ポストアポカリプス世界で金稼いでコーヒーをのむおっさんの話 作:うぇりー
僕はブラック党
俺はコーヒーが好きだ。
王道を行く苦味と酸味のバランスがいいブラジル。ふくよかな苦味と酸味が楽しめるイタリアーノ。酸味がおいしく飲みやすいコロンビア。もちろんブレンドしてもさまざまな楽しみ方があるだろう。
だが、一番を選べと言われたら、自分は迷わずマンデリンを選ぶ。正統派ながらも野性味あふれる風味と香りは、まるでスウィングジャスの様。
しかし、しかしだ。*1国が滅び、社会が滅び、人類さえも滅びかけているこの世界で、
コーヒーなんてのは高級品のなかの高級品。そう簡単に飲めるものではない。
だから...
「長い!」
「いっった。 何すんだよ『カベルト』」
「お前の話が長すぎるんだよ『ウィリー』
3行でまとめろ」
まったくこいつは容赦がない
もう少し人の気持ちってのを考えた方がいいんじゃないか?
「コーヒー飲みたい
金ない
仕事しよう」
「最初からそう言え」
「いいじゃねぇか。ちょっとぐらい話したって、まだ現場に着いてもいないんだし」
「興味のない泥水の話を永遠と聞かされる俺の身にもなってくれ」
「ひでぇな」
「それにそろそろ現場だそ。準備しろ」
「りょーかい」
にしてもまさかこんな仕事があるとはな
前日...
金がねぇ...。仕事も最近は平和でないし、あいつの所に行くか...
「仕事くれ」
「お前さんはもう少し説明の重要性を知ったほうがいいな」
「コーヒー飲んで金がないんだ」
「またあんな泥水飲んでんのか」
「わかってないな、あの香りと風味の」
「わかったわかった。わかったからその演説をやめろ、客足が途絶える」
こいつは相変わらず口が悪いな、これを直せば少しは客も増えるだろうに。
まあお陰で穴場になってるんだが
「ひどいな。客商売じゃないのかよ」
「お前は客じゃないからな」
「まあいい。丁度いい仕事があるんだ」
「うげ」
「なんだよ」
「お前の言う良い仕事がよかった事は一回もないからな」
「そうか。じゃあ辞めておくか?」
残金は...12000ルーブル
...やるしかないか
「...わかって言ってんだろ、受けるよ、受ければいいんだろ!。
ただし内容がヤバそうだったら辞めるからな」
「そう言ってくれると思ってた。じゃあ契約の詳細を詰めるぞ」
「まず内容だが最近*2市場の地上に近い所で強盗があってな」
「強盗?そんなんいつものことだろ」
「黙って聞け。
そいつらが毎回同じマークを掲げててな。装備も良くはないがアサルトライフルぐらいは持ってるからこのままだと中層組にまで被害が来そうなんだ」
マーク...強盗にしては珍しいな
どっかがバックについてんのか?
「だから殺せと」
「そういうことだ」
「敵の詳細は?」
「全体は分からないが襲撃に来るのは1回5人程度だからそいつを殺せばいい。武器は*3SKSかせいぜいが*4AKMだ。弾も普通の*5FMJ弾でボディーアーマーは着てないな」
「なるほど。報酬は?」
「10万*6ルーブルでどうだ?」
「13」
「11 これ以上は無理だ」
「了解 それで受けよう バディにも聞くから待っててくれ」
...
「という訳で仕事だ、カベルト」
「どういう訳だよ」
「聞いてなかったのか?」
「聞いたうえで言っているんだ。なぜおまえの金欠に付き合う必要がある」
「まーまーいいじゃん、こんな割のいい仕事なかなかないし仲間が死んだらそっちもも困るだろ。
報酬も半分はやるしさ?」
「...仕方ないな。帰りに酒奢れよ」
「おっけーい。じゃあ準備するよ。これ作戦概要」
「......おまえが制圧射撃している間に俺がマークスマンで仕留める感じか。」
「そうそう」
「おまえは何持っていくんだ?」
「*7PKM」
「?」
「だからPKM」
「街中で機関銃ぶっぱなす気か!?」
「だからそういってんじゃん。」
「百歩譲って制圧射撃はいいとしてCQBはどうすんだ?」
「あ、ごめん。これ作戦概要2枚目」
「...防御陣地作るなら作るって先言え!
「ごめんごめん」
「そもそもどっから持ってきたんだ?」
「鹵獲したのが余ってる。誰も使わないしちょうどいいかなって」
「わかった。メンテはしてあるだろうな?」
「もちろん」
「じゃあ準備していくぞ」
「了解!」
気力が尽きて戦闘シーンは明日です。ゴメンね