あとメルゼナとかライゼルクとかかっこよくないですか?
"第一次試験、始めっ"
「頑張れ〜」
私達、補修授業部は今最初の関門へと遭遇している。そう、それは第一次試験!!とは言っても、死に戻る前に一度見たから結果自体は把握している。どうせヒフミ以外が合格点を下回って、寮に飛ばされるんだ。
◇◆◇
"それでは結果を発表するよ"
「あうぅ……最初で突破できていれば良いのですが……」
「だ、大丈夫よ!」
テストも無事…いや無事ではないけど無事に終了し、結果が発表される。なんか結果知ってると面白みがないな、ドキドキ感がない。
"ヒフミ、64点"
「よし、あと三人…!」
"アズサ、46点"
「アズサちゃん!?」
「あと少しだったな」
はたして、目標点と14点の差は惜しいと言えるのだろうか。まあ、アズサは挽回の余地は充分にあるし良いか。
"コハル、6点"
「知ってた」
「ちょっと!知ってたって何よ古食!!私がバカだと言いたいわけ!?」
まあ、コハルは仕方がない。だって純粋なおバカなんだもの、さてと、それじゃ次はこの試験に置いての
「ハナコ、3点」
「ハナコさん!?」
知 っ て た。そう、ハナコが最難関の理由、それは病みに病んでしまっているのだ。このまま試験に受かってもらうため、というのは建前だ。正直、私は友達として、病んでしまっている目の前のハナコを助けたい。
「あら?どうしましたか、古食さん。そんな浮かない顔をしていたら……ふふっ♡」
「ああ、そうだな。恐らく私はとても良い印象を受けてもらえるような顔をしているとは言えないだろう。だけどな、ハナコ。お前も少しは泣いたらどうだ?」
「っ…!?」
ハナコは、いつものふざけた態度から一変し、素直に驚いた表情を表に出す。これで、私が今のハナコの状態を把握していることを察してもらえたか。
まあ……こうなればハナコのガードはより硬くなるだろうな、だけどそれで良い。それが良いんだ。真っ向からハナコの闇を否定する、ハナコも気付かぬ間に晴らすなんて、そんな卑怯は許さない。
「SRTとして……ハナコの、友達として」
助けられて、次は何をするべきか。それを学び、他の人を助けるべきだ。これがSRTの教訓、そして友達が泣きたいのに、泣けないのを見過ごさないのが私だ。
"さて、それじゃあまた明日。次からは寮に来てね"
「……そうだな、それじゃ私は少し早めに帰るよ」
「無茶はしませんね?」
「分かってるよ、もう無茶はしないし、するとしてもヒフミ達を頼るから。というより…また一人で無茶してヒフミにいじめられたくないし」
次、また無茶したらもう何されるのか私にも分からない。正直言って、聖園と敵対するよりも怖い。そういえば、ミヤコ達は元気だろうか。今は重要な任務だから帰れないが、まあきっと大丈夫だろう。
「い、いじめるって何!?エッチなことはダメ!ダメなんだから!!死刑!!」
「あらあら……♪いじめるのがエッチだなんて…私もコハルちゃんをいじめてみたくなってきました♡」
「はぁ!?な、何言ってるのよ!近寄らないで!!」
コハルはコハルで、全くブレないな。流石裁判官。それとハナコは…まあ、今は良いだろう。明日から寮での部活動、オンボロじゃないと良いな。
◇◆◆
「ふぅ……お腹空いたから夜食でも作るか」
今、私はちょうどお風呂から上がったところだ。そして、お腹が空いたのでカップラーメンを作る。よく夜のカップラーメンは美味いとか聞くけどさ、実際、夜に食べても味は変わらないよな。プラシーボ効果ってやつかな。
「テッテー、ぺ◯んぐ〜!」
最近、筆者がクレーンゲームで六個入りを入手していたので私もこれにした。カップ焼きそばは美味しい。ハッキリ分かんだね。
ていうか、ぺや◯ぐってこんなに大きかったのか。ちゃんと食べ切れるかな…まあ、未来のことは未来の私が決めることだ。それじゃお湯入れるか。
「……お湯、入れようと思ったんだけどさ。料理法がQRコードってどういうこっちゃ」
え、今ってこれが普通なの?まあ読み込むけど……なんかこれはこれで面白いな。ちなみに筆者は食べる時にQRコード読み込めなくて直感でやってました。
「うわ……なんかめっちゃいっぱいある。◯やんぐってこんな沢山種類があったのか、こりゃ筆者も探し出すのに苦労したわけだ」
今さらだけどさ、私ってすごいメタいよね。筆者がどうのこうの言ってるし。主人公にあるまじき設定、良い子は筆者を認識したらダメだぞ。
そういやさ、もう行けるとこまで行ってるし、多分この世界で触れちゃいけない筆者の2つ目の作品の主人公、津之浦ヒレの話でもするか。アイツ、一応私の次に生まれたオリ主だから私の妹って感じなんだよね。
「……ヒレも筆者のこと認識してたりして、なんてね」
〜一方その頃、ヒレはというと〜
「む……何者かが私を呼んでいる気がする」
「何言ってるんですかヒレ先輩、そうやって煙草を取り返そうとしても無駄ですよ」
「えーっ、良いじゃんホシノ。一本だけ、先っちょだけだから。ね?」
──
そろそろ誰かに怒られる気がしてきたからこの話はやめようか。筆者が怯えてる、さてと。それじゃ本命のぺやん◯をいただきますか。
「うわっ、思った以上に多い。これ食べ切れ……あれ、なにこれ」
ぺ◯んぐにソースやら胡椒をぶち込んでいると、ふと横の緑の小さな袋が目に入る。
「……これ、お湯入れる前に入れないとダメなやつじゃね?」
うわー……マジかよ最悪。よりにもよって筆者と同じ轍を踏んでしまった、仕方がないしこのまま入れるか。
そうして、しぶしぶかやくを乾燥したままの状態で入れる。そして一口、口に運ぶ。
「…うん、かやくがバリバリしててあまり美味しくない。入れなきゃ良かった」
かやくの食感にせっかくの楽しみが半減する。まあこういうのも楽しまなきゃ損ってやっちゃな、とは言ってみたが、実際は楽しめる要素はないというね。こんちくしょー。
「あーあ、ヒフミとか家に来ないかな〜。まあ、今は夜の11時だから叶わぬ願いなのだろうけど」
夜は、冷たくてつい人肌を求めてしまう。まだ子供も子供の頃、ヒフミとお泊り会した時はよく同じ布団で抱き合って寝ていたものだ。
懐かしい、ヒフミも覚えているかすら分からないような、平凡な記憶を夢見て、さらに人肌…幼馴染が恋しくなる。
「あー……そういや、まだちっちゃい頃は私の方が身長高かったのに、いつの間にかヒフミに越されてたなー」
ヒフミに身長を抜かれたのは悔しかったけど、抱きしめられた時に包まれるからこれはこれで幸せ。
さて、それじゃあ久々に色彩の力を扱ってみようか。ここ最近使えることが少なかったからな、身体に慣らしておかないと。
「実はひとつ、気になってる力があるんだよね」
古書館で見つけたたった一冊の、『色彩に関して記された本』を借りてきた。色々なことも書いてあるが、ひとつ、気になったところは……
「色彩は、数多の世界を渡りし
『数多の世界を渡りし者』、そう。この記述が正しければ、色彩とはこの世界だけに留まるわけではないということだ。
そしてもうひとつ。『滅ぼされし世界には、必然と幼き色彩が現れよう』ってところだ、幼き色彩とは私のこと。つまり、この世界は色彩に見つかっている。
「……しかも、育成された色彩とも書かれている。これが、色彩の力を使いこなした人間か……
あまりこういうことは言いたくないが、どちらもありうるというのが現状だ。私は色彩を無事に支配下に置ければ人間として、呑まれれば色彩として存在することになる。
どちらにせよ、色彩に対する知識を蓄えたほうが良いか。少なくとも、魔王にはなりたくないな。
「さて、では色彩の能力を試すお時間だ」
いつものように、色彩を稼働させる。久々なのもあって、すこしぎこちないがまあ問題にはならない。よし……このまま転移を…
「あぐっ……あ…っ!なんっ…なんだ…これっ…!」
あと少しで転移できるというところで、頭にノイズ…いや、『目の前の空間』にノイズが走る。そして、そのノイズが裂けるようにして開くと、その中には白髪で、黒い服と傘をもった無表情の少女が顔を覗かせる。
「っ……ノイズから…人…?ぁぐっ……頭が…っ!」
〝 〟
その少女が口を開き、私に言葉を吐きかけようとする。
〝見つけました。先生〟
「先…生……?」
その少女の言葉に、激しい激痛を耐えながらその意味を必死に考える。しかし、痛みにリソースを割いたその脳では上手く考えられないまま、裂け目が閉じようと口を閉じる。
「待っ…!あぁぁっ…!!」
裂け目が閉じ始めると同時に、頭痛が強くなる。それでも、今逃したら、もうこのチャンスはなくなる予感がして、必死に手を伸ばす。
〝大丈夫です、先生。必ず、先生の元にシッテムの箱が届きますので〟
「っ……」
最後のその少女の声を耳に、裂け目が閉じるのを最後に意識が暗闇の底の底へと反転してゆく。
◆◆◆
「……っはぁ…!」
何か嫌な夢を見て飛び起きる、どんな夢だったのだろうか。ただ、私が一番避けたいことのような気がする。というか、夢ってすぐ忘れるよね。筆者は普通に覚えてる…というより、筆者は予知夢ばかり見るから既視感覚えるんだってよ。
「ああ……朝か、昨日のことは夢…で片付けられそうにもないな」
できれば昨日のことはなかったことにしたいが、嫌というほどに深いところに、あの少女の言葉と、その光景が植え付けられている。
本当に、最悪の目覚めだ。未だに頭痛の片鱗も残っている、まあ、今あのことを考えてもしかたがないかな。さっさと部室に向かうか。
「朝ご飯はコンビニで買うから大丈夫かな」
適当に支度を済ませ、玄関の扉を開ける。というか、筆者はこのままのペースで大丈夫なのだろうか。そろそろ二次試験だとか、そこらを描写しないとヤバいだろ。
"あっ、古食。古食もここでご飯買ってるの?奇遇だね"
「先生か。まあ、今日は時間がなかったからな。いつもは自分で作るんだけど」
サンドイッチを手に取り、レジに並ぼうとしていると聞き覚えのある声が耳に届く。振り向けばいつもの見慣れた先生がいた、そして先生のカゴの中に目が行く。
「……そ、その大量のエナドリは一体…?」
"徹夜用だよ、いつもこれが必要なんだ"
えぇ……シャーレってそんなに過酷なのか。ちょっと…いやかなり引いた。そして先生がせっかくだから、と、サンドイッチを奢ってくれた。
「ありがとうな、先生。仕事も程々にね」
"はは……最善は尽くすよ"
改善しない人のセリフなんだよな、それ。まあいざとなったら私が手伝うし、物理で寝かせれば良いかな。
「それじゃ私は先に部室向かっとくよ」
"うん、私も仕事が落ち着いたら行くね"
先生と最後の言葉を交わし、それぞれお互いの行先へ向かう。エデン条約も次第に近づいてきている、そして、そろそろエデン条約の存在を公にする日が近いかな。
私も、最近は戦闘が少なくなっていて腕も鈍ってきているだろうし、様子も気になるし、近日中にでも子ウサギ公園に行こうかな。
「よっ、今日もちゃんと勉強してるか?」
「あら、古食ちゃん。ちゃんと進んでいますよ、それにしても、この寮、まだ使えそうなのに放置されているのは少し勿体ないですね」
「そうだよなー、少し埃っぽいし…埃で汚れてたら集中できないだろうし、せっかくだし掃除するか」
私の掃除するという言葉に、皆が興味深そうに反応する。
「お掃除ですか?」
「ああ、それに最近は
私の言葉を聞き、
やべぇ、超かぐや姫を観たんですが、めちゃめちゃ面白かったです。もう推しちゃいます、作画が良すぎた、特にあの乃依とかいう男の娘が……!本当、最後のエンディングまで面白かったですよ。
マジで面白すぎて2周目観ました。ちなみに最推しは乃依とヤッチョです。
あと、次回は質問回答でもしようと思っていますので、皆さん分からないところがあれば感想での質問よろしくお願いします。ネタ系も全然おけーです、ちなみに質問が来なければ普通にストーリー書きますので。
それと古食ちゃんの新衣装も考えていますので乞うご期待。
それと感想しなければ枕元に出ますよ?