転生者たちは終末世界で好き勝手したい!(出来ない)   作:NATTOUGOHAN

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クローン関係は完全に捏造です。


仕事自慢し合おうぜwwww

1:名無しの転生者

ちなワイは研究者

へ―リオス研究所に配属されてる。

 

2:名無しの転生者

裏山

そこすごいとこじゃん

 

3:>>1

前から研究者になるのが夢だったけど、前世では失敗しちゃってね。

ずっと心残りだったんだけど人生二週目でめっちゃ勉強して、へ―リオス校に合格していま研究者。

 

4:名無しの転生者

おめでとう。

 

5:名無しの転生者

いいなぁ、俺なんて配管工だぞ。

しょぼいのでもいいからこの世界特有の職に就きたかったのに。

 

6:>>1

で、それを自慢したかっただけなんだけど

 

7:>>1

後は自由に自分の仕事を語ってもらって。

 

8:名無しの転生者

ヘーリオス研究所の正規採用かよ、勝ち組すぎて眩しい

確か最先端のエーテル研究とかしてるところだろ?

毎日白衣着て、オシャレな社食でランチとかしてんのか。前世の雪辱果たしすぎだろw

 

9:名無しの転生者

俺はボンプの修理屋

毎日が可愛いボンプたちに囲まれて嬉しいし、稀に来る明らかにホロウレイダーに改造されたボンプのよく分かんない部品に唸るのも楽しい

まあすぐお別れするんだけど。

 

10:>>5

そういう職に就きたかったな〜

 

11:名無しの転生者

>>9もしかしてミネルヴァ地区で店やってたりする?

あのどんなボンプも受け入れて即日修理できるとか言う。

あれ転生者だったんか。

 

12:>>9

そうだね

特典の透視で解体とかせず中の状態をすぐ確認して不具合を見つけやすいから素早く正確に出来る感じ。

 

13:>>5

俺とおんなじ特典やんけ変わってくれよ

 

14:名無しの転生者

同じ特典なんてあるのか

 

15:名無しの転生者

私は軍人なんだけど、仕事をする度に人々の平穏を守れてるって実感出来てやり甲斐がある。

反乱軍は死ね。

 

16:名無しの転生者

反乱軍に何の恨みがとは思ったが確か反乱軍って防衛軍を裏切った奴らだよな。

そりゃ殺意沸くわ

 

17:名無しの転生者

確かそういう奴はあんまり規模が大きくないらしいがなんでそういう奴らが湧くんだろ。

 

18:名無しの転生者

軍に何か問題があったりしてな

機械人の奴隷化とか?

 

19:>>15

私の職場を愚弄するのはそこまでにしておけ

 

20:名無しの転生者

俺軍所属の科学者なんだが軍って結構ヤバいぞ

人のクローンとか作ってる。

 

21:名無しの転生者

早速エビデンス出てて草

 

22:名無しの転生者

クローンってヤバくない?

失敗作とかたくさん出てるんじゃ

肉塊だけど意識はある奴とか

 

23:名無しの転生者

と言うかそれ軍事機密では?

全く聞いたことないんだけど

 

24:>>20

まあ軍事機密だし、私がその研究の第一人者なんだけどなHAHAHA

 

25:名無しの転生者

第一人者降臨してて草。

>>20も>>1に負けず劣らずの超エリートじゃん

軍所属の科学者でクローン研究とか、完全に悪の組織の幹部だろ。

 

26:名無しの転生者

技術の確立には勿論失敗も伴うと思うんだけどその失敗どうしてるのさ

 

27:>>20

まあ、もちろん失敗してきたしその失敗作の「処理」もしてきた。

まあ最初は吐き気がしてたが今は特典の感情抑制で淡々とやってる。

 

28:名無しの転生者

なかなか狂ってんな

前世の倫理観どこいった。

 

29:>>20

後なんかスーパーソルジャーをクローン技術で作って使い捨てできる安価な手駒にする計画が上がってた気がするな。

結局それはまだ実行されてないけど。

 

30:名無しの転生者

軍の闇が深すぎて、>>5の日常が癒やしに見えてきたわ。

 

31:>>15

……私は何も聞いていない。何も見ていない。

私はただ、市民をエーテリアスから守るという職務を全うするだけだ。

 

32:名無しの転生者

軍内部で不穏な空気が流れ始めてて草。

 

33:CEO

もし防衛軍の闇に飽き飽きしたならうちを再就職先に進めるぞ

エーテル物質の採掘事業が軌道に乗って収入が安定してきたから、今度非エーテリアス転生者の救出チームを作ろうと思ってるんだが来ない?

 

34:名無しの転生者

どうせ救出(強奪、誘拐)じゃないの

 

35:名無しの転生者

そうだよなあ。CEOがわざわざ「秘密裏に」なんて言うときは、大抵ろくでもない火遊びがセットだし。

 

36:CEO

人聞きが悪いな。

俺はあくまで命や尊厳の危機に瀕した仲間を解放しようとしているだけだよ。

ただ手段を選んでないだけで

 

37:CEO

まあそれに全ての事例で正規の手段を使ってるとどっかしらから転生者の具体的な情報が漏れるかもしれない。

 

38:名無しの転生者

情報漏洩を懸念するCEO、意外とまともなこと言ってて腹立つな。

でも確かに、学会や軍に「こいつエーテルとも何の関係もない特殊能力と前世の記憶あります!」ってバレたら、転生者狩りが始まるかもしれん

 

39:CEO

エーテリアスに転生してる奴らについてはもう勘付かれ始めてるから、今急いで集めてるところだ

 

40:名無しの転生者

マジか、エーテリアスに生まれなくてよかった。

 

41:名無しの転生者

ホロウレイダーやってるんけど毎日が命の危険で本当に辞めたい。

この前悪質なプロキシ引いちゃったし。

 

42:名無しの転生者

ホロウレイダーって犯罪者だろ、なんでそんな仕事を?

 

43:>>41

生まれた時から孤児で生きる為にはこれしかなかった。

 

44:名無しの転生者

どんなプロキシだったんだ?

 

45:>>41

渡されたキャロットが滅茶苦茶で目的地に行くまでは問題なかったんだけど目的地に着いてすぐ使い物にならなくなった。

 

46:名無しの転生者

酷いな

 

47:名無しの転生者

それって今どこにいるんだ?

まさかホロウからやってんのか

 

48:>>41

いや、此処で助けを呼んで今外

今後どうしようかって公園のベンチで黄昏てる。

 

49:CEO

それなら是非此方に来ない?

万が一戸籍がなかったとしてもこちらで用意するよ

 

50:名無しの転生者

またか

 

51:名無しの転生者

CEO、食いつきが早すぎて怖い。

スカウトというより、もはや転生者専門のハローワークになってるじゃん。

 

52:>>41

えっ。

一応犯罪者の端くれだよ?

戸籍用意してくれるって、それ裏のコネとか使って真っ当な市民にしてくれるってこと?

 

53:名無しの転生者

ちょっと待った。

それってつまりお前の存在自体をCEOに握られるってことだぞ。

まあ、ホロウの藻屑になるよりは100倍マシだろうけど。

 

54:CEO

犯罪者? 我が社ではそれを「実務経験者」と呼んでいる。

救助には荒事も多くなってくるからそういう実務経験を持った奴も必要だ。

 

55:名無しの転生者

まあ乗ったほうがいいんじゃないか

いつ逮捕されても死んでも可笑しくないし。

 

56:>>41

決めた。

どうせこのままここにいても、次の依頼で死ぬか捕まるかだから

CEOを信じてみるよ。

 

57:CEO

賢明な判断だ。

君の戸籍は最近新設した裏の法務部門が責任持って用意する。

今そこに向かってるから待っててくれ。

 

58:名無しの転生者

さらっと場所特定されてない?

 

59:名無しの転生者

私、郊外で走り屋やってるんだけど…

 

 


 

 

公園

 

 エリー都の何処か、付近でホロウ災害が発生したことにより放棄された公園があった。

 公園の古いベンチで、栗毛の少女──私は不安気に座っていた。

 周囲はホロウ災害の余波で立ち入り禁止区域に指定され、人っ子一人いない。

 

(本当に来るのかな)

 

 そう不安に思いながら、ホロウから出る最中に更にボロボロになってしまった靴を見つめた。

 

「待たせたかな。」

 

 聞き慣れない、だが酷く落ち着いた声がした。

 見上げると、そこには黒塗りの高級車が音もなく停まっていた。そして、車から降りてきたのは——。

 

「CEO?」

 

 誰も運転座席にいない車から降りてきたのは、掲示板で書いてあった通りの高級品で身を包んだ猫耳の男だった。

 

「その通り、俺がCEOだ。君は41だよね?名前は?」

 

 その言葉に安堵しながら、三秒で考えた名前を言った。

 

「私はクリン。」

 

「そのままだな、もしかして今考えた?」

 

「うん。」

 

「正直だな、個人的にはそういう人は大好きだ。」

 

 そう微笑んで彼は言った。

 

「と言うか一人で来たんだ。てっきり代理の人が来るのかと。」

 

 彼には部下が沢山居るだろうに、何で一人で来たんだろう?

 

「転生者関係で今動けるのは俺しかいなかったんだ。エーテリアスはそもそもホロウから出られないし、それ以外の人員も今は忙しい。」

 

「そうなんだね。」

 

「まあいい、クリンか。いい名前だ、これから君の人生を『クリーン』に塗り替えるのにはぴったりだ。」

 

 彼はそう言って、高級な杖を軽く回しながら微笑んだ。だがその時、猫耳がぴくりなった。

 

「……おっと。不届者がいるようだね。」

 

 彼の言葉が終わるか終わらないかのうちに、公園の茂みや建物の影から、武装した数人の男たちが姿を現した。

 始末屋か何かだろう。

 

「おい、成金、そこのガキを渡しな。今なら身包み剥ぐだけで許してやる。」

 

 男たちの一人が下卑た笑いを浮かべ、引き金に指をかける。

 

「……私の前で、私の『社員』を銃口を向けるとは。コンプライアンス的に見過ごせないな。」

 

 彼が冷ややかに言い放つと同時に、始末屋たちが一斉に発砲した。

 激しい銃声が静かな公園に鳴り響く。

 

 だが、衝撃は来なかった。

 

「……え?」

 

 恐る恐る目を開けると、そこに彼が掲げた杖の先端から展開された、青白く輝く六角形の幾何学模様が、全ての弾丸を空中で静止させていた。

 

「これ、バリア……?」

 

「それだけじゃない。この杖は多才でね。……さて、不届者への回答をプリントしよう。」

 

 彼が杖のグリップにあるスイッチを押し、空中に円を描く。

 杖の先端に内蔵された3Dプリンターが、超高速でエーテル物質を実体化させていく。

 一瞬にして空中に形成されたのは、黒い杭の群れだった。

 

「お届け物だ。送料は命でお願いするよ。」

 

 彼が杖を振り下ろすと、生成されたばかりの杭が弾丸以上の速度で射出され、始末屋たちの心臓を正確に貫き、地面へと縫い付けた。

 

「ぎ、ぎゃああああっ!?」

 

「さあ行こうかクリン、もう此処に要はない。」

 

 彼は悠然と車門を開け、呆然とする私に手を差し出した。

 彼は、震える私の手を優しく引き寄せると、そのまま私を高級車の後部座席へと促した。自動ドアが静かに閉まり、外の血生臭い空気と絶叫が遮断される。

 車内は、先程までの凄惨な光景が嘘のように、穏やかな音楽が流れ、微かにバニラの香りが漂っていた。

 

「……あ、あの。さっきの人たち、私の前の『雇い主』が差し向けたんだと思う。」

 

 ボロボロになった靴の先を見つめながら、絞り出すような声で言った。

 

「私、ただの孤児だったから……。盗み方とか盗掘の仕方とか教えられて、捨て駒にされて。今回も、用済みになったからわざと間違ったキャロットを渡して、ホロウに置き去りにしたんだとと思う。私が生き延びたって知って、口封じに……」

 

 その告白を聞きながら、CEOは手元の端末で何らかのデータを操作していた。

 

「なるほど。君を利用し、使い捨て、最後には掃除屋まで雇って後始末か。……実に非効率な経営判断だ。その『旧雇い主』は、よほど自分の無能を晒したいんだな」

 

 CEOの目が、窓の外を流れる景色を映しながら冷たく光る。

 

「安心していいクリン。彼らは時期に壊滅する。今彼らのホロウ内の拠点を特定してキャラバンが野生のエーテリアスで襲撃をかけさせている所だ。」

 

「えっ……?」

 

「報復ではないよ。私の社員に手を出したコストがいかに高くつくか、身をもって理解させるためだ。」

 

 彼は杖を傍らに置き、私に向き直った。

 

「君がこれまでどんな泥の中を歩いてきたかは問わない。どんな存在になったって救われるべきなのだから。

それだからまずは……その靴を買い替えに行こうか。君がこれから歩むのは、そんなボロボロの道ではない」

 

 彼が指を鳴らすと、車のナビ画面に「最高級シューズショップ」の目的地が表示された。

 

「……ありがとう、CEO。」

 

私は転生してから初めての誰かに守られた実感に、目元が熱くなるのを堪えた。

 

「礼には及ばない。同じ元孤児の誼さ、期待しているよクリン。君の持つ経験は転生者の救出チームには不可欠なんだ」

 

 (この人も孤児だったんだ)

 

 そう思うと途端に彼が身近に見えてきた。

 

「あっそうだ所で、君の特典は?」

 

「多分解析、物を見れば見るほど分かってくるの。」

 

「素晴らしい力だな」

 

 そう言うと彼は考え込んだ。多分利用法を考えてるのかな?

 

 黒塗りの車は、放棄された公園を背に、光り輝くエリー都の中心部へと加速していく。

 捨て駒だった少女が、世界を揺るがすCEOの「懐刀」へと変わる物語が、ここから始まるのだ。

 

 


 

 

ご主人様について話すスレ Part12

 

140:名無しの転生者

なんかホロウ近くで人の悲鳴が聞こえたって通報があったから先輩の機械人と一緒に行ってくるね。

 

141:CEO

あっ多分それ俺だ。

何も証拠は出てこないはずだけど頑張ってくれ。

 

142:名無しの転生者

CEO!新人歓迎会のソフトクリームは何味が良いか分かる?

 




 杖

 3Dプリンターやプロジェクター、エーテル操作機、エーテルタンクなどが詰め込まれたCEOの傑作。
 会社が出来る前から所持している相棒で彼自身の██で近くのエーテル物質からエーテルを取り込ませることで様々な道具や武器を生成できる。
 特に名前はない。
 近々██の必要のないが大型の改良版を量産予定。

「CEOの特典って実は魔法なのでは?」

ー杖を使っている所を見た一般転生者

彼は██がエーテルの単純な操作以外あまり得意ではないので、普段は使っていません。

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