「ありふれた遊戯王で世界最強」   作:武藤 桜

3 / 9
続きできました。
何かルール的に間違ってたら教えてください。


第三話「怒りのデュエル!!最強の神」

メルドとのデュエルが終わり、本格的に遊戯王のルールについての説明が行われた。

 

「まずは皆に簡単なデッキを配る。それを見ながらルールを学んでいこう」

 

「メルドさん。すでにデッキを持っている私達はどうすれば?」

 

「ハジメから聞いたが君たちもデュエルモンスターズのルールは熟知しているということでいいな?」

 

「「はい」」

 

「なら俺と一緒に説明や個別の指導をしてくれ。・・・ん?おいハジメ。お前が持っている箱から光が漏れてるぞ」

 

「うぉ!?なんだ?ってうわぁ!!?!」

 

ハジメが慌ててデッキをしまいこんでいたホルダーを開けると何十枚ものカードが飛び出しクラスメイト達の手元に収まった。

 

「なんだこりゃ!?」

 

「これってデッキだよね…?」

 

「もしかしたらだけど。カード達が皆のもとに行きたがってるのかもしれない」

 

「はぁ!?そんなことありえるのか!??!?」

 

「実際カードの精霊も存在するし有り得るかもね」

 

「おい…。俺達だけデッキが来ないんだけど!?」

 

よく見てみると檜山達小悪党連中には一枚もカードが来ていない様子だった。

 

「そんなの当たり前だよ」

 

「そうね。あんた達は今まで散々カードをバカにしてきたからカードもあんたらのもとにだけは行きたくないのね」

 

「そんな馬鹿なことあるかよ!!」

 

檜山達はそんな香織達のあっけらかんとした言葉に怒りを覚えホルダーに残っていたデッキを四種類勝手に取り出していった。

 

「これで俺達もデュエリストだぜ!!」

 

「おい。カードは丁重に扱え。貰えなかったからって人様のデッキを勝手に持ち出すんじゃねぇ!!」

 

「うるせぇキモオタ!!デッキさえあればお前を倒せるんだ!!首洗って待ってろ!!!」

 

檜山達はそのままメルドの説明も聞かずに訓練所を後にしてしまった。

 

「大丈夫かな…?」

 

「心配しかないな」

 

「そうね…」

 

「「「カードが…」」」

 

「「「「「「「いや、カードの方かよ!?!?」」」」」」」

 

ハジメ達のそんな言葉に対するツッコミが訓練所に木霊した。

 

「ん!?オイオイ!?!?シグナーのデッキまで無くなってるぞ!?」

 

「待って!さっきカードが飛び出した時光が三つ空の彼方に飛んでかなかった!?」

 

「無くなってるのはレットデーモンズ、パワーツール、ブラックローズの三つだ。もしかして…」

 

「「「この世界の人のもとに渡った?」」」

 

無くなってしまったデッキについて考察していると突然ハジメ達三人の腕が光だし、シグナーの証である「赤き竜」の痣が浮かんだ。

 

「マジかよ…!!」

 

「ハジメくん、これって」

 

「ハジメから聞いていたあの」

 

「あぁ。赤き竜の使徒の証だ」

 

香織の腕には竜の腕「ドラゴンクロー」が、

雫の腕には竜の尾「ドラゴンテール」が、

ハジメの腕にはシグナーのリーダーの証、竜の頭「ドラゴンヘッド」の痣が現れた。

『俺は香織と雫にそれぞれエンシェントフェアリードラゴン、ブラックフェザードラゴンのデッキをあげた。あの時どうしてかあげたいと思ったのはこういう事だったのか…』

 

周りが驚いている中、ハジメは香織達にカードをあげたこと自体が運命だと思うのだった。

~~~~~~~~~~~~~~~

 

ハジメが作ったデッキはほとんどがクラスメイト達の元にわたった。

因みにデッキはそれぞれの天職や性格を読み取ったようなデッキだった。

 

天之河はサイバードラゴン。鈴はサイバーエトワール。恵理はオカルト。などなどそれぞれの個性に合ったデッキだった。

 

メルドを中心にハジメ達が個人個人に適切な指導をし、デッキを効率的に動かす方法を教えていった。

 

「おいキモオタ。俺らとデュエルしようぜ~」

 

勝手に訓練所から抜け出していた檜山達が戻ってきたと思えばハジメに勝負を仕掛けたのだ。

 

「何日もバックレていたくせに大丈夫かよ…?」

 

「うるせぇんだよ。この数日王国の人達に頼んで貴重なレアカードを揃えてもらってデッキを最強に改造した!!これでお前のゴミカードだらけのデッキを倒せる!!」

 

「…っつ!!お前ら勝手にカードを入れ替えたのか!?」

 

「あぁ!?もう俺のデッキなんだからいいだろ!!それに最初に見たときあまりにゴミカードだらけで驚いたぜ!!そんなカード俺様には必要ねぇんだよ!!!」

 

「・・・分かったデュエルしよう。特別に俺対お前ら全員のデュエルにしよう…」

 

「あぁ…。そうして…、って!?!?」

 

「お前らにデュエリストとしてのいろはを叩きこんでやるよ…!!!!」

 

「「「「「決闘!!!!!」」」」」

 

~~~~~~~~~~~~~~~

 

ハジメLP4000

子悪党組各LP4000

 

順番

ハジメ→檜山→近藤→斎藤→中野→ハジメ・・・

 

「俺のターン!ドロー。俺はビックシールドガードナーを守備表示で召喚。カードを二枚伏せてターンエンド」

 

ビックシールドガードナー DEF2600

 

「ちっ!!先行は攻撃できないからっていきなり守備力特化かよ!!俺様のターンドロー!! 俺様はメカハンターを攻撃表示だ!!」

 

メカハンター ATK1850

 

「カードを一枚伏せてターンエンド」

 

「俺のターンドロー。 俺は手札から俊足のギラザウルスを特殊召喚! このカードを特殊召喚扱いで召喚した場合、お前は墓地からモンスターを召喚できるが、お前の墓地にモンスターはいないから関係ない!!俺は俊足のギラザウルスをリリースして手札からグラビティ・ベヒモスを攻撃表示で召喚!」

 

グラビティ・ベヒモスATK2300

 

「カードを一枚伏せてターンエンド」

 

「俺のターン!ドロー。俺はドラゴンゾンビを攻撃表示で召喚。カードを二枚伏せてターンエンド」

 

ドラゴンゾンビ ATK1600

 

「俺のターン!ドロー。俺は代打バッターを攻撃表示で召喚。カードを二枚伏せてターンエンド」

 

代打バッター ATK1000

 

最初のターンこそちゃんとした展開だったがそこからはグダグダだった。

檜山達は王国からもらった強力カードを入れ込んでいただけで全く機能しなかった。

そのまま数ターンが経過し近藤と斎藤が負ける展開になった。

 

「っち!!よくもやってくれたなキモオタ!!こうなったら俺のとっておきを使ってやる!!」

 

檜山 LP2500

フィールド

スロットマシーンAM―7 ATK2000

伏せカード一枚

手札4枚

 

中野 LP1000

フィールド 究極完全態・グレート・モス

伏せカード無し

手札3枚

 

ハジメLP3000

フィールド

磁石の戦士α DEF1700

ブラックマジシャン ATK2500

伏せカード一枚

手札5枚

 

「俺は魔法カード7カードを発動!!スロットマシーンの攻撃力を700ポイントアップ!!」

 

スロットマシーンAM-7 ATK2000→2700

 

「さらにもう一回7カード発動!!さらに700ポイントアップだ!!!」

 

スロットマシーンAM-7 ATK2700→3400

 

「おお!!良いぞ大介!!キモオタの魔法使いの攻撃力を越えた!!!」

 

「さらに…、もう一度7カード発動だ!!!」

 

スロットマシーンAM-7 ATK3400→4100

 

「す、すげぇ!!攻撃力4100!!?」

 

「どうだキモオタ!!スロットマシーンでブラックマジシャンを攻撃!!!」

 

「罠カードオープン!!「六芒星の呪縛」!!スロットマシーンを対象にし、選択したモンスターは攻撃できず、表示形式の変更もできない!!」

 

「小賢しい真似を!!!ターンエンドだ!!」

 

「任せろ檜山!!俺のターン!グレート・モスでブラックマジシャンを攻撃!!!」

 

「罠カードオープン!!「魔法の筒」!! このカードは相手モンスターの攻撃宣言時に、攻撃モンスター1体を対象として発動できる。その攻撃モンスターの攻撃を無効にし、その攻撃力分のダメージを相手に与える!!!」

 

「な、なにぃいい!!!?!?ぎやあああああああ」

 

中野LP0

 

「嘘だろ!?だが、もうお前の伏せカードは無い!!次の俺のターンでてめぇを倒す!!!」

 

「それはどうかな…。俺のターン!!!

俺は「強欲な壺」で二枚ドロー!!

更に俺は魔法カード「師弟の絆」を発動!このカードはフィールドにブラックマジシャンが存在するとき自分の手札・デッキ・墓地から「ブラック・マジシャン・ガール」1体を選んで特殊召喚する。来い!!ブラック・マジシャン・ガール!!!」

 

 

ブラック・マジシャン・ガール ATK2000

 

「準備は整った。檜山。イカサマ師のお前に見せてやるよ!!神の怒りを!!!!」

 

「な、何を言って…?俺はイカサマなんか」

 

「俺の目は節穴じゃねぇんだよお前は前のターン他首に仕込んでいたカードを7カードとすり替えてた。そうだろ?」

 

「な!?」

 

驚いた拍子に手首から二枚のカードが落ちた。

 

「俺は磁石の戦士α、ブラックマジシャン、ブラック・マジシャン・ガールの三体をいけにえに捧げオシリスの天空竜を召喚!!!!」

 

三体のモンスターが光の渦となり赤いドラゴンが姿を現した。

 

オシリスの天空竜 ATK? DEF?

 

「オシリスの天空竜の攻撃力守備力は自身の手札の枚数×1000ポイントとなる。よって今のオシリスの攻撃力は5000!!!」

 

「攻撃力5000だと!?」

 

「オシリスの天空竜の攻撃!!!『サンダー・フォース』!!!!」

 

「う、うわああああああああああああああああ!!!!?!?!?」

 

檜山LP2500→1600

 

「く、くそぉ!!だが、まだチャンスはある!!次のターンで逆転してやる!!

俺のターン!俺はアイアン・ハートを攻撃表示で召喚!!」

 

アイアン・ハート ATK1700

 

「この瞬間、オシリスの天空竜の効果発動!!相手が攻撃表示でモンスターを召喚した場合2000のダメージを与える!!」

 

「ま、まて!!待ってくれぇ!!!!」

 

「俺のターンだ。オシリスの天空竜でダイレクトアタック!!!」

 

「噓だ…。噓だあああああああああああああああああああ!!!!!!!」

 

檜山LP1600→0

 

 

「勝手にデッキを持ち出した挙句ルールもろくに知らないくせして四人で戦おうとし、挙句の果てにイカサマで勝とうとした。お前は、お前らは決闘者失格だ」

 

茫然自失する檜山にそう言い放つとハジメはその場を後にするのだった。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。