えていた。

(まったくあの馬鹿、何をしている)

千冬は心の中で舌打ちする。

 

「あ、あの織斑先生?これってもう手遅れですよね」

「……とりあえず、あの馬鹿には後で説教しておく」

千冬は大きくため息を吐いた後に返事を返した。一夏の様子を見た鈴が一夏のところに向かってきた

「ちょっとアンタ、何であんなに怒ってるのよ」

「いや、怒ってはないんだが……あいつが危険な行動をしたからな、少しイラッとした」

「……アンタも苦労してるのね」

鈴は一夏に同情した目を向ける

「鈴、中継室の護衛を頼む。」

「了解、だけどこっちはシールドエネルギーがあんまり残ってないからさっさと敵を倒してよね」

 

「ああ、任せろ」

「さて、さっさとケリをつけるか」

一夏はそう言い敵ISアガレスの最大推力で接近、敵ISが反応する前に右腕を根元から切断し返す刀で左腕ごと胴体を横一文字に両断する。両断された敵ISは機能停止し地面に墜落する。

アガレスは警戒したまま大太刀を収納する。

(終わったか……)

 

一夏の勝利を見たアリーナにいた全生徒たちは歓喜の声を上げる。アリーナの管制室のモニターでもアガレスが敵ISを撃破した様子を見ていた千冬は安堵していた

「無事に終わったな」

「織斑くん、凰さんお疲れ様です。」

 

「ありがとうございます」

「山田先生、敵は撃破しましたがシステムハッキングは解除されましたか?」

「はい、無事に解除完了しました。これで観客席にいた人たちは避難できます」

山田先生の声に安堵した表情を見せ、鈴と合流しアリーナを出て行った。

 

 

 




更新が遅くなり申し訳ない。
仕事に追われたのと戦闘シーンがうまく書けなかったのが原因です。
次の話で原作一巻の内容を終わりにする予定ですのでしばらくお待ちください。
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