サーヴァント銀河打者   作:個体識別番号0111

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襲撃:サーヴァント

 

 

「どこまで行っても焼け野原……住民の痕跡もないし、いったい何があったのかしら……そもそもカルデアスを灰色にする異変って何なのよ……未来が見えなくなるって事は人類が消えるという事……もしかして……特異点では抑止力が働かない?じゃあやっぱりボルトみたいな、ものなんだ、ここ……人類史に点在する致命的な滅亡の選択……それを悪い方に間違えちゃったのがこの結果とか……」

 

「おや、所長の独り言が始まったね。そうなると彼女は長いよ。藤丸君。あたりは安全そうだし、少しは休んだらどうだい?」

 

「ドクターに賛成です。先輩、レーション食べますか?」

 

「ありがとう。マシュは疲れてないか?」

 

「体、疲れ……もしかして、サーヴァントになって問題はないのか、という質問ですか?……それは、なんとか。戦うのが怖いぐらいで、体は万全です。」

 

「マシュは、元々優秀だったしね。立香はいる?ゴミチャーハン。」

 

「………遠慮しときます。」

 

「そう?ゴミの風味を感じれて良いのに……」

 

「マシュは自分がマスターで不満はない?」

 

「もちろんです。わたしに不満はありません。先輩はこの春NO.1のベストマスターではないかと。」

 

「―――!休憩はそこまで、周囲に生体反応がある!」

 

「(口いっぱいで何を言ってるか聞き取れない)」

 

「っ……!マスター、指示をお願いします!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ふう。良かった、今回もなんとかなりましたね、マスター。」

 

「(口いっぱいで何を言ってる聞き取れない)」

 

(ずっと口にチャーハンを詰め込みながら戦ってたな)

 

「もう完全にサーヴァントとしてやっていけるわね。ここの程度も知れたし、もう怖いものはないんじゃない?」

 

「それは……どうでしょうか。どんなにうまく武器を使えても、戦闘そのものは……」

 

「ごくん。マシュは無理して戦う必要はないよ。私やマリー、立香がいるんだし。」

 

「ごめん、話はあと!すぐにそこから逃げるんだ!まだ反応が残っている!しかもこれは―――」

 

「な―――まさか、あれって!?」

 

「そこにいるのはサーヴァントだ!戦うな藤丸、マシュ!君たちにサーヴァント戦はまだ早い……!ナナシビトに任せるんだ!」

 

「私の出番!」

 

 ナナシビトさんと黒いサーヴァントとの戦いが始まった。ナナシビトさんはバットという武器があるけど相手は鎖が長くてリーチは負けてる。けど、そんな事は関係ないとは言わないとばかりに攻め込んでバットを振るってる。ナナシビトさんが深くまで攻め込んでいるから黒いサーヴァントはうまく鎖が使えずに押し切られている。

 

「さすがです。私ではあんなふうには……」

 

「……マシュもすごいよ。」

 

「ありがとうございます、先輩。」

 

 勝負はそのまま、ナナシビトさんの勝利で決着となった。

 

「ナナシビト!今と同じものがそちらに向かってる。次もお願いしたい。」

 

「全然大丈夫だよ、ロマン。あの程度なら何回でもいけるよ。」

 

「どういう事よ!?なんでサーヴァントがいるの!?」

 

「そうか……聖杯戦争だ!その街では聖杯戦争が行われていた!本来なら冬木で召喚された七騎による殺し合いだけど、そこはもう❝何が狂った❞状況なんだ!マスターがいないサーヴァントがいても不思議じゃない。そもそも、サーヴァントの敵はサーヴァントだ!」

 

「えっ、ちょっと待ってさすがに六対一は銀河に名を馳せるナナシビトさんでもちょっと厳しいかなーって……」

 

「こっちは聖杯とは無関係でしょう!アレはただの、理性を亡くした亡霊よ!」

 

「―――見ツケタゾ。新シイ獲物。聖杯ヲ、我ガ手二!」

 

「サーヴァント反応、確認!そいつはアサシンのサーヴァントだ!」

 

「ロマン遅い!もう目の前!マシュ!相手はアサシン、マスターが襲われるのが一番危ない。藤丸のそばで盾構えて守って。わたしがやる。」

 

「ごめん、マシュお願い。」

 

「―――はい。絶対に守って見せます。」

 

「コレハ 一人 デハ 少々 厳シイ 呼ンデ オイテ ヨカッタナ。」

 

「藤丸、マシュ、もう一体来ている。そっちが本命だ!」

 

「決メルゾ ランサー。ドコノ英霊カ知ラヌガ、御首ニハ違イナイ」

 

「―――ハ。ハハハハハハハハハハ!」

 

「所長、マシュ、しっかりするんだ……!足を止めちゃいけない!」

 

「フォウ、フォーウ!」

 

「―――ハ。ハハハハハハハハハハ!」

 

「くそ、二人とも飲まれてる……指示を藤丸君!正気であるキミが決めるしかない。」

 

「こうなったら戦うしかない!」

 

「……了解です。もう、それしかありません……!」

 

「ハ。未熟未熟。戦ウモ死二筋、逃ゲルモ無理筋。未熟者ノ末路トハ ドウアレッ「うるさい!黙って!マシュ!マリーと藤丸を守るのを優先!マリーも頑張って!」

 

「頑張って!って。頑張るって、何を頑張ればいいのよ!」

 

「わたしも戦います!二対二なら互角です!」

 

「……頑張れ、マシュ。」

 

「はい。頑張ります、先輩。」

 

相手は、アサシンと、ランサー。こちらはナナシビトさんにマシュ。まずはランサーを狙うべき。

 

「マシュお願いアサシンを抑えてて。「わかりました先輩。死中に活を見いだします。」ナナシビト!アサシンはこちらで頑張って抑える。ランサーをはやく倒して!」

「速戦即決でいこう。すぐに終わらせる。」

 

 マシュが盾を使ってなんとかアサシンを抑えている間にランサーとナナシビトが槍とバットで戦っている。状況は、ナナシビトのほうが強く、押し切っている。相手が大振りの攻撃なのに対して、ナナシビトが後ろに回り込んだり上からの攻撃を仕掛けたりして徐々に相手を削っていってる。

 マシュが盾を使って、アサシンを退け大きく後退した時、ランサーが近くにいた。ここしかない。

 

「ナナシビト!」

 

『宝具』スターダストエース

 

「ルールは破る為にある!」

 

全勝・安息ホームラン

 

「グ―――オレノ、聖杯ヲ、目ノ前二、シテ―――」

 

 ナナシビトによる全力の一撃で消耗していたランサーとアサシンは共に倒れた。これで一安心かな?マシュも、アサシンを抑えていた為に疲れてる。でもしばらくは、安全かな。

 

「で、あんた何のよう?あんたも私たちとやるの?」

 

「どうしたの?もうサーヴァントは倒したじゃない。」

 

「あっ!しょ、所長もう一体近くにサーヴァントがいます!」

 

「なっロマニ、そういう事はもっと早く言いなさい!」

 

「安心しなオレはキャスター。アイツらとは敵対していたんだ。けどそんな中アンタらがぶっ倒してくれたってわけ。まあ、敵の敵が味方ってワケじゃないが、いっときは信頼してくれ。完全なサーヴァントじゃないのにサーヴァントに立ち向かった嬢ちゃんに免じて、仮契約でアンタのサーヴァントになってやるよ。そういえば自分の体は大丈夫か?ケツのあたり、アサシンのヤロウにしつこく狙われてただろう?」

 

「ひゃん……!」

 

「おう、なよっとしているようでいい体いてるじゃねえか!役得役得っと。何のクラスだがまったくわからねえが、その頑丈さはセイバーか? いや、剣は持ってねえけどよ。」

 

「ちょっと、うちのコに触らないでくれる。うちのコの嫁ぎ先はもう決まっているのですのよ!」

 

「そうか、そりゃあ悪かったな嬢ちゃん。ハッハッハ。」

 

「ちょっとまってください。わたし嫁ぐなんて聞いてないのですが!」

 

「……ちょっと、藤丸。アレ、どう思う?」

 

「……味方、かな?……」

 

「とりあえず事情を聞こう。どうやら彼はまともな英霊のようだ。」

 

「おっ、話の早いヤツがいるじゃねえか。なんだオタク?そいつは魔術による連絡手段か?」

 

「はじめましてキャスターのサーヴァント。御身がどこの英霊かは存じませんが、我々は尊敬と畏怖をもって、「ああ、そういう前口上は結構だ。聞き飽きた。手っ取り早く用件だけ話せよ軟弱男。そういうの得意だろ?」

 

「うっ……そ、そうですか、で早速。……(軟弱……軟弱男とか、初対面で言われちゃったぞ)……」

 

 Dr.ロマンがキャスターにカルデアのこれまでについて話している間、オレたちはナナシビトが何処からか取り出した、トランプで遊んで待っていた。勝負の内容は大富豪で、なかなか白熱したゲームで楽しかった。ちなみに結果は、マシュが一位、ナナシビトが二位でオレが三位、所長がドベだった。所長は「手加減しなさい」とか「もう一回」とか言ってたけど話が一段落したようなのでまた次の機会にということで。

 

「以上が我々、カルデアの事情です。現在は藤丸がマスターとして現地調査を行っています。確認しますが、貴方はこの街で起きた聖杯戦争のサーヴァントであり、唯一の生存者なのですね?」

 

「負けてない、という意味ならな、オレたちの聖杯戦争はいつの間にか違うモノにすり替わっていた。経緯はオレにも分からねえ。街は一夜で炎に覆われ、人間はいなくなり、残ったのはサーヴァントだけだった。真っ先に聖杯戦争を再開したのはセイバーのヤツだ。奴さん、水を得た魚の様に暴れ出してよ。セイバーの手でアーチャー、ランサー、ライダー、バーサーカー、アサシンが倒された。」

 

「七騎のサーヴァントによるサバイバル……それがこの街で起きた聖杯戦争のルールだったわね。」

 

「キャスターさんはその中で勝ち残った……いえ、生き残ったサーヴァントというワケですね。」

 

「ああ。そしてセイバーに倒れたサーヴァントはさっきの二人よろしく、真っ黒い泥に汚染された。連中はボウフラみてえに湧いてきやがった怪物どもと一緒に何かを探しだし始めやがった。んで、面倒な事に探しものにはオレも含まれてる。オレを仕留めない限り、聖杯戦争はおわらないからな。」

 

「残ったサーヴァントはセイバーと貴方だけ……では貴方がセイバーを倒せば、「おう、この街の聖杯戦争は終わるだろうよ。この状況がもとに戻るかどうかまではわからねえがな。」

 

「なんだ。この銀河打者の助けを求めて来たって訳ね。」

 

「(銀河打者?)まあ、そのとおりだ。だが悪い話じゃあねえだろ?なにしろ―――そら、噂をすればだ。」

 

「(形容しがたい叫び声)」

 

「ひぃ……!」

 

「コイツらは無尽蔵に湧いてきやがる。味方は多いに越したことはねえってこった!」




ナナシビト

キャラクター詳細
???
パラメータ
???
プロフィール
???

宝具 
スターダストエース
ランク:C 種別:対人宝具
元はただの奇物の一種で、硬く丈夫であるという事以外には特筆すべきものはないと思われる。しかし、あの天才が収集した奇物には違いないため何らかの特別な点があるのだろう。
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