デッッッッカ……グラマトンのTS少女によるブルーアーカイブ   作:冴月冴月

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またまたお久しぶりです。
暫くこんな感じの無惨な投稿頻度だと思われますがどうかゆるりとお待ち下さると幸いでございます(土下座)


5話

 

 

 

 

 好感度を上げる。言うだけなら簡単ですが実行は難しいですよね。

 第一印象が『変態』の僕の場合は更に難易度UPしてます。ルナティックですね。

 

 ゲームのように贈り物を送れば上がるシステムならどれほど楽だったことか。

 しかしここは現実なのでうだうだ言わず行動しなければ。時間は有限ですからね。

 

 幸いにも無限光3姉妹は、人間を見下している節はあるものの精神的には子どもらしいですし、優しく誠実に接していれば距離も縮まるでしょう。

 

 ………縮まると、いいですね、はい。

 

 

 

 


 

 

 

 

 *Ain side

 

 

 

 『お姉様』の調整の合間、私はスケッチブックに絵を描いていました。

 

 同じ使命をもつ他の2人と、自分と。

 その横に、背の高い白い人影をひとつ。

 

 今はまだ水槽の中に眠っている、その姿は私たちのメモリの中にしか存在しないあの方を描いている途中、背後にカツンと足音を聞いた気がしました。

 

 足音の硬さからして、ソフ、でしょうか?

 オウルは裸足だから、こんな硬くて高い足音は鳴らないと思いますし。

 

 

 そう思って振り返った私の予想は大きく裏切られました。

 

「こんにちは、アインさん」

 

 小柄な私は見上げる必要がある程の高い身長、私たちとは違う、光さえも通さない黒の瞳。

 

 ━━━━━ある日急に自我を得た、欠陥品のイレギュラー個体がそこに立っていたからです。

 

 

 

 


 

 

 

 

 はい、ということで最初はアインの所へやって来たんですが………話し掛けた瞬間フリーズされてしまいました。

 

 背後から声を掛けたのがミスでしたかね……でもびっくりしたようには見えないけど……あっ、警戒されてるんですね。そりゃそうか、僕は今不審者ですし。

 というかさっき『完全体になりたい』とかいう厨二病もびっくりの台詞を吐いて引かれたばっかりじゃないですか。

 

 知らない間に不審者Lvが上がってた件。ますます攻略難易度が上がるじゃないですかやぁだー。

 

 まぁ、それでもめげないしょげない、僕はこの子たちを救うために頑張るって決めたんですからね。

 

 でもぶっちゃけると僕、コミュニケーション系のシミュレーションゲームはたいていバッドコミュばかり引いちゃうんですよね。ノンデリなのかずけずけ踏み込み過ぎなのか判然としないんですけど。

 多分クラスで仲のいい人ができなかったのもそういう理由なんでしょうね。うわ自分で言ってて悲しくなってきました。泣いちゃう。

 

 まぁそんな過去は置いときまして。

 

 なんとかしてアインの警戒を解いていきましょう。上手くいく自信は無いですが。

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 *Ain side

 

 

 

「お絵描きですか。いいですね、よければ僕にも見せてくれませんか?」

 

 膝を折って私に目線を合わせながら、にこやかに聞いてくるそれに対して、私は反射的にスケッチブックを背中に隠しました。

 見られたくないと思ったのか、自分ですら分かりません。ただ、咄嗟にそう動いちゃいました。

 

 ………私は、個人的にこの欠陥品のことが苦手です。

 

 なんの前触れもなく目覚めて、不自由なく動き回って、まるで私たちを知っているかのような振る舞いをしている。メモリを読み取ろうとしても、ノイズばかりで何も見えなかった。それが不気味に思えたから。

 でも何より、その不気味さと同じくらいに感じた気持ちがありました。

 

 『安心感』です。

 

 私たちはあらかじめ、『お姉様』を慕うようインプットされて造られました。

 だから、まだ会ったことも、一言も交わしたこともない『お姉様』のことが大好きです。目覚めるのをとても心待ちにしてます。

 

 ━━━━━目の前の欠陥品は、そんな『お姉様』にどこか似ているんです。

 

 髪型や目の色に差異が強く出てますが、すらりと高く伸びた背丈や、柔らかく垂れた目尻の感じは、私たちエンジニアのメモリに記されたお姿と重なります。

 

 だからなのかな。私はこれに、『警戒』と『安心』を同時に感じちゃってるんです。

 

 今も私の行動に対して、少し傷ついたように目線を下げています。その表情に、どうにも申し訳なさや後ろめたさが募るのと同時に、

 いくつもの『不可解』を、エンジニアとして見逃せなくて。

 

 板挟みです。困ってます。

 嫌いなわけじゃないんです。

 ただ、あなたは未知過ぎるから。

 

 

 あなたのことをもっと知れたら、歩み寄れるのかな。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 絵を見せてと言ったら、すごい勢いで隠されました。

 かなぴい。そんな嫌だったんですか? 僕に見られるの、そんなに嫌だったんですか??

 

 まぁそれはともかく、初手から対応を間違えたらしいので次の手を考えなければ。

 

 ………にしても、スケッチブックですか。

 

 アインが絵を描いていた描写は、ゲーム内でも出てきていましたね。

 EDの途中、沈みゆく鋼鉄大陸と一緒に水に浸かっていって………

 

 ……あっ、思い出したら涙出てきた。つらい。

 EDを見た時の自分の気持ちを追体験してる気分です。

 

ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙やめてぇぇぇそんなの見せつけないでぇぇぇ!!!!
*1

 

 …って感じでしたね、確か。

 

 いつ思い出しても死ねますねこれ。メンタルが。

 ストーリー見た日の翌朝、親に「死人みたいな顔になってる」って言われたくらいですからね。

 

 ブルアカってなんかしょっちゅうこっちのこと泣かせに来ますよね。僕たちのこと何だと思ってるんでしょうか。

 

 

 って、そんなこと考えてたらアインがなんか慌ててます……? なんかありました?

 

 ……えっ、泣いてるって? 僕が?

 涙出てきたって冗談のつもりだったんですけど……そんな、せっかく心配してくれてるのにゲームを回想して泣いただけだなんて知られたら、僕はアインに怒りのあまり分解されちゃうかもじゃないですか。まぁアインに分解されるならいいかとも思いますけど。

 

 なんとか誤魔化さねば、ですね。でもあんまり嘘はつきたくないです………罪悪感湧いちゃいますから。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 *Ain side

 

 

 

 

「━━━━━え?」

 

 突然、目の前の欠陥品の黒い目から、透明な液体が流れ落ちました。

 見覚えがあります。その機能は私の身体にも搭載されてますから。

 

 涙。人間が悲しい時を始めとして、感情が大きく動いた時に流すらしいです。

 

 でもなんで今? ……もしかして、スケッチブック隠しちゃったの、そんなに悲しかったんですか?

 そ、その、私そんな意地悪するつもりじゃなくて……

 ……違うんですか?

 

「驚かせてしまってごめんなさい」

 

「あなたとスケッチブックを見ると、思い出してしまう子が居るんです」

 

 涙を拭いながら欠陥品が語ったのは、助けられなかったという子どもたちの話でした。

 

 1人はお絵描きや人形遊びをすることが好きで、

 また1人は他の子をからかいがちで、

 また他の1人は落ち着いていて。

 

 ……確かに、似てる、かも?

 

 でも、1つの目的のために頑張っていたその子たちは、目の前で無茶をして━━━━━

 

 ━━━━━死んじゃった、らしいです。

 直接的には言いませんでした。でも、察するくらいならできちゃいました。

 

 目の前の()は、得体の知れない欠陥品とは、とても言えないくらい悲しい顔をしていました。

 その表情からして、嘘とかはついてなさそうだけど、それならますます疑問は増えます。

 

 

 

 あなたは………一体、どこから来たんですか?

 

 

 

 

*1
当時の心境






まずはアインちゃんから攻略していこうの巻。
多分あと2人分こうやって視点が反復横跳びする回がありますのでご了承ください。

にしてもまさかのストーリー第2部とは。連邦生徒会長(ゴールドのすがた)も見た感じ悪い子じゃ無さそうなのが逆に嫌な予感しかさせない……

あと私は配信当日の帰宅後プレイしたので夜にくねくねを見ることになってしまい……
ちょっと怖かったです、ちょっとね。
家の廊下歩けなくなったりなんてしてませんからね()

追記:アンケートを追加したので是非回答お願いいたします。
『どちらから見るか』なので、どちらも書きます、なのでそこまで深く考えないで、早く見たい方に投票お願いします。

どっちから見たい?

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