転生者たちは終末世界で好き勝手したい!(出来ない) 作:NATTOUGOHAN
後評価入れてくれた人ありがとう!!!!!!!
そしてトラキアンさんが去ったあと、リンの巻き込まれた車暴走事件とオツリちゃんアヒル窃盗疑惑事件の犯人は逃走中に
いやーフコウダナー。
そして恐らくシャバに出たら暫くの間ずっと何も無いところでコケて野郎の股間に頭擦り付ける、雷雨の時に偶然家に雷が落ちる、何故かポケットからスルリとスマホを排水溝に落として壊れ、その替えのスマホを買った即日壊れるなどの不幸に見舞われるかもしれないけど、リンを事件に巻き込んだ以上当然じゃないかな?
そしてベンさんのモフモフ販促が評判を呼んだり、店前で白髪の人に映画のネタバレを聞かされたというクレームに対応したりして数日が経った頃、遂に講習会の日がやってきた!
「友人から勧められてきたものの。ブリンガー長官なんて見るのも嫌じゃな」
「ちょっと俺の友人のことなんだけど、彼のボンプが詐欺して35万ディニー騙し取っちゃってさ〜」
「それは友人とはあなたのことですか?」
「ブリンガーと対面すると思うと全身の回路が不具合を起こしている様に感じます(クソデカ音声)」
会場はこの前の事件解決を見て見直してくれた六分街の人たちが集めてくれた人でいっぱい!
まあ中には今回の発起人であるブリンガーの悪口を言ってる人もいるけどまあ取り敢えずリンの恩人である朱鳶さんと青衣さんの努力が無駄にならなくてよかった〜。
と思っていると青衣さんが現在アキレス腱を縫う大手術の後治安局の病院に入院している不運な犯人であるカルロ・モロンの提供した座標について違和感を覚えたらしく、マスターたちとの会話を切り上げて朱鳶さんと人のいない路地に行ってしまった。
そしてマスターたちとその会話を盗み聞きしているとなんとその座標が広場の怪物の残骸を運ぶ自動輸送車のルートと一緒らしい。
私は正直もうあの広場の怪物についてあまり触れたくは無いのだけれど。(これ以上マスター相手に転生者関連のことを誤魔化したく無いので)
でも怪物がプレーンを取り込む直前に光った時アキラの知能水晶体が不具合を起こしたことが気がかりだからやっぱり、然るべき機関で調査してもらってそれをFairyにハッキングしてもらって見ると言うのが一番かなとマスターたちと話し合っていると朱鳶さんと青衣さんは現場に向かっていき、私達もそれを陰ながら手伝うことにした。
ホロウ内
恐らく奪われた証拠品を取り返しにホロウに入った朱鳶と青衣は現在大ピンチに陥っていた。
大した障害物もなく輸送車に向かい、証拠品が奪われたことを確認出来たまでは良かったのだが、待ち伏せに合い、その大群に押され弾薬も尽き掛け、そして建物に追いやられてしまったのだ。
そのピンチを脱するためにどちらが囮を務めるかどうかで言い争い、お互いがお互いを思っているため議論は平行線になっていた。
「口論はやめよう二人とも」
その時、無線から知らない声がした。
その声の主はプロキシと名乗り、君たちを逃すチャンスを作ると言ってきた。
他に出来ることもないのでその言葉に従うことにしたが、建物を包囲する敵がまだまだ存在している。
どうするのかと思っていると、突然リフトの電圧が急激に上昇し機械が破損し、敵がまだ乗っていたリフトが落下、そしてそれを唖然と見つめていた大男の後ろにいた男がマリオネットの様に不自然に歩み、そして手に持っていた槍でその大男を突き落とそうとした。
だが大男はそれに気づきその男を掴み上げた。
「何やってんだテメエ!いくらオレサマのことが嫌いだからってやっていいことと悪いことがあんぞ!」
「いや!体が勝手に!」
「言い訳は聞きたくない。ここがテメエの死に場所だぁ!!」
そして仲間割れをしている最中、朱鳶と青衣は建物を脱出し逃走した。
「逃げたぞ!」
その逃走に気付いた襲撃者たちが続々と集まり、そして幾つかの裂け目を転々としながらもその追跡は収まることを知らない。
ちょくちょく不自然な放置されていたクレーンの横転、建材の崩落などによって数を減らしてはいるもののそれでもかなりの数が追ってきていた。
そして簡易トイレの裂け目を抜けた先、クレーン上部で朱鳶と青衣は歩いていた。
後ろには何故か朱鳶たちが入った後のトイレの扉が開かず力尽くで破壊した後続が何人か。
その皆がクレーンから落下する恐怖に怯えて追うのを忘れ、クレーンに抱きつく中、勇敢にも手に持っているクロスボウを朱鳶たちに向け発射しようとする者がいた。
「っ!」
その照準が標的に向けられたかと思うと、その突如標的を失った。
朱鳶と青衣が飛び降りたのである。
襲撃者たちがその心中劇にあっと驚く最中、突如クレーンが動き出しその者たちを振り落とした。
そして勿論それは心中などではなかった。
クレーンから飛び降りた朱鳶と青衣は鉄塔の中に落ち、そしてその中に存在していた裂け目の中に入ったのだ。
「っ?」
そして横に投げ出されるかと思いきや、謎の透明なフワフワとしたものに捕まれそして下された。
「たっ助かったの…?」
周囲を見渡すとそこに追跡者の姿はなく、無事逃げ切ったことを示していた。
「義士よ、いるのであろ姿を見せぬか」
恐らくいるであろうプロキシに青衣が声を掛ける。
「二人とも、ようやく会えたね」
そして物陰から姿を現したのは一体のボンプであった。
「ぬしは…白祇重工のポンプではないか!?」
その姿を見た青衣は驚きの声をあげた。
それは先日、怪物の事件の時にあったボンプだったのだから。
それに加えて流暢に理知的な言葉を述べていることは通常のボンプではあり得ないことだ。
「先輩、聞いたことがありませんか?インターノット上にかつていたという伝説的なプロキシ…自らホロウに入って先導するのではなくホロウ内外をリアルタイム通信で結ぶことによってそれを可能にし、かつ不思議な力によって通信越しでも物体を動かせると言う…」
先ほどまでの記憶を読み返す。
一切の障害物のない輸送車までの道、都合よく崩れ追手の道を塞ぐ建材。
全てが辻褄が合った。
「「パエトーン」、か」
そして協力することになった本来は敵対する関係であるプロキシと治安官、そのタッグはボンプの記録、フォークリフトのドライブレコーダーを再生し、手がかりを集めることによってついに本物の証拠品を取り戻すことに成功し、あとはもう別れの挨拶の後別れるだけとなっていたのだが……。
ブォン
「ッ!」
空気を強引に切り裂く音がする。
それを認識したその瞬間、朱鳶の喉元には紫に光る刃が突き付けられていた。
基本的にエーテリアス転生者は身体に精神が引っ張られてるので人殺しに余り忌避がありません。
そして人としての感情を出さないことが続くと発狂してただの棒立ちエーテリアスになるかだんだん人としての感情がなくなっていき最終的に精神がエーテリアスそのものとなり擬似的な権能を持つ結使のなり損ないみたいなやつになります。
実は零号ホロウにそういった転生者の末路が徘徊していますが基本的に本編中には出しませんし触れません。
フレーバーテキスト程度に思ってください。
まあ今は掲示板があるので本編中で新エリー都周辺でそういう孤独に狂うエーテリアス転生者はいません。
逆に言えば掲示板がなければキャラバンもトラキアンもグラトニーもプグヌスもそう言う末路を辿る可能性が高かったです。
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