それはそうと、番外編は時間軸とかバラッバラだから皆がよく知ってる生徒からの好感度高の時間軸だよ
どうもミヤコです。とある平和な日、私と古食さんはシャーレの執務室で先生の仕事を
"ふぃー…一段落付いた…ちょっとお茶淹れてくるね"
「あーい…」
「了解しました…」
先生がお茶を淹れに行っている間にソファに移動して古食さんとダラダラする、本当にシャーレって仕事の量が多すぎます。外回りやら治安維持を私と古食さんで全て担っても仕事は多い。
なんか…こう…癒しが欲しいですね、何か面白いことでも起きると良いのですが…
"ミヤコ、古食。お茶淹れてきたよ、あと、茶葉が足りなくて古食だけ別のになっちゃったけど…"
「んー…大丈夫だよ、飲み物が欲しいだけだから」
先生からお茶を受け取り、一気に飲み干す。
「な、なんか身体が熱い…あっつ…ちょっと脱ぐか…」
「古食さん、大丈夫ですか?」
お茶を飲んだ古食さんの頬が段々火照り始め、息が荒くなっていく。それに苦しさを覚えた古食さんがウィンドブレーカーを脱ぎ捨て、ソファに横になる。
「せんせぇ…これなんのお茶…?」
"ちょっと確認してくるね"
先生は台所にお茶を確認しに行き、私は心配になり体温計を探す。体温計を見つけ古食さんに使おうとした瞬間、いきなり古食さんからポンッという効果音が似合うような煙が出てきて、煙が晴れればそこには外見年齢6歳ほどの古食さんが現れる。
"ミヤコ〜、お茶の正体分かったよ!"
「あっ、丁度良かったです。これは一体どういうことですか」
"えっとね、山海經のサy…じゃなくて、とある生徒の薬に詳しいに貰った薬なんだけど、どうやら『心身共に幼児退行する薬』みたいで…"
な、なんなんですか、その番外編とかでよく使われてそうな都合の良い薬は。そして先生が言うには試作品なため、しばらくすれば薬の効果も消え、元に戻るそうです。
「なんともまぁ…ありきたりな薬ですね」
"はは…それは分かるよ。取り敢えず、薬の効果が切れるまで古食の世話を見ないとね"
「そうですね」
ということで先生と古食ちゃんの世話をどちらが
「私が世話を見ます、古食さんとこの場で一番長くいるのは私ですから、古食さんの求める物だって分かります」
"いいや、私だね。確かにミヤコの方が付き合いは長いよ、けど私だってこの愛おしい愛おしいちっちゃな古食と一緒にいたいんだ!"
「それは許しません、私です」
"私だね"
中々折れませんね、まぁキヴォトスで銃弾一発で命に関わるほど弱い先生にはこれくらいの根性やらも必要不可欠なのかもしれませんね。
だからと言って私が折れる訳でもありません、仕方ないですがアレを使いましょう。現実を見せるようで可哀想でしたがこれが一番手っ取り早いですね。
「そこまで言うのなら、古食さんに私と先生、どっちが良いか決めてもらいましょう」
"望むところだ!"
◆◇◇
「ということで古食さん、自分の面倒を見てもらいたい方へ歩いてください」
"古食…頼むぞ…"
古食さんを少し離れた所に置いて、私と先生は横に並び古食さんがどちらに来るかを待つ。まぁ十中八九、いつも一緒の私の方に…
"よし!古食が私の方に来た!"
「…は?」
な、何故先生の方に…?おかしいです、古食さんは私と一緒にいる方が楽しいと言っていたはずなのですが。*1
「悔しい…ですが、ルールはルール…ここは引くとしましょう…」
"ふっふっふ…今回は私の勝ちだね!けど…ミヤコも一緒だと古食も嬉しいんじゃないかな"
「そう…ですかね」
先生に抱きかかえられている古食さんの目をふと見つめる、普段のハイライトがない目とは違いハイライトが入っていてその純粋さが伺える。
その目に引き寄せられ少し撫でてみると、古食さんはキョトンとした表情から一転してニコニコと笑顔になる。
「ふふっ…そうかもしれませんね、分かりました。ではそうしましょう」
"そう来なくちゃね"
先生が古食さんをずっと抱きかかえているのもズルいので、古食さんを取り上げ、ソファに座らせて私達もソファに座る。
まずは縮んでも変わらない長過ぎる髪をどうするかですね、いつもは床にギリギリで届かないくらいだったので大丈夫でしたが、今は思いっきり引きずってます。
「…取り敢えず、お団子にしてみましょう」
"おお…お団子古食、楽しみだね!"
髪を結ってあげるために膝上に乗せ、古食さんがいつも使っている大きなリボンを使う。古食さんは髪が少し長過ぎるので、大きなお団子になりそうですね。
「よし…できましたね」
"おお…!"
我ながら上手く結えましたね、可愛いです。頬もぷにぷにしてますし、古食さんが子供の頃もこんな感じだったのでしょうか。
「んー…みやこ」
「どうしましたか?」
古食さんに名前を呼ばれ、様子を見ていると私に抱き着く。
「ッッッッッッ」
"ミヤコ…?おーい、ミヤコ…固まっちゃった"
すやすや寝てます、古食さんが私のお腹に抱き着いてすやすやと寝ています、可愛いです。もうこのまま持ち帰っても…
"ミヤコ?ダメだよ、私だって古食の面倒見たいんだから"
「そうですね…確かに先生は先程の勝負で勝ちました。ここは譲りましょう」
"さっきのを勝負と言えるかは分からないけど…ありがとね"
少々モヤモヤしながらも、私にしがみついている古食さんを剥がして先生に預けようとする。
「っ…あれ、剥がれません」
"ミヤコが力抜いてる訳じゃなくて?"
「いえ…どうやらこの状態でも古食さんの怪力は健在のようですね」
"えぇ…"
ふふっ、これなら仕方ないですね。先生に譲ろうと思ったのですが、古食さん自ら離れないのなら仕方ないですね、残念です。
"あっ、それならこの状態で撫でれば良いか"
「まぁ…そう…ですね」
"ものすごくゲンナリしたね、今さっきまで自慢気な表情してたのに"
「折角独り占めできたのに…」
まぁでも、古食さんが私に抱き着いている以上私が有利なのは変わりません。このアドバンテージは先生でもひっくり返せませんよ。
"可愛いね"
「可愛いですね」
その後も寝ている古食さんをずっと撫でていると古食さんが起きて寝惚けた表情で私の指を握る。ふふっ…誘惑してるんですか?元に戻ったら覚悟しておいてくださいね。
「んー…せんせっ」
"おっ、こっちに来てくれた"
「…少し嫉妬してしまいますね」
完全に目覚めて元気になった古食さんは先生の膝上に乗り、ウィンドブレーカーの袖をブンブンと振っている。先生は古食さんを撫でて幸せそうな表情を浮かべている。
「んーへへ…」
"あー可愛い…毎日撫でたい"
「お菓子持ってきますね、このまま見ていると嫉妬してしまいそうですので」
───
どうも、視点変えまして先生です。現在は古食が執務室ではしゃぎ回っていて怪我しないか心配になりながらも楽しんでいます。
「せんせっせんせっ」
"はいはい分かったよ"
あーもう本当に可愛いですね、こうやって脚にしがみついてきたりとか、ちっちゃな手で指を握ってくるところとか。もう古食が娘で良いと思うんですよ、こんな娘がいれば毎日が幸せなんだろうなー…
それに今回限定だろうけど、この大きなお団子の古食も新鮮で良いよね。
"あれ、元気なさそうだけど…どうしたの"
「おなかすいた…」
どうやら古食ははしゃぎ回ったせいでお腹が空いたらしい、食材は…丁度切らしてたな、折角だし今日はデリバリーにしよう。
「お菓子持ってきましたよ」
「おかし…!」
"あっ、ミヤコ。丁度良かった、今日はデリバリーにしようと思うんだけどどう?"
「良いですね、ではお菓子はまた後でに食べましょうか」
「えっ…」
ミヤコにデリバリーの件を話すとお菓子はご飯の
"それじゃ何にしようかな、お稲荷さんとかピザとかあるよ"
「こうもご飯を自由に選べるとなると決め難いですね…」
「おかし…」
デリバリーの画面と睨めっこしているミヤコの横でしょげてる古食を膝上に乗せながら何を注文するかを考える。デリバリーは種類が豊富なのが魅力だけど、ありすぎても選べないよね。まぁ筆者はデリバリーしたことないけど。
「んー…すし!すしが良い!」
"寿司か、それじゃ寿司にしよっか"
寿司にすることを口にすると、古食の目が輝いて、はいしゃいで袖をブンブンと振る。あーもう可愛いなぁ、つい財布の紐が緩んでしまいそうだ、だけどそうしたらユウカに怒られるし…我慢しないと。*2
“それじゃ寿司が届くまでゲームでもしよっか"
「ん!」
「ふふっ、程々にですよ」
デリバリーが来るまでゲームをすることになり、テレビとつい最近発売されたPS5*3を起動する。
"そうだね、ゲームはどうぶつのアトリエで良いかな"
「聞いたことありますね、たしか話題になっていたゲームでしたっけ」
「せんせっせんせっ」
ミヤコと会話しつつ急かしてくる古食を撫でて、ゲームを起動する。するとテレビ画面には画面一杯の緑に、タイトルが表示される。
古食はそれを見て更に興奮し、コントローラーを持ってワイワイキャイキャイとはしゃぐ。こう見ると本当に娘みたいだ。
◇◆◇
それからしばらく古食のプレイをミヤコと眺めているとピンポーンとチャイムが鳴り、デリバリーが来たことを知らせる音が耳に届く。
「来たみたいですね、私が取ってきます」
"ありがとね、ほら古食、ご飯の時間だからゲームは終わりだよ"
「はーい!」
ご飯の単語を聞いた古食は先程より一層元気そうな表情を浮かべ、私に抱き着いてミヤコが戻ってくるのをニコニコと笑いながら待機する。
それにしてもいつもクール系な古食と、このイブキみたいに無邪気に笑ってはしゃぐ古食のギャップが凄すぎてたまに同一人物なのか疑ってしまう。
もし幼少期もこんな感じであれば現在の古食に至るまでに何かあったのだろうか。*4だとすれば少し悲しい気持ちになってしまう。
「持ってきましたよ、早く食べましょう」
「ピザ!」
私が少し考えているとミヤコが大きなピザの箱を持ってきて、古食はそれに反応し私の腕から離れ、ミヤコの隣ではしゃぐ。
今考えるようなことじゃないな、それにもし古食に今まで何かあったとしても、私がこれから守っていけば良いだけだしね。
"それじゃ、いただきます"
「「いただきます」」
あれからご飯を食べ、風呂に入り、今は寝るところだ。古食はミヤコに一任しようとしたのだが、古食が『先生も一緒が良い』と駄々をこねるため、仕方なくミヤコ含め一緒に寝ることになった。
因みに古食は私とミヤコより早く寝ていた、遊び疲れたのだろう。
「もし何か変なことしたら撃ちますからね」
"はは…肝に銘じておくよ"
私とミヤコの間で少し静寂が訪れる、寝付けるまでのこの間、少し気不味くなる。
「…先生は古食さんのこと、どう思ってるんですか?」
"え?うーん…やっぱ大切な生徒、かな"
「そうですか…少し安心しました」
ミヤコが安堵した声色で、そう呟く。私は何か変なことをする人に見えただろうか、そうであれば少しショックだ。
"でも…必ず守るよ。ミヤコも古食も、何よりも大切な物なんだから"
「…ふふっ、そうですか」
そう呟いたミヤコの声色は先程より明るい印象を与えてくれ、嬉しい気持ちが感じ取れた。この
〜〜〜
「ん…んー…頭が痛い…」
昨日の業務の後からの記憶が途切れ途切れでよく分からない…何があったんだ。取り敢えず回りの状況を…
「…は?」
ふと回りを見渡してみれば、なんと自分の服はウィンドブレーカーのみ*5で、それ以外は何も来ていなかった。何でこんな服装に…!?と、取り敢えず何か着る物は…
"ん…古食、おはっ…"
「なっ…見んなこの変態!!!」
"分かった!分かったからその銃を降ろして!"
ベッドから降りて、着るものを探していると先生が起きて今の自分の姿をガッツリ見られてしまう。それに焦って咄嗟に近くにあったデフテリを手に取り、銃口を先生に向ける。
それに驚いた先生に、向こうを見て私が許すまで振り向かないように念を押し、さっさと制服に着替える。全く…昨日の執務終了後の記憶があやふやだったり、起きたらウィンドブレーカーだけだったり、サイアクな目に遭った。
「はぁ…もう良いぞ」
"わ、分かった…"
制服に着替え終わり、先生に振り向く許可を渡す。サイアクな目に遭った…遭ったけど…昨日は
これ、先生視点結構書きやすいっすね。とは言っても番外編とかでしか先生視点は使わなそうっす、まぁ自分は芯がないんでどうせどこかで先生視点使うと思いますけど。
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