お隣の様子が急におかしくなってしまった   作:納豆伯爵

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たっぷり寝てから書いてます。


迎えに来たよ

扉を開くとそこには電子の街中だった。

 

「ここが、月の世界…かぐやはどこだ?」

かぐやを探そうと歩き出すと歌が聞こえてきた。

 

「この声、かぐやの歌声だ!!」

かぐやが呼んでいる…迎えに来てほしいと叫んでいる。そう思い声がする方へ走り出した。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「~~~~♪」

「姫、なんだかご機嫌ですね。」

「う~~ん何かね、いいことが起きてそうな気がして!」

鼻歌を歌っているとアルスが声をかけてきた。

「いいこととは?」

「いいことはいいこと!!」

根拠なんてなかったけど、本当にいいことが起きるような予感がしていた。

「(れーじ、かぐやはここに居るよ。だから迎えに来て)」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「ハァハァ…ここにかぐやが居る気がする。」

月の世界中を走って走って…走り回った。かすかに聞こえた歌声だけを頼りにして、目の前の屋敷みたいなところにいるなんて保障も根拠もどこにもない…

 

「どうやって入ろう…ぶち破るか」

幸い、今はツクヨミの姿なので便利な小手もある。扉を蹴破って道を開くしかない

「はぁぁぁぁ!!」

そう思い、小手にエネルギーをチャージしてキックを放つと同時に屋敷の扉が開いた

 

「えぇ~~~!!」

 

 

「っで!あたっ!」ゴロゴロゴロ

ドアを蹴破るために加速したキックを放ったため、勢いよく屋敷の中を転がった。

「痛ってて、何で扉が勝手に会いたんだ?」

見た目、普通の扉だったのに…

 

「我が開けたに決まっているだろう、伊織零士。」

「お、お前は!!アルス!!なんでこんなところに居るんだ!?」

「貴様の方こそ、何でこんなところに居るんだ?」

何故、俺がこんなところに居るのかって?答えは単純だ

 

「かぐやを迎えに来た」

戦わざるを得ないとおもいファイティングポーズを構える

「いいぞ、案内してやる。」

「お~、助かる!!」

案内してくれるなら、扉とか月人とか片っ端からぶっ飛ばして場所聞く手間が省けるなー

 

 

 

「はぁ~~~~~~~~~!!!!!!」

 

 

 

「大きい声を出すな、騒々しい」

「いやいやいや、声も出るわ!!どういう風の吹き回しなんだよ!?」

かぐやの卒業ライブの時から変なやつだとは思ってたけどほんとにどういうつもりなんだ?

 

「そんな警戒しなくてもいいぞ。この間の戦闘は我としても楽しいものだった」

「俺は楽しくなかったけどな!」

彩葉も泣かせちゃったからまじでトラウマなんだよ。

 

「また、貴様と手合わせをしてもよいがこうしてここまで来たということは姫の言う通りだったというわけか」

「姫って?誰だ?」

そう聞くと、アルスがこちらを『うわ、まじかお前』と言いたげな表情で見てきた。

 

「貴様、あんまり鈍いとモテないぞ。」

「やかましいわ!!なんで宇宙人にモテるかどうかを心配されなきゃいけないんだよ!?」

というかもう(彩葉)がいるからモテる必要もないし!!

「貴様との茶番はこの辺りで終いにして…この先に姫が居る。誰の事かは自分の目で確かめろ」

この先に、姫ってやつがいるのか…礼を言わなきゃな…

「あーアルス、ありがとうな。案内してくれて…あと、この間は『殺す』なんて言ってごめん」

「ふん、気にする必要はない、貴様が殺せるほど我は弱くないからな。」

「そうかよ!!」

ったく、人が謝ったのに何か腹立つな…そう思い、扉に進んだ。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

姫って誰だろうと考えながら、扉を開ける。その後ろ姿は会いたいと願い続けていたものだった。

「かぐや……」

「れーじ!!本当に迎えに来てくれたの!!」

こちらに気づいて振り返ったかぐやの嬉しそうな声を聴いて涙が溢れそうになるのを我慢して声をかけた。

 

「ああ、迎えに来たよ。さあ、帰ろう彩葉がパンケーキ作って待ってる」

「うん!!」

 

弾ける笑顔でかぐやが頷いて、そのまま突撃してきた。

 

「おわっ!…遅くなってごめんな。かぐや」

「早すぎるくらいなんだけど!?」

「何言ってんだ、可愛い妹分を待たせた時点で俺からしたら大遅刻なんだよ。」

そして二人でハンドサイン(仲良しの証)を交わして外に出た。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

地球と月を繋ぐ扉へ向かう途中でかぐやが質問をしてきた。

「それにしてもれーじはどうやってここまで来たの?」

かぐやの疑問も最もである。地球に居た時に人類が月に行く方法をちょこっと調べたことがあるが、それこそ10年単位の時間が必要だと考えていたからだ。

「うーん、簡単に説明すると俺ってハーフなんだよね。月人と地球人の」

「へ~、ハーフなんだ。月人と地球人の…って、ええ~~~~~~~~!!

「うわ、うるさ!」

あんまりの衝撃の真実に戸惑いが全く隠せるわけもなく、大声が出てしまう。

「いやいやいや、地球に遊びに行くような月人がかぐやの他にもいるの!?」

「話すと長くなるから、ちゃんと説明するのは地球に帰ってからでいいか?」

今すぐ説明しろ!!と大声で言いたいが、早く地球に帰りたい気持ちもある。

「ぜ~~んぶちゃんと説明してよね!!」

「パンケーキ食いながらな」

 

「そういえば、聞きたいことがあったんだわ。」

れーじが思い出したかのように質問してきた。

「『もと光る竹』って修理できんの?」

「なんでれーじが()()の修理を聞いてくるの!?」

もはや、かぐやは迎えに来てくれた喜びよりもどうやってここまで来てどうやって『もと光る竹』の事を知ったのか、何で修理できるかを聞いてくるのか疑問が尽きなかった。

 

「伊織零士、簡潔に答えるとそれは無理だ。」

「アルス!?れーじが迎えに来たら帰っていいって言ってたよね!?」

もしや、止めに来たのかと思い身構えた。

「アルス、出来ないってどういうことだ?」

「単純な話だ、技術力が違う。地球の技術力と月では比べるのも愚かなくらいにな」

「だよな~、父さんも『擬態』を再現しきれなかったって言ってたし」

「父さん!?」

れーじって家族の記憶がないんじゃなかったっけ!?ていうか、()()()()()()()()()って何!?ちょっとは再現できてるの!?というかアルスは何で普通に着いてきてるの!?

「だが、貴様のことを考えるとそれに近い技術があるのではないか?」

「お前、ほんとにどこまで知ってんだよ。」

「かぐやを無視して話を進めないでよ~~~!!!」

話に全くついてこれないことにしびれを切らして文句を言った。

「姫、伊織零士が月と地球のハーフと先ほど言っておりましたが、実際は月人もどきと言える存在です。」

「気づいてたのかよ…」

「まって!ハイスペックかぐやちゃんでも話が全く分からないんだけど!?」

れーじが月人もどきって何!?ハーフですらないじゃん!!

「当然だ、気づいてなければこちらに勧誘などしておらん。」

「また勧誘されてたの!?」

ブラックオニキスの時といい、アルスといいれーじは戦った相手に勧誘されるの多くない?

「あれって、アシムレイトが使えるかどうかの話じゃなかったのか」

アシムレイトって何!?知らない単語が羅列され続けるんだけど!?もうびっくりし続けて疲れたまであるんだけど!!

「恐らく、貴様にアシムレイトが発現したのも副次的なものだと考えられるぞ。貴様が生まれた技術を使えば『もと光る竹』なしでも可能性はあると思うぞ。」

「つまり?」

「つまり、貴様は0から1を作ろとした。結果としては出来はしたが完璧ではなかった」

「だが、1から100にすることは可能だ。」

「なるほどな~」

なるほどな!?どこに納得する要素があったの!?一番説明が必要なのはれーじよりかぐやなんじゃないの!?

「何か、ありがとなアルス。色々教えてくれて」

いい話風に進めてるけど、かぐやだけ全く話についていけなかったんだけど!?

「ところで、お前ってどうやって俺の事知ったんだ?」

この二人、かぐやのことが全く見えてないんじゃなかろうか…

「地球で面白そうなことを研究していたやつが居たのでな、ちょろっとデータを拝見させていただいた。」

「もはや、何でもありじゃねえか!!」

「れーじには言われたくない!!」

月に来てることといい、月人もどきのことといい、アシムレイトなんていう謎の言葉といい、かぐやの兄貴分も大概だと思う。

「これを貴様にやろう。」

「おわっ!っと、これって?」

「拝見したデータをもとにさらに安定・強化したシステムだ。姫に作らせた。」

へ~、かぐやがそれ作ったんだ…なんのこっちゃ分からないけど

 

「謎に仕事が多かったのってこれのためなの!?」

 

「はい、姫に作っていただきました。我だけだと、完成度が8割でしたので」

「作らせたって言ってたよね!!」

「それを使えば、姫も地球の姫も肉体が持てる。代償はあるがな」

「代償って?もしかして、何かあるのか?危険なことならやりたくないんだが」

代償って聞くと、つい身構えてしまう。

「代償は、月に二度と戻ってこれないことだ。」

 

「え?それだけ?」

横で同じく身構えてたれーじも呆けてるじゃん!!

 

「そうです、この月に帰ってくることができなくなります。」

「え?なんかこう成功率がーとか命がーとかじゃないの?」

「成功率は100ですよ、命の危険なんてあるもの渡すわけないじゃないですか。というか、システム作ったの姫でしょう。」

せ、正論だしその通りだけど納得できね~~~!!

 

「はぁ~~~~~、安心したわ。これで全部何とかなりそうだ」

「そう思うなら、もっと強くなって我と手合わせしろ。リベンジはいつでも受け付けている。」

「ぜってえに嫌だ。」

かぐやが知らない間に、れーじとアルスが悪友のようになっている…

 

そうして、扉の前まで着いた。

「それでは姫、これからのご活躍を月よりお祈りしております。」

「ありがとう、アルス。」

「そして、伊織零士。貴様に一つだけ謝っておくことがある。あの時はそんなものと言って悪かった。」

「いいよ、お前のおかげで俺の願いが全部叶いそうだから感謝こそするけれど恨んではないから。」

「……そうか、改めて姫をよろしくな伊織零士。」

「ああ、任せろ。」

 

「「さようなら!!」」

 

二人で手を繋いで地球に向かった。

 




途中からかぐやを振り回すのを楽しんでました(ゲス顔)

超簡単にいうと、元のデータがないから零士は普通の人間みたいに成長したよ。
これが元のデータがある月人だったら、そのまま擬態成功してましたっていう。
ヤッチョがそれをしなかったのはそもそも研究の事とか全く知らなかったから+開発に必要な設備が全部、月にしかないから。


結論:伊織聖牙はバケモンです。こいつが一番、頭おかしい(断言)

気になる人いたら、オリキャラの設定まとめ出そうかな?考えてるだけで出してないことあるっちゃあるから。

番外編として書いてほしいこと

  • 結婚挨拶
  • 文化祭
  • 稲葉と真実の出会い
  • バットエンド√
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