「ねえ、彩葉。パパこれ何?」
かぐやが俺たちの寝室にノートPCをもって突撃してきた
「勝手に見ないでよ……ってそれは」
「それ、未完成みたいなんだよね」
「これは続きは作れないの」
かぐやが示したファイルは朝久さんと彩葉が一緒に作ってた曲だった。
「それより、明日はライブ当日なんだしちゃんと寝てコンディション整えとけよ」
「ライブの曲くそむじぃんだが……ヤチヨのやつAIだからって。それより彩葉。明日の予定大丈夫だった?」
「まあ、一回くらいはね」
模試はこれからも何回かあるがコラボライブはこれだけかもしれないからと葛藤の末に選んだことを知ってる。
「『絶対大丈夫だ』なんて俺が偉そうに言えた立場じゃないけどかぐやと彩葉なら大丈夫だって俺は信じてる」
「うん、ありがと零士」
「ほら、分かったらもう寝ろ。」
「そだね、お休みパパ。彩葉」
「それでそれで?彩葉との新婚生活はどうなのよ?」
「別に前とそんなに変わらねえよ。」
「ほんとかな~~~?毎日イチャイチャちゅっちゅしてるんじゃないの?」
「真実、ちゅっちゅはともかくイチャイチャは前からしてたよ」
「それもそっか」
余計なお世話じゃ!!!//////
「ほ、ほらそれよかそろそろ始まるぞ。ライブ楽しみだな」
「話逸らしたね。」「やっぱ逸らしたよね。」
やかましい!!
諌山と綾紬にいじられながらもライブは無事に始まった。
「いかんでしょ、あれはダメだろ。あんな顔俺以外に見せちゃあかんでしょどうなってんだアイツ、自分の面がいい自覚ないんか?バカなんか?誰のもんか後で世界に証明せなあかんやないかどうしてくれんねん。」
「いおっち壊れちゃった」
「独占欲マシマシだね。素晴らしい」
「大体、かぐやもかぐやだ。あんな可愛らしい笑顔を振りまいて勘違い野郎続出するぞ。そういうところがかぐやの魅力ではあるがそのせいで厄介なやつに絡まれでもしたらどうするんだ。とりあえず防犯ブザーと防弾チョッキとスタンガンを購入しておくか。何?もろもろ合わせて80万?安いな即決」
「親ばか」
「親ばかだね~~。ていうかお金どこから出したんだろ?」
バイト代という名のお小遣いから全額捻出しましたが?何か?二人の安全が金で買うことができるなら1億でもはした金になるわ
「ってなんだあれ?」
そこには灯篭のような頭をした人のような何かがステージに現れていた。
「演出かな?」
「ヤチヨ、そういうの好きだもんね」
二人が演出かもと思っているが俺は違うと直感的に分かった。
「……二人とも、すぐにログアウトしろ。」
「どうしたの?いおっち?」
「いいから早く!!!」
二人にログアウトを促した直後に柱からナニカが現れて俺を攻撃してきた
「っぐ、なんなんだ!!」
吹き飛ばされた俺はいつもの装備を身に着けて空を飛んで受け身を取った。
【キケンキケンハイジョハイジョ】
言葉にならない声が俺に危険だけを伝えてきた
「やばい」
逃げなきゃいけないと本能的に感じ取って炎を噴射して加速した
空を飛んで逃げようとすると灯篭がこちらに飛んできた
「なんで俺が狙われてんだ!?」
どんなに飛んでも加速しても全く追走の手が止まらない。
「こうなったら、こっちから落とすしかないか」
そう思い方向転換して迎撃しようとするが
「多い多い多い」
振り返るとこちらの眼前を埋め尽くすほどに灯篭が増殖してた。
さすがにこの数をさばくのは無理と判断して逃げる一択に舵を取り直したがその判断が致命的だったようで
「っ!!」
気付けば逃げ場がなくなるくらい包囲されていた
「クッソ、お前ら何が目的なんだよ!ってか何だよ!!」
【キケンキケンハイジョハイジョ】【キケンキケンハイジョハイジョ】【キケンキケンハイジョハイジョ】【キケンキケンハイジョハイジョ】【キケンキケンハイジョハイジョ】
やけくそに飛んでくる灯篭を捌きながら叫んでみるが声なき声による返答しかしてくれない。
「やっべ!?」
捌ききれずにそのうちの一体?が俺の手をつかんできた
試験管を愛おしそうに見つめる父さんとウミウシ
ツクヨミの崩壊
かぐやとヤチヨの消失
廃人となった彩葉
屍となった黒鬼の上で笑うように踊る自分
な、なんだ今の…何が流れてきたんだ?脳裏に唐突に流れた映像は一体何なんだ……
「お前ら、俺に
そう問いかけるが答えは帰ってこないそして問いかけを無視するかのように消えていった。
「なんだったんだ一体……」
あ!!!コラボライブ!!!
そう思い、ライブ映像を見ようとしたころにはすべてが終わっていた
「コラボライブ終わっちゃったね」
「うん、でもまだまだやりたいこと。たくさんあるんだ、明日も食材届くし」
「欲深怪獣かぐや」
「がお~~~!!」
「ずいぶんと可愛らしい怪獣だな」
「がぶがぶ」
「手の平ハムハムしてくんな!!!」
「歯形つけようかなって?」
新種の性癖か?
「………………歯形か」
「彩葉さん?」
「やっぱりマーキングってわかりやすい方がいいよね」
ホントに落ち着いていただいてよろしいか?
まさかの彩葉の性癖の一部が垣間見えてちょっと怖さを感じているとかぐやが珍しく眠そうにしていた。
「かぐや、眠いなら運ぶけど?」
「ん~~疲れちゃったけど大丈夫。もう寝ま~~すお休みパパ、彩葉」
「おう、お休み」「お休みかぐや」
そういってかぐやは二階の自室に足を運んでいったが普段は使わない手すりを使っていたので何かあったのかは分かった。
「俺たちも寝るか」「そうだね」
君が生まれた理由は……否、造られた理由は輪廻を壊し、新たな未来を創るため。世界崩壊の引き金とするためだ
なんだこれは。夢なのか?夢にしては妙に現実味がある……誰かの記憶?
アンタが居なければ!!ヤチヨが消えることなかったのに!!大嫌い!!あなたの顔を見たくない!!声も聴きたくない!!私の前から消えてよ!!
待ってくれ……何のことだ……俺には分からない
お前なんかに託すんじゃなかった
待ってくれ……俺は知らない…こんなこと知らない
さよなら、もう私にかかわらないで
行くな……行かないでくれ……俺の前から消えないでくれ……
「彩葉!!!」
「零士!?どうしたの急に!?」
ゆ、夢?横には彩葉が心配そうに俺を見てる。
「悪い、変な夢見ちまって起こして悪かった」
「夢でも私の名前呼ぶとかどんだけ私のこと好きなのよ」
「うっ……//」
それを言われるとかなり恥ずかしい。
「なんならいい夢見れるように子守歌でも歌ってあげる」
そう言って彩葉は俺をあやす様に撫でながら歌い始めた。
相変わらず綺麗な歌声だな。あぁ、でもおかげでぐっすり眠れそうだ
気になるところはまあ。気になるよね!!
投稿時間について
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朝7時頃に
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昼12時頃に
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夜18時頃に
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できたもんからさっさと寄越せ!
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お前の好きにしたらええんやで