【全年齢版】超A級小姓 SAO世界を往く Ifや別ルート・スピンオフなど。 作:渚カエデ
ランマル視点
ここはアルヴヘイム・オンライン。通称ALO。
僕はとある人と待ち合わせをしている。そろそろ来るかな。
胸をドキドキさせながら待ってると、雑踏の中から声が聞こえた。
フィリア「ランマル、お待たせ!」
ランマル「フィリア!」
僕は声をかけてきた人物と抱き合う。
この人はフィリア。種族はスプリガンで、トレジャーハンターをしている。
僕とフィリアは……恋人同士なのだ。
今日は彼女の誕生日。僕はプレゼントを渡したくて、彼女を待っていたのだ。
フィリア「これから行く場所ってどこ?」
ランマル「前にフィリアが行きたいって言ってた場所だよ」
フィリア「あ〜、あそこね」
ランマル「そうだよ、そろそろ行こ!」
フィリア「うん!」
僕たちが向かった場所は、花畑が広がる庭園。
その風景は、アインクラッドの第47層【フローリア】の物に酷似している。
フィリア「わ〜あ、キレイな花がいっぱいだね」
ランマル「そうだね」
キミの方がもっと綺麗だけどね。
フィリア「奥まで行ってみよ!」
ランマル「うん!」
花畑の奥まで着いた。さて、そろそろあれを出さないと。
フィリア「すっごく、キレイだったね」
ランマル「うん、たまにはこういうのもいいよね」
フィリア「うん!ここに連れてきてくれて、ありがとね!ランマル!」
ランマル「うん。そういえば、今日ってキミの誕生日だよね」
フィリア「うん、そうだよ」
ランマル「今日……キミに渡したい物があるんだ」
フィリア「何?」
僕はストレージから、あるアイテムを出して実体化させる。
それは……指輪だ。
ランマル「これ……フィリアのために作ったんだ」
フィリア「え……ランマルがこれを?」
ランマル「うん、鍛冶屋の人に作り方を教わって、これを……」
フィリア「そうなんだ……」
ランマル「うん……。」
僕は彼女への思いを込めて、言葉を出す。
ランマル「まだ本物をあげることはできないけれど……でも、これが僕の気持ち。フィリア!僕と結婚してください!」
僕は片膝をつきながら、彼女に言う。
フィリアの答えは……
フィリア「ありがとう……ランマル。私も……同じ気持ちだよ……」
ランマル「フィリア……」
フィリア「私からも……言うね。ランマル……私と結婚してください」
僕は指輪を持ったまま、立ち上がる。
彼女の眼からは、涙があふれていた。
フィリア「こんな……女の子らしくない私を……好きになってくれて、ありがとう」
ランマル「僕も……同じだよ。こんな見た目の僕を……男として見てくれて、ありがとう」
僕は彼女に指輪を渡す。
彼女は指輪を受け取った直後、僕に抱きついてきた。
ランマル「わあ!」
フィリア「いつか……リアルでも結婚しようね……」
ランマル「うん、だから……これからもっと頑張るね!」
フィリア「私も……ランマルに相応しい女の子になれるよう、頑張るね!」
ランマル「うん!」
頭上からひらりと舞い落ちる花びらは、まるで僕たちを祝福しているかのように見えた。
いつか……家族になろうね。フィリア。