シャーレの顧問は連邦生徒会の生徒   作:西蓮寺琴音

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【固定文】
この二次創作は「もし大人の先生ではなく生徒がシャーレの顧問を勤めたらどういうストーリーになるのかな?」という考えの元、執筆されています。
誤字脱字があれば教えてくださると嬉しいです。

プロローグ2話目です。


第1話「連邦捜査部シャーレ」

「うぅん···」

 

車のエンジン音が聞こえ、意識が覚醒する。

体を起こすと、目の前に座っている生徒が声をかけてくる。

 

「···起きましたか、ライカさん」

 

「リン先輩···?」

 

連邦生徒会のメンバーの1人である七神リンだ。

そして、私の先輩でもある···。

 

『先生、おはようございます。無事にキヴォトスに来れたようですね』

 

あぁ···。おはようプラナ。

そうだね、まだちょっと寝ぼけてるけど。

 

眠気を我慢しつつ、頭を働かせる。

私は鈴代ライカ···。連邦生徒会所属の生徒で、シャーレの顧問となる···。

そして私は転生者で、シッテムの箱には連邦生徒会長とプラナがいて···。

···よし、記憶がハッキリしてきた。

 

記憶がハッキリしてきたところで、今の私の状況を連邦生徒会長に聞いてみた。

連邦生徒会長曰く、今は連邦生徒会長の推薦でシャーレの顧問として選ばれた私をシャーレの部室まで護送している最中らしい。

それ以外は基本原作と同じで、もうユウカ達はシャーレの奪還にとりかかってるのだとか。

先生いなくて大丈夫なのか···?とも思ったが、どうやら連邦生徒会長がワカモの脱走とかを防いでくれたらしく、原作ほど敵の数は多くないらしい。

···いや、なんで原作でもそういうことしなかったの?

 

『あの時はプラナちゃんいなかったですから···』

 

そういえばそうだった···。やっぱ寝ぼけてるんだな私。

···えーっと。

ひとまず、原作通りに進むなら、シャーレを奪還した後に地下に入ってシッテムの箱をもらって、そこからアロナに協力してもらってサンクトゥムタワーの制御権を回復させるはずなんだけど、私がもう既にシッテムの箱は持ってるから、サンクトゥムタワーの制御権自体はもう回復してるの?

 

『肯定。なので現在はシャーレの奪還を目的に戦闘が行われています』

 

そっかそっか。

つまり、あの4人は原作よりもっと雑な理由で戦場に連れてこられてるわけだ。

原作だとシャーレを奪還して、そこでサンクトゥムタワーの制御権を回復させるのが目的だったけど、この世界は既にサンクトゥムタワーの制御権自体はもう回復してるから、シャーレの奪還だけが目的なわけだからね。

 

『確かにそうですけど言い方もうちょっとどうにかなりませんか?』

 

いやぁごめんごめん。

なんかあの4人が不憫で可哀想だなぁって思っちゃったからさ。

···まぁそんなことは置いておいて。

いくらワカモがいないとはいえ、戦闘ポジションも学園も違うあの4人が連携をとれるかと言われたら多分とれない方に近いと思うので、近場の連邦生徒会製警備ドローンを念のためサポーターとして飛ばしておこう。

多分後々シャーレ周辺の警備に充てられる子達だと思うから大丈夫だよね。

それからリン先輩と車に揺られること数分。

思ってたよりすぐにユウカ達からシャーレ奪還成功の報が入り、そのまま何事も無く私たちはシャーレにたどり着くことができました!

 

···いや早くない?

 

確かに強敵のワカモがいなくて、敵の数も少なくて、原作にはいなかったドローンをサポーターとして飛ばしてたけどさ、私が起きてから十数分しか経ってないよ?

ゲームだと結構時間経ってそうに感じてたけど、もしかして意外とキヴォトスの戦闘って速攻決着だったりする?

···まあその疑問は一旦置いておくとして、いよいよシャーレの部室に入りますよ~!

 

「···ここが、連邦捜査部シャーレのメインロビーです。長い間空っぽでしたけど、ようやく主人を迎えることができましたね」

 

「そうですね···」

 

リン先輩が扉を開け、私を先に通してくれる。

扉をくぐると、前世で親の顔より見てきた*1シャーレの景色が広がっていた。

まさかこうやって本当にシャーレにやってくることになるとはねぇ···。

 

「今日からここが、貴方の仕事場です。連邦生徒会のメンバーとして、ベストを尽くしてくださいね」

 

「はい!」

 

リン先輩はそれだけ言い残し、さっさとシャーレの部室を出ていった。

原作だと先生に色々と助言をしてくれていたはずだけど、私が連邦生徒会所属だから、やることは分かってるよねってか?

まあ確かにある意味でやるべきことは分かってるんだけどね?

···わあすっごい量の書類だぁ。

思わずデスクの方から目を逸らしてしまったが、あの書類は全て私がこなす仕事のものだ。

やっぱ先生ってすごいんだねぇ···。

*1
連邦生徒会長『もっと親御さんの顔を見てあげてください···』




おそらく次話がライカの設定集になると思います。
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