再スタートキヴォトス   作:猫と兎の総力戦

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一番くじどうでした?私はまだこの前書きを書いている頃は出てないので後書きに書くと思います。サイナラ




初訓練

「ん…朝か」

 

 朝になり起きれば知らない天井、そういやSRTに転校したんだった。他の皆はまだ起きてないみたいだし、取り敢えず準備だけしておくか。

 

「ヒッフッ↑ヒ↓フ→ミッ↑♪」

 

「なんですかその歌」

 

 バッグに荷物等を詰め終わり朝食を作っているとミヤコが起きて部屋から出てくる。 

 

「なんだ?気に入らんか?」

 

「いや、ただ気になっただけですのでお気になさらず」

 

「そっか」

 

 その後もしばらくミヤコと話しながら調理を進めて作り終えたので食卓に置いて他の皆を起こしにいく。サキとミユはすぐに起きたがモエが中々起きない、ヒフミを起こす時によくやってた頬つねりでもしてやろうかな。

 

「ん〜…町…爆発…えへっ…」

 

「コイツサラッと怖いこと言ってる」

 

 頬をつねっているとモエの口からさり気なく怖い言葉が発せられる。こんな奴がSRTで良いのか?いつかヴァルキューレとも敵対してそうだな。*1

 しかし全く少し困った。つねっても起きる気配がない様子にサキがキレてお手本を見せてやるとのことで任せてみる。

 

「起きない時はな、こうするんだよ!」

 

「イダダダダダッ!?!!?!?」

 

「サキ!?」

 

 なんとサキがモエに乱射し始めた。取り敢えずサキを落ち着かせる間にモエに起きるように言っておく。全く…乱暴にも程があるだろ、寝てる奴に銃を乱射とか何やってんだよ。まぁモエも反省してるみたいだし効果はあった…のか?

 

 ひとまずサキに部屋の中での銃の使用を禁止して朝食を食べることに、因みに私の朝食は好評でした。あと毎日作れ、とのこと。なのでたまにミヤコに料理当番、押し付けたいと思います。

 

「さて、そろそろ登校時間だぞ」

 

「分かりました、少し待ってください」

 

「あ、あれ…私のスナイパーライフルの弾薬…どこだっけ…」

 

「弾薬ならミユの部屋の前に落ちてたぞ」

 

「えっあっ…ありがとう」

 

 うーん、ミユは会話苦手なのどうにかしないと将来が心配だ。まぁ昨日今日の仲の私が口出しすることでもないんだが。

 ミヤコも準備が完了した様子なので寮の部屋を出てSRTを目指す。む…違和感(もしも)感知、多分爆弾が大量に降ってくる。

 

「走るぞ」

 

「まだ時間にも余裕は…」

 

「ちげーよ、上見ろ」

 

「上ですか?」

 

 ミヤコ達が上を見た瞬間隣のビルの窓が全て割れて大量のグレネードが降り注ぐ。ミヤコ達はその光景を目視し、急いで走り出す。だから言ったのによぉ〜。

 

「わぁ!?何あれ何あれ!?!!?」

 

「知らん!取り敢えず走れモエ!」

 

 皆慌ててらー、まぁ私は中等部卒業までに神秘を鍛えまくって一秒単位で未来視できるから当たらないけど。まぁアイツらはそうはいかない、そもそも未来視できても慣れないと碌に反応できないから素の反射神経も必要だしな。

 

「ほーら頑張れ頑張れ」

 

「なんで貴方は余裕そうなんですか…!」

 

 適当に棒で打ち返すなり避けるなりしつつ皆に合わせて走って応援する。

 皆の反応が必死すぎてちょっと面白い、でもそろそろ真面目に走らないと上から降ってくるグレネード増量に直撃しちゃうんだよなぁ。

 

「なんでグレネードがこんなに…うわっ!?」

 

「ミヤコ!?」

 

 ミヤコがグレネードばかりに気を取られ足物の石につまずき転ける。そしてその転けたミヤコを待ち伏せしていたかのようにグレネードがミヤコに降り注ぐ。

 

   ドゴォォォン!!!

 

「ミヤコ!!」

 

「ちょっとこれ大丈夫〜?」

 

「あ…えっと…ミヤコちゃん大丈夫…かな」

 

 グレネードが爆発した影響で発生した煙によってミヤコの様子は正確には把握できない。ただ、煙の中には()()()人影が確認できた。

 

「全く、不注意だな。明日から任務もあるんだから気を付けろよ?」

 

「え…あっ、はい…すみません…」

 

 読者もどうやってミヤコを助けたのか気になっているだろうから説明しよう。私はミヤコが転けた瞬間に神秘をフル稼働させてミヤコが無事な未来を選択した、ただそれだけだ。

 

 未来を選択したら身体が自動的に動くとかそういう物はないが、選択したことで様々な恩恵が得られる。

 身体能力の強化、未来視の強化など。あと未来視とは少し違うのがあってだな、何をどうすれば良いのか分かるんだよ。

 例えば今の状況なら棒をどの角度に、どれくらいの威力で等が明確に分かる。簡単に言えばスタートからゴールまでの道筋が分かるってことだ。しかも少しだが補助付き。

 

 まぁ強いっちゃ強いんだがめっち疲れる、今でも身体中が痛い。歩くのもキツイぜ。

 

「あの…古食さん」

 

「どうした?ミヤコ」

 

「そろそろ…降ろしてください」

 

「あっ…すまんすまん」

 

 ついつい助ける時の勢いでお姫様だっこをしてしまった。いつもヒフミが不良共に絡まれてた時にやってたんだが、空港に向かう途中にハナコに恥ずかしい物と教えられてできる限りしないようにしていたんだがな。

 ミヤコの顔も赤いし、やっちゃったな。後で怒られないと良いけど。

 

「ミヤコ!大丈夫か!?」

 

「け、怪我はない…?」

 

「えっと…大丈夫です、古食さんに助けられたので無傷です」

 

 ミヤコを降ろした直後にサキ達がこちらに寄ってきてミヤコの安否を確認する。しかし本当に身体中が痛い、これ学校まで持つか…な…

 

「っ古食!?」

 

「あれ…やっちゃった…」

 

 しまった、ミヤコを助ける時焦って今稼働できる限界まで神秘を稼働させてしまったらしい。意識も朦朧としていて視界もボヤける、まともに立ってもいられない。

 

「すまん…しくじった…」

 

「古食!?起きろ!!おい!」

 

「古食さん!古…き…ん!!」

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

「んー…あれ、ここは?」

 

 目が覚めればガチで知らない天井、え何?怖いんだけど。私もしかして実験される?神秘の研究とかで。

 

「古食さん、目が覚めましたか」

 

「ミヤコ、いたのか」

 

 なんだミヤコもいるのか、それなら多分ここは学校の中ってことだろう。最後にぶっ倒れたのだから恐らく保健室に連れてこられたんだろうな。緊急時の時でも神秘の扱いが乱れないように特訓しないと…

 

「私だけではありません、連邦生徒会長も来ています」

 

「連長も?」

 

「連長…?」

 

 連邦生徒会長と聞き周りを見渡そうとした瞬間に突然頭を掴まれ左に強制的に振り向かせられる。

 

「あ、連長」

 

「何やってるの?古食ちゃん」

 

 顔近い…良い匂いするな、ヒフミと似てる匂い。でも表情を見るに、かなりご立腹のようだ。やはり朝の件についてのことだろう。

 

「ミヤコさんとサキさんから話を聞くに随分とあの状況を楽しんでいたそうですね」

 

「…(*ノω・*)テヘ」

 

「てへってなんですか」

 

 ひぃん…連長ちゃん怖いよ、鬼だよ。あと顔掴む力強い…顔整形されちゃう、ついでに頬モニモニしないで。

 

「ゆるひてー…」

 

「許しません」

 

「あぅあぅ…」

 

 頬をモニモニされながら許しを乞うが呆気なく却下される。容赦ない…こんなのってないよ。ていうかもうすぐ10:20か、そろそろ初めての訓練が始まる時間だ。折角だしこれを言い訳にして逃げるか。

 

「そろそろ訓練の時間だから頬ツンツンやめて…」

 

「むぅ…仕方がない、頑張ってね。終わったらまた生徒会長室に来てよね」

 

「はいはーい。じゃ行こうか、ミヤコ」

 

「あっ、はい」

 

 なんかミヤコ、グレネードの雨からずっと上の空だな、何かあったのだろうか。

 

「ミヤコ、大丈夫か?」

 

「何がですか?」

 

「さっきからずっと上の空だけど」

 

「えっ…いや、大丈夫…です」

 

「そうか?なんかあったら言えよ」

 

 うーん、まぁ本人が大丈夫と言うのなら大丈夫なのだろう。それにしてもSRTの訓練ってどれだけ過酷な訓練なのだろうか…噂では転校する人が多数出る程だとか。

 

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

 

「どうも、今日から貴方達の訓練の指導を担当するFOX小隊です」

 

 FOX小隊、度々ニュースにも出ているから多少は頭に入っている。何でも、あの七囚人の狐坂ワカモをたった一小隊で逮捕に成功したとかなんとか、まぁとにかく精鋭小隊ってことだ。

 

「では自己紹介から、私はニコ」

 

「クルミよ」

 

「オトギだよ、よろしく」

 

「ユキノだ」

 

 うーん、先輩達を見た私からの感想、貧だやったー。まぁそれは冗談として、ニコ先輩はお母さん感がある。クルミ先輩はツンデレ。オトギ先輩は緩そう。ユキノ先輩は…堕ちそう、というか堕とされそう、先生に。

 

 とまぁそんなこんなで過酷な訓練が始まる。まずは私達新入生の実力を大方把握するために先輩達FOX小隊vs私達新入生らしい。

 

「ちょっ、ちょっと待って…!」

 

「ほらサキ、バテるの早いぞ。もうちょっと頑張れ、ほら応援してやるから。頑張れっ頑張れっ頑張れっ!」

 

「うるさい…!古食がタフすぎるんだよ…!もう殆どダウンしてるぞ、なんで先輩達についていけてるんだよ…」

 

「気合」

 

「気合って…!もう無理…あふん」

 

 あら…もう倒れちゃった。ていうかもう残ってるの私だけか、こりゃ私もバテるのも時間の問題だな。

 

「危なっ」

 

「余所見厳禁っ!」

 

 流石先輩だ。銃の扱いだけでなく近接戦まで完璧。前衛のクルミ先輩に主戦力のニコ先輩とユキノ先輩、そして援護にスナイパーのオトギ先輩。流石に私もそろそろキツくなってきた。

 

「もうっ…なんでこんなに当たらないのよ!弾丸避けれるとか聞いてないんだけど!」

 

「そりゃ言う訳ないじゃないですか。私、回避は得意なんですよ」

 

「本当に余裕そうで…ムカつく!これでも食らいなさい!」

 

「おわっ」

 

 クルミ先輩は防御一方で時々攻撃を仕掛けて他三人に完全に攻撃面を任せていたが、私の余裕そうな態度にシビレを切らして盾で突進する。

 まぁ別にそのくらいなら余裕で躱せるのだが問題はこの後だ。私が回避している間に左右から接近してきたユキノ先輩とニコ先輩、そしてオトギ先輩も完全に私に狙いを定めてる。クルミ先輩ももう私の後ろで構えてるし。

 

 仕方がない、ちょっとだけ神秘を稼働させよう。

 

 まず後ろに高く飛び先輩二人の攻撃を回避する、次にクルミ先輩の盾に乗る。クルミ先輩は私を降ろす為盾を強く押し飛ばすのでその勢いを利用して更に高く飛ぶ。

 高く飛んだ先にオトギ先輩が私を狙撃する。予定通りだ、私はオトギ先輩の放った弾丸を棒で逸らし回避する。着地先には既にユキノ先輩が居る、ニコ先輩は一歩遅れて来る。

 

 着地した瞬間にしゃがみ回避して立ち上がる勢いと共にユキノ先輩の武器を蹴り飛ばす。次にニコ先輩…の…

 

「あふん…」

 

「…え?急に倒れた…取り敢えず私この子を保健室に連れていくね」

 

「分かった、ニコが保健室に連れていっている間に全員集まれ。ニコと古食が戻り次第訓練を再開する、オトギとクルミも休憩しろ」

 

「「了解」」

 

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

「ハッ!またもや知らない天井!」

 

「あっ、起きたんだね」

 

「ニコ先輩が運んでくれたんですね、ありがとうございます」

 

 どうやらまた神秘の過度な稼働でぶっ倒れたらしい。うーむ、やはりここが課題か。神秘のフル稼働は便利だが、多少気分が高揚してしまうため歯止めが効かない時がある。ここを直さねば。

 

「良いのよ、それより凄かったね。新入生で私達に5分間耐えるだけでも凄いのに10分間も、それもリーダーの武器を蹴り飛ばすなんて普通できないよ」

 

「ありがとうございます、私元々動体視力と反射神経が常人より優れてるので動きとか良く見えるんですよ。それのお陰です」

 

「その動体視力と反射神経も貴方の力なんだよ、もっと誇っても良いんだよ」

 

 oh…やはり私の目に狂いはなかった。ニコ先輩はお母さんだった、この抱擁力と優しさ、間違いねぇまみーだ。

 

「さて、回復したみたいだし戻ろっか」

 

「そうですね」

 

 と言う訳で保健室から出てグラウンドに戻る。どうやら皆も待たせてしまっていたらしい、面目ねぇ…!面目ねぇ…!

 

「ただいま〜、皆」

 

「古食さん、戻ったんですね。体調は大丈夫ですか?いきなり倒れてしまったので…」

 

「大丈V、へーきへーき」

 

「そうですか、万全なら何よりです」

 

 ということで次の訓練、ランニングだ。あと何故か私だけ走る時間長かった、我々は(私だけだけど)その謎を探求すべくアマゾンの奥地(ユキノ先輩の元)に向かった。

 

「ユキノ先輩!何故私だけランニングが周りより過酷なんですか!?」

 

「古食は他よりも強くてスタミナもある。逆に周りと同レベルにしても効果はなく後退するだけだ」

 

「ぐっ…ぐぅの音も出ない…!」

 

 正論ぶつけられて少し悔しいがユキノ先輩の言う通りだ。私が他よりも優れていると言うのなら訓練もその分過酷にするのが一番なんだろう。

 

 

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

 

「はぁああぁあ……疲れたぁぁ…!!」

 

「古食お前…凄いな…私達の2倍の量の訓練でそれだけって…」

 

 あ゛ー…疲れた…!帰って寝たい…!SRTの訓練、想像以上に辛い…!寝たい寝たい寝たい〜!…ヒフミに会いたい、ヒフミに会ってヒフミニウムを吸引するだ〜!

 

「今日はこれで訓練を終了する」

 

「え゛っ」

 

「今日は初日だからな、初日くらいは少し緩いくらいが丁度良い」

 

 いよっしゃぁぁぁぁぁ!!!!!帰宅♪帰宅♪帰宅♪帰って寝よう!

 

「では訓練のおさらい、もとい大詰めを始めよう」

 

「え゛っ」

 

「私とクルミのタッグ対誰か代表で一撃でも当てれたら帰宅とする、精々頑張って工夫することだな」

 

 嘘…だろ…ようやく帰宅できると思ったのに、まさかこんな、こんなのってないよ…

 

───────────────────

 

「流石に厳しいんじゃない?」

 

「ニコもそう思う?やっぱり厳しいよね〜」

 

 リーダーとクルミのタッグは強い。クルミが前衛を張り、リーダーが攻撃する。連携も凄い取れてる。

 

「一番可能性があるとしたら古食ちゃんだけど…可能性は低いだろうね」

 

「だよね…なんでリーダーはいきなりあんなこと言いだしたんだろ」

 

───────────────────

 

 と、いうことで作戦会議となった。まぁ言わずもがな。私が代表になった、そして私一人な以上作戦も何もねぇよってことでそのまま駆り出された。こんな酷なことってあるぅ?

 はぁ…帰りたい、もう最初っから神秘フル稼働させようかな。いやまぁ疲れるしやらないけど…取り敢えずそんなことは置いといて本気でいかないとヤバい。

 

「始めっ!」

 

 ニコ先輩のスタートの合図が鳴り響き試合が始まる。試合が始まった瞬間に地を蹴り、クルミ先輩を狙って棒を振り下ろす。

 まぁ当然防がれる、クルミ先輩が盾を押し出すタイミングに合わせて棒を引き、クルミ先輩の横を通り抜ける。

 

「しまっ…」

 

「!」

 

 このまま一気に決め…っ緊急回避!

 

     ドゴォォン!!!

 

 あっぶねぇ〜…地雷あったのか、私の神秘がなかったら普通に試合終了してたぞ。

 気を取り直して引き続きユキノ先輩に攻撃を仕掛け…ると思ったか間抜けがぁ!!

 

「気付いてるんですよクルミ先輩!」

 

「なっ…」

 

 背後から飛び交う弾幕を全て避ける。そしてその隙に仕掛けてくるユキノ先輩の回し蹴りをしゃがんで回避。さっきの戦闘でユキノ先輩は私が銃を蹴り飛ばすと予想してるだろうから足払い。

 

「!?」

 

 そのまま体術で押し倒して四肢を動かせないように抑える。

 

「…降参する、良くやったわね」

 

「…終わったぁ〜…」

 

 あ゛ぁ゛〜…疲れた…!訓練の後にすぐだったから余計疲れた!寝る!もう寝る!帰って寝る!寝かせろ〜!

 

「お疲れ様、よくあの二人に勝てたね」

 

「ニコ先輩、ありがとうございます」

 

 ユキノ先輩とクルミ先輩のタッグとの戦闘からの疲労でバテているとニコ先輩が私の水筒を持ってきて私に手渡ししてくれる。

 やはりニコ先輩はお母さん説を私は推すね。

 

「凄いじゃん!よく先輩達に勝てたね!」

 

「すっごい強いじゃん!どこの小隊!?」

 

 給水して休憩していると私の戦闘を観戦していた周りの同級生が私に興奮気味に語りかける。

 ミヤコ達を見て救いを求めるがミヤコは苦笑い、サキは知らん振り。モエは爆弾に興味津々でそもそも私の状況にも気づいていないしミユは頭を下げて謝ってる。めんどくせー…

 

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

 

「ようやく戻ってこれた〜!」

 

「お疲れ様です、古食さん」

 

「ミヤコもね」

 

 無事に訓練も終了し、各自で寮に戻る。私は連長に呼び出し食らってるから、装備とか諸々外して向かう。あれ付けるように言われてるから付けてるけど重いんだよねー…もうちょっと軽量化してほしい。

 さて、生徒会長室に着いたのでドアを開けて入室する。

 

「連長〜、来たよ」

 

「あっ、古食ちゃんいらっしゃい」

 

 相変わらず自由な生徒会長だこと。ソファに寝転びながら漫画読んでるよ、羨ましいね〜、連邦生徒会長はこんなゴロゴロできる時間があって。まぁそれは置いといてだな。

 

「で、また面白そうだからとかだったら即帰るけど」

 

「今回はちゃんとした話だから心配しなくても大丈夫だよ、ちょっとした任務の話」

 

「ふーん…連長が真面目な話か〜」

 

 連長って真面目な話もできるんだな。まぁ当たり前か、そうでなきゃ連邦生徒会長なんて座にはつけないもんな。

 

「それで、任務の話って何だ?できるだけ楽な話だと嬉しいんだけど」

 

「まぁまぁ、明日から任務を受けれるようになるのは知ってるよね。けど古食ちゃんは強いから少し特別な任務に向かってほしいの」

 

「特別な任務?何だそれ、大掛かりじゃないならやるかもしれないかな。それか訓練をもうちょっと緩めに…」

 

「はいはい、それで特別な任務っていうのはね、カイザーPMCの制圧。カイザーPMCっていうのは表向きは普通の会社なんだけど、裏では結構大きな会社なの。そして今回ずっと前からあるアビドスの法外な借金を取り消すために潰すって訳」

 

「帰って寝ます」

 

「ち、ちょっと待ってよ!決断速くない!?せめて、こう…考えてよ!」

 

「いやですよ絶対面倒じゃないですか」

 

「はー…先輩はなんでこんな子を残していったんだ…もうまぢむり疲れたゲームする」

 

「はぁ…分かりましたよやりますよやれば良いんでしょ?」

 

 全く…面倒な任務押し付けやがってよ〜…うーん、まぁ何か復活して嬉しそうだし別に良いか。取り敢えずやってみよう。

 

「本当にありがとね、古食ちゃん。それで任務の詳細なんだけどね、カイザーPMCの制圧って言ったけど少し違うの。カイザーPMCの持つ違法な借金や、法外な性能の銃の販売が記されてる書類を持ち帰ってほしい」

 

「なるほどねぇ〜」

 

「ずっと前から潰す予定だったんだけど証拠も少なくて証拠を確保しようにも危険すぎたから今まではできなかった。でも今回は古食ちゃんがいるから」

 

「私に期待しすぎじゃない?私いざという時には多分逃げるよ、痛いの嫌だもん」

 

「それで良いよ、私だって誰も死なせたくないし古食ちゃんが危ない時は無理矢理にでも逃がさせる」

 

 それにしてもねぇ、犯罪の証拠として本拠点に潜り込んで詳細持ってこい、か。確かに危険だろうな、かなり大きい犯罪組織。

 兵力も並々だろうし書類のある部屋なんてどうせ厳重な金庫か見張り兵がうじゃうじゃいる。並大抵の兵じゃ夢のまた夢だ。

 

「…分かった。その任務受けよう」

 

「ありがとう古食ちゃん!本当に助かるよ!もし古食ちゃんがこの任務に参加しなかったらSRTの全兵力を持ってして潰す予定だったから!」

 

「どっちにしろ私その任務に加担してたのかよ」

 

 とんでもねぇ横暴生徒会長だ。SRTの全兵力を私一人で片付くような任務に突っ込ませるなよ

 

 取り敢えず任務の件は明日の朝に話すらしく今日は帰宅で良いとのこと。帰ったら寝よーっと、でもその前に風呂に入ってから寝るかー。

 

「ただいま〜」

 

「あ、古食さん。おかえりなさい」

 

 寮に帰ればまだミヤコが起きていた。もう23時だと言うのに起きているとは悪い子だー。

 

「ミヤコ、まだ起きてたんだな」

 

「はい、少し眠れなくて…」

 

 なんだなんだ。私がいない間にでもホラー映画かゲームでもやったのか?全く弱い子だなミヤコは、ホラー映画程度で眠れなくなるなんて。

 

「その…実は、今日の朝から少しおかしくて。いつもよりぼーっとしたり、古食さんを見ると緊張して、顔も少し熱くて」

 

「ミヤコ、それはな…風邪だ」

 

「風邪…ですか?」

 

「そう、風邪だ。軽い風邪、ちゃんと休めよ、明日は任務なんだから」

 

 なんだ、ただの風邪じゃないか。重い話かと思って緊張したぞ、さーて私も風呂に入って寝るかー。

 

「…ミヤコ?」

 

「…」

 

 ミヤコの相談も終わったのでさっさと風呂に入ろうとするが、ミヤコに腕を掴まれる。何か言いたげだが顔を俯いて話し出す様子もない。

 

「仕方がない…アレ作るか」

 

「?」

 

 キッチンに立ち冷蔵庫を開けて板チョコ三枚と牛乳を取り出す。

 

「古食ちゃんの三分クッキング〜♪」

 

 …やめろやめろミヤコ、そんな意味不明な物を見る目で私を見るな。恥ずかしいだろ、私だって少し後悔しとるわ。

 

 まぁ取り敢えず気を取り直して、まず板チョコを全て包丁で粉々にします。そしてチョコは一旦置いといて、牛乳の入ったコップ五杯を40秒程レンジで温めて常温に戻します。

 そしたらコップにチョコと砂糖をたっぷりを入れてまたレンジでしばらく温める。お好みで砂糖を蜂蜜にしても良い。

 

「さて、完成だぞ、ミヤコ」

 

「あっ、ありがとうございます…」

 

「あとサキ、ミユ、モエも早く来い。冷めるぞ」

 

「げっ…バレてたぁ…」

 

 私にバレたことを悟った三人は観念して、大人しく部屋から出てきてリビングの食卓に座りチョコミルクを飲み始める。

 

「わっ…何だこれめっちゃ美味しいぞ」

 

「古食ってこんなのも作れたんだね〜、これからも毎日作ってよ〜」

 

「毎日作ったら材料費が馬鹿にならないから断る、それはそうとなんか作ってほしいお菓子あるか?今日だけ特別に作ってやる」

 

「ケーキ〜!」

 

「私もケーキが良い」

 

「あ…えっと…私もケーキが…」

 

「ミヤコもケーキいるか?それとも他のお菓子が食べたいなら作るが…」

 

「いえ、ケーキでお願いします」

 

 皆ケーキをご所望なのでケーキを作り始める。丁度良く材料も足りそうで安心だ、あっ、でも卵は明日買わないと…任務帰りにでも買って帰るか。

 まぁ食材の心配は置いといてケーキを作る。筆者にケーキの作り方なんて分からないからこのシーンはカットだ。ということで完成!

 

「できたぞお前ら〜」

 

「待ってました〜!どれどれ〜…おぉ!めっちゃ美味しそうじゃん!これは想像以上だよ!」

 

「わ、わぁ…すっごい美味しそう…」

 

「古食、お前意外とやるな!こんな綺麗なケーキまで作れるなんて凄いじゃん!」

 

「フッフッフ…そうだろうそうだろう。一応中等部二年の頃から自炊もやってたし友達によくお菓子も振る舞っていたからな!」

 

「じゃあこれからお前が料理係な!美味しいの期待してるからな!」

 

「えぇ〜?めんど〜い。まぁ今はそんなこと置いといてケーキ食べよっか」

 

 取り敢えず料理係やらなんやらのことは置いといてケーキを食べる。うんうん、自分でも納得の出来だ、美味しい。 

 皆も美味しそうにケーキを頬張ってくれてこちらとしても嬉しいが…ミヤコの距離が近い。なんか近い、肩と肩が当たりそうなくらいには。なんなら今でもジリジリ近寄ってきてる気がする。

 

「なぁミヤコ、お前少し古食と近くないか?近いっていうかもうくっついてるし…お前そんな奴だったか?」

 

「うさぎは寂しがり屋ですが、私はうさぎではないので」

 

 うーむ…なんなんだこの状況は、ミヤコももうくっつくどころかしがみついてるし。私は私でケーキ食べれないしで面倒なんだが。

 

「ミヤコ、私もこのケーキ食べれないから離れてくれない?」

 

「えっ、あ…そうですね…」

 

 私の言葉に衝撃を受け泣きそうな顔で頷きながらミヤコが離れる。やめろやめろ、私の罪悪感が凄いことになるからその顔やめてくれ。

 

「はぁ…仕方がない、しがみついて良いよ」

 

「えっ…?」

 

「あ、でも後ろからね?ケーキ食べたいし」

 

「分かりました、ありがとうございます」

 

 私がしがみついて良いよ、と言った瞬間に泣きそうな顔から一瞬でいつもの真顔になり、私の後ろからしがみついく。

 

「ちょ力強い…首締まる…」

 

「あ…すいません」

 

 ミヤコは無意識に力を強めてることに気付き力を緩めるが、その代わりと言わんばかりに脚でもしがみついてくる。ミヤコってこんな人に甘えるのが好きだったのか…?

 

「ミヤコって意外と甘えるのが好きなんだな」

 

「えっ…その…//」

 

 何気なく思ったことを口に出しただけなのだがその言葉を聞いたミヤコは顔を赤らめ私にしがみつく力も緩くなる。

 あとサキとモエの視線が痛い。もしかしてこれがハナコの言ってた『また私なんかやっちゃいました?』ってやつか?*2

 

 まぁ冗談はそこら辺にして、ケーキも食べ終わったし皆の分の食器を適当に水洗いして食洗機に入れる。こんな夜中にケーキを食べたのでちゃんと歯磨きするように言い聞かせて私も自分の部屋に戻り、メガネを探す。

 実は私、夜などに勉強する時はメガネをかけるのだ。昼とか朝は普通に目が見えるんだが夜はそうもいかなくてな、皆の前ではかけないようにしてるのだが普段こういう場合は大抵かけている。

 

 

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

 

「んーっ…そろそろ寝ようかな」

 

 現在02:00付近、勉強も一通り完了したのでメガネを収納し、布団に潜る。しかし布団に潜れば何か私以外の物が感知できる。

 私はその謎を探求すべく布団の奥地へと向かった。

 

「ん…古食さん…」

 

 ミヤコだった。

 

「ミヤコ、お前寝惚けてるのか?ここ私の部屋だぞ」

 

 ミヤコに私の部屋に何故いるのか問いかけるが返答ナシ、こりゃ完全に寝てるな。しかしどうしようか、引き剥がそうにもしがみついてベッドから離れない。

 別にこのまま寝ても良いのだか…前にヒフミと同じような状況になって、朝起きたら皆に勘違いされたこともあるから今回も勘違いされそうなのだ。

 

「…ミヤコ、おーい、ミヤコ?」

 

「ん…」

 

 全く起きない、結構深く寝てるなコレ。うーむ、困った困った。こうなったら気は引けるが頬ツンツンして起こすか、ヒフミにやった時はすぐに起きてきたから恐らく起きるはず。

 

「ミヤコ、起きてくれ。このままじゃ私が困る」

 

「んぅ…んぅ…」

 

 起きない…と。おかしい、コレで起きるはず、てかそろそろ私もガチめに寝ないと明日がヤバい…仕方がない、明日の朝に勘違いされないことを祈って寝るか。と言うことでおやすみ。

 

 勿論この後朝に勘違いされました。

 

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

 

「はぁぁああぁ…疲れた」

 

「どしたん、話聞こか?てかめっちゃ珍しいな、古食が朝からバテてんの。昨日電話してた彼女はんと喧嘩しよったん?」

 

「彼女じゃない親友だ、あと喧嘩もしてない。ていうかお前こそ朝から上機嫌なの珍しいな、ハタ

 

 読者も気になっているであろう、コイツは私がSRTに転校してから初めて、いやミヤコ達がいるから5人目か。

 まぁ良い、コイツは田沼ハタ。百鬼夜行出身らしい、よく絡んでくるし面倒な奴だが悪い奴ではない。

 

「今日の訓練メニューはなんなんやろね〜」

 

「さぁな、また先輩との模擬戦は勘弁してほしいけど」

 

 できれば楽なものが良い。走り込みとか、まぁ普通にキツいけど先輩と模擬戦するよりかは幾分かマシだ。あと眠い、こんなんで戦ったらフルボッコにされる。

 

「まぁ良いや、取り敢えずグラウンド集合だし早く行くぞ」

 

「はーい、早く行こか古食」

 

 後ろからしがみついてくるハタの腕を振りほどきながらミヤコ達と一緒にグラウンドに向かう。

 今日の晩御飯は何にしようか、作るの面倒だし外傷もアリ、そういやサキが朝にカレーをリクエストしてたな。カレー作るか。

 

「そんなぼーっとしてどうしました?」

 

「ん〜…サキがカレー食べたいって言ってただろ?だから今日はカレーにしようかな〜と。あと明日は暇だなって」

 

 そんなこんなでグラウンドに到着しても晩御飯のことを考えていると訓練が始まる。今日は射撃訓練か、武器種で訓練場も違うらしく私はイチオッ…ショットガンも使うので、ショットガンの訓練場の体育館に向かう。

 

「来たわね、ショットガンを使う人は私が指導するわ」

 

 体育館に着くとクルミ先輩が居た。どうやらショットガンの使い手はクルミ先輩が教えてくれるそうだ、クルミ先輩ショットガンと武器種違うけど大丈夫なのかね。

 

 取り敢えず的撃ちから始まる。クルミ先輩が皆の腕前を一通り確認したいそうだ、取り敢えず的の前に立ち、ショットガンを構え、撃つ。

 これが中々当たらない、ショットガンは散弾銃だから正直ある程度狙いが定まっていれば及第点なのだが私に関しては殆ど狙いが定まっていない。何故だ…?ちゃんと狙えてるはず…

 

「古食、ちょっと後ろ失礼するわね」

 

「クルミ先輩」

 

 ショットガンの操作性に苦戦しているとクルミ先輩が私の様子に気付き、私の背後から腕を掴んで構えを修正する。

 

「そういえば貴方は確かそのショットガンともう一つの武器を使ってたわよね、なら片手での扱いに慣れておきなさい」

 

「分かりました」

 

 片手での扱いか、確かにそれも一理ある。ということでもの物は試し、善は急げだ。早速片手でショットガンを構え、試し撃ち。

 これが当たる当たる。さっきの悲惨な結果がまるで嘘のように中心に当たる、へへっこりゃすげぇ、これで私もまた一段と強くなったってわけだ。

 

「うん、さっきと比べてかなりよくなったわね。やるじゃない」

 

「!」

 

 構えの修正により格段に上がった命中精度を褒められ、頭を撫でられる。なんだろうか、普段撫でられることはあまり好かないのに、何故か今はもっと撫でられたいと思ってしまう。

 

「ありがとう…ございます…」

 

「どうしたのよ、いつもキリッとしてるのに」

 

 嬉しさと少しの羞恥の影響で声が小さくなった私の様子に、ニコニコしながら引き続き撫でてくるクルミ先輩。

 

「それじゃそろそろ他の人に…」

 

「あっ、その…もう少し…ダメですか?」

 

「いえ…やっぱり何も…」

 

 クルミ先輩が私の頭から手を離したことに少しばから惜しく思い、つい引き止めてしまった。クルミ先輩は他の人の様子も見なければならないというのに。

 

「良いわよ、もう少しね」

 

「…えへへ」

 

 

 

 時は少し戻り、クルミ視点

 

───────────────────

 

 

「うん、皆順調そうね」

 

 皆の練習を見回り、様子を確認する。散弾銃なこともあるのだろうが、殆どの弾は当てられており中々腕前も良い。

 

「あら…?」

 

 しばらく観察していると一人、苦戦している様子の人がいる。たしか古食だ、実力としては新入生でもトップクラスと言っても過言ではない程に強かった子。

 

「古食、ちょっと後ろ失礼するわね」

 

「クルミ先輩」

 

 私は古食の苦戦している理由を知るためと、教えるため古食の元に向かい、構えを修正する。元々構えも悪くはない、一度修正して撃たせてみるが先程と同じような結果だ。一体どこがおかしいのだろうか。

 

「そういえば貴方は確かそのショットガンともう一つの武器を使ってたわよね、なら片手での扱いに慣れておきなさい」

 

「分かりました」

 

 古食が二つの武器を併用していたことを思い出し、本番と武器の使用方法を近づけるため片手撃ちを推奨する。

 

 古食は元々堅いのは好まない性格だったしきっと基本的な構えが性に合わなかったのだろう、片手ならある程度はリラックスもできるし恐らくこっちの構えの方が安定するはず。

 私の予想は的中し、試しに何度か撃たせてみると殆どの弾が的に命中し、先程と比べても明らかに命中精度も向上している。

 

「うん、さっきと比べてかなりよくなったわね。やるじゃない」

 

 命中精度が上がったことを褒め、古食の頭を撫でる。私は新入生に好かれにくいだろうとニコが撫でれば大抵は懐いてくれると教えてくれたことを思い出し古食を撫でる。

 古食は撫でられたことに最初は驚いた様子だったが、次第にほんのり頬を赤らめ目を少し逸らす。きっとこれで懐いてくれるはず…多分!

 

「それじゃそろそろ他の人に…」

 

 古食だけには構っていられない。他の子の様子も確認して至らない所があれば直すのが私の仕事、私は古食から離れてまた見回ろうとした。

 

「あっ、その…もう少し…ダメですか?」

 

「いえ…やっぱり何も…」

 

 古食が私の袖を掴み私を引き止める。普段の様子からは考えれないような弱気な表情に思わず硬直する。

 可愛い、ものすごい可愛い。こんな表情でこんなことを言われては愛でたくなってしまうのは仕方がないことである。

 

「良いわよ、もう少しね」

 

 表情ではいつもの調子だが、心の中は古食のギャップの可愛さで苦しみ悶えている。本当に可愛い、もはやこの可愛さは形容できない程に。持ち帰って抱き枕にして寝たい。好き。

 

「…えへへ」

 

      好き

 

 

───────────────────

 

 

 射撃訓練も終わり、次は基礎訓練。ランニングや筋トレなど基礎的な体力や身体能力を鍛える。私もやる気と体力は先程クルミ先輩に撫でられて全回復だ。

 

「クルミ、なんか肌ツヤツヤしてるけどどうしたの?」

 

「なんでもないわよ、ニコもなんか楽しそうね」

 

 だがミヤコ達は私とは対照的にものすごく疲れた様子だ。何かあったのだろうか。

 

「顔色が優れないが何かあったのか?」

 

「いえ…その、ユキノ先輩が厳しくて…」

 

 そういえばミヤコ達の所はユキノ先輩が担当してたな。ミヤコがこんな様子になるとはどれだけ厳しいのだろう。

 

「その…一回弾を外す度にわしゃわしゃされて…」

 

「わしゃわしゃ…?」

 

 わしゃわしゃ…?ていうかミヤコの顔もよく見れば少し頬赤いし、厳しいとは一旦。

 

「休憩はそこまでにして、次はランニングだ」

 

「あっ、ユキノ先輩も言ってるし早く行こ」

 

 ミヤコの話を聞きながら頬をツンツンしているとユキノ先輩の招集でミヤコ達を連れてユキノ先輩の元へ向かう。

 勿論私だけ走る量が多くて現在絶望中だ、なんだよ外周8回って…約20㎞だぞ、フルマラソンの半分はあるじゃねぇか。

 

「勿論訓練が終われば私達と模擬戦だ」

 

 もうやめて!古食のライフはもうゼロよ!次回【サボるなら、皆でサボれば怖くない】!

 まぁ、いっか。取り敢えず準備運動だけ軽くやって走る。なんかさ、こういうランニングって走ってる間暇だよね、ヒフミ元気かな〜とかブラックマーケット行ってないと良いな〜とか考えてしまう。

 

 ていうか皆もうランニング終わったのか…良いな〜、私はまだあと5㎞くらいあるのに。私も早く休みたい…そういえば明日はおやすみか、何しようかな、折角だしミヤコ達を連れてショッピングモールにでも行こうかな。

 そういや丁度良さそうな所見つけたんだよな、確かラミニタウンって所、あそこの焼きそば美味しいし大将も気前良いから私は好き。

 

「ぼーっとしてペース落ちてるぞ」

 

「あっ、すみません」

 

 いかんいかん、明日どうしようか考えていたらペースが落ちていたようだ。取り敢えず目の前の訓練を終わらせなければ。

 

 

 

────

 

 

 

「これで訓練は終わりだ、良くやったな」

 

 訓練最後の模擬戦も終わり、晴れて訓練終了。ようやく終わった…帰ったら少し休もうかな。

 

「分かってると思うが、今日お前らは19時過ぎから初任務が控えている。訓練の疲れを癒し、万全の状態で挑むように」

 

 そういや今日は初任務。しかも私達RABBIT小隊に関してはかなり重要な任務だ。初任務が大きな闇会社の証拠を持ってこいって今考えたらかなりヤバいよな、初任務終わったら連長に凸してやろうっと。

 まぁ取り敢えず帰って休むことだけ考えよう。疲れた。

 

 

 

 

                 続く

*1
それはまた別のお話…

*2
違います。




 どうも、一番くじでB賞当たりました。D賞が欲しかったです。ヒッフッ↑ヒ↓フ→ミ↑
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