マブラヴオルタネイティヴ〜願いそして望む者〜   作:ガトリング餅

4 / 7
部活が…部活が忙しいんです。
あとゲーム


第4話 共犯者

 

「迷った……」

 

昨日夕呼先生に部屋に来いと言われ、朝早くから探索がてら基地内を見て回っていた……はずだったのだが迷った。ここがどこかも分からない。

こんなに分かりにくいのが行けない、と心の中で思い歩く。

時間はとっくに過ぎており怒られることは確定していたが。

 

「ま、いいか!」

「……良くないです」

「キャァァァアア!!」

「…」

「ご、ごめん」

 

いつの間にか後ろに霞が居り、俺は驚きのあまり事件性のある悲鳴を上げたが、霞は冷ややかな目で見てきた為すぐに謝罪をした。

話を聞くと、どうやら俺がいつまで経っても来ないせいで夕呼先生はお怒りとの事。

 

しばらく歩いていると、さっきまでは帝国軍の軍服が多かったのにとある所から国連軍の軍服が多くなっていた。

そんなことはどうでも良く、

 

 

「やべぇよ……絶対怒られるよ……」

 

初日から遅刻という、社会人なら速攻クビになりそうな行為をしたため俺はとてもビクビクして、到着した部屋の前で固まっている。

 

「連れてきました…」

「ありがと。さて、どうしようかしらね」

 

霞がドアを開き夕呼先生と話す。するとこちらに気付いたのか笑顔で俺の目を見てきた。

 

はっきり言うと笑っていなかった。笑っているのに何故か、俺の命がSOS信号を出している。

 

「とりあえず弁明を…「そんなのあるわけないでしょ」……そんなぁぁ」

 

 

 

この基地に来て初めての任務は説教でした。

 

 

「…ま、今日はここでやめとくわ。今から少しやってもらいたいことがあるから」

「や、やって欲しいこととは?」

 

すると夕呼先生は、どこかに通信を入れると俺を引っ張る。ずっと説教で足が痺れてたから助かったという気持ちもあるが、このような姿を見られて恥ずかしいという気持ちの方が強かった。

 

少し経った後、更衣室のような場所に投げ込まれた。

 

「グエッ………容赦な……」

「ほら、さっさと着替えて、早く!」

「了解!」

 

渋々ロッカーを開けると、そこにはピチピチのスーツがあった。

 

強化装備?…なんで?

俺は訓練も何も受けてもいないのに……と思いながらも着る。何度着ても、とても落ち着かない感覚がある。

個人的には、国連軍の黒っぽい色合いの強化装備が好きだからありがたい。

 

「さてと…久々に頑張っちゃうぞー!」

 

おー!、と両手を上にあげて喝を入れる。ここに1人しかいないのが悲しみを増加させる。

部屋から出て少し歩くと、シュミレーターの前に夕呼先生が腕を組み待っている。

 

「夕呼先生、俺戦術機の訓練とか受けたことないんですけど…」

「…動かしてみて」

「…はい」

 

どういうつもりなのだろう。そう考えながらシートに座る。とても懐かしい感覚だ、今なら喀什ハイヴに行ってあ号目標破壊RTAを始めても良さそうだ……おっと、始まったな。

 

『いい?今からアンタにはデータ取りを行ってもらうわ。もしもいい結果を残せたらアンタ"専用"の機体を用意するから』

「専用…?マジすか!?」

『マジ?分からないけど、本当よ「やる気出てきたぁあ!」うるさっ、社始めて』

 

夕呼先生が霞に指示を出す。すると目の前には突撃級に要撃級、戦車級が何体かこっちに向かってきていた。

 

「相変わらず気持ち悪い見た目してるね…」

 

操縦桿を握る力が強くなる。久々の戦闘(シュミレーターだけど)興奮を抑えきれない。

フットペダルを踏む、すると機体はグン、と加速をし目標に素早く接近する。

光線級は居ないため機体をジャンプさせ、突撃級の背後を取り突撃砲を打ち込む。突撃級は旋回が出来ないため淡々と処理される。

 

すぐに機体を旋回させ、次は要撃級に向かって長刀で切りつける。やはり近接といえば刀、刀といえばロマン!

これもまたすぐに処理ができた。

だが戦車級は、先程とは大きさが小さく数もあまりにも

少なく、ちまちましていたら違うところから現れるため長刀では切るのは難しかった。

 

「あぁもう!こういう時は……!」

 

俺は突撃砲を構え120mmを放つ。すると目の前の戦車級が爆散する。……どうやらここで終わりのようだった。

 

『ありがと、おかげでいいデータが取れたわ。すぐに着替えて検査をしてきなさい』

「ふぅ…了解」

 

シュミレーターから降りると霞が水とタオルを渡してくる。俺はそれを一気に飲み干す。

 

「ありがとな………ぷはぁ、美味しい」

 

霞にもう一度お礼を言い急いで着替える。どうやらこれから忙しくなりそうだと、そう感じた。

 

 

 

 

 

 

 

「服部 凪。本来であれば、あの新型OSを組み込んだ機体を動かすのに時間が掛かるのに…やっぱりそういう事ね。残念だけど、これからはあなたも……共犯者よ」

 

PCを眺めながら独りでに語る夕呼。だがその事を凪は知る由もな買った。

 

 




一体ドウナルンデショウネー
ここまで見てくださってありがとうございます!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。