【全年齢版】超A級小姓 SAO世界を往く Ifや別ルート・スピンオフなど。 作:渚カエデ
なお、この【リズベットルート】シリーズのストーリー展開はSAO原作やアニメ寄りになります。なのでこのルートでのアインクラッド編は75層で終わりです。
リズ「あたしを……ランマルの……専属スミスにして欲しい。」
ランマル「そ、それってどういうことですか?」
リズ「攻略が終わったら、ここに来て、装備のメンテをさせて……毎日、これからずっと。」
まさか女の子からこんなこと、言われるなんて思わなかった。僕の体が熱くなる。これはバーチャルな身体感覚なのだろうか。それとも……現実世界での僕の心臓もバクバクいっているのだろうか。
彼女は一歩踏み出し、僕の腕に手をかけた。
リズ「ランマル……あたし……あたし……あんたのことが……好きなの!」
え?リズベットさんが僕のこと……好き?
ランマル「え?リズベットさん!もう一回言ってください!」
リズ「だからね!……あたし……あんたのことが好きなのよ!」
リズベットさんが……僕のこと……好き……え〜!
まさか彼女に好意を寄せられていたなんて思ってもいなかった。
ランマル「ど、どうして僕のことを好きになったんですか?」
リズ「あ、あたしとキリトが嫌悪なムードになってた時、間に入ってくれたりとか……雪山であたしを助けてくれたりとか……ああー!もう!好きなところが多くて説明できない!」
それだけ僕のことを愛してるってことか。僕も彼女に答えを返さないとね。
ランマル「リズベットさん、僕もあなたのことが好きです!」
僕がそう言うと、彼女は涙を流す。
リズ「ホント?これ、夢じゃない!?」
ランマル「夢じゃないです。僕、リズベットさんみたいな明るい女の子が好みだったんです!それに雪山での出来事であなたの感受性の高さにも気づいて……気がついたらあなたに対して恋愛感情をいだいていたんです!」
そう言うと彼女は僕に抱きつく。
リズ「うう〜。ありがとう……これであたしたち……両想いなのね……」
ランマル「は、はい!両想いですよ。」
僕も抱き返すために彼女の腰に手をかける。
これが……好きな人と抱き合う感触なんだ……
そう思っていると背後からドアの開く音が聞こえた。
???「お〜い!ランマル!ここに……って何しとるんじゃ!?」
リズベットさんから離れて振り返ると、そこには僕の所属するギルド《オダ軍》のギルドマスターである
ノブナガ「ランマル!連絡がつかなくって心配しとったんじゃぞ!」
ノブカツ「そうですよ。あなたを探すために姉上は、わざわざ黒鉄宮まで行ったんですよ。」
ランマル「すいません。連絡を出さなくて。実は……」
僕は説明する。リズベットさんとキリトさんと一緒に五十五層へ特殊なインゴットを取りに行ってたこと、そこでリズベットさんと共に連絡不可能な空間に閉じ込められていたこと。そしてリズベットさんと恋人関係になってたこと。
ノブナガ「そうか……大変だったんじゃな。でも良かったの〜。愛しの者と結ばれるとは。あっぱれじゃ!」
ランマル「へへへ。苦労した介がありました。」
ノブナガ「じゃが、しばらくギルドから離れる時は事前に連絡するように。ここ、SAOではいつ、何が起こるのかわからんからのう。」
ノブカツ「そうですよ。ランマルさん。」
ランマル「わかりました!これからはギルドのみなさんに心配をかけさせないようにと、肝に銘じます。」
ノブナガ「それでいい。ところで店主殿。」
リズ「はい。」
主様はリズベットさんに近づく。
ノブナガ「ランマルがお世話になったな。奴は意外と大胆なことをする時もあるから、ちゃんと見ておくのじゃぞ。」
リズ「わかりました。恋人として、しっかりランマルのことを見るようにします。」
ランマル「あ、主様……恥ずかしいです。」
ノブナガ「仲間の恋人への挨拶じゃ。おっと、店主殿、名乗るのを忘れておった。わしの名はノブナガ。ギルド《オダ軍》のマスターである。」
ノブカツ「同じく、ギルド《オダ軍》のサブリーダーを担当しているノブカツです。これからもランマルのことをよろしくお願いします。」
リズ「リズベット武具店の店主であり、ランマルの恋人のリズベットです。」
ノブナガ「リズベット……か。素敵な名前じゃな。」
リズ「あ、ありがとうございます。」
ノブナガ「そう言えばこの店は結構な高級店だと聞くのう。これもなにかの縁じゃ。この店を
ノブカツ「わかりました。姉上。」
主様とノブカツさんはポーションを1000個、購入する。
リズ「お買い上げ、ありがとうございます!」
ノブナガ「うむ。元気でいいの〜。さて、ノブカツ。ランマルの居場所がわかったから帰るぞ。」
ノブカツ「わかりました。姉上。」
二人は帰って行った。僕を連れて帰らなかったのはきっと、僕とリズベットさんをまた、二人きりにするためだったのかもしれない。意外と空気の読める
そう思っていると背後から愛しの人の声が聞こえる。
リズ「あの二人があんたのギルドの人なのね。軍服っぽい服を着ていて、少し物々しいけど、意外と気さくね。」
僕は振り返り、彼女の顔を見る。
ランマル「はい。他にもメンバーが数人います。みんないい人たちですよ。」
リズ「良かったわね。いい仲間に会えて。」
ランマル「はい。でも……一番出会えて嬉しかったのは……あなたです。リズベットさん。」
そう言うと彼女の顔が赤くなる。ホントに僕の恋人は可愛いな。
リズ「あ、あんた……意外とロマンチックなことも言えるのね。」
ランマル「本当の気持ちを言っただけです。」
リズ「ホント、あんたって罪な人よ。なんていうか……人たらしなところがあるわ。」
へぇ〜……僕ってそういうところあったんだ。
リズ「ところで……そろそろリズベットさんって呼ぶの、なしにして欲しいかな。」
ランマル「じゃあリズさんでいいですか?」
リズ「呼び捨てでいいわ。」
ランマル「わかりました。リズ。」
こうして、僕とリズの恋物語が始まった。