頑張れ私!新作ゲームよりこっち書いてるほうが楽しいくらいにはジャンキーだぞ!
「「うう・・・グスグス」」
「うわ、泣きすぎでしょ。二人とも」
俺と帝はそろってぺしょぺしょになっていた…
「いや、だってあんなに小さかったかぐやが…こんなに大きくなって…こんなたくさんの人の前でライブやって…楽しそうで…グスグス」
「ああ、彩葉もこんなに立派になって…お兄ちゃんは…お兄ちゃんは…うおおおお!彩葉ーーーー!!」
もうね、ほんとに二人の新衣装もよすぎます。永久保存版です。ブルーレイはいつ出ますか?買うので早く教えてください。
「お前ら、かぐやといろPが結婚するってなったらどうなるんだ…」
呆れたような雷の問いに揃って
「「俺より強い奴じゃないと認めません!!」」
「よし、レイ!今回のライブでかぐやいろPのファンは爆増したけど同時にめんどくさいのも増えた!わかるな!」
「そうですね!二人のチャンネルに求婚コメントが増えまくる前に対策しておかないと!!」
「そこでだ!彩葉とかぐやちゃんに求婚したいやつをぶちのめすチャンネルを俺とレイで作ってそこで全員ぶっ56しちゃえば問題ないと思うんだ!」
「おー!流石!ブラックオニキスのリーダー!天才では!!」
「よし!俺たちで二人を悪しき求婚者の手から守るぞ!」
「おーーー!!」
「「わはははははは!!」」
「……雷、責任もって二人を止めなね。俺手伝わないから」
「……ああ、分かってる。すまんかぐや、いろP」
暴走している
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「めーーーーーっちゃ!楽しかった!!」
そう言ったかぐやは観客席を一通り見まわした後
「…彩葉、好き」
「私?」
突然のかぐやの告白に驚いた、そこは零士じゃないのか?
「あー、もー、彩葉と結婚しちゃおっかなー?れーじはお兄ちゃんだから結婚できないし」
兄妹は結婚できない法律は知っているが同性婚はできないことを知らないのか…というか、二人は兄妹じゃない。ほとんど兄妹にしか見えないし本人たちもそれを特に気にしてる様子はないけど
「……まあ、生活費折半してくれるなら、一緒に住むのはいいけどさ」
そんな会話をしているとツクヨミ内に異変が起き始めた
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「な…なんだ…映像のバグか?」
ライブが流れていたはずの映像に突如、満月の画像が流れ始めた
「!!」
「どうした!レイ!」
そんな帝の問いに本能的に感じたことを伝えた
「かぐやが!ピンチかもしれない!」
「待て待て!なんかの演出かもしれないだろ」
「離せ!!この屋敷ぶっ壊してでも!行かなきゃ!!」
「おいおい待て待て!雷!乃依!こいつ止めるの手伝え!!」
確かに演出かもしれないでも…むしろ演出であってほしい…
『2030/09/12』この日付が何の日付かも分からない…でも、本能的に理解してしまった。
三人で笑いあえる日々の終わりが近いことを
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映像が乱れた後、私たちの前に頭が灯篭の変な集団が現れそいつらはかぐやに触れようとした。
「触んな!!」
かぐやを守るように攻撃を繰り出したが、灯篭から出たエフェクトがKASSENの時のようなマイルドなものではなく、泥のようなものが床を汚した
「かぐや!!」
謎の灯篭がかぐやに触れた瞬間、かぐやが電源が落とされたかのように膝から崩れ落ち、一点を見つめ出した。焦点はあっていないように見える
「かぐや!!」
灯篭がかぐやに手を伸ばそうとした瞬間
「おいたはだめだよ~」
まるでスマホのフリック入力をするかのような手つきでヤチヨは灯篭をはじいていく。その様を見ていた灯篭の一人が
「モウシワケゴザイマセン」
ヤチヨに謝罪?しかも日本語?そんなことを思っていると灯篭たちは消えていった。その様子を見届けたヤチヨは
「今のは一体?何が起こってしまうんだ~?続報を待て!!」
その言葉を聞いた観客が「演出である」ことに納得している様子だった
「ヤチヨ…今のは一体…」
「う~ん、バグじゃなさそうだし、やんちゃっこのいたずらかにゃ~?調べとくよ」
ヤチヨは何かを知っている。そう感じたがそれを知ったところで私にはどうしようもないことも理解していた。
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「ねえ、かぐや…」
ドライヤーでかぐやの髪を乾かしながら、大丈夫かを聞こうと思ったが次の言葉が出てこない。
「コラボライブ、終わっちゃったね」
思わず、嘘をついてしまった。
「うん、でもやりたいことまだまだあるんだよね~。明日も食材届くし」
「欲深怪獣かぐや」
「がお~!!」
他愛の無い話ができてはいるがかぐやの元気がない気がする。
「具合悪い?」
「ん~、ちょっと疲れちゃった。先に寝るね。」
「おやすみ、かぐや」
「おやすみ~」
私より先にかぐやが寝ることも、階段を昇る時に手摺を使うこともこの部屋に引っ越してきて以来初めての事だった。
「やっぱり、何かあったのかな?」
pipipi…
「零士?」
こんな時間に電話をかけてくるのは珍しいと思い電話に出ると
『もしもし彩葉?今大丈夫か?』
「うん、大丈夫。どうしたの?」
『ちょっと話したいからベランダに出てほしくて』
電話だとダメなのだろうか?
「わかった。」
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彩葉をベランダに呼びだした俺はその間に『2030/09/12』が何の日かを検索していた。
「……満月」
灯篭・満月・何故か狙われたかぐや…最悪の想像をするには証拠が不気味なくらい揃っている。
「零士、話って?」
「彩葉…ライブめちゃくちゃよかったぞ!」
彩葉も不安なはず…心配かけたくない一心でライブの感想を話した。
「ありがとう。なんか変なのが現れたけどね。」
恐らく、彩葉も分かってる。あの日付がかぐやに迎えが来る日付であることを
「あれ、なんだったんだろうな。二人のライブがぶち壊されたかと思って思わず黒鬼のホームぶち破るところだった。」
「え~~!何してんの~~!明日かぐやに教えてやろ。…ヤチヨが色々調べてくれるらしいから、あれについては結果待ちだね」
そうか、ヤチヨが調べてるのか。なら安心かな?
「…ありがとな、ライブで疲れてるはずなのに」
「ううん、気にしないで。もう寝るね、お休み」
「おう、お休み。」
さて、俺も寝るかな。
運命の日まであと13日…
ぐおおおおおお、話が重すぎて作者のメンタルが一番ダメージ食らってる!