二人のビーストテイマー~プログレッシブver~   作:ほにゃー

3 / 5
いつか描いてみたいイラスト

➀鎖付首輪を付けたケットシーレインの上にケットシーシリカが跨り、鎖を引っ張って顔を近づけてる。(レイン顔真っ赤 シリカ舌なめずりで笑顔)

②SAOアヤメとSAOシノン(インフィニティ・モーメントver)が手を繫いでアインクラッドの街を仲良く歩く

③鏡の前で、寝起きでぼぉーとしながら頭を掻く白牙と寝ぼけながら歯を磨く里香

画力がない自分が悔しい


第3話 コンプリート・オール・アイテム・オブジェクト

目の前で起きたことが信じられなかった。

 

剣の所有者であるアスナさんはもちろん、シリカに元βテスターである俺とキリトさん、そして、この現象を引き起こした張本人のネズハさんすらしばらく対応できなかった。

 

SAOというゲームでの武器強化の失敗例は三種類ある。

 

《+数値はそのままで強化素材のみ消費される》、《+数値の内容が入れ替わる》、《+数値が一つ下がる》だ。

 

だがら、武器が消滅するなんて有り得ない。

 

だが、俺たちの目の前で《ウインドフルーレ》は砕け散り、キラキラとポリゴンの破片を輝かせている。

 

そして、砕け散った破片は空気に解けるように消滅した。

 

刃がちょっと溶けたり欠けたりした程度なら修理は可能だが、刀身が折れたりすればその時点で耐久値は全損。

 

このゲーム内からアスナさんの《ウインドフルーレ+4》は完全に削除された。

 

するとネズハさんはハンマーを投げ捨て勢いよくそして、何度も頭を下げて謝罪する。

 

「すみません!すみません!手数料は全部お返ししますので………すみません!」

 

「いや、その……待ってくれ。手数料どうこうの前に説明して欲しい。SAOの強化失敗に《武器消滅》はなかったはずじゃないのか?」

 

謝罪するネズハさんに、キリトさんは一歩前に出て、ネズハさんに声を掛ける。

 

「俺、βテスト出身なんだけど、当時の公式サイトにあったプレイングマニュアルには、強化失敗ペナルティは《素材ロスト》《プロパティチェンジ》《プロパティ減少》の三つしかなかった」

 

本来ならβテスト出身なんて言うべきでないのだが、今は状況が状況だ。

 

キリトさんが言わなかったら俺が言ってた。

 

「あの……正式サービスで、四つ目のペナルティが追加された……のかもしれません。ウチも、前に一度だけ……同じことがあったんです。だから、確率は、すごく低いんでしょうけど……」

 

確かにその可能性は無くない。

 

キリトさんはまだ何か言いたそうだったが、諦めて引いた。

 

「あの……本当に申し訳ありません。なんとお詫びしていいのか。………同じ武器でお返しできればいいのですが、《ウインドフルーレ》は今在庫してなくて………ランクが下がってしまいますが《アイアンレイピア》をお持ちになりますか……?」

 

ネズハさんはそう申し出るが、アスナさんは呆然としたまま答えない。

 

それもそうだ。

 

目の前で自分の愛剣が砕けたんだ。

 

こうなっても仕方がない。

 

そんなアスナさんに変わってキリトさんが答える。

 

「いや、いいよ。こっちで何とかできると思う」

 

まぁ、《アイアンレイピア》で二層を攻略するには心許無いしな。

 

せめて《ガーズレイピア》ぐらいでないと…………いや、武器の性能の問題じゃないか。

 

いい武器を代わりに貰ったとしてもアスナさんの《ウインドフルーレ》に変わる剣はない。

 

例え、《ウインドフルーレ》よりいい武器でもだ。

 

「では……せめて手数料の返金を……」

 

「いや、アンタは一生懸命ハンマーを振ってくれたんだから、その必要は無いよ。プレイヤー鍛冶屋の中には回数叩けば同じだろって適当に叩く奴もいるからさ……」

 

キリトさんがそう言うと、ネズハさんはびくっと首を縮めて、体を小刻みに震えさせる。

 

「………すみません………!!」

 

もう一度謝るネズハさんを見て、もう何も言えなくなりその場を離れる。

 

キリトさんがアスナさんを促し、移動する。

 

ウルバスの東広場を北に出て、NPCショップやレストランが少なく人通りの少ない通りに出る。

 

時折小さな宿屋を目にしながら進むとベンチが見えた。

 

「こ、こんな所にベンチがあるぞ」

 

キリトさんが棒読み気味で言う。

 

色々ツッコミたかったが、この場で言うことではないし、キリトさんもそれなりに考えがあってのことだろうと思っていると、アスナさんが音もなく腰かけた。

 

キリトさんもアスナさんに手を握られている状態なのでそのまま並んで座る。

 

俺とシリカも隣のベンチに座るが、何を話せばいいのか分からず、ただ黙っている。

 

「………あの、さ、《ウインドフルーレ》は残念だったけど………でも、二層の《マロメ》の次の街に行けば、あれよりほんの少し強いのが店売りしてるんだ。そりゃお安くはないけど………俺も予算貯めるの手伝うからさ………」

 

正直、このタイミングで言う言葉じゃないと思っていると、アスナさんが口を開いた。

 

「………でも、あの剣は……わたし、あの剣だけは………」

 

小さく言葉を呟くアスナさんの目から涙が零れるのが見えた。

 

「……残念だったな。でも、冷たい言い方になるけど、もしこのデスゲームをクリアするために最前線で戦い続けるつもりなら、武装を更新しなきゃならない。《ウインドフルーレ》は三層終盤になったら使えないし、俺の《アニールブレード》だって、四層最初の街で次の剣に変えなきゃならない。MMO……いや、RPGはそう言うゲームだ」

 

キリトさんが言ってることはもっともだが、やはりこれも今言う言葉じゃない。

 

「私……そんなの嫌」

 

アスナさんがレザースカートの膝の上で右手を軽く握り締めて言う。

 

「ずっと剣なんてただの道具だと、ポリゴンデータだと思ってた。でも、一層でキリト君が選んでくれた《ウインドフルーレ》を初めて使った時、感動したの。羽根みたいに軽くて、狙ったところに吸い込まれるように当たって………まるで剣が意志を持って私を助けてくれるみたいだった………。この子がいてくれたら大丈夫、私、そう思った。ずっとこの子と一緒に戦おうって。例え強化に失敗しても、絶対捨てたりしないって約束したんだ。最初の頃、使い捨てにしてた剣たちの分も、ずっとずっと大事部するって………約束、したのに…………」

 

涙が零れ、スカートに落ちて、跡形もなく消滅する。

 

「剣を次々と変えて行かないといけないなら……私、上に行きたくない。だって………可哀想じゃない。一緒に頑張って……戦って、生き延びて……それなのにすぐに捨てちゃうなんて」

 

「………剣の魂を一緒に連れてく方法はありますよ」

 

「……え………?」

 

いつの間にか、俺はそうアスナさんに言っていた。

 

「古くなった剣をインゴットに戻して、それを材料に新しい剣を作る方法と、そのままストレージに保存する方法です。でも、俺はインゴットにして新しい剣を作った方がいいと思ってます」

 

「………どうして?」

 

「まぁ、ストレージに入れとくのは剣にとって辛いことだって思うのもあるんですけど………記憶転移って知ってますか?」

 

俺の言葉にアスナさんは頷くが、キリトさんとシリカは首を傾げる。

 

「えっと、キリトさんとシリカに一応説明しますけど、記憶転移ってのは、臓器移植に伴って提供者(ドナー)の記憶の一部が受給者(レシピエント)に移る現象のことです」

 

説明を聞き、二人はなるほどっと頷く。

 

「使っている剣をインゴットにして新たな剣にする。そうしたら、新たな剣には前の剣の記憶や意志が残ってるんじゃないかって自分は思うんです。まぁ、そんなことある訳ないんですけどね」

 

言ってるのが恥ずかしくなり、頭を掻きながら下を向く。

 

「せめて、砕け散った剣の破片をインゴット化できればよかったのにね……」

 

アスナさんがそう呟くと、俺の頭に誰かの手が置かれた。

 

顔を上げると、アスナさんの手だった。

 

悲しみが無くなったわけではないがアスナさんは微笑んでいた。

 

「……ありがとう」

 

アスナさんは俺に向かって一言そう言った。

 

何故ありがとうなのか分からないが、少しだけ気は紛れたみたいだ。

 

「そろそろ宿に戻りましょ。明日、新しい剣を買いに行くの、手伝ってくれる?」

 

アスナさんがベンチから立ち上がりながら、俺達に聞いて来る。

 

「あ……ああ、もちろん」

 

キリトさんが頷き立ち上がる。

 

「えっと、宿まで送るよ」

 

「ううん、今日はウルバスに泊まるわ。ちょうど、宿屋もあるし」

 

そう言ってキリトさんはすぐ近くの宿屋まで移動する。

 

「シリカ、アスナさんに付いてやってくれ」

 

「え?」

 

「こういう時は女同士の方がいいだろ」

 

「それもそうだね。あたし、今日はアスナさんと居るね」

 

そう言って、シリカは小走りにアスナさんのもとへ行く。

 

二人がチェックインし部屋に上がるのを見届けると、キリトさんと俺は宿屋を出て、ウルバス東広場へ向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

広場に向かい、街灯のライディング効果範囲を避けて、広場にある広葉樹の太い幹に張り付く。

 

フードを深く被り、スキルスロットから《隠蔽》を選択する。

 

すると、視界下部に65%と表示が出る。

 

これは《隠れ率(ハイド・レート)》と言い、今俺の身体は背景に六割程同化していることを表す。

 

俺が来ているフード付きのマントは色が灰色で、65%は正直心許無い。

 

モンスター相手なら十分かもしれないが、プレイヤー相手だと感のいいプレイヤーなら見破られるかもしれない。

 

キリトさんのコートは黒、そのため、俺より《隠れ率(ハイド・レート)》は高くなっているはずだ。

 

本当ならこのような覗き見たいな真似はしたくないし、ノーマナー行為なのだが、どうもネズハさんの様子が気になる。

 

ここは失礼承知で覗かせてもらいます。

 

樹の下でキリトさんと一緒にネズハさんの様子を見ていると午後八時ぐらいに営業を終えた。

 

携行炉の火を落とし、インゴットを片付ける。

 

ハンマーなどの専用道具を箱に仕舞い、売り物の武器をカーペットに並べる。

 

二畳ほどのカーペットにそれらを並べると、カーペットからメニューを出し、タップする。

 

すると、カーペットがくるくると巻かれ、道具や武器を飲み込む。

 

あれって《ベンダーズ・カーペット》だったのか。

 

《ベンダーズ・カーペット》は、商人・職人クラスのプレイヤーには便利なアイテムだ。

 

普通路上にアイテムを置くと、耐久値が減ったり盗まれたりするが、あのアイテムに置くと耐久値は減らないし、盗まれたりもしない。

 

更に、収納したアイテムの量にかかわらず重さも一定。

 

だが、あれは村や街内でしか機能せず、おまけにストレージに入れることもできない。

 

そのため、運ぶには手でしか運べない。

 

だから、ダンジョン内で、ドロップアイテムや消耗アイテムを入れて持ち運ぶことはできない。

 

そのアイテムをネズハさんは担ぎ、少々項垂れた姿勢で歩き出す。

 

距離が二十メートルぐらい開くのを待ってからキリトさんと動き出す。

 

隠れ率(ハイド・レード)がゼロにならないように物陰に隠れながらゆっくりと動く。

 

どうしてネズハさんを付けているのかというと、一連の出来事があまりにも出来過ぎ、いや、出来なさ過ぎている。

 

ネズハさんは、このデスゲーム初の鍛冶職人で、その腕はいいと聞いている。

 

それだけのプレイヤーが何故強化に失敗したのか?

 

それも四回連続で。

 

ただ単に運が悪かったと説明もできるし、連続失敗なんて確率が低いだけで絶対にないとは言えない。

 

だが、腕がいいと噂が流れる程なのだから、強化成功率は低くないはず。

 

それに、NPCの鍛冶屋よりも腕はいいのも確実だ。

 

なのに、何故強化に失敗するのか?

 

強化をわざと失敗する方法もあるが、強化を失敗する理由もない。

 

もし、なんらかのトリックで強化失敗を行ってるとしたらその理由を知りたかった。

 

そのため、ノーマナー行為であるこのようなことをすることにした。

 

暫く後を付けると、ネズハさんは酒場の前で止まった。

 

だが、中に入ろうとせず、スイングドアの前で、十秒以上立ち止まっている。

 

暫く見っていると、カーペットを担ぎ直し、中に入る。

 

扉が開き、閉まるまでの僅かな時間に、酒場の中から「ネズオ、おかー!」と声が聞こえた。

 

どうやら、仲間がいるみたいだ。

 

「ちょっと、様子見て来る。レインはここに居てくれ」

 

「ちょ、キリトさん!」

 

声を掛けるがキリトさんは、酒場に駆け寄る。

 

さっきの様子だとおそらく中にはネズハさんの仲間が四人か五人は居る。

 

なのに、中に入るのは無理があるんじゃ………

 

そう思っていると、キリトさんはスイングドアの傍に張り付き、少し押した。

 

どうやら、中の声を聞くつもりらしい。

 

暫くその様子を見ていると、キリトさんが急に扉から離れ、街路樹に張り付く。

 

それと同時に、扉が勢いよく開き、人が顔を出す。

 

俺は直ぐに、近くのベンチに横になり、宿代をけちるプレイヤーを装いつつ、様子を見る。

 

キリトさんは《隠蔽》を使ってるのか酒場から出てきた男の人に気付かれていないみたいだ。

 

男の人は、キリトさんに気付かずに、酒場に戻る。

 

キリトさんは額をぬぐい、一息つくと、俺の方に戻ってくる。

 

「どうでした?」

 

「ああ、ちょっとだけ分かった気がする」

 

キリトさんが言うには、ネズハさんには五人の仲間がいて、その五人は戦闘職。

 

そして、強化失敗はどうやら金儲けの一つらしい。

 

「それっておかしくないですか?だって、ネズハさんはエンド品の《アニールブレード》を八千コルで買い取って赤字のはずですし、それにアスナさんの時だって通常の手数料分しかもらってませんよ」

 

「そうなんだよ。そこがおかしいんだ。それに、武器消失の件も分からない。一体あれはなんだったんだ?」

 

「ネズハさんの動きはずっと見てましたけど、怪しい素振りはなかったですもんね」

 

「ああ、それは俺も同じ………いや、ずっと見てないな」

 

「え?」

 

急にキリトさんが変なことを言い出した。

 

「強化素材を携行炉に入れた時、俺達はネズハを見てなかった。ちゃんと、素材が全部入ったか見ようと………待てよ……もしその一瞬で、剣を奪ったとしたら」

 

そこで俺も気付いた。

 

もし、アスナさんの持ってる《ウインドフルーレ》を別の《ウインドフルーレ》とすり替え、その別の《ウインドフルーレ》をなんらかの方法で砕いたとしたら………

 

強化済みの奴をゲーム攻略してる人に売れば、それなりの金になるし、場合によってはそれ以上稼ぐこともできる。

 

待てよ、今、アスナさんの剣が奪われているとしたら…………

 

「まずい!今何時だ!?」

 

「20:23です!」

 

「まだ間に合う!急いで宿に戻ろう!」

 

頷くと同時に、俺とキリトさんは走り出す。

 

宿屋に着くと、素早く階段を駆け上がり、アスナさんとシリカが今いる部屋の前で止まる。

 

「アスナ!シリカ!俺だ、キリトだ!開けるぞ!」

 

ドアをノックし、中の許可を待たずに開ける。

 

キリトさんが入り、それに続いて俺も入る。

 

「きゃああああああ!!」

 

「ひゃああああああ!!」

 

二人が悲鳴を上げるが、今はそれどころじゃない!

 

「アスナ、メニューを可視モードにして見せてくれ!」

 

「え……」

 

「急いで!」

 

そう言ってキリトさんは、アスナさんの手を取り、動かし、メニューウインドウを出す。

 

更に指を動かし、他プレイヤー可視モードボタンのあるあたりに誘導させる。

 

「あれ?私、部屋に鍵かけたはず………」

 

「宿屋の初期設定は《パーティー・ギルドメンバー解除可》なんです」

 

俺がそう言うとアスナさんは絶句し、立ち尽くす。

 

それも気にせず、キリトさんとアスナさんのメニューウインドウを凝視する。

 

装備フィギュアは、右手には装備無し。

 

「よし!第一条件クリア!時間は!」

 

「20:28!後二分です!」

 

「操作急ぐぞ!アスナ、俺の言う通りにボタンを押せ!まず、ストレージ・タブに移動!」

 

「う、うん」

 

キリトさんの勢いに呑まれ、アスナさんは指示された通りに操作する。

 

「次にセッティングボタン……サーチボタン……マニュピレート・ストレージってボタン」

 

キリトさんの指示に従いボタンをタップし、メニューの階層をどんどん移動する。

 

そこから更に三つ、四つ潜った所で目的のボタンが見つかる。

 

「それです!《コンプリート・オール・アイテム・オブジェクト》!押して!」

 

俺の声でアスナさんがそのボタンを押すと、イエス、ノーのボタンが出る。

 

「「イエ―――――――――――ス!!」」

 

俺とキリトさんの声がはもる。

 

それと同時に、アスナさんがイエスを押し込む。

 

「あれ?オールアイテム?全アイテム………オブジェクト化?………レイン、全ってどこまで?」

 

隣で今まで呆然としていたシリカが聞いて来る。

 

「オール。全部。なにもかも」

 

俺は笑顔で応えた。

 

その瞬間、アスナさんのストレージから、並んでいた文字列が消えた。

 

その直後、ガランゴトンドスンガチャンチャリーンボサットスッバサッパサリッフワフワ、と多種多様のアイテムが硬くて重い→柔らかくて軽い順に落ちる。

 

そして、アスナさんは女性の為かやたら衣類が多い。

 

その中には、下着もある。

 

「なっ、なな、な……?」

 

「……失礼!」

 

「……すみません!」

 

大量に積み上げられたアイテムの中に手を突っ込み俺とキリトさんは探る。

 

布系アイテムを横にやり、金属系アイテムの層に辿り着く。

 

「ねぇ……きみ、もしかして死にたいの?殺されたい人なの?」

 

「まさか!」

 

アスナさんの恐ろしい発言にキリトさんは真顔で応える。

 

「レイン……人は死ぬとき何を考えるのかな?教えて」

 

シリカが目からハイライトを無くし、首を傾けながら聞いて来る。

 

ちなみに短剣を逆手で持ってる。

 

「後でいくらでも説明する!」

 

割とガチで叫ぶ。

 

金属系アイテムを掻き分け、そして、其処に辿り着くと俺とキリトさんは目当てのものを見つける。

 

それを同時に掴み上げ、高らかに叫ぶ。

 

「「あった――――――――――!!」」

 

叫び終わると、手に取ったそれをアスナさんに返す。

 

今にも俺とキリトさんを殺しそうだった二人はそれを目にして目を見開く。

 

「う………うそ……」

 

「………え?」

 

それは、がつい先ほど砕けて消えたはずの《ウィンドフルーレ+4》。

 

アスナさんの愛剣だった。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。