ランスはむかむかしていた。必ずかの邪智暴虐のメイドにお仕置きして、俺様の真白な皇帝液で空腹女の腹の中を満たしてやらねばならない。
何が白パンしか食えねえだ、ふざけんなあの泥棒女。白パンよりも美味なる俺様のハイパー兵器をしゃぶるのはいつも嫌な顔をするくせに。ランスにはそれが理解できぬ。
「ランスがいつもに増してイライラしてるけど、どうしたの」
かなみがシィルに尋ねる。ハイジの盗み癖なんて、こういってはなんだがいつものことだし、犯せば大体すっきり、次の日には忘れるような男のくせに。ていうか、お仕置きのために彼女のパン泥棒を余り厳しく見張らず、お目こぼしもしていた筈だが。
「いえ、それが、そのぉ…」
ランス城にリセットが遊びに来ていて、ビスケッタに教えてもらいながらランスのためにパン作りに挑戦したようで、そのパンをハイジが…ということなのだそうだ。
「あー…それは…」
地雷だ、とかなみが呟く。
「で、当の犯人はどこへ行ったの」
「JAPANに高飛びしたそうで、香さんに頼んで全土に指名手配して捜索しているようです。いまだに見つからないので、伊達様の領内に潜伏している可能性もあるとか…それらしい方を見つけたそうなので、もしかしたら直接ランス様が向かわれるかもしれないと先ほど話されていました」
あのメイドもいい根性している。さすがに今回は逆鱗に触れてしまったことを察したようだ。
今のランスにお仕置きされたら、3日どころか1週間は監禁状態でセックス漬けにされるのではないだろうか。
「リセットちゃんは?」
「少し落ち込んでいましたが、今朝は別のことに挑戦すると意気込んでましたけど…」
と、未だ不機嫌そうなランスが廊下をのしのしと歩いてくる。その背後には、ビクビクと痙攣しながら横たわるメイドが数人。
勢いのまま、腹いせにシィルとかなみを一発ずつ犯した後、自身もJAPANに行くと出て行ってしまった。
白濁液まみれの少女たちが横たわる廊下を、ビスケッタがてきぱきと掃除し、シィルたちを介抱していく。
「す、すみません、ビスケッタさん」
「いつものことです、さぁ皆さん、大浴場へ」
そういえば、と快楽の余韻に耐えながらシィルが尋ねる。
「リセットちゃんは、今どうしてるんですか」
「旦那さまのためにと、今度はパンケーキに挑戦なされています。ご心配には及びません。私の代わりに、今はミーキルがリセット様と一緒にいますから」
「え、今ですか?」
「はい、それが何か…旦那さまに機嫌を直していただきたいからと」
シィルとかなみは顔を合わせる。
あーあー…とでも言いたそうなかなみの表情を見て、鉄面皮の顔が、めずらしく眉根を少ししかめる。
2人の反応を不思議がったビスケッタだが、ランスがJAPANへ向かったと聞いて得心したようだ。
ランスが戻った後、おそらく掃除などの新たな仕事が増えることだろう。
焼きたてのパンケーキを食べてもらうというリセットの計画は失敗した。トルコ妖怪の集落で、持参した大量のパンを食いながら隠れ潜み、妖怪パン喰い女かと住人を困惑させていたハイジをすぐさま発見、お仕置きしてご機嫌ランスとなった父親が翌日帰ってくると、当然ながらパンケーキはカチカチになってしまっていた。
仏頂面で、そのくせパンケーキは全て平らげたものの、再びご機嫌斜めとなったランス。リセットに謝罪して仲直りしたハイジは、ランスの苛立ちを、さらに1週間はヤリ部屋に監禁されながら肉体を攻め抜かれることで受け止める羽目になったのだった。本人曰く、性臭がとれないわ、腰は痛いし喉もがらがらでいがいがになったが…
「まぁ、御主人様の食事の時は白パンも分けてもらったし、得したかな」
「お前、反省しとるのか…」