マブラヴオルタネイティヴ〜願いそして望む者〜 作:ガトリング餅
初めての投稿なので暖まった目で見てくれると嬉しいです!
俺には幼なじみがいる。
白銀武と鑑純夏だ。家が近所で家族ぐるみもあり、幼稚園の頃からずっと一緒でよく遊んでいた、高校生になってからもその関係は変わらずに、ふたりで遊び周りの家が更地になったり、色々あったけどとても楽しくて
とても平和だった
あの夢を見るまでは。
───夢を見た、白く何も無い空間で、テレビだけポツンと置いてあり、そこに座ってくださいとでも言うような椅子があった。
気が付くと椅子に座りテレビの画面を見ていた。
そこに映っていたのは武だった。人間の数十倍もあるロボットに乗り敵と戦う、男なら1度は憧れる夢であり俺は少し羨ましかった。
俺は小さい頃からロボットが好きでよく両親にプラモデルなどをねだっていた。そして高校になるとバルジャーノンで遊びまくるほど好きでたまらないものだ。
だけど見ているうちに地獄に変わっていった。
恩師が目の前で殺され、部隊の大半は居なくなり基地はボロボロ。挙句の果てには純夏までもが…
見ているうちに目から涙が出ていた。正直なんでかは分からないけど、悲しいのもあるけど、あいつが何回も頑張っているのに俺は何をしているんだろうという悔しさもあった。
「なら、皆を助けたい?」
「ーえ?」
泣きじゃくっている俺の前に、純夏が立ち笑顔で話しかけてきた。
「純夏!?」
「ナギちゃん久しぶり!!
びっくりした?なんでここにいるのかって?
うーん…こっちの方が手っ取り早いね!」
純夏は少し悩み、思いついたかのようにアホ毛をピンと伸ばした。
そして俺の頭に触れた瞬間
「ぐっ……ぁあぁあああぁぁぁぁあ!!!??!」
突然頭痛が俺を襲う、夢の中なのに!そう思っていたけど痛みは待ってはくれない、
それと同時に色々な景色が見えた。
『━━死ぬのはごめんだ!どうせ死ぬんだ、かっこよく死にたい!』
『━━隊長!!くそぉお!!』
『━━武、基地は俺が守ってやる…へっ、かっこいいだろ?』
「これは……?」
「"あっち側"の記憶って言ったらいいのかな。」
「あっち側……BETAのいる世界……俺も行けるのか?
俺も、武みたいに戦えるのか?」
そういうと純夏は満面の笑みで答えた
━━今から行かせるから……と
そう言われた途端周りの背景が塵のように崩れて言った
「ちょっと待って!急す━」
「いってらっしゃーい!」
「説明をしろぉぉおお!!」
叫ぶも暗い闇の中に落ちていった
「タケルちゃんをよろしくね!」
ー1993年、2月14日ー
目覚ましが鳴りうっすらと目を開ける。カーテンの隙間から入ってくる朝日が眩しい。
「BETA…か」
俺は見た夢の事を思い出した
BETA
いわゆる人類の敵って感じ、色々な種類が居て硬い個体もいれば、レーザーを百発百中で当てるチートな個体まで幅広く、そして気持ち悪く。オマケに数が多いという最悪な世界なのだ。
「お腹すいたな……」
ずっとベッドの上にいる訳にも行かないので下に降りると何故か両親が若くなっていた。
「母さんが若返ってる!」と言ったら何故か怒られた。
「…ったく、あんなに怒らなくてもいいのに」
朝ごはんを食べ終わった後、歯を磨く為洗面所に行くと
「……ん?」
そこには若い俺が映っていた。
「……は?はぁぁぁぁぁぁああ!?」
そして脳内に浮かんだ言葉は
ーまずは冷静に考えようだった