あの日のヒフミのスリスリ攻撃から2週間後、そう、テストの日だ、死に戻りして中学生に戻ったこの状況にもだいぶ慣れてきた
「おはようございます、古食ちゃん」
「おはよう、ヒフミ」
私とヒフミはいつもの登校路で会いそのまま一緒に学校へと向かう
「あ、古食ちゃんおはようございます」
「あ、セリナちゃんおはよう」
ヒフミと登校し校門を通ろうとして声をかけられ振り返ればなんとそこにはセリナちゃんがいた
「古食ちゃん、その人は?」
「あぁ、前に言ってた新しい友達のセリナちゃんだ」
「なるほど…その人が…」
ヒフミはセリナちゃんを隅々まで観察して私を抱きしめる、???
「ひ、ヒフミ!?」
「えっと…」
セリナちゃんが困惑している!やめるんだ!ヒフミ!いややっぱやめないで!
混乱しながらそんな事を考えているとヒフミが喋り出す
「古食ちゃんに何かしたら許しませんからね!絶対にです!」
ヒフミよ…私のことをそんなに思ってくれていたなんて…感動したよ…
「大丈夫ですよ、古食ちゃんには何もしません」
「む…それなら大丈夫です」
そう言い私から離れるヒフミ、あぁ〜…まだやってほしかったなぁ〜…
「ヒフミさんは古食ちゃんのことをとても大切にしているんですね」
「はい、古食ちゃんは危ない所がありますから」
「私ってそんなに危ないかな…」
そんな話をしながら各クラスに分かれる、そしてヒフミは何故かセリナちゃんに嫉妬の目をして*1教室に戻っていった
「さて、最初のテストは英語ですね」
「英語…か…」
「古食ちゃんって確か英語が苦手でしたよね」
セリナのその問い掛けに少しドヤ顔気味で返答する
「フッ…私はヒフミと毎日勉強してある程度はできるようになったのだよ」
「古食ちゃん勉強嫌いなのに偉いですね」
「そうだろうそうだろう」
そんな事を話しているとテスト開始の予鈴がなり二人は席に着く
「テスト始めるぞー!」
そのロボ教師の言葉を皮切りにテスト用紙が配られテストが開始された
英語のテストが始まってから現在テストが全て終わり周りはテストの解答に一喜一憂していた
「テストどうでした?」
私が席に突っ伏してぐでーっとしていた所にセリナちゃんが来てテストの解答の調子を聞く
「いつもよりは解けたね、今回は赤点回避できそう」
「それは良かったです」
「セリナちゃんはどうだったの?」
「私ですか?いつもと同じ調子でしたので平均より上には行けるかと」
うへー…やっぱセリナちゃん頭良いんだなー
「まぁいいや、お疲れ様、セリナちゃん」
「古食ちゃんもお疲れ様です」
セリナちゃんとそんた感じで談笑していると横からとんでもない視線を感じ振り向けばなんとそこには恐ろしい形相のヒフミがいた*2、いやまぁ可愛いが
「どうしたんでしょう…?」
「わ、分からん…」
まぁとりあえず話さないことには分からないので席から立ち上がりセリナと一緒にヒフミの元へ向かった
「どした?ヒフミ」
「いえ、何もありませんよ」
「いや何もない訳ないだろう」
「本当に、何もありません」
「いやなn…」
「本当に、何もありませんので」
「そ、そっか…」
ヤバいこれガチで怒ってる時のヒフミだ、私何かしたか?いや何もしてないぞガチで何で怒ってるんだ?
「ふふっ…」
困惑しているとセリナちゃんが何か察したように微笑み自分の席へと去っていく、いや去らないで教えてくれよ
「古食ちゃん、テストどうでした?」
「テスト?ヒフミが毎日教えてくれたお陰でいつもよりかは良かったよ」
「それなら良かったです」
さっきまでの怒った顔から一変して可愛らしいいつもの笑顔に戻るヒフミ、機嫌が直って良かった…
「ではまだ授業もあるのでまた放課後に一緒に帰りましょうね」
「分かった」
私に放課後に一緒に帰ることを提案し自分の教室へと戻るヒフミ、それを見送り私も教室に入る
「あ、おかえりなさい古食ちゃん」
「あぁ、ただいまセリナちゃん」
「古食ちゃん、愛されてますね」
「そうか?それは嬉しいな」
ヒフミに愛されるのは嬉しいな、最高だぜ
「うーん…古食ちゃんっていつも反応が薄いですよね」
「え?そう?」
「はい、今だって殆ど表情も動いてないので」
「うーむ…やっぱりヒフミと二人きりの時以外は表情が変わりづらいのか…」
うーむ…怖い人と思われるのは嫌だからな…もうちょっと表情を変えれるように頑張らねば…
「でもそこも古食ちゃんらしくて良いと思いますよ」
「そうか?」
「はい、古食ちゃんは可愛いとか癒しとかよりもカッコいいとかの方が似合う気がします」
「嬉しいな…」
一応本当に嬉しいぞ、ヒフミ以外にこんなにちゃんと褒めてくれた人はいなかったからな
「あと…」
「?」
「三年生になりたての時よりも柔らかくなった気がします」
「そうか?あまり変わってないと思うが…」
「かなり変わってますよ、最初の方は目付きもとても悪くて近寄る人全員を睨んで威圧して追い払っていてとても怖かったので」
「私ってそんな酷かったのか…」
マジか…たしかに最初とは比べて人間不信も薄れてきた自覚もあるがそんなに酷かったとはな…
「さて、そろそろ六限目ですね」
「そうだな、準備するか」
予鈴を合図に各自で準備をして席に座り六限目に備える
その後は無事に六限目も終わり放課後、帰宅しようと準備を進めているとセリナちゃんに声を掛けられる
「古食ちゃん、今日は一緒に帰りませんか?」
「ヒフミもいるけど…」
「大丈夫です、むしろヒフミさんとも話してみたいので」
そこまで言うならまぁ良いか…そう思いヒフミにモモトークで連絡をする
古[ヒフミよヒフミ、セリナちゃんも一緒に帰りたいらしいが良いか?]
ヒ[セリナちゃんもですか?]
古[いえすいえす]
ヒ[まぁ…大丈夫ですよ]
古[おけ]
ヒフミの許可が降りてセリナちゃんにその報告をする
「ヒフミも大丈夫ってよ」
「そうですか、なら良かったです」
そしてセリナちゃんと一緒にバッグを持ってヒフミのクラスに行こうとする
「あ、古食ちゃん」
教室を出ると丁度ヒフミと会う、ヒフミのいるクラスに向かう手間が省けてラッキーだな
「ヒフミも来たし帰るか」
「そうですね」
そして三人で校門を出て帰宅する、そして何故かヒフミは私の手を握っている
「ヒフミさん」
「なんですか?」
三人で会話をしながら*3帰宅しているとセリナちゃんがヒフミに話しかける
「古食ちゃんの事とても大切にしているんですね」
「まぁ…友達ですからね」
照れくさそうにそう返答するヒフミ、照れた顔も可愛いよ、スキスキダイスキ
「あ、私はこっちなのでここで終わりですね」
セリナちゃんは私とヒフミの進行方向の逆の左を指指す
「さようなら、セリナさん」
「それじゃまた明日な」
「はい、また明日、ヒフミさんもさようなら」
そう言い指さした方向へと進むセリナちゃん、私もその様子を見送り帰ろうとしたらなんとセリナちゃんが不良共に絡まれていた
「はぁ…仕方がない…あの不良共ボコすか」
「あはは…」
ヒフミのいつもの苦笑いを横目にショットガンとあの棒*4を取り出す
「やぁやぁ不良共、私の友達に何か用かな?」
「あぁ?なんだテメェ」
不良共がこちらに気付き私を睨む、セリナちゃんに迷惑かけた分痛い目見せてやるか
「お前、このピンク頭のお友達か?」
不良の一人が挑発気味にそう言う
「黙れ、お前と話す理由は無い」
「あぁ!?なんだとテメェ!ならお前をボコボコにして…っ!?」
不良の言葉を無視して接近して棒を振り上げ顎を打つ、怯んだところを蹴り飛ばし次の不良共へと向かう
「なっ…ふざけんなテメェ!!」
仲間を攻撃された事にキレて私に銃を乱射する、だが私は弾丸を棒で弾きそのまま接近して頭を殴り打つ。
殴られ弾かれた頭を戻しこちらを睨み銃を構え直そうとする不良だが私のショットガンで妨害しそのまま腹に一発入れてダウンさせる、次に行こうとした時
違和感
この
「「!?」」
目の前の不良は完全不意打ちのスナイプを避けられた事に驚く。
私はスナイパーのいるであろう方角を見れば誰かが退散していた、恐らくあれが私を狙ったスナイパーだろう、だがまずは目の前の敵に集中しよう
「ペロロ様!お願いします!」
後ろから円盤が飛んできて不良の目の前に落ちたと思ったらいきなりペロロが出てきて軽快なBGMと共に踊りだす
「…?…っ!」
不良は唐突なペロロに意味不明という顔*5をする、私もなりかけたわ、分かる分かる。
だが私はその隙を逃さずに踊るペロロから出てショットガンで撃ち抜き気絶させる
「これで全員かな…」
「そのようですね」
「助けてくれてありがとうございます」
周りを見渡し敵が残っていないか確認しているとセリナちゃんに感謝の言葉を伝えられる
「大丈夫だ、また困ったことがあったら言ってな」
「はい、ではまた、ヒフミさんも」
「あ、はい、さようなら」
手を小さく振りながら去っていくセリナちゃんを見守り私とヒフミもその場から去る
「お疲れ様です、古食ちゃん」
「ヒフミもお疲れ様」
「あはは…私は殆ど何もしてないですけどね…」
いつもの苦笑いを浮かべながら謙遜するヒフミ
「いや、あれは助かったよ」
「そうですか?」
「あぁ、ちょっとびっくりしたけど」
「そうですか、あ、私の家に着きましたね」
ヒフミの見ている方向を見てみればヒフミの家が見える、玄関にぶら下げられているペロロのぬいぐるみも相変わらずだ
「じゃあまた明日な」
「はい、また明日」
別れの言葉を交わして家へと入るヒフミを横目に私も家に帰宅する
「ふぃー…疲れたな…」
家に着いた私はベッドへと飛び込み寝転んでいた
「んー…風呂に入らないとな…」
そう思いベッドから出て風呂場へと向かう
「〜♪」
私はシャワーを浴びて今はタオルで髪を纏めて湯船に入っている、良い湯だな〜アハハー
「眠いな…」
「…さっさとあがるか」
湯船に浸かりながら寝るのは危ないからな、さっさと出よう
「よ…っと」
湯船から出て軽くシャワーを浴び髪や身体を拭く。
さて、風呂も入ったし歯を磨いて寝るか
「お布団は暖かいなぁ…」
私はお布団の暖かさに身を委ねて意識を落とす
次の日、今日は土曜日なのでヒフミとセリナちゃんを誘い近くのショッピングモールに来ていた。
セリナちゃんとヒフミには仲良くしてほしいしな、というか仲良くしてくれなきゃ私が困る。
「では何をしましょうか」
「うーむ…どうしようか」
ヒフミの問い掛けに悩んでいるとセリナちゃんが話し出す
「では服でも買いにいきませんか?」
「服か、そういや私殆ど私服とかなかったな」
「なら決まりですね!古食ちゃんの私服を買いに行きましょう!」
ヒフミに腕を引っ張られ服屋に連れて行かれる、そしてその私とヒフミの様子を楽しそうに微笑みながら見守るセリナちゃん、こういう平和なのも良いな
「古食ちゃん!お洋服屋さんに着きましたよ!」
ヒフミのその声と一緒に服屋へと入る、うわー…服がいっぱいだぁ〜…
「ほら!これとか似合いそうですよ!」
服屋に入ってすぐに服を持ってくるヒフミ、深緑のTシャツに黒いパーカー、そして全体的な黒に等間隔で引かれている白いラインとミニスカと白い帽子。
いや選ぶの早くない?まだ入ってすぐよ?しかも結構ちゃんとしたセレクトだし…
「古食ちゃんはこれも似合いそうです」
今度はセリナちゃんセレクト、白いコート型のジャージにダメージジーンズとそれの下に着るようのワイシャツ、意外とシンプルな構成だ
「セリナさんも中々良いセレクトですね」
「ヒフミさんこそ良いセンスです」
お互いのセレクトを褒め合う二人、仲良くできてそうで何より何より
「さ、古食ちゃん、試着室に行って着てみてください!」
「楽しみですね」
「うーん…まぁいっか、行ってくる」
まずはヒフミセレクトを着てみる、ふむ…意外と違和感がないな…まぁ本人の評価を受けて決めるか
「どうだ?似合ってるか?」
私は試着室から出てヒフミとセリナに自分の姿を見せる
「とっても似合ってます!」
「えぇ、似合ってますよ」
楽しそうにしているヒフミと微笑むセリナちゃん、良かった良かった。
「じゃあ次はセリナちゃんセレクトを着てみるか」
「はい、楽しみにしてますね」
再度試着室に入りセリナちゃんセレクトに着替える、うーむ…似合うかな…
とりあえず着替えないと分からないか、そう思いさっさと着替える
「うむ…こんな感じかな、うーむ…まぁ大丈夫か」
まぁ大丈夫だろ、そんな楽観的な言葉を吐き試着室から出る
「そっちも似合ってますよ!古食ちゃん!」
「はい、とっても似合ってます」
「では早速買って着てみましょう!」
急かすヒフミをなだめながらお会計へと進む、えたっか何これ21,000円?ここ高級店じゃねぇか…
しばらくはもやし生活だな…(泣)
。゚・( ≧Д≦・゚。)ウヲォーン
少し驚きつつもお会計する、くっそー…まさか高級店に連れて行かれるとは…そんな事を考えていると楽しそうな二人が目に入る
「…まぁ良いか」
「次は何します?」
「そうですね…古食ちゃんの私服も買えたし…どうしましょうか」
セリナちゃんの質問に悩むヒフミ、うーむ…私的にはこのまま可愛い悩むヒフミを眺めるのも良いが…
「ならゲーセンに行くか?」
「ゲームセンター…ですか?」
「うん、ゲーセン」
「良いですね!では早速行きましょう!」
楽しそうなヒフミの後ろに着いていくセリナちゃんと私、ていうかなんか今日のヒフミ、テンション高くねぇか?*6、まぁいっか、可愛いし
「ゲーセンに着きましたよ!」
ゲーセンに着いた私達三人、さて…ゲーセンを提案したのは良いが何をしようか考えてなかったな
「古食ちゃん!ゲームをしましょう!」
「そりゃゲーセンに来たからな、ゲームをせずに帰る訳ないだろう」
「違います!クレーンゲームで一番景品を取った方が勝ち、というゲームです!」
なるほど、そういう感じのゲームか、てっきり私はヒフミがゲーセンでゲーム以外の事をやると思っていたのかと
フッ…フッフッフ…にしてもヒフミよ、私にクレーンゲーム系統の物を出すか…実に愚か!(そして可愛い大好き)
「良いだろう…その勝負乗った!」
「なら今から1時間後にここに集合で!」
そう言いゲーセンの奥へと進むヒフミとセリナちゃん。
あ、セリナちゃんそっちに付くんだ…
「まぁ…いっか」
少し寂しいがまぁいつまでもヒフミに甘える訳にはいかないからな、さて、私の実力を見せてやろうぞ!
その後は大量に景品を獲得しもうそろそろ1時間くらいなので集合場所に向かう。
フッフッフ…きっと私の圧勝なんだろうなぁ…
しかし、あの頃の私はあんなことになるなんて知る由もなかった…
「ななな、な、何だとーっ!?」
集合場所に着いてみればなんとそこには一目で分かる程の大量の景品をカートに乗せて待機しているヒフミとセリナちゃんがいた
「あ!古食ちゃん遅かったですね!」
ヒフミが嬉しそうにこちらに走ってきてセリナちゃんが走っているヒフミの後ろを微笑みながら歩いてくる
「ヒフミよヒフミ、その景品の数は」
「セリナちゃんが手伝ってくれました!」
私は咄嗟にセリナちゃんの方を見る、セリナちゃんは苦笑いを浮かべてこちらを見ていた
「ヒフミさん本当に下手でしたので…」
「酷くないですか?」
「まぁ…ヒフミが下手なのはイメージ通りだ」
「古食ちゃんまで!」
頬を膨らませポコポコ叩いてくるヒフミを余所にセリナちゃんに気になったことを聞く
「セリナちゃんってクレーンゲーム上手かったんだね」
「クレーンゲーム自体はあんまりやった事ないですけどね」
「殆どやった事ないのに…?」
「私タイミングとか見るの得意なんですよ」
どうもセリナちゃんの話によれば医療系は結構タイミングが重要らしくそれで鍛えられたらしい。
それでクレーンを完璧に丁度良い所で止めてガンガン取ったとのこと、医療系ってタイミング必要なんだ…
「ではそろそろ暗くなりはじめる時間帯なので帰りましょうか」
「そうだな」
セリナちゃんの提案を受け入れ未だに拗ねているヒフミを撫でながら帰宅する
ヒフミとセリナちゃん口調が結構似てるから分かりづらいし書きづらき…
。゚・( ≧Д≦・゚。)ウヲォーン
それはそうと今日中に終わったぜ!ぴーすぴーす