お隣の様子が急におかしくなってしまった   作:納豆伯爵

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4DXを先日見てきまして。原作編のイメージが爆発しまくっているので一年生編はこれでおしまいにして次回から原作に飛ぼうと思います。

一年の海とか夏祭りとかクリスマスとかバレンタインとかは全部終わってから番外編で書くかも


幼馴染IF 第六話:伝説のミックスベリー

 

『そういえば彩葉知ってる?駅前のクレープ屋にある伝説のミックスベリーってやつ』

「伝説って?」

『私知ってるよ、なんでも恋人同士でそれを食べると幸せになれるって』

へ~そんなのあるんだ。

『そうそう、この間優斗君と食べに行ったんだけどさ売ってなくて』

「やっぱ人気なんだ」

伝説っていうくらいだし、恋人同士で食べると幸せになるって言い伝えまであるのであれば朝早くでないと売ってないのだろう

 

『彩葉も今度いおっちと挑戦してみたら?』

『ぜひ、感想聞かせてね』

「食レポなら私より真実じゃないの?」

何故なら、真実はグルメ系のインフルエンサーなのだ食レポのひとつやふたつできるだろう。

『いやいや、彩葉じゃないとダメなの』『芦花、メッ!未だに告白できてない彩葉に期待しちゃダメでしょ』

「それは関係ないじゃん!!!//////」

『大いに関係あるから言ってます~悔しかったらさっさと夜這いでも仕掛けたらいかがでしょうか?』『真実ってエロ親父みたいなことたまにいうよね』

「////////////////」

『ほら~彩葉ショートしちゃったじゃん』『いおっち呼ぶ?』

「わ、私もう寝るね!!お休み!!!」

かなり強引に芦花と真実との通話を切って布団に入った私の頭の中は

 

『零士、私貴方のこと愛してる』

『だから…私のことめちゃくちゃにしてほしいの』

『彩葉、優しくなんてできないからな』

 

などというピンクな妄想が脳内を駆け巡ってしまい寝るに寝れなくなってしまった私はリビングに降りた。

 

「おう、彩葉どうした?」

何故よりによって零士が居るのか

「な、なんか寝れなくて//」

ばか正直に貴方で変な妄想してしまって寝れないとか言えるわけないので適当にごまかす

「そうか、ホットミルクでも作るか」

「………………うん」

そういって零士は冷蔵庫から牛乳を取り出してホットミルクを作っていく

「ほら、できたぞ」

「ありがと」

お互いに無言でホットミルクを飲む。

 

静かな時間だが、その静かさが心地よい。

 

「そういえば真実から聞いたんだけど駅前のクレープ屋が美味しいみたいでさ」

「へ~諌山がそういうなら当たりだな」

「明日、休みだし朝起きて買いにいってみない?」

「いいな、それ」

「じゃ、明日ね。お休み零士」

「おう、お休み彩葉」

 

なんだか今日はいい夢が見られそうだ

 


 

「な、何これ」

「すげえ行列だな」

朝一で例のクレープ屋に向かったがそこは待ち時間30分は越えるんじゃないかといわんばかりの行列ができていた

「どうしよ……ミックスベリーなくなってるかも」

「とりあえず、並んでみようぜ」

「うん」

「並んでる間はヤチヨの配信でもみようぜ。この間の歌配信とか俺結構好きだったし」

「なかなか分かってきたじゃん」

「そりゃ、誰かさんが熱心に布教してくれたからな」

 

適当にヤチヨの配信を見ながら時間をつぶしていると私たちの順番がきた

 

「ご注文お伺いします。」

「え~~っと」

真実が言ってたのはミックスベリーだったよなと思いメニュー表を見るとミックスベリーなんていうものは乗っていなかった 

「あれ?」

「どうした?彩葉?」

不思議に思った私は店員さんに聞いた

「あの。すみません、ミックスベリーって?」

「当店ミックスベリーは取り扱いしておりませんよ?」

「え!?」

どういうこと?伝説のミックスベリーが買えなかったって人気だからとかじゃないの?

芦花と真実の話と今の現状がどうにもかみ合わなくて不思議そうにしていると

「彩葉、ストロベリーとブルーベリーどっちがいい?」

「え?ス、ストロベリーかな?」

「おっけ、なら俺ブルーベリーにするわ」

そういった零士は注文と会計を手早く済ませて二つのクレープを受け取った

 

クレープを買った私たちは近くのベンチに移動した

「はぁ~~」

「そんなにミックスベリー食いたかったのか?」

「だって……」

「だって?」

「なんでもない」

「そうか」

ここで素直に恋人同士で食べると幸せになれるって聞いたから零士と食べたかったと言えたらどんなによかっただろう

「なあ、一口くれ」

「いいよ、零士のも一口頂戴」

もう10年以上の付き合いだ、相手の食いさしがどうとか気にする時期はとっくに過ぎているのであんまり気にせずお互いの食べかけのクレープを食べる

「ほら、こうしたらミックスベリーの出来上がりなんつって」

「あ」

そういうことか、ミックスベリーを恋人同士で食べると幸せになれるってこういう事だったんだ

 

ミックスベリーを食べた恋人が幸せになったんじゃなくて幸せそうに食べさせあいしていたであろうカップルが幸せに見えたんだ。

 

え?てことはつまり今、他の人から見たら私達カップルに見えてるってこと?

 

「?彩葉、顔赤いけど大丈夫か?」

「だ!大丈夫!!//」

「そうか、体調悪くなったらいつでも言えよ」

「うん//」

 

「ねえ、零士」

「ん?どした?」

「もう一口いい?私のもあげるから」

「いいぞ、そんなにミックスベリー食べたかったんだな」

「うん……ねえ、零士」

「ん?」

 

 

「ちょ~美味しいね」

今はまだ、恋人ではないけど私は今が一番幸せだ




割とベタだなと思いつつ、脳内のかぐやが「これでいいんじゃん?」と言ってるので脳内の彩葉が「いいのかも」と返してます。
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