ギャンブル大好き三人組バッドボーイズ、虐げられて先がもう見えないので大暴れすることにしました〜許してくださいとかいっても許すわけねぇだろ! ザマァから始まる俺達の成り上がり〜   作:tetois

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第一話 賭けの代償

1話

 

「ハァ……ハァ……」

 

 燃え盛る業火の中……俺と奴は戦った。

 

 だが、俺はもう身体を動かすのも限界に近い。頼れる仲間も今は生きているかどうかも分からなかった。

 

 正直言って奴の姿もぶれて見える上に足もガクガク。天候も激しい豪雨になり始め、ザーという音だけが戦場に響く。天ですら俺達を見放し始めたらしい。だが、それでも……それでも!俺は諦めるわけにはいかない!

 

「もうお前は終わりだ。」

 

 そう奴は告げる。しかし俺は崩壊しそうな身体を抑えながらこう返した。

 

「嫌。まだまだこれからだよ……!」

 

 雨は晴に変わることが無いまま戦いは続いた。

 

 ビルを倒壊させる程のパワー。そのパワーを以て全てを粉砕するまさに闘神とも言える存在だろう。そしてその戦いの神が俺達の命を狩りとろうとしている最中だ。生殺与奪の権は奴が常に握っている。

 

その後俺は奴の連撃の前に地に伏せてしまった。身体を動かそうとしても動かない。視界が曖昧になり、意識が混濁し始めた。ああ……どうしてこんな事になってしまったのであろうか……時は数日前に遡る。

 

 

2話

「ユニ◯ーン!!!」ピロロロロロ――

 

「これ当たりくるだろ!絶対!早朝から0の日並んだ甲斐があったぜ!」

 

 俺は木本剛。簡単に言うとパチンカスだ。今日は0の日だったのでパチンコ屋へ朝5時に行き、俺の大好きな台であるサンダムユニ◯ーンを打ち、今2000円で掛かった所だ。横で掛からず苛ついているおっさんを尻目に演出を見ていて思ったことは一つ!

 

「脳内麻薬キモチェェ――」

 

 やはり、これだからサンダムユニ◯ーンは辞められないぜ。ユニ◯ーンと台が鳴った瞬間、身体全体がビクビクする快感に襲われて絶頂へ導いてくれる。パチンコをしない奴はこの快感を知れないとなるともうこの世界生きてる意味なくねとも思える程だ。

 

「よし!このまま俺は闇金とカコムとライフルの借金を一気に返済してやるぜ!」

 

――――――――――――――――――――――――――――――

 5時間後……

「ふざけんなよ!なんで超信頼度アップの演出が来たのに当たらねぇんだよ!結局借りたの全部刷ったじゃねえか!」

 

俺はパチンコ台を強く台パンしながらキレた。

 

「申し訳ございません……パチンコは適度に楽しむ物なので……」

 

「いや大丈夫だ。新人君。こいつは問題をよく起こす常連なんだ。お客様。大変申し訳ありませんが、今日を以てお客様は当店出入り禁止とさせていただきます!」

 

「まじかぁ……もう出禁5軒目だぞ……隣町のぱち屋に自転車で通うのだるいしなぁ……」

 

 ついにこの玄田町のパチ屋を全て出禁にされてしまった。当たりが来ない度にクレームをつけてきた業が来たのだろう。いやさでもさ、普通役物が下から落ちてきたり、台が煩い音鳴らしたらさ当たるって思わないか?普通、いやマジで。

 

「そういえばチャチャとテッチャンは当たったのかな?」

 

 チャチャとテッチャンは俺達が組んだギャンブルチームbadboysのメンバーだ。そのチームでは俺は2人からタケと呼ばれている。俺達はギャンブルを通じて知り合い、今日もそれぞれパチンコ、競馬、株をした後に再会を約束しているが、果たしてどうなっているのだろう。

 

「とりあえず競馬場に行ってみるか。」

 

 競馬場……

「 さあさあ最終コーナーを曲がり終えました!一番上位にいるのは、フユイヤダです!このまま逃げ切ることができるでしょうか!」

 

「よしよしよし!そのまま行けぇッッッッッ!!!」

 

「おっと?なんと後ろから8番人気ゼッタイアタルヨーが猛スピードで追いつきはじめた!そのままゴールインです!」

 

「どうしてなんだよッッッ!俺の運は最強なはずなのに……」

 

 俺が競馬場に着いた頃には既に競馬に負けたであろうチャチャがいた。

 

「あー……負けちゃったんすね。」

 

「クソがぁ……なんでゼッタイアタルヨーが勝つんだよ………あいつ今まで1着でゴールインしたことなんかねぇぞ……どうなってんだ一体……」

 

「ちなみになんぼ賭けたんだ?」

 

「今日借りた金全部……俺の25万がぁッ……おめぇはどうなん――あっもう分かった。」

 

「テッチャンのとこ行くか。」

 

 残るはテッチャンだ。ある企業の株が今までの比じゃない位伸びていると、昨日の集まりで常に小さい子供のように飛び跳ねていましたが果たしてどーなりますかね?

 

「うぎゃああああああー!!!大暴落しやがった!!明日から電気止まる、水道止まる、税金虹色封筒きてるのに払えない!オワタオワタオワッタタタラッタラッタ――!死亡ルートです完全にありがとうございました!」

 

「あ――全員負けちゃいましたか……てか虹色封筒払えないのはまじでやばいっすよ……」

 

「よくよく考えてみたんだけどよ……俺達って財政事情ってどうなんだ?今月まだ計算してなくねぇか――?」

 

 確かにチャチャが言った通り、今月の俺達の財政事情はまだ不明だ。今から全員で借金を計算してみるとしよう!

 

 計算後……

「えとえと、まず総借金が900万。カコムとライフルの借入限度額はすでに超えていて借りることは不可。そして絶対今月に返さないといけないのが200万でその内闇金に返さなければいけないのが150万ですね……」

 

「おめぇら幾ら持ってるんだ?俺は1000円だぜ!」

 

「僕は600円ですね……」

 

「100円だ。」

 

 

「「「これどーすんの?」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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