一か月という短い期間でしたがたくさんのお気に入り、感想、評価などありがとうございました。
一通り撫でられた後に皆でパンケーキパーティーをしようとしたが
「いいわけないだろ!!レイジとかぐやちゃんとヤチヨは生体検査というか健康診断だ!!」
「まあそうだよな。俺とか気絶してたみたいだし…」
「「ええ~~~パンケーキ食べたかった!!」」
「終わったら、皆で食べよう」
かぐやとヤチヨが大きな声で文句を言ってたが彩葉がなだめていた。
次の日に検査を実施され、一日つぶれた。
「買い物行く約束だったのに…」
「パンケーキ…」
「ヨヨヨ、久しぶりの肉体で疲れたよ…」
「お疲れ様、3人とも。…にしてもそうやって落ち込んでるところ見てると本当の兄妹みたいだね。」
「「それなら一番上は俺(ヤッチョ)だな(ね)。」」
「え!かぐや末っ子なの!!」
「おーい、4人とも検査結果出たぞ。」
誰が一番上か会議が始まりそうになった瞬間に師匠が俺たちに声をかけた。
「検査結果どうだったんだ師匠?」
「面白いことになったのだけは保証してやるよ。」
いや、普通の結果でいいんだけど…
「まずは、かぐやちゃんとヤチヨからだな。この二人に関しては月人としての生態やら機能やらを完全に失った。つまりは普通の人間になった。」
「「「「ええ~~~~~~!!」」」」
「うわ、うるさ」
驚きで声しか出ないわ!!
「検査結果というか遺伝子情報とかそのあたりが普通の人間と大差なかったんだよ。所謂、限りある命になったわけだ。怪我とか病気とか普通にするからな。気を付けて生活しろよ。」
「あと、かぐやちゃんとヤチヨについては一卵性双生児くらいの遺伝子適合率になってた。」
「てことは、かぐやとヤチヨが双子になってるってこと?」
まあ、実質同一人物みたいなところもあるしな。違和感はそんな無い。
「端的に言うとそうだな。戸籍はこっちで作っとく、こっちで暮らす以上戸籍は必要だからな。」
いや、作っとくって…そんな晩飯作っとくみたいなノリで言うなよ
「んで、レイジのほうなんだが…こっちはもっと面白いことになってるぞ」
何かめっちゃニヤニヤしてるんだけど…ほんとに大丈夫か?
「お前の人体構造が完全に人間に成ってる。」
「は?どういうことだよ」
思わず、声が出てしまうが完全に人間になったってどういうことだ?かぐやとヤチヨとはどっか違うのか?
「かぐやちゃんとヤチヨは元が月人だからか地球人と月人の割合が95:5くらいのもんになってる。人間でいうと先祖に月人が居たかもくらいの感じだな。」
「んでもって、レイジの場合はそれが80:20だったんだよ。月から帰ってくるまでは。」
「帰って来るまでって、今はどうなってんだよ。二人みたいに95:5とかじゃないのかよ?」
「100:0なんだよお前の場合は、正真正銘の人間だよ。あとアシムレイトも消えてるっぽい」
「アシムレイトも!?」
あれって消えるようなもんなのか、せっかく制御できたのにちょっと残念だな。
「おおかた、かぐやちゃんを迎えに行くって意思が完遂されたことが原因だろうな。ひょんなことでまた発現するかもしれないが」
そういや、アルスも俺のアシムレイトは副次的なものだって言ってたしな。
「ま、これで可愛い彼女を泣かせることもなくなった訳だ。はっはっは!」
「「////」」
「れーじ、ここは気の利いたことを言う場面なのに」
「大丈夫、零士は決めるところ決めてるからヤッチョが保証する。」
残念なやつを見る目をしているかぐやとサムズアップをしているヤチヨに一発ずつデコピンをする。
「「痛った!!」」
「ったく、兄をからかうんじゃありません。」
「はぁ~~!?ヤチヨが二人のお姉さんなんだけど!!」
「かぐやが長女だよ!!」
「「いや、かぐやは末っ子だよ」」
「納得いかな~~~い!!!」
誰が一番上か会議していると
「はいはい、3人とも下らないことで喧嘩してないで行くよ。」
何故か彩葉が俺の頭にだけチョップをしてきた。
「痛って!!行くってどこに!?」
「約束したでしょ、お買い物とパンケーキ!!」
「パンケーキ!!零士、早く行かないと置いていくよ!」
「お買い物!!れーじ、かぐや欲しいものがあるんだよね!!早く行こう!!」
「分かった分かった。おわっと…かぐや危ないだろ!」
いきなりかぐやが背中に乗ってきた。
「れーじ!!出発進行!!」
「ほら、早くしないとお店しまっちゃうよ。」
「行こ!零士、私婚約指輪が欲しい。」
「え!?婚約!?」
「よし、行こう!!」
かぐやの驚くような声を完全に無視して走り出した。
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8年後
「緊張してきたな…」
今日は彩葉と俺の結婚式当日。この日まで本当に色々あった。
かぐやとヤチヨの戸籍が「伊織かぐや」と「伊織ヤチヨ」になってたり、パンケーキパーティーのときにツクヨミでプロポーズした瞬間の映像を流されたり、それをみた朝日さんがめちゃくちゃ泣きながら殴りかかってきたり…結婚の挨拶に行ったときに朝久さんの幽霊が夢に現れたり。
「どうしたの?れーじ?」
「花嫁つれてきたよ~~」
かぐやとヤチヨが彩葉を連れてこの部屋にやってきたようだ。
「ど、どうかな?////」
そこには純白のドレスを着たお姫様が居た。
「あ、ああ…最高に綺麗だ////」
「あ、ありがとう////」
『誓いの言葉:かぐや
妻となる人酒寄彩葉さん。夫となる人の伊織零士はかぐやを迎えに行くために本当に月まで来てしまうような人です。そんな人を愛し、支え続けることを誓いますか?』
「はい、誓います。」
『続いて、夫となる人伊織零士に聞きます。妻となる人酒寄彩葉さんは自分の限界を超えて倒れるまで頑張ってしまうような人です。そんな人を愛し、支え続けることを誓いますか?』
「はい、誓います。」
『よろしい、最後に二人に聞きます。二人が夫婦として歩んでいく人生をかぐやとヤチヨも一緒に歩いていいですか?』
「「4人で家族だから大丈夫」」
『ありがとう二人とも。それでは、誓いのキスを』
「幸せにしてね」
「ああ、約束する。」
俺があの日望んだハッピーエンドはここにある。
どんなに大変なことだって、辛いことだって、悲しいことだって
君が居れば無限の勇気が湧いてくる…君がそばにいるだけで何でもできる気がしてくる。
家族が居れば乗り越えられる。
~~~~~~HAPPYEND~~~~~~
はい、約一か月の間たくさんの応援やら感想やらありがとうございました。
皆様の声援の力でこの作品を完結までもっていくことが出来たと思います。
ネタが尽きない限りは番外編を書いていこうと思いますので、期待せずに期待しておいてください。
以上、有言不実行の男、納豆伯爵でした。
番外編として書いてほしいこと
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結婚挨拶
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文化祭
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稲葉と真実の出会い
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バットエンド√