頑張って耐える"理性"VSめちゃくちゃ暴れようとする"本能(性欲)"VSダークライ 作:ガチャ石は貯めない
やぁやぁ!俺はユウキ!
ポケモントレーナーとしてイッシュ地方のポケモンリーグに挑んでいるぜ!
なお、現在チャンピオン戦のラストである。
「ウルガモス!!ちょうのまい!!」
「リザードン!メガシンカ!!ニトロチャージ!!」
俺はメガシンカを選択。
ウチのリザードンはYの方だから、特性の【ひでり】が発生。
差し込む太陽が強まり、炎タイプの火力が上がる。そこからのニトロチャージは、地味にダメージが効いているようだ。
そして相手のウルガモスはちょうのまいかぁ……。ちょうのまいはキツイっぴねぇ……バタフリー使ってた頃は本当に助かりましたm(*_ _)m
効果は遠距離に対する攻撃力と防御力、そしてスピードが上がる。
さてと。もいっちょ集中しますか─!
「むしのさざめき!!」
「熱風!!」
リザードンの放つ熱風と、ウルガモスの放つむしのさざめきがぶつかり合い、拮抗する!
「───リザードン!離脱してエアスラッシュ!」
「逃がすなウルガモス!大文字だ!!」
拮抗した状態から抜け出し、むしのさざめきの直撃を避けるユウキに対し、チャンピオンのアデクはそれをさせまいと妨害する。
その戦いは、さらに激しさを増していく。
一進一退の攻防は、トレセン学園寮のテレビにも映っていた。
「がんばれーーー!!!ユウキくーーーん!!!」
「いけー!!そこだー!!!」
ユウキのチャンピオン戦を見て叫ぶ幼馴染のキタサトコンビ。
それを、後ろから苦笑いしているテイオーとマックイーンが居た。
「……あの二人は、筋金入りだね〜」
「しかし、ああやって叫んで大援するのも分かりますわ。ポケモンリーグと言うのはその地方にとっての最高峰。我々にとってのGIのような物でしょうし。」
「そう考えたら、確かに応援したくなるね。……というかさ……」
テイオーはマックイーンの後ろ、そこに座っているウマ娘を見た。
そこには、ゴールドシップやナカヤマフェスタ、ドリームジャーニーにオルフェーヴル……そして、ステイゴールド。
よく絡んでいる割とやんちゃ(トレセン当社比)なウマ娘一同が、強い眼差しの元ユウキのチャンピオン戦の観戦をしていた。
「……アレ、何?」
「ああ、あれは……確か、ステイゴールドさんがユウキさんとバトルをして勝利したとか何とか……」
「………嘘ぉ。ステイゴールドって、確か色んなところに旅をしているから、手持ちポケモンが色々いて対策とか練れないし、本人のバトルセンスも高いからあの中でも上位って噂されてたよね……!?」
「何を言っているのですかテイオー。トレセン学園主催のバトル大会を4連覇している人ですよ??しかも、ステイゴールドさんのように手持ちポケモンはその時によってバラバラ。」
「……いや、ピカチュウとリザードンは固定だったでしょ!?」
「ああ、あれ保険だそうですよ?」
「ほ、保険??」
キタサトの盛り上がりがMAXになりつつある中、テイオーはマックイーンの声に耳を傾けた。
「ええ。負けた時に聞いたのですが
『最近加入したポケモンたちのレベル上げを優先しているのもあって、負ける時もあるだろうから直感で使うポケモン変えてる。新入りじゃ勝てないって思った時用の備えだ。』
……と。」
「………僕たち経験値にされてたの…!?」
「ええ。まぁ、やるからには本気の本気でやっていますし、本人も色んなポケモンを育成したいのもあって、ここのウマ娘達とのバトルはかなり楽しみにしていた様ですわ。………結果、出禁になりましたが。」
「oh......…次から参加できるかカイチョーに聞いてみようかな……」
経験値にしている。
聞こえは悪いがしかし、本気で戦っているので文句はないテイオーとマックイーンであった。
憧れの先輩たちがそんな話をしているのに、等のキタサトはもはやヘドバンみたいな勢いで応援していた。
「うるさいぞお前たち!!」
「「アだぁ!?」」
クレームきたら即対応するエアグルーヴの有り難さが身に染みるだろう。トレセン学園の良心である。
一方、ユウキはと言うと?
「終わらせろ!!ブラストバーン!!!」
「その若き猛り!!受けて立とう!!!ウルガモス!だいもんじだぁ!!!」
リザードンの放つ切り札であり、最強の炎技ブラストバーン!!
それは、拳を地面に叩きつけ、炎エネルギーを相手の真下から数本の火柱として顕現させ、その火柱に包み込み、大爆発を起こす大技!
故に、ウルガモスの放つだいもんじと相殺のような事は起こりえない!!
ウルガモスから放たれただいもんじは、リザードン目掛けて一直線に向かっていく!!
だが、ブラストバーンはそれより早くウルガモスを包み込み、大爆発を起こした!!
だいもんじはリザードンに命中するが、リザードンは持ちこたえ……ウルガモスは、倒れた。
この戦いの勝者は、ユウキであった。
その様子を中継で見ていたキタサトは、嬉しすぎて逆にカチコチに固まるのだった。
「………推しの過剰摂取を受けたのですね……あぁ、尊い……」
「あ、野生のデジタルくんが倒れているねぇ……これは私の方で回収しておくよ。それと、そこのふたりも──」
「ダメです。行きますよタキオンさん」
「あちょ、かぁぁふぇぇぇぇ………」
「………なんなんですの、アレは。」
「僕らには救えないものとその保護者だよ。」
たまたま通りすがったアグネスデジタルは、キタサトのその心境を直感7割経験3割ぐらいで感じ取り、共に尊死した。
そこに通りすがったアグネスタキオンによって回収。それを一緒にいたマンハッタンカフェによって回収という、意味わからんコンボが発生した。
そして、清く復活したキタサトは、ユウキの殿堂入りの様子を見て再び石化した。感情のオーバーフローを1日に二度起こすな。
その日の夜
「………よし!これで明日には出れるな!」
ユウキは帰宅の準備を完了していた。
これは彼のルーティン的なやつである。
ユウキは全くと言っていいほど"チャンピオン"という肩書きには興味がない。
そのため、殿堂入りを果たしたらさっさとカントーに帰るのだ。
ポケモン図鑑を埋める気もないし、帰宅したら旅をした地方で捕獲したポケモンをオーキド博士の所に送る。
それで、彼の旅は一旦の終わり。
そう区切りをつけていた。
準備を終えたユウキは、ベッドに入り、眠りについた。
そして次の日、ユウキは見送りなどない空港でさっさとカントー地方行きの便で飛び立った。
薄情に思うかもしれないが、そもそも彼は一人旅の身。旅の中で交流した者たちがどれほど居ようと、己の意志を優先する。
というか、彼自身はひたすら帰りたかったのだ。
「……………早くアイツらに会いたいなぁ……新しい手持ちで、バトルがしてぇぞ。」
────既に、彼の心は故郷にいる2人のウマ娘の方に向かっているのだから。
とりあえず、ここまでがプロローグ……だと思う。
次回からは、1話完結の短編でギャグ満載にしたい(願望)
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