再スタートキヴォトス   作:猫と兎の総力戦

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アァアァアァアァ…ばぶばぶばぶばぶ…(?)


ごめんなさい

 その日の放課後、私はヒフミと鉢合わせになっていた。それだけなら、たった、それだけなら、いつもの日常の一片ならよかった。

 だけど、その日は違った

 

「古食ちゃん…」

「ヒフ…ミ…」

 

 言葉が出ない、謝りたいはずなのに、言葉が出せない

 

「えっと…その…」

 

 言いたいことをなんて表現して話せば良いかも分からずにもごることしかできず、ヒフミを引き止めてしまう

 

「…」

 

 ヒフミは何も言わずに、私の言葉を待ってくれている。もしかしたら呆れてるだけかもしれない。

 でも言いたいことを言わないと後悔してしまう、たとえ嫌われていても

 

 

───────────────────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…ヒフミ」

「…はい」

 

 覚悟を決めて、ヒフミに語りかける

 

「確かに、あの時の私はやり過ぎた、ヒフミに嫌われても文句は言えない」

「古食ちゃん…」

 

 ヒフミは何か言いたげにしているが、黙り、私の言葉を待つ、待ってくれている

 

「でも、これだけは言いたい、言わないと、後悔するから」

「分かりました、聞きます」

 

 ヒフミは私の言葉を待ってくれている。怖い、もしも嫌われた時のイメージが勝手に頭に浮かんで、言いたくなくなる。だけど言わないといけない、絶対に

 

「私は不器用だし、短気だから、まともに想いも伝えられない」

「でも、それでも、大切な人を、守りたい、護りたいの」

「あの時何もせずに見ていたら、ヒフミが大怪我してたから、そして、そんな事になるような事をしたアイツらが許せなかった」

 

 言葉を考えず、本心を話す

 

「でも、さっきに言ったように…私は不器用で、ちゃんとした愛情表現の仕方が分からない」

「でもっ…!それでもっ!」

 

 涙でよく見えない、俯いても地面も歪んで見える

 

「私は!ヒフミが大好きだから!大切だから!!」

 

 言葉を奮わせ、言葉を大にして叫ぶ

 

「だから!護りたい!嫌われてしまっても守りたい!」

「たとえ!この命がなくなっても守りたい!こんな私を変えてくれた!!唯一無二の存在だから!!誰にも傷付けさせたくない!!」

 

 涙がポタポタと、地面に落ちる、溢れて止まらない後悔感情が地面に染み込む

 

「ッ…!」

「こんな不器用な表現しかないけど!それでも!ヒフミへの感情は本物だから!守りたいの!」

「だからっ…!だから!」

 

 その時、何か暖かい感触に包まれる

 

「こちらこそ…ごめんなさい…」

「ヒフ…ミ」

「分かってました、古食ちゃんが私を想ってくれての怒りだと、でも、怒ってしましました」

 

 涙が、感情が、込み上げてきて止めどなく零れ溢れる。もうこんなみっともなく泣かないって、あの日の後悔と共に決めたはずなのに

 

「ごめん…なさい…!」

 

 しばらく、私は涙と共に謝罪の言葉を口にし続けた。これでも足りないと、何十回も口から零した

 

 

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 日も傾き暗くなってきた時間帯に、ヒフミに話しかけられる。

 

「落ち着きましたか?」

「うん…ありがとうヒフミ」

 

 本当にヒフミには助けられてばっかりだ、私なんかを、私なんかの為に。

 でも、この言葉は言わない、ヒフミは優しいから否定する、私は強くて凄い人だと、(古食)を肯定するから

 

「そろそろ、帰らないといけないですね」

「そうだな」

 

 セリナちゃんにも感謝しないといけない。私の背中を押してくれ、誰よりも私とヒフミの仲直りを願ってくれた人だから

 

「なぁ、ヒフミ」

「なんですか?」

 

 ふと、想った人に話しかける

 

「いつもありがとう───」

 

    「──ヒフミ私の青春の物語

 

「…はい!」

 

 その日は確かに存在する、〚もしも〛なんてぼんやりとした未来ではなく、過去として、〚本当〛に存在したんだと、そこに、その地に刻む。

 私達の物語を重ねていくために

 

 

 

 

 

 

「うわぁぁぁぁ!!!何でぇぇぇぇぇ!!!!!」

 

 私は現在パンを咥えて大爆走している、理由?寝坊に決まってるだろう。

 

「うわぁぁぁぁ!!!」

 

 あとちょっとふざけて少女マンガのアレをやっている、運命の相手とか現れたら良いなー。

 そんな事を考えていると曲り角で誰かとぶつかる

 

「ミギャッ!!」

「わっ!」

 えっマジ?運命の相手ktkr*1

 

「大丈夫ですか?」

 

 私に手を差し伸べるその運命の相手(と思わしき人)。手を受け取り顔を見てみる

ヒフミだぁい!!

 

「やはり私の運命の相手はヒフミか…」

「何言ってるんですか?」

 

 馬鹿を見るような目で見てくるヒフミ。やめぇ…私をそんな目で見ないでぇ…でも懐かしい感じがするな…ヒフミしゅき…

 

「あっ!そんなことより早く行かないと遅刻しちゃいますよ!!」

「あっそうだった」

 

 ヤバいヤバいこのままでは遅刻してしまう、こうなったらアレやるか

 

「古食ちゃん!?」

 

 ヒフミを抱き上げ*2脚に力を入れて本気で走る

 

「舌、噛まないように気を付けてね」

「は、速すぎて*3前が見えない…」

 

 そのまま本気で走っていると一分程度で学校に着く。学校に着いたことを確認しヒフミを降ろす

 

「学校に着きましたね、ありがとうございます」

「はぁぁっ…はぁぁぁぁっ…!」

「古食ちゃん!?」

 

 ヤバい…この速度で走るの久々すぎてヤバい…死ぬ…。

 ヒフミは私の様子を見て慌てて私を背負い保健室に連れて行く

 

「いやー…死ぬかと思った」

「全く…本気で走るからですよ」

「あのままだったら遅れてたからさ…」

「無茶はダメですよ」

 

 無茶したことを叱られヒフミにデコピンをもらう。可愛い

 

「それじゃ私は教室に戻りますので充分に休んでくださいね」

 

 ヒフミは私に休むように釘を刺して保健室から出て教室に向かっていった

 

「…暇じゃんね」

 

 マジでやる事がねぇな。誰か来ないかなー

 

「おや…?」

「ん〜…?」

 

 噂をすれば何とやらというやつか、マジで誰か来たぞ

 

「どうやら先客がいたようですね」

「どもっす」

 

 デッケェ胸だこと、何ですか?その胸は、Aの私をバカにしてんのか?このピンク髪め。

 ネチネチ妬み事を考えているとピンク頭の巨乳ヤローが私に自己紹介をする

 

「はじめまして、私、浦和ハナコと言います」

「そかそか、私は嘉瀬乃 古食、よろ」

 

 胸と髪以外は真面目そうな人だな、フッ、おもしれー女。

 

「お隣、失礼しますね」

「おっけー」

 

 軽く返事をするとお隣に座る巨乳ピンク。いやハナコでいっか。

 

「ふふっ…」

「…?」

 

 巨乳ピンクことハナコが私の胸を見て楽しそうに微笑む。なんだこのヤロー、虚乳とでも言いたげ顔だな。

 

「虚乳…ですね」

「ぶち転がすぞ巨乳ピンク」

「あらあら♪」

 

 言いやがったぞコイツ、言いやがった。私のコンプレックスをド直球で。

 

「ふふっ、反応が面白いですね」

 

 そう言い少しずつ近寄ってくるハナコ、え何々なにをするつもりだ?

 

「えいっ♪」

「!?!!?!?」

 

 コイツ痴女だ!!!!!胸触ってきやがった!!

 

「変態!死ねっ!!」

「ふふっ、可愛いですね♪」

 

 私は即座にハナコの手を叩き落とし顔を赤らめながらも睨みつける。ハナコはそんな私の様子を楽しそうにニコニコしながら微笑み見ている

 

「この痴女め…」

「痴女なんて酷いですね♪」

「嘘つけ、楽しそうに微笑みやがって」

「実際に楽しいので♪」

 

ヤベー奴と会っちゃったな…おもしれー女じゃなくて怖すぎる女だったわ。

 

「ふふっ…♪」

「つ、次は何だ…?」

 

 再度こちらにジリジリと近寄ってくる痴女ハナコ。

 また胸を揉むつもりか?だが私には同じ手は通じないぞ…

 

「えいっ♪」

「!?!!!!???」

 

 同じように襲いかかってくるハナコ、私はその動作を見てまた胸を触るつもりだと視認に手を弾こうとする。

 だがいきなり腕の動きが変わり私を押し倒すように、というか実際に押し倒された

 

「な、何をする!!」

「ふふっ…可愛らしい反応ですね♪」

 

 そのままハナコは私のジャージに手を伸ばし脱がせようとする

 

「や、やめろ!!」

「無理な相談ですね♪」

 

 必死の抵抗虚しくどんどん脱がされる。ていうか私これでも一応かなりパワー強いのになぜか抑え込まれるんだけど?*4

 ついに制服まで脱がされかけたその時、聞き馴染みのある声が聞こえる

 

「えっあっえっ?こ、古食ちゃん?」

「ヒフミ!助けて!へるぷみー!」

「あら?貴方も参加しますか?」

 

 なんとヒフミが来てくれたではないか!これで助か…

 

「あはは…お邪魔しました…」

「えっあっちょ待って!ちょ待てよ!」

 

 ヒフミは気まずそうな顔をして保健室から出てドアを閉める。いや助けて!?

 

「あらあら、少し残念ですが…まぁ良いでしょう、今は貴方に集中しましょうか♡」

「イヤッ!イヤッ!まだ散らしたくない!!こんな所で!」

 

 (貞操の)死を覚悟したその時、再度聞き馴染みのある声が響く

 

「や、やっぱり駄目です!見逃せません!」

「ヒフミ!!」

 

 おぉ!私の救世主のヒフミがやって来た!これで私は助かる…はず。

 

「あらあら♪貴方も参加したいんですか?」

「ッ!ヒフミ!私に構わず逃げるんだ!」

 

 ヤバい流石にヒフミでもこの痴女ピンクには勝てないぞ!クソ!このままヒフミがこの痴女ピンク変態クソ髪色通りピンク頭イカれ女セクハラスキスキダイスキ野郎に食われるくらいなら私が食われる!怖い!

 

「何やってるんですか?」

 

 その時、もう一つの聞き馴染みのある声がこの混乱した空間を支配する。

 声のした方を見ればなんとセリナちゃんが…いやめっちゃキレてね?

 

「古食ちゃんが保健室に居ると聞いて来たら…遊んでるんですか?」

 

 ヤバい、ヤバいヤバいヤバい、めっちゃキレてる!心無しかセリナちゃんの後ろにゴゴゴゴって文字が見えるし!*5

 

「えっと…その…」

 

 なんとか言い訳を考えるが何も思いつかない。ヤバい、このままじゃシバかれる

 

「言い訳は結構です」

 

 あ、終わったな。もう無理なことを悟りなんか笑えてくる。あ、今までの思い出が見えてきた…これが走馬灯ってやつか…オイやめろ私がエデン条約で死んだ所をサラッと見せるな。

 その後は正座させられめちゃくちゃ説教された。ヒフミがしょんぼりしているのは分かっていたがあの痴女ピンク変態クソ髪色通りピンク頭イカれ女セクハラスキスキダイスキ野郎も少し元気がなさそうだ。

 

「はぁ…とりあえず、今回はこれだけ*6で許します」

「これだけ…?」

「なんですか?古食ちゃん」

「いえ、何も」

 

 余計なこと言ったらガチでシバかれそうなので黙る。

 

「次はありませんからね」

「「「はい…」」」

 

 セリナちゃんは私達を後にして保健室から教室へと向かう。いや…マジで怖かった。

 

「あんなに怒ったセリナさんは初めてですね」

「本当に…めっちゃ怖かった…」

 

 ヒフミの言う通りセリナちゃんがあんなにキレた所は見たことがない。

 まぁそんな事は置いといてだな、そろそろ戻らないと授業に遅れる

 

「そろそろ戻るか」

「そうですね」

「また会いましょうね♡」

 

 ヒフミとなんかもう復活してる痴女ピンク変態クソ髪色通りピンク頭イカれ女セクハラスキスキダイスキ野郎と分かれて教室に戻る。いや回復速すぎんだろ。

 まぁそんなことがありつつも無事に学校も終わり放課後。

 

「また会いましたね♡」

「ウッソだろ…」

 

 まさかまたあの痴女ピンクに出会すとは…また襲いかかってくるのなら容赦はせぬぞ…

 

「また再会できるなんて嬉しいですね♪」

「私の側に!近寄るなぁぁー!」

「何やってるんですか?」

 

 そうこうハナコの痴女攻撃に抵抗しているとヒフミとセリナちゃんがやってくる

 

「助けて!へるぷみー!」

「はぁ…ハナコさん、離れてあげてください」

「仕方がないですね」

 

 微笑みながらも名残惜しそうに私から離れるハナコ。名残惜しそうにすんじゃねぇよ

 

「あはは…」

「グルルル…」

 

 私はハナコが離れたのを見てすぐさまヒフミの後ろに移動ししがみつく。

 あんな痴女の近くに居られるか。

 

「ではそろそろ帰りましょうか」

「そうですね」

 

 セリナちゃんの提案に賛成し帰宅しようと校門へ向かおうとする。するとハナコが話しかけてきた

 

「私もご一緒させてもらっても?」

「うーん…どうしましょう」

 

 ヒフミとセリナちゃんがこちらを見る、私は全力で首を横に振り拒否の意を示す。

 

「うーん…すみませんが今回は」

「あら…少し寂しいですね」

 

申し訳なさそうなヒフミと言葉にハナコはしょんぼりして帰宅する。

 

「やっぱり…一緒に帰っても良いぞ」

「…え?」

 

 私の言葉に驚きハナコはこちらを振り向く。ハナコって痴女以外の表情できたんだな…

 

「別に…なんか悪いことした様に感じただけでお前が可哀想だからではない」

「ふふっ…そうですか♪」

「でもセクハラは駄目だからな」

 

 なんかめっちゃ嬉しそうなハナコに一応セクハラ禁止の釘を刺す。

 あとめっちゃヒフミとセリナちゃんの視線が気になるんだが

 

「では早速帰りましょうか…というのもなんか勿体ないので折角だしどこか遊びに行きましょう!」

「遊びに…ですか?」

 

 ヒフミの提案に少し疑問を持った様子で質問するハナコ

 

「遊びに行ったことないのか?」

「はい、お友達が少なかったので」

「ハナコさんならお友達も居そうですけどね」

 

 セリナちゃんの言う通り友達とか結構居そうだけどな。痴女だけど悪い奴じゃねぇし

 

「じゃ、早速行くか」

「そうですね」

 

 私達はいつもの道ではなくゲーセンへの道に進んだ

 

 

───────────────────

 

 

 現在、私達はゲーセンに着き色々見て回っていた。

 

「楽しみですね♪」

「そうだな」

 

 ハナコはゲーセンに向かっていた時から終始楽しそうだ。純粋に楽しんでいそうで少し嬉しい

 

「では最初に何をしましょうか…」

「そうですね、何かあれば良いんですけど」

「なら私アレやってみたいです♪」

 

 ハナコはプリクラ機を指差し近寄る。プリクラかぁ〜、撮ったことないな

 

「良いね、やろうか」

 

 私達はプリクラ機の中に入るハナコに着いていき一緒に入る

 

「少し狭いですね、古食ちゃん大丈夫ですか?」

「あ、あぁ…うん…大丈夫だヒフミ…」

「どうしたんですか?そんな顔を赤らめて、熱ですか?」

「いや…大丈夫だ」

 

 私の様子を心配するセリナちゃんの言葉に聞き流しつつ返事をする。

 めっちゃヒフミと密着してる…ヤバいくらい密着してる…ちょっと恥ずかしい…あっヒフミ当たってる!当たってる!!

 

「ふふっ…♪」

「お…お前…」

 

 視線を感じてすぐさま振り向けばハナコが痴女モードの時の微笑みで楽しそうにこちらを見ている。クソろ嵌められた…

 

「では早速撮りましょう♪」

「くぅ…」

「?」

 

 ハナコは恥ずかしくて俯いている私を余所に楽しそうにプリクラ機の画面を操作し撮る用意をする。

 ヒフミは私の様子が気になったのか私の肩の後ろから顔を出しこちらの表情を観察する

 

「大丈夫ですか?顔が赤いですよ?」

「大丈夫…だから…」

 

 やめろ…ヒフミよ…めっちゃガッツリ当たってる…私が保たない。そしてハナコお前は本当に楽しそうだなオイ覚えてろよ、そんなニヤニヤしながらこっち見やがって。

 その後はしっかりプリクラを撮り今は皆で見ている所だ

 

「うーん…古食ちゃんが俯いててあまり良いとは言えませんね」

「無理だぞ…セリナちゃん、私はもう二度とやらん」

「勿体ないですね♪私はまた同じ位地で撮りたかったんですが…」

「うっせ…」

 

 クッソ…また思い出して恥ずかしくなってきた。なんかで気を紛らわさないと…

 その時に丁度良い物が目に入る。

 

「あれやろうよ」

「格闘ゲーム…ですか?」

「そう、ヒフミはやった事ある?」

「一度だけなら」

 

 勝てますかね…なんて言うヒフミの手をとりあえず引いてゲーム機の椅子に座る。

 お金を入れて始めようとした時、誰かに話しかけられる

 

「ちょっとちょっと、アタシらがやろうとしてたんだけど?」

「あ?誰?」

 

 面倒だな…折角ゲームを楽しもうとしてたってのに…ていうかコイツら前の暴走してたヘルメット団じゃねぇか

 

「お前らか、あん時の事忘れたのか?まぁ不良やってる時点で頭はパァか」

「あ?なんだテメェ?ボコボコにされてぇならゲーセンから出てやるぞ」

「あの…えっと…その…」

「大丈夫だヒフミ、手加減はするし前みたいなやり過ぎもしないようにするよ」

 

 私は不安気なヒフミを撫でて不良集団に連れられ外に出ようとする

 

「すぐ戻ってくるから心配すんな」

 

 多少の苛立ちを隠しながらもセリナちゃん達にそう言いゲーセンの外に出る

 

「はぁ…面倒だな」

「なんだ?もう怖気付いたのか?今なら有り金全部置いていったら許してやるよ」

 

 あぁ…コイツら金目的で絡んできたのか?まぁトリニティ生は金持ってて弱いお嬢様も結構いるからな。

 

「うっせぇな…さっさとボコボコにしてやるからそんな騒ぐな」

「あぁ?オメェ自分の立場分かってんのか?」

 

 もうこれ以上話すのも面倒だ、さっさとボコボコにしてヒフミ達の所に戻るか。

 私は棒とショットガンをベルトカバーから取り出し構える。まぁどうせすぐ終わるし棒だけでも良かったかもしれないけどな。今日の昼飯どうしよ、ヒフミ達と食べるか

 昼飯の事を考えていると不良共も準備が完了したようで全員がマイ銃を構えて私を睨んでいる。

 

「じゃ、さっさと終わらせるか…」

「ほらほら早く来いよ!このままじゃ蜂の巣だぜ!?」

 

 ドヤ顔気味で銃を乱射してくる前衛共、当てる気がないのか?殆ど当たらんぞ。

 たまーに当たりそうな弾丸は弾き後衛共の狙撃は避ける

 

      違和感もしも

 

 まただ、あの変な夢*7を見てから違和感(もしも)を感じることが増えた。

 そう思いながらももしも(違和感)を直感的に理解し後ろに棒を振れば不意打ちしようとしていた不良集団の一人にクリティカルヒットして吹き飛ばされる。

 

「ガッ…」

「あと…三人か」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「古食ちゃん…大丈夫でしょうか、怪我とかしてないと良いですけど」

「はい、古食ちゃんなら大丈夫です、あんなに自信満々でしたので」

 

 浦和ハナコ()は心配するヒフミちゃんに落ち着くような言葉をかけて落ち着かせる。あんなに自信満々でしたし古食ちゃんは大丈夫でしょう

 

「こんなお話はやめて、楽しいお話をしましょうか」

「そうですね」

 

 この後は何をしようか、などをして古食ちゃんを待っていたら丁度古食ちゃんが戻ってきました

 

「ふぃ〜…疲れた…」

「お疲れ様です、怪我などはありませんか?」

「大丈夫だ、問題ない」

 

 心配し近寄ってくるセリナちゃんに大丈夫だ、と言う。

 

「もうだいぶ暗くなってきましたね」

「少し帰るのが遅くなってしまいましたね」

「ではお泊りなんてどうでしょう?ここからなら古食ちゃんの家が近いですし」

「私の家か…うーん、まぁ良いか」

 

 私の家、四人分の布団あったかな…まぁ良いか。

 深く考えることをやめヒフミ達と皆で私の家へと向かう。それはそうと何故ハナコは私の頬をツンツンしながら歩くのだ、やめろやめろ

 

「ふふっ…♪」

「やめろやめろ、私の頬はスイッチじゃねぇんだ」

 

 なんでヒフミもツンツンするんだ、やめろ少し恥ずかしいではないか

 

「セリナちゃんもナデナデするのやめてくれ、少し恥ずかしい」

「ふふっ、可愛いので無理ですね♪」

 

 なんか…セリナちゃんもヒフミもツンツンすること増えてきてないか?

 っと…そんなこんなしていたらもう私の家に着いたか

 

「「「お邪魔します」」」

「はいはーい」

 

 私達は家に入って各自で荷物を降ろしゆっくりする。うーむ…少し疲れたな…眠い

 

「何の用だ、ハナコよ」

「ふふっ…♪」

 

 ソファでぐでーっと座っているとハナコが痴女モードでこちらにジリジリ迫ってくる。眠いから襲うのは勘弁してほしいんだが…

 多少警戒しつつ眠気に抗っているとハナコが私を膝枕してくる

 

「…?」

「膝枕です♪」

 

 ハナコは楽しそうに微笑みながら私の頬を突っつきながら言う。それはもう慣れたし言いとして撫でてくるセリナちゃんとめっちゃ視線を送ってくるヒフミ*8が気になる

 

「眠く…なってきたな…」

「おやすみなさい♪」

 

 意外と心地良い感触なため眠気が高まり私はそのまま寝てしまう。

 

「ふふっ…♪寝てしまいましたね」

「そのようですね」

「む…」

 阿慈谷ヒフミ()は少しこの状況が嫌だった、何故かというと古食ちゃんがハナコさんの膝枕で寝ているからだ。

 別に良いんですけど…良いんです…けど…なんか嫌です、私が膝枕してあげたいような…

 

「む……」

「あら?」

 

 ハナコさんは古食ちゃんの頬をツンツンする手を止め私の表情を見つめて何か分かったように微笑んだ

 

「なんですか?私の顔に何かありますか?」

「いえ、何もありませんよ?ただ少し気になっただけです♪」

「〜♪」

 

 うーん…少し気になります、それはそうとセリナちゃん楽しそうですね。

 

「あっつい…動いてないのに…暑いよ〜…」

 

 ハナコさんの表情に悶々としていたら古食ちゃんが暑そうに顔を顰めて寝言を言う。

 

「暑そうですね、このジャージ脱がせてあげた方が良いでしょうか」

「そうですね、脱水症状になっても困りますし」

「じ、じゃあ私がジャージを脱がせます!」

 

 ジャージを脱がせるか相談していたハナコさんとセリナさんの会話を聞き私がジャージを脱がせると宣言する。

 

「それならヒフミさん、お願いします」

「はい、分かりました」

「ふふっ…寝てるお友達の服を脱がせるなんて…ヒフミさん大胆ですね♪」

「そんな勘違いされるように言わないでくださいよ…」

 

 ハナコさんの言葉は適当に聞き流しつつ古食ちゃんのジャージのチャックを下げる。

 

「古食ちゃんの制服姿は初めて見ますね」

「とっても新鮮で可愛いですね」

 

 そのままジャージを脱がせようとする…と

 

「何やってんの?」

「あ、古食ちゃん起きました…か…」

 

 古食ちゃんの声が聞こえ起きたことを確認し顔を覗き込むと無表情だけど目がいつもより暗い古食ちゃんの顔がそこにあった

 

「ジャージ、脱がせようとしたの?」

「えっと…はい…暑そうだったので…」

「…そっか、次はやめてね」

 

 古食ちゃんは少し暗い様子でソファに寝転びまた寝てしまう。少し悪いことをしてしまいましたね

 

「この空気、どうしましょうか」

「少し…というかかなり暗くなってしまいましたよね」

 

 ハナコさんは気まずい様子のセリナさんと私を見て少し思いついたように微笑みジリジリとこちらに寄ってくる。

 少し怖いですね…これが古食ちゃんの気持ちだったんでしょうか…

 少し構えてハナコさんの様子を伺っていると抱き上げられ対面するようにハナコさんの膝上に乗せられる。

 

「えっと…ハナコさん?」

「ふふっ♪」

 

 困惑しながらもハナコさんに何がしたいのかを聞こうとすると頬を素早くツンツンされ黙らされる

 

「むぐぐ…」

「可愛いですね♪」

 

 このままでは不味いと思いセリナさんに視線を送り助けを求めようとすると苦笑いを浮かべた状態でこちらを見守っている。見守ってないで助けてください…

 そのまましばらくツンツンされ続けた。

 

 

 

 

              …続けたい

*1
信じ難いがktkrを知らない人も増えてそうだし一応、キタコレの略である、例文として「確変ktkr」などに使う

*2
お姫様抱っこ、この女誑しめ(n回目)

*3
秒速25m

*4
ハナコは力が入りにくくなるように古食ちゃんを抑えています、実践経験も豊富(意味深)

*5
あのジョジョのやつ

*6
これだけ(1時間説教)え?授業はどうしたって?知らね

*7
前話参照

*8
私が膝枕してあげたかったのに、の視線




うぉぉぉぉ…今回はあんまり気乗りしなかったからクオリティが低いけど許して…え?許さない?あっちょ待ってそのバットを鎮めよ!鎮めたまえ!グボァ…
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