あんなの双子の妹は孫悟天の生まれ変わりの様です   作:のぞむ

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―1999年と2027年の違い②―


そらな「ハァ…ピ〇チュウ~…」

みくる「ご、ごめんって…今度私がゲットしたピ〇チュウを交換であげるから!ね?」

そらな「なにそれ?自分ピ〇チュウ持ってますけどアピール?」

みくる「違うよ!…ね、ねぇ!そらなの時代でもポ〇モンって人気なの?」

そらな「う、うん!僕が居た時代だともうすぐ最新作が発売されるんだよ!」

みくる「わぁ~!じゃあアニメも映画も大ヒット続きなんだろうな~!」

そらな「えっと…映画は僕の時代から6年くらい前からやってないんだよね…」

みくる「えっ!?…じゃ、じゃあサ〇シがポ〇モンマスターにならずにアニメも終わって…!?」

そらな「ううん!サ〇シはポ〇モンマスターになってないけど世界チャンピオンにはなったし、アニメ自体は今も続いてるよ」

みくる「サ〇シが世界チャンピオン!?旅立ちの日に寝坊した主人公がそこまで成長するのね…そらなの時代のサ〇シは今何してるの?」

そらな「…何してるんだろうね」

みくる「?」


出会い

みくるとジェットと合流したそらなとあんな。一同がやって来たのは公園だった。

 

「本当にこの公園に怪盗団ファントムがいるのか?」

 

「間違いないよ。この公園からニジーの気を感じるし」

 

「…いい加減話してくれ。その気っていうのは何なんだ?」

 

「それ、私も気になってた!」

 

「いいよ。でもニジーに聞かれたらいけないし、少し離れた場所に行くよ」

 

一度公園から離れた一同。それからそらなは気の事をあんな達に話したのであった。

 

「えっと…つまり、人間の中にある隠された力が気って事?」

 

「うん。気はみんな持ってる物で、気をコントロール出来るようになれば舞空術に気功波…昨日のように空を飛んだりビームを撃てるようになるんだよ」

 

「…と、とにかく、はなまる凄い力って事だよね?その舞空術って、私にも使えるの?」

 

「うん。さっきも言ったけど、気をコントロール出来るようになれば姉ちゃんにも使えるようになるよ」

 

「わぁ~…!そらな!今度私に気のコントロールの事を教えてね!」

 

「あんなだけズルい!私にも教えてよ!」

 

「うん、いいよ!」

 

「「やった~!」」

 

「…お前達、今はそれどころじゃないんじゃないか?」

 

「「「あっ…」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから再び公園へ足を踏み入れたそらな達。公園にいるのはどこにでもいそうなサラリーマン。ラブラブなカップル。如何にも平成なギャルの四人だった。

 

「この中に…」

 

「怪盗団ファントムが…!」

 

「ヤッホーニジー!」

 

「「もう見つけちゃった!?」」

 

そらなが話しかけたのはギャルだった。

 

「はぁ?それ誰の事?」

 

「惚けないでよ。君が変装したニジーだって事は僕にはお見通しなんだからさ。それに、姉ちゃんとみくるにも君の正体を見破れるよ。そうでしょ二人とも!?」

 

「えぇっ!?」

 

「そ、そんな事言われても…」

 

「難しく考える必要なんてないよ。だってさっきのお店に答えがあったんだし」

 

「お店に…」

 

「答え…あ!」

 

 

 

 

 

『通信障害みたいです』

 

 

 

 

 

「「…見えた!」」

 

どうやら二人にも答えが見えたようだ。

 

「一つ訊ねます。あなたはさっき、誰かと電話をしてましたよね?」

 

「してたけど、それがどうしたっての?」

 

「だからです!携帯電話は使えない筈です!」

 

「何故なら、通信障害が起きているからです!」

 

「あなたは逃げていたから気がつかなかったんだ!」

 

「…って訳だからさ、そろそろ正体を明かした方が良いよ」

 

「…フフフッ、如何にも僕がニジーさ、ベイビー!」

 

そう言いながらギャルに変装していたニジーが正体を露にした。

 

「一つ訊かせてくれないかな?どうやって君は僕の完璧な変装を見破ったんだい?」

 

「う~ん…あんまり詳しくは話さないけど、僕には君のいる場所がわかるんだよ。いくら君が変装したって正体を隠し通せないんだよ」

 

「なるほどね…君は後ろのベイビー達より厄介みたいだ。だが、昨日の様にはいかないよ!」

 

そう言ってニジーは一本のペンを取り出した。きっとこれがエリザの盗まれたペンなのだろう。

 

「噓よ覆え!いでよ、ハンニンダー!」

 

「ハンニンダァーーー!!」

 

そのペンは昨日のティアラ同様、ハンニンダーという怪物へと変化した。

 

「な、なんだコイツは!?」

 

「昨日話した怪物だよ。行くよ姉ちゃん、みくる!」

 

「「うん!」」

 

あんなとみくるはペンダント…ジュエルキュアウォッチを取り出し、プリキュアへと変身した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どんな謎でもはなまる解決!名探偵キュアアンサー!」

 

「重ねた推理で笑顔にジャンプ!名探偵キュアミスティック!」

 

「「名探偵プリキュア!!」」

 

「私の答え、見せてあげます!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あれが、名探偵プリキュア…!?自分の心にあるマコトジュエルで変身するとは聞いてはいたけど、本当だったんだ…!」

 

「ね、これで噓じゃないってわかったでしょ?」

 

「…ああ。悔しいけどな」

 

あんなとみくるの二人がプリキュアになるところを目の当たりにしたジェット。流石の彼も二人がプリキュアだと信じたようだ。

 

「いけ、ハンニンダー!」

 

「ハンニンダァー!」

 

早速ハンニンダーはそらな達に攻撃を仕掛けてきた。その攻撃を三人は避け、同時にハンニンダーに攻撃を当てた。

 

「ハンニン…ダァーーーッ!!」

 

三人からの攻撃に耐えきったハンニンダーはインクをアンサーに向けて放った。

 

「危ない!」

 

間一髪でアンサーを抱えてインクを避けたそらな。アンサーに当たろうとしていたインクは公園の木に直撃し、木を黒く塗りつぶした。

 

「ひゃ~…なんかヤバそ~…!」

 

「あ、ありがとうそらな!」

 

「っ…エリザさんのペンでなんて事するの!」

 

「違うよ。このペンはもう僕の物さ!」

 

するとニジーは先程変装していた老婆の姿になる。

 

「ファンと偽り近づきゲッチュ…嘘を使えば容易いものさ!欲しい物は、全部嘘で手に入れるんだ!」

 

「ハンニンダーーー!」

 

「アンサー!ミスティック!」

 

「「そらな!?」」

 

ハンニンダーがミサイルのような物をプリキュアに放ち、二人を庇うようにそらなが二人の目の前に現れ、代わりにハンニンダーの攻撃を喰らってしまった。

 

「僕らファントムの目的は、嘘で溢れ覆われた素晴らしい世界を作る事!その為には、マコトジュエルが必要なのさ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「随分好き勝手言ってくれるじゃんか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ファントムの目的を語るニジーに物申したのはジェットだった。

 

「僕も一つ教えてやる!キュアット探偵事務所の使命は、嘘を暴いて止める事…怪盗団ファントム!お前達からマコトジュエルを守る事だ!」

 

「フフッ、随分と威勢の良いベイビーだ。キュアット探偵事務所…無論、君達の使命は心得ている。だけどこの状況で嘘を…ハンニンダーをどうやって止めるつもりかな?」

 

 

 

 

 

 

 

 

「僕達がいる!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

この場に響き渡ったのはそらなの力強い言葉だった。先程ミサイルが直撃した場所には煙が舞っていたが、それが収まるとそこにいたのは無傷だったアンサーとミスティック。傷だらけになって服はボロボロになっているが、ほとんどダメージを受けていないであろうそらなだった。

 

「なっ!?あの攻撃を受けてなんともないだと!?」

 

「へへん!これでも僕の身体はステンレスのように頑丈なんだよね!」

 

「いや、それってほとんど鉄じゃない!」

 

「…と、とにかくあいつの…そらなの言う通りだ!ここには歴史上数人しかいなかったという名探偵プリキュアが二人もいる!」

 

「そういう事!」

 

そう言ってそらなはハンニンダーを蹴り飛ばした。

 

「アンサー、ミスティック!今だよ!」

 

そらなはプリキュアに目を向け、二人はジュエルキュアウォッチの針を動かした。

 

「「これが私達の、アンサーだぁーーー!!」」

 

アンサーとミスティックは昨日同様、ハンニンダーをパンチで貫いた。

 

「「キュアっと解決!」」

 

それからハンニンダーは浄化され、ペンを取り戻すことが出来た。更にペンに宿っていたというマコトジュエルを手に入れ、それをポチタンに渡す。

 

「ポチポチ!キュアキュア~!」

 

「フッ、次のショーでまた会おう!」

 

ニジーはこの場から撤退していった。それと同時にインクで黒く染まっていた木も元に戻ったのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ~!美味しい~!」

 

この日の夕暮れ時、そらなは大量のアイスクリームを買い占めてそれを食べていた。

 

あの後エリザにペンを返した後、あんなとみくるは正式にキュアット探偵事務所の探偵としてジェットに認められ、そらなも二人の助手としてキュアット探偵事務所に属すことになった。

 

そんなそらなは現在、歓迎会用のお菓子を買いに町へ出ていたのだ。

 

「ジェット先輩には無駄遣いするなって言われたけど、これくらいなら良いよね」

 

ジェットに対するそらなの呼び方が『ジェット君』から『ジェット先輩』に変わっているが、これは探偵事務所に属すことになった事でジェットから年長者への呼び方を改善するように言われ、その結果先輩と呼ぶようになった。それはあんなとみくるも同様だ。

 

「ん…?」

 

アイスを食べているそらなの目に一人の少女が目に入った。見たところそらなと歳が近い少女で、ぬいぐるみらしき物を抱いていた。そらなが何故彼女を気になったのかというと、少女がどこか沈んだ表情に見えたからだ。

 

「ねぇ君、どうしたの?」

 

そらなは少女に話しかけた。少女はそらなを…いや、そらなが持っていた大量のアイスを見つめていた。

 

「そのアイス…どこで買ったの?」

 

「これ?すぐ近くのアイス屋さんだよ…あっ」

 

この時そらなはアイス屋の定員が言っていた事を思い出した。何でもそらながアイスを大量に買った事で今日の分のアイスが無くなったらしいのだ。

 

「…もしかして、アイスが買えなかったの?」

 

そらなの問いに少女は何も答えなかった。だが彼女のどこか沈んだ表情を見たそらなは自分の推理が間違っていないと確信したみたいだ。

 

「ご、ごめんね!僕お腹空いてたから…そうだ!良かったら僕のアイスあげるよ!」

 

「いいの?」

 

「うん!好きなだけ食べていいよ!」

 

「…わかった」

 

それからそらなは少女にアイスを分け与えた。

 

「わぁ…たくさん食べるんだね。お腹壊さないの?」

 

「あなただってそうでしょ?」

 

「ハハ…これでも僕のお腹は丈夫なんだ」

 

「そう…」

 

「ねぇ、君が抱いてるのってぬいぐるみ…じゃないよね?」

 

するとそらなは少女にこのような質問をした。

 

この質問をしたのには勿論理由がある。彼女が抱いているぬいぐるみから気を感じ取ったからだ。

 

「あら、よくアタシがぬいぐるみじゃないってわかったわね」

 

「この子はマシュタン…私の友達」

 

「へぇ~、マシュタンって言うんだ!可愛いね」

 

「まぁ!あなたわかってるじゃない」

 

「へへ…あっ!そろそろ帰らないと!それじゃあ」

 

「待って」

 

事務所に帰ろうとするそらなを少女が呼び止めた。

 

「…あなた、名前は?」

 

「僕?明智そらなだよ!君は?」

 

「…るるか。森亜るるか」

 

「るるかちゃんだね。それじゃあまたね、るるかちゃん!」

 

そう言ってそらなはこの場から走り去っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「逃がして良かったの?」

 

そらなが去っていった後、マシュタンがるるかのそう問いかけた。

 

「どういう事?」

 

「多分あの子よ。ニジーが手も足も出なかったっていう女の子…わかっていたのよね?」

 

「…うん。でも、今は放っておいても良いと思う」

 

「もしかして、絆されちゃったの?」

 

「そういう訳じゃない…でもあの子…そらなに興味が湧いたの。だからしばらくは様子を見るつもり」

 

「そう…るるかがそう決めたのなら、アタシはそれに従うわ」

 

「ありがとう、マシュタン」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「無駄遣いするなって言っただろぉーーー!!」

 

「わぁーーーっ!ごめんなさーーーい!!」

 

あれからそらなは大量のアイスを買った事でジェットから大目玉を喰らったそうな。




ついにキュアアルカナ・シャドウこと森亜るるかを出せたぞーー!
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