過去に戻ったので、破滅する推し箱の未来を変える。 作:5/19更新あるよ
【雀心】箱コラボで闇のゲーム……って何よこれ!?【萬屋ぺすと・VNIVEARTH】
【雀心】はじめての麻雀!! (>ᴗ<#)箱コラボです!【詩星せるり・VNIVEARTH】
「
:は?
:開幕みなエン
:なんでお前がいるんだよ
:出ていけ
「ははは。まぁまぁ。俺の事は気にせず」
:????
:お前が喋ってるのに気にしないは無理がある
:発言した時点で矛盾するな
「リスナーの
:できるが?
:漫画で読んだ
:清一対々三暗刻三槓子嶺上開花赤1
:ハイテーハイテー
:倍プッシュだ
:初手テスカトリポカ
:正直わからん
「まあ大半の人はそうだよね」
:なんだァ……テメェ……
:お前はわかるのか?
「ぜんぜんわからない。俺たちは雰囲気で麻雀をやっている」
:草
:無能
:カス
:帰れ
:4ね
:お前を56す
「あっはっはっはっは。まあ麻雀なんてシステム任せでそれっぽく打てればいいんだよ。牌効率とかまで計算してる方が珍しいって」
:それはそう
:まーしゃーない
:麻雀を遊びだと思うな
「俺も昔は点数計算できたんだけど、忘れちゃった」
:うそくさ
:できただけでもすごい
まあ高校生の時の話だし、俺5年分くらい過去に戻ってるから合わせて6年くらい前の事なんだよね。当時でさえ完全に理解まではしてないけどなんとか計算できてるってレベルだったのに、これだけ時間が空けば忘れもする。
「──というわけで箱コラボだ!
今宵、命知らずにも闇のゲームに参加するイカれた面子を紹介するぜ!!」
「あ、はい……。VNIVEARTH二期生、
「アンタたち、手洗いうがいはしてる? アタシ以外に感染なんて、許さないんだから!
VNIVEARTH一期生、
:1人テンション終わってて草
:どうしたせるりん
「あ、すみません……!
配信に来てくれたみんな、初めまして! 初めましてじゃないみんな、いつもありがとう!
:いつもの
:not初めまして
:推しに感謝されて感謝
「はは……」
:元気ないじゃん
:どうした
「はぅぅ……」
「あぁ……、よしよし。いいのよ、せるりちゃん。
なんか急に変な男に闇のゲームに出ろとか言われて、アタシたちも大変なのよね。麻雀よくわからないのに」
「うう……そうなんです、麻雀なんてやったことないのに、急に命を賭けたゲームを行うとか言われて、無理矢理……」
:遠藤テメェ!!
:パワハラ
:あなたを脅迫罪で訴えます!
:せるぺすの邪魔をするな
:刑務所にぶち込まれる楽しみにしておいて下さい!
「わかったって。ちょっと待て……よし、これでいいだろ」
俺は
みなしごエンドレスの緑である、髪と瞳、ネクタイやスーツの装飾が透過され、スーツの黒と肌色が残された。
:そういう問題じゃない
:怖い
:いつもの
:つかお前はモデルを作れよ
:そうだそうだ!!
「まあ俺は
:ガチの箱コラボ!?
:佐土原来るんか
:パソコン要介護者
「うん。いつものなんだ。佐土原恭子もなんだかんだで来てくれることになったんだけど、よくわからないらしいから神海まりもが裏で案内をしてるところ。
ついでに配信がグダらないように、基本的な麻雀のルールと操作も教えてくれてる」
:要介護者
:おばあちゃん;;
:まりもに時間外手当を出せ
神海まりも:1時間2万ね ٩('ω')وヤッター
:草
:高い女
:時給2万wwww
「今回使うのは『雀心-じゃんしん-』。ちょっと話題だけど
:知ってる
:有名Vもやってた
「そうそう。先月日本版がリリースされて、運営がメールを送ってなんと、奇跡的に使用許可がとれたぞ!」
:有能
:ナイス運営
:許可なんかとってるんだ
まあ、このゲームは開発側がVtuberに好意的で、簡単に許可がとれるんだけど。
「基本的に許可は必要なんだよ、本当はね。VNIVEARTHは企業だから、個人勢とは違って商業利用に該当します。
インディーズ作品だと最初から、自由に使っていいよって書いてくれてることもあるけど、まあ最低限の断りが必要なケースが多いかな」
:真面目www
:VNIVEARTHとやる配信息苦しいよ
「有名なゲームメーカーが公式に出してるゲームだと尚更。無許可で配信なんてできないよ」
:でも他の箱はやってるぞ
「うーん、正直グレーなのも存在する。
業界大手は去年にいくつかのタイトルをまとめて許諾取ってるから堂々と配信できるんだけど、VNIVEARTHみたいな底辺の箱には問い合わせても返信すらこないのが現実なんだよね」
:世知辛いのじゃ……
:脱法配信
:それは違法なのでは?
「法的に訴えられるところまではいかないだろうけど、少なくともその配信を収益化までしたら普通に良くない警告があるかもね。メーカーによっては将来的に配信アーカイブが削除される可能性が出てくる。
他社の内情は知らないから、もしかしたら許諾をとれているのかもしれないけどね」
:はえー
:なんで授業してるんですか?
:そうだ麻雀しろ
「おっとそうだったね」
「そうよ、いつまで1人で喋ってるの。アタシたちはずっと待ちぼうけよ……」
「帰りましょうか、萬屋先輩」
神海まりも:そうだそうだ! ☝(゚Д゚#)シネッ‼
:草
:同僚から4を求められる男
:シネwwww
辛辣な言葉だが、前もって打ち合わせで俺の扱いはこれでいいと指示をしてある。
女性4人、男1人の箱だ。男が1人で出しゃばって好意的に囲まれるのは、リスナー目線でよろしくない。
俺は男女コラボでは、いじられ役、やられ役に徹する。
「あはははははっ。わかったわかった。
まあね、できるだけVNIVEARTHはその辺を真面目にやっていきたい。
:やだ!
:偉い
:これがVNIVEARTH革命家か……
「早速麻雀やっていくぞー!」
「おー! ほら、せるりちゃん。行くわよー。おー!」
「おー!」
:可愛い
:オーッ!
:可愛い
:ぺす姉ノリノリになってあげるの優しい
:行くぞー!!
萬屋ぺすと、詩星せるり、みなしごエンドレス。この3人に、
今後、配信者たちの定番となっていく麻雀配信。その理由には、演出や
そして様々な作品とのコラボすることで広い間口を用意し、『雀心-じゃんしん-』は多くのユーザーを獲得して麻雀配信の定番ゲームにまで登り詰めていく。
「わっ! 手が出るのね」
「……ちょっと怖いですね」
麻雀初心者の2人がおっかなびっくり牌を切っていく中で、早速俺は仕掛けていくことにする。
『ポンにゃ!』
「ポン!!」
ゲーム内のキャラクターボイスが流れ、その後を追うように俺も鳴きを宣言する。
「あ、順番が戻っちゃうんですね」
「可愛いわね……。私も言おうかしらね。……ポンだにゃあ」
:今ぺすの可愛いが聞こえたぞ!!
:ウッ……尊4
:我が人生に悔いなし
『チーにゃ!』
「チー!」
:ポン! チー!
:チンp……
:下ネタやめろww
うわぁ……、『チンポにゃ!』って言いてぇ……。
でもこの時代まだ存在しないんだよなぁ……。PVか何かが出てからだろあれがミームになったのって。
ミームの創始者になっちゃうか……?
いや女性だらけのこのコラボでそんなことしたらドン引きだろ。
ここは
「なんかさっきから順番を守らない人がいませんか……?」
「そういうルールがあるらしいわよ」
『ポンにゃ!』
「ポン!!」
そして次の手番、俺は
『ツモにゃ!』
「──ツモッッ!!」
:え
:お前
:マジでか
俺はたっぷりと溜めを入れて、ドヤ顔なのが伝わるように言い放つ。イメージは有名な
「── タ ン ヤ オ」
:ゴミ手ww
:すげえ堂々と言ってるけど1100点だぞ
:これが経験者……?
:なさけねぇ男
「いくらでも言うと良い。
いいか、麻雀っていうのは、高い手を和了るかを競うゲームじゃない。如何に負けないかを競うゲームなんだ……!」
:良い声で何言ってんだ
:カス
「チー! ……チー! ポン! ツモ──
──
500オール! 一本場ァ!!」
:マジかよwww
:プライドとかないの?
「勝てばいいんだよ、勝てば。麻雀とはそういうものなのだ……!」
「なんか腹立つわね」
「ずるいことしてるのは伝わってきました」
それから俺は、
──ときどき、詩星せるりがビギナーズラックで和了ったり──
「ツモ、
:チンイツね
:おい
:下ネタやめろ
「ちんいつ……」
「せるりちゃん!?」
:言わんでいい
:だめーっ!
:何言わせとるんや
『ポンにゃ!』
「ぽんにゃぁ!」
:かわいい
:ぺす姉俺恥ずかしいよ……
:ぽんにゃあ!
「う、うるさいわね! アタシだって言ってもいいじゃない!」
──萬屋ぺすとが、猫キャラを活かしたセリフでコメント欄を沸かせたりして。
「ツモッ!! 500、1000!! ちんぽにゃ!!」
:!?
:なんかやばいこと言ったぞ!?
:誰も言わないようにしてたのに……
:遠藤お前サイテーだよ
:見損なったぞ
「さいてーです……」
「マネージャーに言いつけておくわ」
対局終了。俺は32000点というカスみたいな点数で1位となる。
:こいつマジでwww
:一度も振り込まねえし
:陰湿で草
「勝てば良かろうなのだよ。あははは! アハハハハハハハハ!!」
俺は最大限の小物を演出していく。ヘイトは俺に集めた。あくまでプロレスなのは伝わるように、多少わざとらしく言うことを心がける。
さあ場は整ったぞ。来い……!!
そして来たる──
──真打の登場。
神海まりも:お待たせ
「遅くなりました。佐土原恭子です」
:キターー!
:まりも! 遠藤を56せ!
:やってくれ
神海まりも:任せろ ( 'ω')و グッ!
「じゃあ私が休憩しますね」
「せるりちゃんの分までアタシたちで頑張るわ!!」
詩星せるりとCPUが抜ける。
萬屋ぺすと、佐土原恭子、神海まりも、みなしごエンドレスの4人で対局が開始される。
そう、この状況こそがこの配信の
完璧だ。
神海まりもは麻雀経験者。
ここまでお膳立てしたんだ、キッチリ決めてくれよ神海まりも!!
『ポンにゃ!』
「ポン!!」
『チーにゃ!』
「……」
『チーにゃ!』
「チー!」
『ポンにゃ!』
「……」
「あの……?」
『チーにゃ!』
「……」
『ツモにゃ!』
「……」
「え、まりもちゃん……? アンタまさか……」
神海まりもの和了り──
──役牌のみ。
え。
もしかして。
神海まりも:これが麻雀 ( ・`ω・´)キリッ
お、お前もか──!!
:wwwwww
:草
:まりも……;;
:この箱終わっとるww
あ、あぁ~~~~っ!!
それは考えてなかった……。
神海まりも:不本意だけど、私も同じ。麻雀はいかに負けないを競うゲーム。運に私は頼らない。
誤算……!!
絶対に振り込まない、安い手でも確実に和了る。
確かにこれは麻雀の定石だけど、神海まりもまで俺と同じ
:カスの対局ww
:やっぱり俺たちのぺすしか信用できねえ!!
:でもぺすも……
:さっきからノーテンばっかやぞ
:というか焼き鳥……
「や、焼き鳥って何よ!?」
「えー……、一度も和了らないことです。はい」
俺は乾いた声で解説する。
それから、何も盛り上がらないポンとチーの応酬がせせこましく繰り返され、数千点の移動だけが虚しく行われた。
どうすっかなぁ。これじゃオチにならない。
仕方ないか。
じゃあ。
とことんやってやる……!
ポンとチー。
CPUもいなくなり、俺と神海まりもの塩麻雀の他には、萬屋ぺすとのへっぽこ麻雀と、佐土原恭子のちんぷんかんぷん麻雀だけしか存在しない。
砂を投げ合うような──塩を投げ合うようなカス試合、それもまたVNIVEARTHらしさになるかと考えていた、そのときだった。
俺の捨てた『北』。その牌に、システムが待ったをかける。
「──ロン、みたいですね。
ええと──
──
「はぁ……っ!?」
「……!?」
戸惑うように和了りを宣言する佐土原恭子。
驚愕する俺と神海まりも。
この局の親は──佐土原恭子だ。直撃。48000点のマイナスで、俺の点棒は吹き飛んだ。俺の最下位負けが決まったのである。
予定外だが、ここだ!
俺はマイクの音量を下げ、大きく息を吸い込む。
「ぐああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
:草
:ガチ断末魔やんww
:1人だけマジで闇のゲームしてる?
:正にデスゲーム★
半透明だった俺の立ち絵を完全に消し、音声もオフにして、裏のチャットで配信から離脱することを伝える。
さて、俺は三期生のモデル作らないと。
:4んだ?
:マジで消えたのかよwww
「それじゃあ悪は消えたので、アタシたち4人で女子会をしましょうか!」
「はい!」
「そうですね」
神海まりも:成★敗! ୧('ω')୨
こうして、悪は討たれた。
そんなこんなで、VNIVEARTH最初の麻雀コラボは俺の予定した茶番を経て、メインとなるガールズ麻雀へと進行していくのだった。
Vtuberの配信において、麻雀は定番の1つとなる。
──これから先も、こんなコラボがVNIVEARTHでも続いていくといいな、なんて。
彼女たちが麻雀のルールを教え合う様子をBGMに、俺はモデルの作成を少しずつ進めていく。防音室の外で、俺の断末魔を聞いた社長が『どうしたんだい亜紀人!?』と慌てているが、それは聞こえないふりをした。
:村は平和になったとさ
:まりもは何もしてないけどな
:キョーコちゃんの豪運で終わったww
:遠藤はモデルでも作ってろ
:塩試合www
:佐土原って誰?
ちなみにこの日、萬屋ぺすとは最後まで一度たりとも和了ることはなかった。
焼き鳥である。
【誰のビジュアルを先に見たい? VNIVEARTH人気投票!!】現在公式Tvvltterにてシルエット画像を公開中。4期生デビュー後に内容が明らかになりますが、これは制作途中のラフ段階のものです。そこで、本アンケートの結果に基づいて完成させる順番を考慮いたします。皆様の推しにぜひご投票ください!(※なお一期生については、本編では未改修のためネタバレが含まれます)
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萬屋ぺすと
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佐土原恭子
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神海まりも
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詩星せるり
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遠藤
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黒宮院みやみ
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拳藤正義
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波羅劾ざくろ
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4期生の2人目