KBC キヴォトス・ベースボール・クラシック 作:阪神火球男
次回はもう少しちゃんとネームドキャラが喋るようにします。
あとこの話に限らず野球ネタをねじ込みまくっているので探してみてね♡
第3回KBC 決勝 トリニティ対ゲヘナ
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前回大会が予想以上の盛り上がりを見せ、クロノスが試合中継のための実況、解説を募集しているのをみた時は、誰がこんなことやるのか、と思っていましたが…。
まさか、一ミレニアム生の自分が実況なんてものやっているなんてさしもの"全知"でも分からなかったでしょう。
おっと、もう始まってしまいますね。
「まだプレイボールしていないというのに汗が滲むような熱気に包まれている此処、D.Uスタジアム!」
「それもそのはず。このキヴォトス全土の数千校の頂点を決める戦いが始まろうとしているのですから」
「キヴォトスベースボールクラシック決勝。
トリニティ対ゲヘナの第5回戦。実況はわたくしミレニアムの○○、解説はトリニティの△△、ゲスト解説には先生をお呼びしてお送りいたします…!」
「よろしくお願いしますわ」
"お願いします"
「この盛り上がりというのはやはり単に決勝だからという理由ではないですね△△さん」
「ええ!キヴォトス最大のライバル関係といえるトリニティとゲヘナの勝負、どちらが勝ってもこのKBC、ひいてはキヴォトスの歴史に刻まれるのは間違いありませんわ」
その後、小声で「勿論勝つのは私たちですけれど。オホホ〜」と付け加えた△△さん。
この人と試合を見るのも10試合は超えたがどうにも熱くなりすぎるきらいがある。
とてもお嬢様には見えない人だけど悪い人ではない。
「そして、先生。この試合で個人的に期待している点などはありますか?」
キヴォトス各地で奔走している
エデン条約の締結に尽力したりで、キヴォトス各地で頑張っているとは聞いていたけどもお会いするのは今日が初めてでしたが…。
評判通りのいやそれ以上に優しそうな雰囲気の大人です。
『生徒の脚を舐める』『匂いを嗅ぐ』といった噂も聞いていましたが本当ではなさそうで安心しました。
"うーん。どっちも精一杯頑張るだろうから、素晴らしい試合になる事を期待しているよ"
「是非ともそうなって欲しいところです!
ここで両校のスターティングメンバーを見ていきましょう」
ゲヘナ
1 右 ヒナロー
2 遊 愛清フウカ
3 中 棗イロハ
4 捕 鰐渕アカリ
5 一 火宮チナツ
6 左 銀鏡イオリ
7 指 旗見エリカ
8 二 元宮チアキ
9 三 牛牧ジュリ
先発 氷室セナ
「やはりこうして打線を見ると三大校の一角であることを再確認できますね。全員が自チームであれば4番を任せられるほどの選手ですし守備も固く隙のない野手陣です」
「投手陣に関しては悔しいですが完全にゲヘナの方が上ですわね。今日は先発を外れましたけども既に3勝をあげている鬼怒川さんや下倉さんに変わって抑えに回った黒舘さんなど先発、中継ぎ、抑えに渡って高いレベルの投手が揃っている、という印象ですわね」
「続いてトリニティのスターティングメンバーです」
トリニティ
1 中 剣先ツルギ
2 指 聖園ミカ
3 左 鷲見セリナ
4 一 羽川ハスミ
5 右 蒼森ミネ
6 三 仲正イチカ
7 二 白洲アズサ
8 捕 若葉ヒナタ
9 遊 守月スズミ
先発 桐藤ナギサ
「こちらも同じく、いやそれ以上に爆発力のある打線ですね。常に1発を警戒しながらの投球になりそうです」
"ゲヘナの強力投手陣でも手を焼くことは間違いないだろうね"
「その辺りの対応の仕方も勝敗を分けそうです!
そして、今!プレイボールが宣告されました!」
さぁ、少し集中していきましょうか!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「現在は両校が2回の攻撃を終えて3回表ゲヘナの攻撃に入ろうとしております。△△さん、やはりまだ試合は動きませんね」
「そうですわね。桐藤さんが初回から得点圏に走者を背負い続けているのは少し怖いですけども結果的には0に抑えていますのでここから立て直していきたいところですわ」
"逆にセナは流石のピッチングだね。2回2奪三振で走者は一人もない、トリニティからすればどうにかチャンスを作って確実に決めていきたいね"
初回から不安定な桐藤選手と対照的に安定した立ち上がりの氷室選手。
しかし、違う目線で見ればゲヘナ打線はチャンスを作っても活かしきれていない場面が2回も続いたとも見れる…。
この回でも同じ事になると流れが変わってしまう事も考えられますね。
「さぁ、打席に入りますは2番ショート愛清フウカ。足や打率が売りの選手ですがパンチ力もあり、さらに美食研究会絡みのトラブルで鍛えられた胆力は侮れません!」
「さぁ桐藤さん!ここは三者凡退で勢いをつけますわよ!」
"解説ってこんな偏ってていいの…?"
「ダメですね。…追い込まれてカウント1-2…打った!愛清選手懸命に走って内野安打をもぎ取りました!」
「こンのっ‼︎…コホン。まぁ当たりは芯を外されましたが打ったコースが良かったですわね」
負けた瞬間暴れ出しそうで怖いですね…。
クリーンナップを前に先頭打者出塁はトリニティにとっては痛いですね。
"まぁまぁ、
「それもそうですわ〜!ショート守月さん、セカンド白洲さんの鉄壁二遊間は
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sideアズサ
ナギサがペロロのグッズをくれるというから参加してみたが…中々どうして面白いな。
しかも、ひーろーいんたびゅー?でウェーブキャットとハグできたし…!
今日も勝ってもう一度ハグしたいな。
ん?ヒフミが何処かをみている…?
あ、アレは⁉︎
KBCコラボのペロロの限定タオル!
か、可愛い…!くそっ、試合に出てなければ買いに行けたのに!
カン
今からでも…いや無理k「アズサさん‼︎」
なっ⁉︎こっちにライナーが‼︎
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「おぉっと⁉︎白洲選手、イージーライナーをポロリしてしまった‼︎」
「ボケェ"ェ"ェ"!まじでこの*トリニティスラング*野朗め!」
なんと言っているか分かりませんが△△さんはとんでもない罵倒を口から生み出し続けています。
ガチギレですね、ガチギレ。
"コレは、よそ見しちゃってたね"
「私が出てもよろしくてよ!」
「さぁコレで無死一、二塁でバッターは4番の鰐渕選手!考えうる限り最悪のシナリオとも言えるのではないでしょうか」
「ライトスタンドのファンは怒っていますわよ」
"でもアカリは上位打線の中では足が速い方ではないから併殺の可能性は大きいね"
「そこも考えてバッテリーは攻めていきたいところ。△△さんならどう配球していきますか?」
「今日は変化球、特に半速球*1の制球がよろしくないですしストレート中心で組み立てますわ」
「さて、バッテリーはどう攻めるか………。
…鰐渕打った、コレはボテボテのサードゴロ…三塁間に合わない二塁に転送して、アウト」
「まぁ、最低限ですわね。コレで一死一、三塁、火宮さんは卓越したバットコントロールがありますのでタイミングさえ合えば厳しいコースでもヒットにしてしまいますわよ」
"これで点が入るかどうかが前半の分水嶺になるだろうね"
スタジアムのボルテージが一段上がる。
『点を入れてくれ』と願うゲヘナ、
『なんとか抑えてくれ』と祈るトリニティ、
両校スタンドから息を呑む声が聞こえてくるようだ。
あと、隣からも。
「カウント1-1…、っ打った!打球は一二塁間抜けてライトへ‼︎先制!ゲヘナ先制‼︎1対0!」
「ぐぅ、まぁ仕方ない失点ですわ。切り替えて次です、次次」
膠着状態を破ったのはゲヘナですが、これで試合は流動的になるでしょうし…
面白くなってきました!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
sideセナ
ふぅ。
4回までに捉えられるかと思っていましたが案外抑えられてますね。
このまま少なくとも6回までは投げたいところですが…。
5番ライト 蒼森ミネ
ミネさん…。
甘くないコースでも逆方向に軽々持っていくパワーはかなり脅威ですね。
アカリさんは…外角に構えた。
私は静かに頷く。
ここは慎重にカーブでカウントを作っていきましょう、という事だ。
覚悟は決まりました。
後は投げるだけ
鈍い乾いた音が耳に入ると同時にライトスタンドからは歓声が、レフトスタンドから悲鳴が沸きました。
見なくとも
…一筋縄ではいきませんか
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「蒼森選手、ホームラン‼︎同点に追いつきました!甘く入った外角のカーブを強引にバックスクリーン横に放り込んだ!なんてパワーだ!?」
「ッシャオラァ‼︎!先生見ましたか今の?!コレがトリニティの力ですわ〜!このままバチボコに粉砕してやりましてよ〜!」
"そ、そうだね…。は、離してくれるかな…"
△△さんもコレには興奮を隠せないようだ。
でも先生に抱きつくのはやめた方がいいんじゃないかな。
ほら、ミシミシいってるし。
「さぁ、この流れにノッていけるか?!打順は7番セカンド白洲!」
「さっきの失態を取り返してくださいまし!」
「…ストレートが甘く入った‼︎引っ張った打球はライン際へ…
落ちた!」
「回れ回れ!二塁まで回れますわよ!」
流れが完全にトリニティ側へと傾きましたね。
ここはもう一点覚悟でsっえ?
「レフト銀鏡選手がライン際を転がる打球に猛チャージ⁉︎コレをスライディングで取った!取っています!そのまま二塁へ送球!判定は…」
"…アウトだ!"
「なんというプレーだ!!スーパープレーが出ました‼︎完璧な捕球からコレまた完璧な送球でアウトにしてみせました!」
"アレは生粋の外野手じゃできないプレーだね。本職が内野のイオリだからこそできたプレーだよ"
「まさかの事態にスタンドはどよめいています!」
「……わよ」
「ん?どうかしましたか」
「ン〜調子に乗るのはまだ早いですわよ!このゲヘナの悪魔共め‼︎勝負はここからですわ〜‼︎!」
贅沢は言わないから贔屓の球団に全盛期イチローが来てほしいです。
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