2話目にしてなんか1万字超えてしまいましたが。
ゴメン、ユルシテ…
契約成立後、ペルソナ『シェイプシフター』は再び仮面になった。のでとりあえず覚醒でどのくらいフィジカルが上がったかを試す事にした。……武器はナイフか、マジでジョーカーなりきりセットだなぁオイ。いや、ワンダーなりきりセットとも言えるか?
「さぁて、行くぞ!」
そんなどうでもいい思考をすぐに振り払い、ナイフを片手に構えてとりあえずシャドウ達へと突っ込む。
『アギをくらえホー!』
「(ボワァ!)あっつ!?」
ヒィ〜
「…なるほど、これがペルソナ使いってわけだな!さぁ、さっきまではよくもやってくれたな?全員揃って覚悟しろ!」
未経験故に確証は無いけど、火炎耐性は無さそうか。でもまぁ、弱点じゃないだけマシだな。よーしやったんぞー!
『全然勢い変わらないヒホォ!?ならミンナでもっとだホー!』
『『『ヒーホー!』』』
「よっと!はぁ!」
『痛いホー!?』
『酷いホー!』
見える!見えるぞ!ある程度なら見て避けられるぞぉ!イヤッフー!
『やるじゃねぇか兄ちゃん。くらえ、突撃だ!』
「ゴフッ!?」
いっった!?あの『バイコーン』…いや、シャドウだからまだ『穢れた二角獣』って名前か?どっちでもいいか。ともかくあいつの突撃、角が痛いし馬みたいな瞬発力だしで嫌だわ。あと同じ感覚だったから物理耐性も無いな。つーかなんかちょっと数増えて来てね?
「舞台は整った…って言ってみるか。ということで来い!シェイプシフター!」
そうして再び現れた俺のペルソナ。さぁ、お前の力を見せてくれ!
『我の出番か、よかろう…と言いたいところだが、残念なお知らせだ』
「なんだ?そんな急に…」
『今の我に攻撃可能スキルは無い』
「……は?」
ちょっと待て、ん?聞き間違いか?今「戦えるスキルが無い」とかほざいてたような…
『なので汝はこの数を己の身一つで戦うしかないぞ。頑張ってくれ』
「聞き間違いじゃねぇのかよ!?つかお前ふざけんじゃねぇぞ!初期ペルソナの面汚しがよぉ!」
いや待て落ち着け、慌てるな俺。まだバフ・デバフスキルくらいはあるかもしれない、一旦ペルソナについての確認を……
シェイプシフター
ロール:██
属性:██
HP 456
攻撃 100
防御 070
物 銃 火 氷 電 風 念 核 祝 呪
- - - - - - - - - -
特性
[███████]
詳細不明
スキル
1.████████
現在使用不可
2.███████
現在使用不可
3.─
4.─
5.─
6.─
7.─
8.─
ふぁ!?なんやコイツ、伏字ばっかな上にオートスキルすらも無いとか舐めてんのか!?
「なんだこれ、弱点が無いだけのゴミじゃねぇか!?」
『フッ、大器晩成型…と言ってくれるかな?』
「うっさいわ!」
なんなん?なんでこんなスキル無しペルソナを覚醒しないといけへんの?
『見て分かったと思うが、今の我は何も出来ない。故にそろそろ引っ込むが…その前に2つほどお前に伝えておこう』
「あ゙ぁ゙!?」
なんだぁオイ、こちとらガチでキレてるんだぞ。下手なこと言ってきたらただじゃおかねぇ。
『1つ目を挙げると、我が名は『シェイプシフター』。変幻自在に変わる者。故にお前にもそれに似たことが出来るはずだ。…最も、お前ではスタイルくらいだろうがな』
「なんだ、俺にスタイリストになれってのか?こんな状況で?」
『2つ目は…まぁ見てるし、言わんでもいいか』
「は?マジで殺したろかお前」
きっと俺は前世含めて(推定)過去一キレてるだろうが、許して欲しい。というかこの状況誰でもキレるだろ、ざけんなよ無能ペルソナ。
『さて以上だ。それに我が契約者よ、これくらいの難局…今のお前なら造作もないだろう?』
あんの野郎!言うだけ言って本当に仮面に戻りやがった!
「あいつ、この数を一人でやれってか。普通に不味いと思うんですが?」
俺の目の前には『ジャックランタン』、『ピクシー』、『バイコーン』、その他姿を変えてこない徘徊するシャドウ含めたもろもろの群れ。一体一体のレベルは低いが、覚醒したばかりで体力をごっそり持ってかれた上、ペルソナで戦えない状態での数の暴力となれば話は別である。
『どうした?ビビってんのか?』
『いっくぜ?突撃だ!』
「くっ…」
またそれか。ここは一旦受けきってからどう突破するか練るしか…
「伏せろ!」
そんなことを考えてた時、俺の後ろから声が聞こえた。しかも「トッテットッテッ」みたいな足音をさせて…走ってる音か?これ。あとなんか飛んでくる音もしたので言われた通りそのまま前に膝を着いて屈んだ。
『ギャホー!?』
『いでぇっ!?』
「投げトンファー!?」
馬鹿な、トンファーでのブーメランは構造上出来ないはず。そんな飛んでいった2つのトンファーはそのままシャドウの顔面へと当たって跳ね返り、突進中の奴は軌道が逸れてそのままメメントスの奥へと走り抜け…いやどこ行くねーん!
「どうやら、無事のようだな」
そしていつの間にか俺の目の前に2頭身くらいのフードを被った生物が帰ってきたトンファーをキャッチしながら降り立った。
「……フードペンギン?」
「ホゥワーー!!誰が『フードペンギン』だっ!どこからどう見ても鯔背なフクロウだろうがっ!というかオマエ、
「わ、悪かったって…って、キャトルお前、俺の事知ってるのか!?」
だってそうだろ、俺の目の前にいる生物…コードネーム『キャトル』はペルソナ5Xにて登場するキャラクターだ。それが俺の事を認識していたなんて、驚かない人なんてきっといないだろう。最も、俺の場合は奪われた記憶を知っているのかもしれないというのもあるが。
「む…そうか、そういえばその説明も必要か。とはいえ今はこの状況を打破する事が先決だ。ワシも加勢する、さっさと蹴散らしてしまうとしよう」
「それはありがたい話だ…なっ!」
そう言って飛び上がり、俺達はまだまだいるシャドウを前に構えた。……増援は打ち止めのようだな。
「一応聞いておくが、その姿からして…ペルソナを覚醒できたと思っていいんだな?」
「あぁ、さっきしたはしたんだが…スキルがオートのすらない大欠陥仕様なんだわ」
「ホワァ!?なんだそれは!?やる気あるのかオマエ!?」
わかる。その気持ちすっごいわかる。ほんとなんなんだ俺のペルソナ…
「…非礼だったな、すまない。だから今は悲哀に満ちたその目を抑えておけ」
「わかってる。あーもうこうなりゃ八つ当たりだオラァ!」ダァン!
『きゃあ!』 WEAK
「おぉしっ、弱点ヒットぉ!」
半分ヤケに銃を掴んで撃ったが、見事に脳天へ当ててダウン!というか俺銃を撃つのに躊躇い無いし、扱い方を身体が覚えてるって言うか…訳分からん。
(なんという精度、構えた瞬間に撃って命中させるとは…)
「まだまだ撃ちまくってやるぜぇ!」ダダダァン!
『『『ヒホォ!?』』』
WEAK WEAK WEAK
『ちょっと何よそれ!?ただの八つ当たりなんて理不尽じゃない!?ジオ!』
「(ビリィ!)アバァッ!?なんのォォォ!!」
「あ、おい!」
そう叫びながらダウン中のシャドウ達へと駆けていく。あと咄嗟だったから後回しにしてたけど、俺銃どっから出したし。
「キリキリバンバン!キリキリバンバン!」
『有り得ねー…っ』WEAK
『死にたくない…ホー……』WEAK
「キリキリバンバン!キリキリバンバ(カチッ‥)…バ(カチカチッ)……やっべ」
「いや当たり前だろうっ!」
何も考えずに撃ちまくったから弾切れしたわ。んで周囲を取り囲むシャドウ、うーんキャトルの評価が妥当すぎて何も言い返せねぇ。
『キャハハ!みっともなーい』
『さぁて、覚悟しな兄ちゃん』
『許さねぇホー!』
うーむ絶体絶命、突撃しすぎてキャトルとも距離あるし不味いな。だが俺のペルソナはどうしようもない役たたず…
「ちくしょう、せめてこいつが
あ…ありのまま今起こった事を話すぜ!フォックス*1の持つ日本刀を想像しながらただ軽い気持ちで呟いたんだ。そしたら俺のナイフが青い炎に包まれたと思ったら、日本刀に変わったんだ。な…なにを言っているのかわからねーと思うが、俺も何が起きたのかわからなかった…
「なんでこんな事が…心当たりなんか無…」
『…最も、姿形ではなく、スタイルくらいだろうが』
「いやスタイルってそういう意味かよっ!?あの野郎、もうちょい分かりやすい言い方ねぇのかなぁ!」
けどまぁ謎はちょっと解けた。あいつの言ってたスタイルは“戦闘”スタイルの事だったのさ!となると連鎖的に俺が銃が何処から出せたのか分からなかった事もきっと同じ原理だったんだろう、多分。おそらく。きっと。うん!
「けどこれは有難い!いざ…参る!」
ただ今できた謎をあげるとしたら、さっきのナイフも然りだけども、刀触ったのは初めてだとは思うんだが、妙に手に馴染むんだよなぁ。
『ぶっ殺しの時間だぜぇ!』
『ヒーホッホッホ!』
『無様に泣き叫べー!』
これがあれか、“体が覚えてる”ってやつなのか。いやけど、銃の時とはなんか違うような…うーん?まぁいいか、とりあえず分かってるのは…これなら切り抜けられる。
「抜刀・回転!」
ザキィィィン…!
刹那、俺は刀を抜くと同時に円を描くよう回転すると、シャドウ達は動きを止めて動かなくなり、
「切り捨て…御免!」チャキン
CRITICAL
『『『ギェアアア……!』』』シュゥゥゥゥ…
そして納刀と同時にシャドウ達は塵と化して消え去った。
「これで…終わりだ!」
『ヒー…ホー…』シュゥゥゥゥ…
ほぼ同じタイミングでルフェルの方も片付いたらしく、トンファーを仕舞うと駆けて来…いや待て今どこに仕舞った?
「片付いたな。しかしオマエ、以前剣術でも学んでいたのか?」
「あー、言ってなかったけど俺記憶喪失ってやつなんだよね。だから分からんので何とも」
「む、失礼した。だがあの太刀筋、実に見事であった」
「よせやい、照れるだろ」
めっちゃ褒めてくれて顔が赤くなっていくのが自分でもわかる。……それにしてもスタイルを変えられる、か。
まぁそんな事は後に考えるとして、とりあえず危機を脱した俺達はキャトルの案内の元この世界の出口に向かう事となった。どうやら俺が適当に逃げた方向は運良く出口方面だったようで、それほど時間もかからないだろうとの事だった。
「あー…で、質問してもいいか?」
「そうだな、ワシも丁度頃合いだと思っていた所だ。さて、では何からがいい?」
何からか…キャトルの事や俺のことを知ってる点も気にはなるが、正直それ以上に気になるのは…
「じゃあまずこのメメントスについて教えてくれ」
「わかった。と言っても、ワシもあまり分ってはないのだがな」
「いいさ。0か1じゃあかなり変わるからな」
さて、このメメントスは一体どちらの仕様なのやら…*2
「ではまず最初に結論だけ言うが…ここは異世界ではあるのだが、正確には『メメントス』ではない」
おっと初手で前提が崩れたな。だが…メメントスじゃない?
「いやでも、見た目は完全に…」
「あぁ。この世界の見た目も、そして徘徊しているシャドウ達の姿もメメントスと全くの同じだ。だが、ここはメメントスである為の
1番大事な要素…?
「なんだろう…宝箱が無い?」
「それに関しては問題ない。オマエに会う前にチラッと見てきたからな。まぁ、仕舞う場所が無かったから開けてはないが」
良かった、もし宝箱無かったからメメントス探索の楽しみ消えるとこだった。
「うーん…ならシャドウが居ない、とか?」
「いや、オマエさっきのさっきまで襲われてただろ…」
ごもっともなんだよなぁ。うーん…マジでなんだ?
「無理、ギブです」
「別に問題として出した訳ではなかったんだが…まぁいい、では続けるぞ。この世界に関して何かだが…とその前に、ワシがメメントスの集合的無意識にある『心の声』を聞くことができる…という事は分かっているな?」
「それはまぁ…ん?となると、その大衆の声がちょっとしか聞こえないって事か?」
なるほど、けどそれじゃあ聞こえにくいだけでメメントスなのでは?
「“ちょっと”どころではない、“ゼロ”だ」
……は?
「──この世界は、大衆の集合的無意識と
ふぁ!?なんやって!?
「ちょっと待て!?ということはつまりそれって……どういうことだ?」
「どういうってオマエ…凄くわかったような顔をしておいて分かってないのか。まぁつまりだな、もしパレスが出現し、例えオタカラが出現してワシらが盗ったとしても、現実の人間が改心することは無い」
なんだそれ!?俺ら怪盗できねぇじゃん!何のための怪盗服だよ!?
「というかそもそもの話、大衆と繋がっていないが故にパレス以前にオタカラの芽すらも出来ないのだがな」
いや本当に何のための怪盗服だよ!?……まぁ、かっこいいからいいか。
「じゃあ、結局ここは一体なんなんだ?」
「うむ、そこが問題なのだ。この空間…仮称として『メメントスもどき』とするが、確実なのは『何者かの認知』によって存在するのだ」
「何者かのって…実は俺の認知が作り出しちゃいました☆…とか?なんちゃって…」
「それも有り得なくもない、というかオマエが現状1番怪しい」
「はいぃ!?!?」
巫山戯てみたら俺が原因の可能性もあるとかマジですか?
「そもそもこれほどまでメメントスの見た目なのは、元より識っていてこそだ。それに加えてオマエ、記憶喪失なのだろう?もしかしたら失った記憶の中にこのメメントスもどきの答えがあるかもしれん」
「うっわ確かに。というか原因俺だったらこんなバカ広いの作ったときたらこっっっわ」
「まぁ、本物のメメントスと引けを取らない規模だからな。ちゃんと下層もあるようだし、深淵に向かえば向かう程シャドウもより強力となっているだろう」
「しかも本家と同じ仕様かよ!?マジで怖いんだけど!?」
「お、落ち着け。まだ可能性が高いというだけだぞ」
「いや高いだけでも十分慌てる理由に入るわ!」
──
「わ、悪い…流石に取り乱しすぎた……」
「全くだ。まだ初手でここまでとは…シャドウ共が来なくて幸運だったな。さて、では切り替えて…次はワシの事だろう?」
「あぁ、結局お前のことコードネームのキャトルってずーっと呼んだけど…名前はルフェルだよな?」
「あぁ、確かにワシの名は『ルフェル』で合っている」
良かった、これで別人…人?まぁそうだったらかなり申し訳ない事をしていたところだった。だけども…
「じゃあ、なんで俺のことを?」
「それはだな……むっ?」
と突然キャトルは立ち止まると、手で俺を制止させてきた。
「どした?」
「シャドウだ、しかも反応も大きい。……いるのは分かっている。隠れているつもりなら、無様だぞ?」
マジか、全くわからなかった…もしや人とかの気配とはまた毛色が違うのか?
「とりあえず構えておけ。いつ何が来るか分から…っ!?」
この感じ、冗談じゃなくヤバいって!素人ながら、体全体が恐怖の悲鳴をあげているのがわかるぜ!
「あいつだ、あいつがワシが感じ取ったシャドウだ!」
「あれは…!?」
『侵入者に裁きを下す!』
その言葉と共に姿を変える巨大シャドウ。というかさっきの姿、どう見ても『ニイジマパレス』*3に居そうな姿だったような…
ジャブン…!
『賊よ、覚悟の時です!』
「いや『
「愚痴を言っても何も変わらん!来るぞ!」
『天罰を!ハマ!』
うっわあっぶね!?こいつ初手から即死魔法打ってきやがった!それぞれ横に転がって避けたられたから良かったものの、レベル1状態で食らったら確殺待ったナシだろあんなん!
「随分な挨拶じゃないか。──いいだろう、そちらものその気ならばワシも…『ロブロイ』を出す!」
そう言ってキャトルが首にかけたゴーグルを叩くと青い炎が現れ、背後に赤と黒のカラーリングがメインのSDサイズのロボットの様なペルソナ『ロブロイ』が姿を表した。にしても…
(うーん、やっぱすっごいスパ〇ボ感)
「忠告しよう。ワシらは、すべてを失くしてここに在る者。立ち塞がるというのなら…すべてを奪って進むまで。オマエの敗北を…赤く彩ってやる!」
はーかっけぇ。ホント、俺も戦えるペルソナだったらなぁ…
「舞うぞ、ロブロイ!オウルファイヤ!」
『ぐっ…しかし、抵抗するだけ無駄な事…』
「チィッ…大して効かぬか…!」
しっかり命中して『炎上』*4にはさせたようだが、ダメージはあまり入っていないようだ。…って!攻撃が来る!
『主に代わって!』
「おい!盾になるくらい働け!シェイプシフター!」
『絶対的に断固拒否する』
「テメェマジでふざけんじゃねぇぞ!」
合体解禁したら
『コウガ…』
「させっかよぉっ!」
『オがぁっ!』
「カナタ!オマエ、なんという無茶を…!」
完全に『シェイプシフター』が働かないと見切りをつけ、咄嗟にナイフをスカル*5の持つ鉄パイプに変えると、自分への意識が逸れている隙に速攻で詰め寄って頭目掛けてぶん殴った。……よし、衝撃で狙った方向がズレて攻撃がキャトルに当たらずに済んだみたいだ。
『貴様…フン!』
「ぐぅっ…!」
野郎、持った槍の柄で俺の腹部を殴り飛ばしやがった…今日だけで何回腹殴られればいいんだよッ…!
「ロブロイ、オウルグリーン!」
「…ふぅ。回復サンキューな、キャトル」
「礼を言うのはこちらだ。だがこの状況、非常にまずい…」
「あぁ、上位技に加えて即死魔法打ってきやがるしな。逃げて何となったらいいが…」
「そのような隙を、あやつが作ってくれるはずもなかろう。こうなってしまった以上、覚悟を決めるしかあるまい」
そう言ってトンファーを深く握りしめるキャトル。これは流石に手持ち武器をどう変えていっても何とかなる相手じゃあない。他に何か…何か手は……あっ。
『如何にも我ら、共に汝であって汝にあらず』
『だが我らを目覚めさせたのもまた汝、その事実に変わりは無い』
『2つ目は…まぁ見てるし、言わんでもいいか』
まさか……!
「俺に…呼べるってのか、あのペルソナ達を」
だが、これくらいしかもうひっくり返せる手は見つからない。なら…!
「む?オマエ…一体何を?」
「どうせこのままだとやられるくらいなら、やるしかないな……」
そう言って自分の仮面を掴むと…
「ぐっ…おぉぉぉっるぁぁぁぁぁぁあ!!!」
また、思いっきり引き剥がした。
「なっ!?オマエ一体何を!?」
「おい、聞こえてんだろ?たとえ俺じゃなくても、俺ん中にいるんならよ。だったら…お前らの力…俺に貸しやがれ!」
顔からは血が流れ続け、しかし声は何も聞こえない。だが、あの会話が嘘でなければ、確実にいるはずだ。
『主よ…罪ある魂に救いを…』
「っまずい!来るぞ!」
『パワースラッシュ!』
目の前から斬撃波が飛んでくる。だが俺は、避ける動作はしない。ただ…信じるのみ!
「どうせこのままでも詰むだけ、それなら一か八かの大博打だ!さぁ、俺の声に応えろ…ペルソナァ!」
すると、手で握りしめて仮面が真ん中で真っ二つに割れると、それぞれが青い炎となって消え、
『フン!』
『はぁ!』
そして現れた人型の影が斬撃波をそれぞれ別方向から脚、そして斧型の得物で攻撃して真っ二つにし、攻撃を逸らした。
「なっ、2体同時に召喚だと!?それに、あのペルソナは…!」
『我はアルセーヌ。汝の中に眠りし反逆者の魂である。再び…お目にかかったな。』
『我が名ヤノシーク。同じく、汝の中に眠るもうひとつの魂。…まさか、また相見るとはな』
俺の目の前に立ち並ぶ、双璧のペルソナ。あの暗闇の中…多分恐らく俺の深層心理の中だったのだろう。そこで出会った時とはまた違い、貫禄を感じた。
「はは…マジか。マジで呼べたよ……」
この短時間での更なる覚醒とも言えるこれ、きついって。今のうちに言っておく、俺の体力はかーなーり残ってない。
『複数のペルソナを操る才能…これはつまり、“真に時は来た”という事か…』
『まぁ待て、まだ完全に決まった訳ではない。それに、まずは問わねばなるまいよ』
そうしてこんな俺を、品定めをするかのように見下ろす2人。これ、新手の面接ですか?
『…さて、どうする?現時点で確約された茨道を歩むか、より過酷となりうる道を歩む代わりに強大となるかもしれない力を得るか』
『ここがお前にとって、そして我らにとっても“運命の分岐点”だ。欲望のまま、悔いのない選択をするがいい』
より過酷になる、か。……あの野郎が言ってたラインナップの時点でもはやこれ誤差じゃね?なら…欲望のまま、選択しようじゃあないか。
「あぁ、後悔はしない。だからお前らの力…俺によこせ!」
『フン、よかろう…』
『フ…いいだろう!』
『『ここに契約は結ばれた。今より我ら、共に汝の旅路を支えゆく力とならん!』
その言葉と共に、2体のペルソナとの間に鎖が繋がれた…というか、囲われた?まぁけど、確かに結ばれたし、今の俺ならもっと凄いことできそうだ!
「フッ…何をしても無駄ですよ」
「それはどうかな?さぁて行くぞ、アルセーヌ!ヤノシーク!」
『同時か。なるほど、面白い!』
『それがお前の欲望ならば、応えてやろう!』
2体のペルソナを同時に召喚して、同時にスキルを放つ技。そうだな、名付けて──
か
「ペルソナ
『残魔の強奪!』
『タトラショット!』
「馬鹿なッ…!」
「なんと!ペルソナを同時に、そして完璧に使いこなしている…!」
俺の言葉と共にペルソナ二体の合体スキル攻撃が放たれ、今度は確かにダメージが入った。…にしても、悪魔の腕が地中から掴んでからのゼロ距離射撃って中々な攻撃だな…。
「身構えろ、来るぞ!」
「ッ!」1 *6
『汝、神の審判を受けるがいい!』
「ぐぅ…ッ!」
キッッッッッ…ツゥ!?さっきまでの痛さとレベルが違う、これ弱点だったか!なら防御*7の構えをして正解だったな。ダウンもせずに済んだし。…これもしや、アルセーヌ側の相性か?となると、ペルソナの同時召喚は属性相性も別々ではなく合わせたものになるってことか。
「つまり俺は今、電撃と疾風と祝福が弱点属性になってるのか。……いや弱点多いな主人公コンビ!?」
まぁけどカッコイイのでヨシ!…出せる機会は少し考えなきゃならないけど。
『おのれ…我が意志は主の意思。それに仇なす反逆者共!汝らはここで、我が粛清する!』
「うっっっわぁ…」
「愚かな、己が意志を己の信じる主と同一だと思うとは…」
ほんとそれな。仮にも神の代行者の名を冠するシャドウだってのに、とんでもねぇ欲望の歪み抱えてやがる。つーかあいつ、もしや俺しか見てない?
「それにしても──オマエ、ワシも居ることを忘れておらぬか?」
『ッ!』
やっぱりな。さっきかなりのダメージを与えた上、受けた俺の反応から弱点を取れるってバレたからな、頭に血が上っていた事も相まって完全に俺にしか意識になかったようだ。おかげでキャトルの声にも気が付けず、完璧な位置を取った!
「羽ばたけ、ロブロイ!オウルファイヤ!」
『なんとッ…!』CRITICAL
不意打ちだったからか、さっきよりはダメージが入ったかのように見える。状況はこちらへと傾いてきた!
「カナタ!今のオマエならば──ハイライトを使えるはずだ!」
そう言われてハッとする。この感覚、そしてこの高揚感。そうか、これが…この感じか!だが、どっちを選ぶべきだか……
「……ん?2人とも…?」
『何を我慢する必要がある?お前の欲望を力に変え…奴に放ってやれ!』
『既に契約してるのだ。汝の赴くままに付き合ってやろう。さぁ…解き放て!』
赴くままに…か。なら、突発的に思いついたのをやるか。おそらく俺が出来る、俺にしかできないハイライト。そう、これも名付けるとしたら──
「よし、なら決めるぞ!
その言葉と共に、世界が書き換わる。
「さぁて、見せ場だ!」
先程まで禍々しい雰囲気の地下道が、月夜に照らされサーチライトが空を貫く夜の街へと変貌する。
「行け、アルセーヌ!」
そして仮面が半分砕けてアルセーヌが舞い上がると、呪怨属性を込めたエネルギー弾を放ち、シャドウを拘束する。
「ヤノシーク!」
さらに残り半分の仮面も砕けると、現れたヤノシークと共に拘束されているシャドウへと駆け、その間に俺とヤノシークの身体は銃弾状のオーラを帯びて行くと
そのままシャドウへとへと突撃し、駆け抜けてた。そして拘束していた呪怨のエネルギーは膨張し
「こいつも貰ってけ!」
最後に打ち込まれた弾丸によって限界を迎え、破裂して爆発した。
そして技が終わり、景色も元の地下道へと戻った。
「で…できた…。意外と…出来る…もんだな…」
つーか…めっちゃ疲れた。これあれか?欲望のまま…2体同時にハイライトしたからか?
「ペルソナ2体同時のハイライトで魅せるとは全く。オマエというヤツは…毎度ワシの予想斜め上を行ってくれるな」
ふぅ…一旦落ち着いた。さて、流石に今ので倒せて…
『フフフ、もうすぐ…あなたの身元に…』
「倒せてねぇのかよ!?」
いやまぁ満身創痍っぽいからまだいいけど、なんだかなぁ…!
「一旦落ち着け、そしてよく見ろ。相手はしっかりとダウンしている。ならばただやれることがあるはずだ。…わかるだろ?」
そっか!この状況でなら、まだあれがあったな!
「全員ダウン済み。という事でレーッツ!」
そして俺はシャドウの後ろへ回って銃を向け、キャトルも同じように吹き矢を取り出して構えた。
「……わざわざこうする意味は無いのではないか?」
あ、そっか。そーいや
「でも別にいいだろ?こーゆーのは雰囲気よ、雰囲気」
「ムゥ、そういうものか…?」
若干訝しげなようだが、一旦納得してくれたようで良かった。最悪の場合、資金集めとかやらしなきゃいけない可能性あるし、そうなるとメメントスはロイヤル仕様が圧倒的にええんすよ。…あの仮説通りだとすると、俺の認知的に。
『人間よ…おやめなさい…』
「悪いが急いでいるのでな。……では約束した通り、これからオマエの敗北を彩ってやるわけだが…」
…ん?急に俺の方へと視線を?
「ダウンを奪ったのはカナタ、オマエだ。号令は任せる。欲望のまま、盛大に決めてやるといい」
うっそマジで!?なら張り切ってかないと!
「よし、そんじゃあ行くぞ!」
そして俺の号令と共にキャトルも飛び上がる。
「これで終わらせる!」
か
か
攻撃が、無防備なシャドウへ次々と襲いかかる。凄まじい連撃速度。シャドウは咄嗟に反応できない。たとえ警戒していたとしても──ダウンしている今、何も抵抗することができない。
「これで決まりだ」
そして最後に俺はシャドウを背に着地すると、得物を青い炎と共に消すとフィンガースナップを鳴らして、決めポーズを取った。
シュゥゥゥ…
「よし、片付いたな」
「あぁ、けど流石にもう…限界…」
シャドウの消滅を確認した後、疲れきった俺は力なく座り込んだ。
「……で、さっきどこまで話してたっけ」
「確か、ワシがオマエの事を知ってる理由を話そうとした直前だったはずだ」
「あ、そうだったそうだった」
流石にあの強敵相手してたから忘れるよ。ほんと、なんでここで出るかなぁ……。
「で、改めて何故かと言うとだな……む?」
……今の「む?」は嫌な予感しかしないのですが?
「……キャトル、良いニュースなのか悪いニュースかを教えてくれ」
「……残念だが悪い方だ。先程の戦い、他のシャドウ達に感づかれたらしい。あらゆる所からこちらへと向かってきているようだ」
「おかわり!?もうお腹いっぱいよ!?…いや、回復すればやれるか?」
「それなら任せておけ。ロブロイ、ヒーリングサテライト!」
よし、体力が一旦動けるくらいは回復できた!回復スキルってこういうのにも使えるのね。それよりも無数のシャドウか…まぁけど、さっきみたいな強敵はたまたまだろう。ここは各個撃破して、着実に道を切り開ければ…
ジャラララララ…
「うんこれは無理!即刻逃げよう!」
「賛成だ!ワシも桁違いにヤバい気配を感じ取った!速やかに撤退するぞ!」
そいつは無理!絶対に無理!俺まだ消し炭になりたくない!特にコンセントレイトメギドラオンは御免被る!
「つー事でキャトル!俺が走るからナビよろしく!」
「別にワシも走れるが…いや、わかった。シャドウに出会わない為にも案内に徹しよう」
「ソイヤッ!」ガッチャーンコ
「……なんだか不思議な気分だな。まぁいい、とりあえず、ソッチに走れ!」
そういう事でキャトルを俺の頭の上にドッキングさせると、疲れきってはいるが普通に命の危機なので己に鞭を打つと全力疾走を始めた。
「左だ!」
「おう!そーいやこれだけは聞きたいが、お前どうやって出口が何処か分かってるんだ?」
「右!なぁに、簡単な話だ。先程も言った通り、ここは繋がってはいないが故に大衆の声は聞こえない。だが、その代わりなのかシャドウの声を断片的でだが聞き取ることができる。まぁ、前の機能自体は残っているようだがな」
なるほど、この世界で聞き取れるのが変わったから身体の機能もそっちに寄った感じなのね。
「そして、この場所もメメントスに似て出口に近ければ近いほどシャドウの数が減っていく。ならば、シャドウの声が聞こえない方向が出口となるのは自然なことだろう?」
「わーお、なんて便利な」
だけどシャドウが居なければ最後は何が目印に…あぁ、メメントスもどきの中に入ってくる風か!……何処から風入って来てるんだこれ。
「あと、改めてオマエの事を知ってた理由はだな」
「このタイミングでその事もなのか!?」
「あぁ、今のうちに言っておかねば、この先説明出来るかの確証がないからな」
確証がない!?どういう─
「ワシは、オマエの認知から生まれた…言わば『
キャトルが認知存在!?!?!?!?!?
「はぁ!?爆弾発言がすぎるぞお前!?というかどうしてここに─」
「ここを右後ろだ」
「おわとと!?…どうしてここに居るんだよ!?」
急にカーブ指示するじゃん!?お陰で転びかけたぞ馬鹿野郎この野郎!
「そこまではワシにも分からん。だが、これはワシの推測なのだが…ワシはオマエを支えるためにここへ呼ばれた……と思っている」
「俺を支えるため?」
「そこ、右行って左行った先の右だ」
「ほんっとメメントスって複雑!」
いや、道見れば何となーくわかったけど文字だけじゃなんも分からんぞこれ!?
「あぁ。故に今のワシは〝自身はとあるゲームの物語の登場人物だった〟こと、〝自身が認知から生まれた存在である〟こと、〝お前が何者であるのか〟ということを最低限は知っている。そして…いや、これは言うべきではないか」
「いや気になるな最後!?」
「気にするな、今のオマエには関係ないことだ。あと、右前の左後ろの壁、突き破れ」
「オラァ!」
濁されたな、確実になにか濁されたな。というか“今の”って言ったな、つまり時間の問題ってことじゃあねぇか。
「…すまないな」
「ん?突然どうした?」
「…ワシは、オマエの認知の『ルフェル』を元にしている故、オマエの情報は最低限しか知っておらぬ。だから失った記憶に関しては分からないのだ」
なんだ、そんな事か。突然元気の無い声がして驚いたわ。
「気にすんな、俺だってゲーム内のキャラが自分を認識されてるなんて思いもしなかったしな。つーかそもそも、そんな都合のいい展開が来るとは最初から思ってねぇよ。だからこの話はこれで終わり!いいな?」
「─うむ、オマエにはさっきから感謝する事ばかりだな。次は右、その先は風に乗って飛べ!」
「おぅ!うぉりゃああああ!!」
とりあえず元気が戻ってきてくれてよかった。にしても、大穴飛び越えは流石に肝が冷えるぜ…
「…お?」
そんなこんなで見えてきたあれは──駅のホームだ!しかも上に登るエスカレーターがある!…で?なんでお前は俺から降りた?
「着いたな。さて、ではワシはここまでだ」
「はぁ!?このタイミングでお別れする気かお前!?」
「あぁ。道中でも言ったがワシは認知上の存在。ここの外へ一緒に出られるとは断言し難いからな」
なるほど、だから後で言えるかの確証がないって言ってたのか。
「けどお前、さっきから聞こえてくるこのヤベーのをどうする気だ?」
ジャラララララ…
…気のせいかな、さっきより音が大きくなってきてない?
「それは、その…何とかするさ。だからオマエは早く行くといい」
こいつ、ノープランだと!?…いや、ヘイトを買う囮になろうって事か?自分はただの認知存在だからどうなろうと良いって。
「──ふざけんな」
カナタは激怒した。必ず、かの博識フードペンギン着ぐるみメガネザルおばけを連れてかなければならぬと決意した。ということでとりあえず確保ー!
「ホワァッ!?何をするカナタ!」
「うるせぇ!お前も一緒に来い!」
「だ、だからワシは出られるとは断言し難いと…」
「けど出れないって決まったわけじゃねぇんだろ!?ならこういう時は当たって砕けろだ!だから…一緒に行くぞ!」
うーん我ながら強引すぎるなこれは。…だけども、抵抗が無くなった。
「全く、もはや説得とはかけ離れているぞ。…しかし、オマエの言う通りかもしれんな。─わかった、ワシも共に行こう」
よし!交渉成功!……まぁ、これでもダメだったらこのまま拉致るだけなんでしたがね。さてとりあえず下ろしてやるとするかな。
ジャラララララ…
「ごめんこのまま走るッ!」
「ホワァッ!?」
やばい今近かった、めっちゃ近かった。多分左行って右曲がった後の壊れて壁を超えた先の右くらいの所にはいた!こっっっわ!
そして動かないエスカレーターを全力で駆け上がり、改札を抜け少しした後に目に飛び込んできたのは
「な、何これ!?こんなのってあったか!?」
「いや、ワシもこればかりは知らんぞ…」
複数の道を指し示す電工掲示板と、その先にある複数の出口であった。…ただ、その殆どの道が塞がれてて、結果的に行けるのはひとつだけなんだが。
「唯一点いてる案内板の表記は……」
「??????」
なにこれ、全部文字化けして読めねぇぞ。…表記的にこの先の説明なんだろうなぁ…。
「いいから!いい加減ワシを下ろさんか!」
「あ、そうだった」
そーいや目の前の光景でいっぱいいっぱいで抱えてたの忘れてた!とりあえずまた忘れる前に下ろすか。
「全く…しかし、流石に驚いたぞ。まぁ、気持ちは分からん事もないが」
「わりぃ。で、ここまで来れば流石に大丈夫か?」
目の前の『これ』は分からんけども、一応ここはエントランス。確かシャドウはこのフロアには登ってこない安全圏だったはず。
「あぁ。一旦これでもう大丈夫なはずだ」
ジャラララララ…
「……たった今大丈夫ではなくなったようだが」
「何だよぉお!もおおおお!またかよぉぉぉぉおおおお!!!」
「ホワァ!?というかやはりその声、オマエだったのか!メメントスもどきの中で叫ぶというアホな事をしたのは!」
何かキャトルに怒られてる声はするが、今は一向に逃す気のない死神さんに絶望しか湧かない。つーか普通、エリア変わったら追いかけてこないよね。酷くない?
「本来ならこの不明な空間は慎重に調べておきたかったが、やむを得まい。起きろ、ここから脱出するぞ!」
「だよな!そうするしかないよなもぅ!」
半ばヤケクソだが、生き残りたいのでラストスパートでまた体に鞭打って立ち上がる。…さっきの回復分は全部使い切ってんな。そんで今は多分アドレナリンで何とかなってる…気がする。もしそうだとしたら切れた後が怖いなこれ。
「準備はいいな、走るぞ!」
「なんで初っ端から俺こんなハードモードなんだよぉー!」
そして走っていくと、なんか変にぐにーっとする感覚が身体を襲う。
「このまま行けばここを出る。心の準備を済ませながら走れ!」
「そんなの元から出来てる!というかお前こそ大丈夫かよ!」
「あぁ、オマエの賭けの勝ちだ。どうやら、ワシもこのまま出られそうだ!」
よし!それなら万々歳!覚悟しろ、よく分からん奴!このまま抜けて、俺の全てを奪い返しに行ってやるからな!
とまぁ、そんな風に思ってた時期がありました。え?なんで過去形かって?そりゃあ…
「こ、ここは一体…!?」
「何処なんじゃこりゃあぁぁぁぁぁぁあ!!!」
異世界から出たら真昼間の砂漠のど真ん中に放たれるなんてこと、誰が予想できるんだぁ畜生ッ!
ジジッ…
アルセーヌ
ロール:支配
属性:呪怨
HP 291
攻撃 105
防御 049
物 銃 火 氷 電 風 念 核 祝 呪
- - - - - - - - 弱 耐
特性
[反逆の精神:ジョーカー]
※効果自体はジョーカー(P5X)の初期意識[反逆の再動]と同じ。
か
自身の行動が終了した時、残りのHPが60%未満の敵1体ごとに『反逆の意志』を1つ獲得し、最大5つまで累積する。
『反逆の意志』の合計が3つ以上の時、追加行動ができるようになる。
なお、追加行動中にさらに追加行動は発生しない。追加行動は、ターン制限のある効果のターン数に影響しない。
追加行動終了後、『反逆の意志』を3つ消費する。
(ペルソナチェンジしても『反逆の意思』の残数は引き継がれるが、戦闘中敵1体につき『反逆の意志』は1つしか獲得できない。)
スキル
1.斬魔の強奪 SP 19
敵全体に攻撃力54.4%の呪怨属性ダメージを与え、20%の確率で、呪印状態にする。さらに『反逆の意志』を1つ獲得する。
.
2.怪盗戦技
敵全体に攻撃力134.4%の呪怨属性ダメージを与え、『反逆の意志』を1つ獲得する。
3.─
4.─
5.─
6.─
7.─
8.─
ヤノシーク
ロール:反抗
属性:銃撃
HP 357
攻撃 099
防御 066
物 銃 火 氷 電 風 念 核 祝 呪
- - - - 弱 弱 - - 耐 -
特性
[反逆の精神:ワンダー]
※効果自体はワンダーのヤノシークの特性[ハンティング]と同じ。
か
攻撃力が4.2%上昇する。味方全体が『標的』を付与された敵を攻撃する時、攻撃力が20%上昇する。
スキル
1.タトラショット HP 8%
敵単体に攻撃力111.8%の銃撃属性ダメージを与える。75%の確率で敵を2ターンの間、『標的』状態にする。
『標的』状態:防御力が17%低下する。
2.怪盗戦技
敵単体に攻撃力234.0%の銃撃属性ダメージを与える。
3.─
4.─
5.─
6.─
7.─
8.─
遅くなった理由:特殊タグ部分をこだわりたかったから
こだわった故に総攻撃がそんなクオリティかよって思ったよね?大丈夫、俺もとてもそう思う。
けど無い頭じゃあこれが限界なんすよ…
早く書け?それはホントにそう。
それはさておき軽く解説。今回の作品において、ペルソナは以下のルールを適用する形となっております。
・スキル等による1ターンは大体30秒程。
・アクティブスキルは1ペルソナに3つまで装備可。
・ペルソナの固有スキル及び特性はP5Xと同じで固定。
・一部ペルソナは全てのスキルがP5Xのキャラと同じなり、特性は意識と同一の効果となる。
・後にP5Xへと参戦したペルソナは認知によって特性とスキルが変化。
・その他もある程度はP5Xと同じだが……
また、今回登場したオリジナル要素は以下の仕様となっております。
・ペルソナXは2ターンに1度使用が可能。
・ペルソナXを使用した時またはXハイライト使用時、1ターンの間その2体の属性相性、特性の両方を備えた状態になり、ステータスは合計値となる。
・ペルソナXまたはXハイライトを使用して1ターンが経過した時、自動的に一方のペルソナのみへと変わる。
・Xハイライトはハイライトが使える時に使用が可能。
・Xハイライトの発動条件は、使うペルソナ2体のハイライトのクールタイムが共に0である時。
・ペルソナ2体のどちらかのスキルまたはハイライトの対象が敵全体だった場合、もう一方の対象が敵単体だった場合でも同じ倍率で全体へ攻撃する。
・Xハイライト使用後は2体のペルソナにハイライトのクールタイムが6ターン付与される。
次はキヴォトス内でのペルソナの仕様について記載しようと思います。
それでは次回の投稿までお楽しみ。