──
そう伝えるや否や、三者は一様にして同じような戸惑う声を
「えっ」
「えっ」
「えっ」
困惑、懐疑、茫然。
どれかが当てはまるだろうVNIVEARTH一期生たちの反応に、俺の方もまた戸惑いを覚えてしまった。
「あ、ごめんなさい。あんなLive2Dモデルを作るチームなんだから、アタシはVNIVEARTHを本当に乗っ取って、てっきりこの業界変えてやるくらいの革命起こす気なのかと……」
「わたしも……」
「……うんうん」
あれぇー。
なんか、冷たい視線を感じるぞ。見られていないのに。
俺と彼女たちの間には、何か齟齬があるらしかった。
「私の目的は、VNIVEARTHを
だから私が出来る限りで環境を整えて、あらためてVtuber活動をお願いしたいんです」
『質問いいですか』
チャットだ。もちろんその主は神海まりも。
「はい、どうぞ」
『普通の箱は自社製のトラッキングソフトは持ってないと思います』
自社製……? ああ、そういうことか。
「Live2Dを動かす際のソフトウェアのことですよね? 違いますよ。あれは既存のソフトで動いています」
「えっ」
「えっ」
「えっ」
第2回戸惑う声。
息ぴったりだねVNIVEARTH一期生。神海まりもはその調子で普通に喋ってくれ。
「あの2Dモデルって、自社製ソフトとかじゃないの?」
『それな』
「違いますよ。既存のソフトで頑張っています。VNIVEARTHにプログラマーはいませんからね」
「……」
「……ふぁー」
息遣いから絶句を感じる。
まあ、正直俺もそう思う。俺がプログラムを開発する側になれたらもっと効率的だったかもしれないのに、力技だけで丸1ヵ月かけて1つのLive2Dモデルをどうにか形にしている。
「VNIVEARTHは特に投資も融資も受けていません。これまで社長は特に何も皆様の活動を支えようとしていなかったのですから、そもそも使い道がなく、受ける必要がありませんでした。
環境の整備を決めた今でも受ける予定はありません。社長や私たちにも、会社を大きくしようという意志がないからですね」
「わざわざ法人化してるのに?」
「そうですね、投資を受けない時点で株式会社にした意味を1つ捨てています。……?」
今喋ったの神海まりもか?
聞き慣れない声が急に出てきて驚いた。急に喋るな。
「法人化しているメリットで活用していることと言えば、VNIVEARTHがちゃんとしたところに見える……くらいですね」
Vtuber事務所はどこもそうだ。株式会社にして法人化することで、演者を募集するときに信頼を得やすい。
ただの個人事業主がオーディションを開いても、怪しいだけだからね。
この法人化のせいで完全に商業利用扱いになるから、配信に使用するゲームも、ボカロのカラオケ配布音源も、正式な使用が難しくなる。デメリットしかねぇ。
2019年といえばその辺の法整備が進んでいないので、どこもなあなあのままグレーで使用してるけど。
この許諾関係、俺がVNIVEARTHでやっていく上でどうするべきかな。
下手に法整備が進んだ未来を知っているから、グレーがグレーだとはっきり認識できてしまう。みんなやってるからうちもやろうに少し抵抗がある。
「VNIVEARTHが株式会社なのには、実は別の理由があってですね。
それはひとえに、伊能と言う男が社長を名乗りたかっただけ、なんですが」
「えぇ……」
「なんですかそれ」
『ふぁっく』
お、黙ってた佐土原恭子も反応した。
「話が逸れてしまいましたね、元に戻しましょうか。えっと、なんでしたっけ……」
「え、やだ。もっと教えて」
だから急に喋るな神海まりも。これ神海まりもの声か。覚えておこう。
「まあこういう話はせっかくなので配信とかでしましょう。リスナーも興味があるはずです。
この手の話は遠藤エンドレスも同じくらい詳しいはずなので、神海まりも様もコラボ配信でも持ちかけてあげてください」
『配信やだー』
「配信してください」
『ずるい、ひきょうものー』
「ははは……」
話が脱線してきたので笑って誤魔化す。
この感じなら今すぐ辞めない。悪い子じゃなくてよかった。
──俺は初めてあの社長と会った日、採用される時にも『余計な手間がかからない範囲で』と言われている。
あの男は、最初から会社として大きくなることに興味がないのだ。
かといって会社であるメリットを放棄して、株式会社設立の費用を全てドブに捨てているのかと言えばそうではないのが伊能凛という謎の男。
事務所で暮らしてその生活費を別の名目で経費にしたりとかで有効活用してるしなあいつ。
趣味の株ギャンブルを会社名義で行うことで、会社の資金として消費して株の利益にかかる税金をちまちま削ってるらしいし。細かい理屈はわからないけど。
ぶっちゃけ役所に通報したらすでに社長失脚しそうな気が……いや、しないか。事件性とかないし、こんな弱小企業相手にしないもんな。
俺の方からやりたいって申し出て入社させて貰ってる側だし。なんだかんだ今となっては俺も本当に潰す気はない。
社長がその気だったら俺を雇わなくていいわけで、俺はやりたいことをやって給料を得ている。
あんなでも、感謝をしなければ。
所属ライバーが収益化しない限り会社の収入はゼロ。
月20万でいいと言ってるとはいえ……あれ、実質これ社長に養われてるのか……?
唯一の資金増加はあの男の個人的な株ギャンブルで、『ボクは金で遊んでるだけさ。キミもやってみるかい? キミなら簡単だろう?』とか言ってくるんだけど、出来ねーよ。思い出したらむかついてきたな。
親から貰った金で株ギャンブルするのが趣味で、面白そうだからってだけでVtuber事務所を起業している。
俺マジで
もしかして俺、伊能凛がいないと生きていけないのか……?
いや、俺が生活するだけなら普段別の企業に出稼ぎに行けばいいだけの話ではあるのか。
俺が丸一月つきっきりで組み上がるLive2Dモデルは、2020年以降の最先端技術を見て肥やした目で構築したものだ。
カメラやソフトの都合上、完全な再現は到底出来ていないが、2019年では誰もやろうとしていない部分にも追求した代物で、確実に月収20万以上の仕事はしている……はず。
危ない。変な結論を出すところだった。
でもそれだとVNIVEARTHのためだけに活動する時間は減ってしまうので、やはり俺は伊能凛という男に養われている偏屈エンジニアなのか……?
「南條さん……?」
「ああ、すいません。考え事を。失礼しました。
というわけで、私は、私たちは、皆様に活動を強制したり、ハードルを設けたりなどはしません。当たり前のサポートが行われる普通の箱。ただそれだけを目指しています。
あの男の道楽に便乗して、気が向いた時だけ配信しませんか?」
「まあ、それでしたら……」
「……」
「知りたいことは、遠藤の配信に遊びに行って質問してください」
『……はぁーい(不服)』
「荷が重いというのであれば、モデルの改修は後回しにします。元よりあのレベルの完成には時間がかかりますし、簡易的にグレードを抑えたものにするのも選択肢です。
皆様には気負わずに、気楽に配信して欲しいですからね」
一応一期生の引退を引き留める姿勢で、この集会を締めくくる。
ただし、萬屋ぺすとには、残ってもらって。
「話って、何よ」
「1つ確認が、ありまして」
「何?」
「萬屋ぺすと様は、この箱でいいのですか? 先日の詩星せるり様とのコラボ、モデレーターとして拝見させていただきましたが、私の見立てでは他の箱でも十二分に通用すると思われます」
正直、驚いたのだ。
心の底から、その技量の高さに。
俺はあの未来での萬屋ぺすとを、ほとんど知らない。
不祥事に関しても、裏で暴れていた四天王の、足元で悪口を囁いていたんだろう程度の印象しかないのだ。
掲示板でのネタにされ具合を鑑みても、世間的な知名度は低かった。男の娘の実写おちんちんの方が話題になっていたくらいだ。
俺の記憶に強く残っている、あの2年目の夏の合同コラボにだって、萬屋ぺすとの姿はほとんどなかった。目立たず、ただ参加しているだけで。
あんなにも、配信が上手いなんて知らなかった。
1年目の3月でこの実力ということは、彼女をああまで貶めてしまう、何かがあったはずだ。
「リスナーを相手取ったトーク、立ち回り。安定したキャラクター演技。どれをとっても、Vtuberとして非常に優秀な技能をお持ちです」
「……っ」
「VNIVEARTHは、大きくなりません。これは伊能凛の方針であり、私もそれでいいと思っています」
そう、俺が目指すのは、普通の箱。
炎上もしない。不祥事も起こさない。
平和な日々がずっと続くだけの普通の箱。
誰も悲しまない、見ている人が笑顔でいられるような──
──あの少女が、笑顔でいられるような──
──なんでもない、ただの楽しそうな箱。
「萬屋ぺすと様が上を目指すのなら、もっと向上心のある箱に移籍するのが……」
「……うるさい」
えっ。
「う、うるさいわねっ! あああアンタに言われなくても! アタシは頑張ってるから、配信は上手いのよ! つよつよなのよ!
それをねっとり褒めて!! アタシをどうしたいのよっ!!」
テンプレ的なツンデレ照れ隠しで応答する萬屋ぺすと。
本当に上手いな。素直に感心させられてしまう。
「すみません。気に障ったのならお詫びします」
「障ってないわよ! ……もう。
アンタは、この箱に──VNIVEARTHに、アタシはいらないと思うの?」
「決してそんなことは……」
「だったら、それでいいじゃない」
不意に、萬屋ぺすとの口調に陰りが差した。
「これから素敵な
──だから、ここにいさせてよ。
どこか悲痛な声が、聞こえた気がした。
俺は何か、彼女の核心というべき何かに触れてしまったのかもしれない。
萬屋ぺすとの、裏にある感情が、見えた気がした。
「──ねえ、聞いてくれる……?」
*
VNIVEARTHは酷いところだ。
いくつかのVtuber事務所のオーディションに落ち、唯一ダメ元で受けたというか、アタシがダメというよりは明らかにこの事務所がダメだけど、保険として受けてみたのがこのVNIVEARTHだった。
設立直後、何のプロモーションもなくオーディション告知。サイトも簡素で魅力がない。
そんなVNIVEARTHのオーディション。アタシ以外に受ける人いるの? と思ったけど、一期生は3人がデビューしたから少なくとも3人以上はいたみたい。
これはVtuberそのものが、今ではこれだけ注目されているって証なのかもね。
──アタシはVtuberという概念が好きだ。
元々声優に憧れていたアタシだったけど、中高生のうちから声優養成所に通うなんてこともせず、ただ憧れていただけだった。
怠慢とか、意欲不足とか、向上心の欠如とか。そんなのは、わかってる。
声優業はタレント業、本人の容姿や
何もしてこなかったアタシが悪いのだ。
漠然と、ただ、声優に憧れだけが残っていた。
大学を卒業して就職。奨学金を返す為だけにそこまで好きでもない仕事を無難にこなしていく日々。
下手に東京に就職してしまったせいで、都内の家賃と毎日の電車通勤でろくに貯金も作ることが出来ない。
虚無の日々。
あっという間に、過ぎ去っていく。
そんなある日、Vtuberを知った。
はじめて見た時に、これだ! って思った。
キャラクターに、なる。
それはただキャラクターのアイコンで配信するんじゃなくて、ただ
声優になって何かを演じたかったとか、漠然としたイメージではなく。
自分が可愛いと思う1人のキャラクターになり切る。
アタシの憧れは、具体的な形を持った。
──でも、Vtuberになるのには莫大な費用がかかる。
3Dモデル、配信機材。トラッキングを行う環境なんかを考えると、費用は数百万になるらしい。あまりにも馬鹿らしい数字で、これを個人なんかではとても出来るはずもない。
企業のバックアップがないと到底できない活動なんだと、アタシは認識した。
そんな費用を持つプロジェクトがいくつもあるわけがない。例えオーディションがあっても、アタシが合格するわけがないって。
あのVtuber黎明期を切り開いた、自らモデリングとプログラミングの出来る人間にとっては違ったのかもしれないけど、私にとってはどうしようもなく遠い世界の話で、ただ見上げるだけの手の届かない世界だった。
そんな時、2018年2月。
この狭いようで広い界隈に、革命が起こった。
ただイラストが左右に揺れるだけ。当初はそう嘲笑されることもあった、簡易的なLive2Dアバターを採用した、今では60人以上のライバーが所属する大人気Vtuber事務所が、一期生をデビューさせた。
最初のLive2Dモデルは確かに、難癖をつけられても無理もないような、実験的なものだった。
だけどそれは、スマホ一台で手軽に配信するという、今までのVtuberの常識を覆すコンセプトだったからだ。
そして、Vtuberという界隈は。この会社に破壊されてしまった。
──もちろん、良い意味で。
大掛かりな準備、緻密な収録、丹念な編集、莫大な費用。
これらを全て取り払ってしまい、しかも動画ではなく配信だから、視聴者とリアルタイムの交流が行えるっていう、まさに私が思い描いた『
その一期生の配信を見て、アタシもこの事務所に入ってやるぞと意気込んだのだ。
──そして、オーディションに落ち続けた。
狭き門だとは思っていたけど、二期生の募集から年末まで何度もオーディションに応募して、結局合格することは無かった。
未経験者でもデビューしているという夢のある話だったけど、でも時間が経つにつれ、それは最初だけのもので、次第にデビューするライバーはほとんどが前世持ち──経験者であることが多かった。
──それは、仕方のないことだ。
だって当然。何も知識がないままぐだぐだな配信をして失敗するような人間よりも、配信経験者で、ある程度トークに慣れた人間の方が、良いに決まってる。
もちろん、未経験者だからこその新鮮さとか向上心、未経験者であってもずば抜けたセンスがあれば、関係ないってことはわかってる。
でも、そんなの本当に優れた一部の人間で、本当に運が良い限られた存在なのだ。
結局。Vtuberを知ってからも、下地を作る練習として、ただの配信者活動すらしてこなかったアタシが悪いのだ。
そして──年末。
アタシはなんと、新設のVtuber事務所に合格することになる。
嬉しかった。
夢の第一歩目が始まったのだと思った。
だからこそ。
このVNIVEARTHという箱に、絶望した。
最低限の連絡、イラストレーターに要望を出すようだけ案内をされ、キャラデザの発注やキャラ設定を自分でやるように指示される。
Live2Dモデルの作成まで作成工程に含まれているとはいえ、ほとんどのリクエストが受け付けられることがなかった。あまりやり取りがないうちにもう完成したと報告され、リテイク料は受け取っていないと突っぱねられる。
──後から知ったけど、こういった個人依頼を受けるイラストレーターには、極稀に、本当に極稀に、悪質なものが混ざっているらしい。
元々用意してあったテンプレモデルに少しだけ手を加えて納品する。だからリテイクを受け付けない。
もっと、もっとひどい場合には。
元々ネット上に存在するイラストを上からなぞったりする『トレス』、パーツごとに別々のイラストからなぞればバレないと複数の既存イラストを組み合わせる『キメラトレス』。
論外なのは、既存のイラストを左右反転し色だけ変えて使う者まで。イラストレーターの界隈には闇として存在する。
アタシのこのママと呼ぶべきだったイラストレーターは、そのトレスの疑惑さえあった。
不幸中の幸いがあるとすれば、著作権を完全に買い切りする契約だったことくらい。
こうして。
歪で、クオリティが低く、ろくに動かない、アタシの
出来上がったというか、でっちあげられたというか。
正月にデビューしろと言われて、帰省を断念してデビュー配信を行った。実家の両親がいる状況で配信なんてできるわけがない。
上京した娘が帰省したと思ったら、自室に籠りパソコンに向かって普段と違う痛い声でしゃべりかけている。
そんな構図とても見せられない。
そうして始まった『萬屋ぺすと』の活動は、何のバックアップもないまま2ヵ月以上経過した。
働きながらなので、帰宅してからの夜や、休日を消費して行う。
なんで辞めなかったか。
答えは簡単だ。
アタシは怖かったのだ。
オーディションに落ち続けた日々、これを辞めれば次はない。
この2ヵ月で付いてきてくれるようになったファンもいる。
それを捨てる勇気が、非情さが、アタシにはなかった。
だから多分、この先何もなかったとしても、アタシはずっとVNIVEARTHにい続けたんだと思う。
何かを始めることに消極的だったアタシは──
──今でもその本質は、変わっていない。
*
その話を聞いて、俺は自分の考えの浅はかさを感じた。
過去に戻った時。
Vtuberになりたいなら某大手のオーディションを全部受ければいいだなんて、無責任な、いい加減なことを考えていた。
例え受からなくても、明確な目標に向かって頑張ったから、頑張った気になれる。
そんなわけ、なかったのだ。
漠然とした目標に対して、何か進展があったか自覚できないまま時間だけが過ぎていく。
俺はその感覚を知っている。
病気で倒れる前。入院する前。あの少女と出会う前。
何者にもなれなかったあの日の俺。
萬屋ぺすとは──
──俺なのだ。
俺は、過去に戻って、VNIVEARTHを普通の箱にすると言った。
決して破滅させさえしなければ、あの日の光景を守ることさえできれば、発展はしなくていいと。
そう思っていた。
俺の知らない一期生なんて、どうだっていいと心のどこかで思っていた。
でなければ、1月に入社してから3月まで、一度たりともコンタクトを取らないことなど考えられないだろう。
あの少女を言い訳に、見捨てていたのだ。切り捨てていたのだ。
知らなかったなら、それも仕方ないと言えたかもしれない。
でも。
あの未来ではもうなかったものが、ここにはまだある。
萬屋ぺすと。VNIVEARTH一期生。
俺の知っているVNIVEARTHに彼女たちはいない。
俺の守りたかったVNIVEARTHに彼女たちはいない。
俺の守りたかったVNIVEARTHのために、あえて彼女たちに関わらないのか?
彼女たちのために、俺に出来ることがあるのだとしたら。
俺の守りたかったVNIVEARTHを、変えなきゃいけないんじゃないのか──?
【誰のビジュアルを先に見たい? VNIVEARTH人気投票!!】現在公式Tvvltterにてシルエット画像を公開中。4期生デビュー後に内容が明らかになりますが、これは制作途中のラフ段階のものです。そこで、本アンケートの結果に基づいて完成させる順番を考慮いたします。皆様の推しにぜひご投票ください!(※なお一期生については、本編では未改修のためネタバレが含まれます)
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萬屋ぺすと
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佐土原恭子
-
神海まりも
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詩星せるり
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遠藤
-
黒宮院みやみ
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拳藤正義
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波羅劾ざくろ
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4期生の2人目