マブラヴオルタネイティヴ〜願いそして望む者〜   作:ガトリング餅

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花京院……すまねぇ


第8話 これが地獄ってヤツかぁ

光州作戦から数週間が経ち、俺は九州地方に駆り出されていた。だが、夕呼先生からは隠密行動をしろと言われていた。

 

部隊名はそのまま……な訳がなく、泣く泣くタイガー1という名で、真っ黒に塗られた不知火を使えとの指名が出ていた。

この時の不知火は貴重だろ……いやこの時も、か

 

「雨、止まないなぁ…」

 

この日は絶賛雨天である。………頭痛が痛くなってくる。本当に雨が嫌になってくるよ。

 

すると戦車の砲身が、海の方角に向く。

 

「そろそろ…ねぇ」

 

俺はできる限りの事は出来るようにと跳躍ユニットを吹かした。

 

 

━━━━結果は北九州は崩壊……今は四国、中国地方まで撤退をしていた。

 

「思っているより進行速度が速い……四国、中国が堕ちるのも時間の問題だ……」

 

現在、補給を受けながら四国、中国から近畿地方までBETAを迎撃しながら撤退していた。

 

「おいおい!幾らなんでも数が多すぎる!」

 

『全くだ!…だがアンタが居てくれて良かったよ!』

 

突撃砲を撃っていると、隣から撃震が援護射撃をしてくる。

四国地方から一緒に戦っているサンダー隊、今は3機……俺を含めて1個小隊くらいの数で、何とか……ギリギリの戦いを強いられていた。

 

『隊長!これ以上は無理です!!』

 

『戦車部隊残り3割!こちらの残弾数も4割切りました!』

 

『くっ…!全機、後退だ!ここから近いのは……嵐山基地だ!戦車隊の撤退を最優先!』

 

『『了解!』』

 

───撤退。ということは、さっきまで戦車部隊が援護してくれたがそれが無いということになる。

 

『うっ、うわぁぁああ!!』

 

『れ、光線級だ!』

 

『──戦車隊残り1割切りました!』

 

撃震が一機落とされる。BETAはその隙を逃さずに突撃し、戦車を潰していく。

 

「なっ!やらせるかっ!」

 

斬る、撃つ、だが減らない。増えていく一方だった。

 

『たっ!助け…ぎやぁぁぁぁ"ぁ"あ"』

 

また一機……戦車部隊も全滅。

 

『タイガー1、お前は先に嵐山補給基地に行け、』

 

「そんなっ!俺はまだやれます!」

 

『なら2人仲良く光線級に焼かれて死のうってか!?』

 

「いや、それは……」

 

『嫌なら行け、これ以上死人は増やせん。』

 

「……ッ!了解……しました!」

俺はペダルを踏み基地に向かう。銃声が聞こえる、叫び声が聞こえる

 

「………ッ!」

 

溢れる涙を堪えきれなかった。

 

 

 

 

嵐山補給基地に着いた。補給を受けている間、コックピットから出て外の様子を見る。

 

「ねぇ、聞いた?死神の話。」

 

「え?あの黒い不知火のことでしょ?」

 

何やら話し声が聞こえる。死神?なんだそれ

 

「なんでも、光州作戦からずっと無傷で戦っていたらしいの。」

 

「ねぇねぇ、内緒なんだけどさ……黒い不知火が補給しているところ見ちゃった!」

 

すると女子軍団はキャッキャと、実戦前なのに楽しそうに話していた。

 

「所で、貴方さっきから何をしているの?」

 

と長い黒髪が、特徴の子が俺の方に話しかけてくる。

 

「えぇ!?まさか盗み聞き!?」

 

リボンのつけた子が驚く

 

「お、お落ち着け!俺はただ外にいたら会話が聞こえてきただけだ!」

 

「ふーん、怪しいわね。」

 

「ねぇ!あれを見て!!」

 

1人の子が空を指を指す。

空を見ると3機の撃震が飛んでいた。

1機は左腕が無かった。

 

「あぁ…!?」

 

すると飛んでいた撃震がレーザーによって落とされる。

2機目も落とされる。

 

だが3機目はギリギリ間に合いカタパルトで倒れ込んだ。

 

「おい!担架急げ!」

 

「いや……大丈夫だ、それよりも予備の撃震をくれ」

 

 

俺はその声に聞き覚えがあり近寄ると頭から血を流した大男が居た。

 

「サンダー1!」

 

「その声…タイガー1か!……よく生きていたな」

 

「そっちこそ……生きていて嬉しいですよ。」

 

 

そういい握手をする。

 

一先ずは生きていたことを喜んでおこう。

 

 

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