お隣の様子が急におかしくなってしまった   作:納豆伯爵

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難産すぎる、クライマックスに近づいてるんだと信じています。


伊織零士は人か否か

「なあ、ヤチヨ」

「うん、そうだね零士」

父さんの研究データを見た俺たちは一つの真実にたどり着いた

「俺、姉貴が居たんだな」

「姉さんって呼んでもいいよ?」

「そうじゃなくない?」

 

ついふざけてしまったが、こうでもしないと涙があふれそうなのだ。師匠の事は、家族のように思ってはいるが何処かで自分は天涯孤独の身であると思っていたからだ。そんな自分に父が居たと知ったこと、愛されていたこと、自分の生まれた意味、やるべきこととやらなきゃならないことその全てが心に重くのしかかってくる。

 

「条件のアシムレイトについては俺が頑張るしかないとして、二つ目の月と地球を繋げる特別な何かについては、かぐやのブレスレットと歌がそれに該当するはず。」

「これが?」

そう、彩葉が身に着けているかぐやのブレスレットは言ってしまえば純度100%の月のものその資格はあるはず。

「とにかく、父さんの研究は師匠が引き継いでいるらしいから話を聞くしかないな」

上手くいけば、かぐやだけではなくてヤチヨも助けれるかもしれない。

「私も聞く。」

「ヤチヨはこっちで準備進めとくね。」

「よろしく頼む。」

そういって俺と彩葉はサーバールームを後にした。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

先ほどの研究データを見ていた零士の顔が忘れられなかった…

まるで自分が人ではないことを受け入れようとしている表情が忘れられなかった。

「彩葉?」

「え!何!?」

考え事をしていると零士が心配そうにこちらの顔を覗いてきた。

「いや、考え事してると危ないと思ってな」

「そ、そうね…」

零士はいつも通りに振舞おうとしているのは分かってるが胸の中にある不安が消えなかった

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

タワマンに戻ってバイクを停めた後に、俺は師匠に連絡していた。

『おう、どうしたレイジ』

「師匠、知っていることを全部教えてくれ。」

『そうか、あれを見たのか…』

「見ろって言ったのはアンタだろ」

『まあな、そこに彩葉ちゃんはいるか?』

彩葉に何の用だ?

「彩葉、師匠が変われって」

「私?分かった…お電話変わりました酒寄彩葉です。ーーはい、はいわかりました。」

「師匠なんだって?」

「ブレスレット貸してくれだって」

確かに、かぐやのブレスレットは純度100の月の物だから何かの役に立つ可能性は大いにあるな。

「ふーん、とにかく行くか」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「レイジお帰り、彩葉ちゃんはいらっしゃい」

「ただいま、師匠。」

「お邪魔します」

いつもお茶らけている師匠が珍しく真剣な顔をしていた。

「全部ってさっき言ってたが何から知りたい?」

「かぐやのブレスレットが必要な理由は?」

「気づいてるかもしれないが、LLSに足りない月のデータが取れるというのと、月に行く条件の月と地球を繋げるものになるからだ」

まあ、これはある意味予定通りだな

「父さんってどんな人だったんだ?」

「セイガか…あいつは俺の親友だった…お前ができた時なんて『レオ!聞いてくれ!息子ができたんだ!!』って女っけのないあいつがすげー嬉しそうに連絡してきやがってな」

「しまいには、『交通費だすから顔を見に来てくれ!!』って当時イタリアに居た俺に対して日本に来いって言いだしやがった。お人好しで、自分のためよりも人のために力を発揮できるタイプの人間だった。」

「零士みたいですね。」

そうかな?あんまり人のために怒った覚えないけど

「そうそう、この間のブラックオニキスとのKASSENの映像みたよ。まるでセイガみたいで笑っちまった。あいつも友達が笑われるとぶち切れてたからな~」

父さん、そんな人だったんだ…話を聞いた感じ荒事は苦手な印象だったのに

「そんな時あいつからレイジを預かってほしいって連絡があった。あんなに溺愛してた息子を俺に預けるなんてどういう了見だと思って聞いたら驚いた。『僕のせいで零士に重い運命を託すことになる。僕の代わりに力になってあげてほしい』…あいつはレイジに最期まで謝ってた。」

「セイガが言っていた、『かぐやの運命を変えれるのはきっと零士だけだ』ってな…」

「師匠、もしかしてあのアパートに住むように言ったのは」

「そうだ、彩葉ちゃんとかぐやちゃんに近づいて運命を変えるためだ。何処まで何が変わったのかはわかりようがないけどな。」

そうだったのか…なんか…

「ちょっとむかつくな…」

「ふふ、やっぱり」

「そういうと思ったぜ。」

だって嫌だろ、俺は俺の意思で彩葉とかぐやと関わったはずなのにまるでそう命令されたからかかわったような物言いは。

「それに父さんは俺に重い運命を託したって言ってたけど、それは違う」

重い運命を託されたんじゃない

「俺に希望を遺してくれたんだ。かぐやを迎えに行くための希望を」

「うん、そうだね」

「は~~、大人になったなレイジ。」

一番肝心なことを聞いてなかった…

「師匠、俺は人か?それとも…」

人じゃない何かなのかを聞こうとしたら彩葉が俺の頬を引っ張りだした

にゃにしゅんだよ(なにすんだよ)

「零士が馬鹿な事聞こうとしてたから怒ってる。」

ええ~~

「零士は誰がなんと言おうと人だよ。ちょっとデリカシーがない時があって、お人好しで、誰かのために怒れる人だよ」

「…彩葉ちゃんの言う通りお前は人だよ。」

彩葉、師匠…

「いやー、これで自分は人かどうかを聞いてくるようならLLSは絶対に使わせなかったんだけどな。」

まじかよ、普通に聞こうとしてたぞ。

「彩葉ちゃんに感謝しとけよ。レイジ、明日から修行するぞアシムレイトを完璧に仕上げる必要がある。セイガの研究だと、月との道ができたとしてもアシムレイトが完璧じゃないと命の危険は残り続けるらしいからな。」

「オス」

「頑張ってね」

「可愛い彼女に応援されちゃあ、やるしかねえよな?ええ?レイジ?」

「彼女じゃない!!////」

「////」

ほら~彩葉も困ってるじゃねえか!!

「はぁ~~~~、ケツが痒くなってくる」

「病院行って来いよ、痔だろうから」

「殺すぞクソガキ」

 

まさかここから地獄が待っているとはこの時は思っていなかった。




まじで書いても書いても納得できない内容で疲れた。
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