マブラヴオルタネイティヴ〜願いそして望む者〜   作:ガトリング餅

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最近ブルアカって言うやつにハマってます。オススメに出てきた小説見てたら気になっちゃった!


第6話 さぁ初陣の始まりだ!

 

「いや〜今日も頑張ったなぁ…あれ?おーい班長!」

 

「あっ少尉!随分と随分機嫌が良いですね?」

 

ご機嫌に歌いながらハンガーを歩いていると、詩織が俺の機体のチェックをしていた。

俺はあの後から戦術機を動かすのが楽しくて仕方がなかった。BETAとはまだ戦えていないが、対人戦では基地内の誰にも俺に敵わなかった。

 

武と模擬戦をしていた頃が懐かしい。そう染み染みと昔を思い出していると、詩織は俺の目の前に来て「これを見てください!」と言いながら端末を見せつけてきた。

 

 

「貴方は!なんで!こんなにめちゃくちゃな動きをするんですか!!」

 

「えっ?それってどういう……」

 

「どういうも何も、関節部分がほぼ使い物になってないんです!!ただでさえ特注品なんですから!」

 

「ご、ごめんなさい」

 

「これからは、模擬戦を控えるように!」

「そんなぁ……」

 

この後もこってりと説教され、ついで感覚に新しい武装説明をされた。

 

 

「ま、この辺にしときましょ…ただでさえ、博士専属部隊が貴方しか居ないのに……」

 

その言葉にふと違和感を覚えた。夕呼先生の直属の部隊はA-01も居るはずと。しかもこの前なんかA-01とは違う部隊を…と

 

「A-01部隊は…?」

 

「なんですか?その部隊━━ってちょっと何処に行くんですか!」

 

━━━━A-01を知らない。そう聞いた途端心臓の鼓動が早くなった。走る、走る。口角が上がりまくっている。

つまりそういうことだ、夕呼先生も……"こっち側"だったんだ。

 

 

「夕呼先生ぇ!」

 

「な、何よいきなり」

 

「夕呼先生も前の世界の事を覚えているんですか?」

 

扉を勢い良く開け、俺がそういうと夕呼先生は目をまん丸にしてしばらく経つと笑い始める。

 

「ちょ、なんで笑うんですか!」

 

「あっははは!いやぁ、今更って感じだったから。

 

……服部、アンタと私は一緒よ。」

 

「一緒、そうか…やっぱり、うん。」

 

俺の予想通りだったらしく、夕呼先生も同じく記憶を引き継いでいた。とても嬉しく頼もしいと思えた。

 

 

「ちょっと、何泣いてんのよ」

 

「え……あ…え?」

 

いつの間にか目がボヤけていた。拭っても拭ってもボヤけが収まらない。目から雫がポタポタ、と落ち床を濡らしていく。

すると夕呼先生は俺を抱きしめ頭を撫でる。

 

「せ、聖母……」

 

「……冗談言えるくらいなら、頑張りなさい。」

 

今日の夕呼先生はとても優しかった。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

1998年。この日が遂に来た。

 

━━━光州作戦。

 

朝鮮半島から撤退する為、帝国や大東亜連合国連が協力する作戦なのだが、彩峰中将等が避難民を優先にしたため戦線が崩壊色々やばい事になった、という訳だ。

 

俺はそんなに詳しいことは知らないが、簡潔にそう言われ、今その戦場が見えていた。

 

「うげぇ…もう始まってるじゃん……」

 

目の前には爆発の光がそこら中に見えていた。

現場に到着すると、最初に見た景色は地獄だった。

 

 

『だっ!誰か!!誰か助けてく……ぎぃあぁああ!!』

 

『ひっ、ひぃぃい!!!』

 

半壊している戦術機、スピーカーから聞こえる衛士の断末魔。

これが戦場、BETA……

 

操縦桿を強く握る。この世界に来て初めての実戦、ワクワクしてきた。

 

「さぁ、仕事だよ。相棒!」

 

まずは知らされた通りに、空いた戦線の穴を埋める。

ちなみにだが、俺の武装は

 

右手に突撃砲、左手に長刀、腕にパイルバンカー、そして兵装担架には長刀と…新武器である分散ミサイル。

後は高機動を出すためにブースターを2基付けた。

 

まぁ……近接特化って感じだね。…そんな事を言っていると戦闘を行っている部隊が居た。

 

『クソッ!歩兵部隊は一旦下がれ!!』

 

『おい、どうなってるんだよ!前線の部隊h……』

 

『光線級!?全機回避起動!……これは…unknown?』

 

俺は目の前の光線級やその他に狙いを合わせてミサイルを放つ。

数発のミサイルが途中で分裂し、数十発の小型ミサイルへと変貌する。当然、光線級が撃ち落とそうとするが

1発撃つと12秒のインターバル、オマケに数は多くはない。

 

「……貰ったぞ」

 

『隊長!BETAが次々消えていきます!!』

 

『なんなんだ…あの機体は……』

 

……ふぅ、ひとまずはここら辺は大丈夫だな。

おっ、あそこに孤立している部隊を発見!

 

「あー、こちらは白陵基地所属、特殊試験小隊デバッグ隊の服部少尉だ……1人ですまないが援護する」

 

そう言いブースターを切り放つ。すると何処からかレーザーが飛んできて頭上に大きな火の玉ができる。

 

『くっ、すまない!援護感謝する! こちらは帝国軍、第5部隊ダイヤモンド中隊、中隊長の坂本千夏大尉だ。……現時点での被害は約半数が大破、何機かも動けない状態だ。ましてやまだ撤退は終わっていない……という状態だ。』

 

「ありがとう大尉…他の所は……大丈夫だな。ここをなんとしてでも守る、ここを抜けられたらお終いだ。」

 

俺はペダルを勢い良く踏み込む。撃つ、要撃級の顔みたいな部分が弾け飛ぶ、斬る、戦車級が真っ二つになる。

そして溜まっている所にはミサイルをお届け。

 

「これで……ッ!?要塞級!!それも5体…だと!?」

 

『少尉!一旦こっちに引いてきてくれ!こちらもだいぶ片付いた!』

 

「了解ッ!」

 

どうやらとても長い戦いになりそうだ。

 

 

 




武器解説
分裂ミサイル
装填数6発、1発の中には10発程の小型ミサイルを装備している。その為光線級が居ない戦場などでは有効的。

そうです、ホワイトグリントです。ミサイルも、ブースターも……全部あれが悪いんだっ!
フロムがあんなカッコイイの作るから!
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