お隣の様子が急におかしくなってしまった   作:納豆伯爵

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時間作って書いてます。頑張れ私
読者が求めてるのは濃厚なイチャイチャのはずなんだ。


結婚挨拶

正月に彩葉と一緒に京都に来ていた。

 

「緊張してきた…」

「本当に大丈夫?無理しなくてもいいんだよ?」

「大丈夫大丈夫、一応紅葉さんとは会ったことあるし…彩葉こそ大丈夫か?」

俺の記憶だと、彩葉はあまり実家が得意ではなかったはず。

「零士と一緒だから大丈夫。にしてもびっくりだよね、突然『今年は零士君を連れて帰ってこい』なんて」

「心当たりは一つしかないけどな……」

「うん、多分これ(指輪)の事だよね」

ほぼ間違いなく指輪のことだろう。何処で知ったかまでは不明だが、過去の経緯で言うと一番あやしいのは

「まーた酔った朝日さんかな?」

「本当にそうだとしたらお兄ちゃんは禁酒すべきだと思う。」

「酒寄って苗字なのに酒に弱くね?」

「お母さんは結構強かったはずだけど、お父さんはあんまり強くなかった気がする。」

「あー確かにあの人、何でも強そうだよな。雰囲気がそんな感じだったわ」

正直、初めて電話越しに話した時は『娘から離れろ』くらいは言われるものと考えてた。

「でもちょうど良かったかもな」

「どうして?」

「彩葉と結婚したいって改めて話せるなって思ってさ////」

「そ、そうだね。////」

 

沈黙が数十秒続いたが

 

「い、家に着いたよ////」

「あ、ああそうだな…」

「そういえば、うちの隣の部屋だったんだっけ?お義父さんの部屋」

「そうだな、師匠が言うにはいつか戻りたくなった時のためにって解約とかはしてないらしい」

「零士のアルバムとかあるなら見たいな。」

「確かに、ついでに色々持って帰るか…この間来たときはそれどころじゃなかったし。まずは彩葉の家に行ってからだけど。」

 

ピンポーン

「はーい…お帰り彩葉。いらっしゃい零士君」

「ただいま、お母さん」

「お、お邪魔します。」

 

リビングに通されて、机を3人で囲って座る。

「きょ、今日はお招きいただきありがとうございます。こちらお土産の『東京ばなな』です。」

「あら、ご丁寧にありがとう。」

「それで、お母さん。なんで零士も一緒に来るように言ったの?」

「何でって、彩葉が一番分かっとるんやないの?」

これ(指輪)の事だよね。」

「分かっとることをいちいち聞かんでさっさと結論いいなさい。」

怖!前会ったときはキャラ崩壊してたんかってくらいの感じだったのに…

「…私、この人と婚約した。」

「ふーん、婚約…え!?婚約!?

さっきまで厳格な母親の雰囲気を出してたのに驚きのあまりキャラが崩壊している。

「婚約ってあれよな、将来結婚しますのあれ…零士君ほんとうなん?」

「はい、自分はそのつもりです。」

「彩葉が付けてる指輪って零士君と彩葉がお付き合いしてて男避けに贈ったとかじゃなくて?」

「働いてもっとちゃんとしたのを贈るつもりですが、婚約指輪です。」

「私は今のでも十分嬉しいのに////」

「……ちょっと整理する時間くれへん?私オーバーヒートしそうやわ。その間彩葉の部屋で二人で待っといてくれ」

「わ、分かりました。」

「行こ零士こっちだから。」

 

 

「……朝久さん、あの子が婚約者連れてきたんやって…告白が遅いところは似てるけどプロポーズが速いところまでそっくりなんて…親子やね。」

 


 

「「はぁ~~~~~」」

緊張が解けてお互いに大きく深呼吸をしていた。

「紅葉さん、俺と彩葉が付き合い始めたと思って呼んだのかな?」

実際に指輪を男避けだと思ってたみたいだし。

「零士が告白の代わりにプロポーズしてきたとは思わなかったみたいだね。」

「俺が親の立場だったとしてもびっくりするわ。」

「もし反対されたらその時は…駆け落ちする?////」

「ッ!!////あ、ああそうだなその時はそうしようか。」

「「////」」

 

ピコン

 

「「!!////」」

ちょっとした沈黙が流れたタイミングで彩葉のスマホが鳴った

「おお母さんから戻って来いって。////」

「そそそうかなら戻るか。////」

 


 

「…なんで二人して顔真っ赤なん?もしかしてこの短い時間でヤッた?」

「「してないです!!////」」

「なら、ええけど。本当にヤる時は付けるもん付けんとあかんよ。」

なんの拷問だこれ?

「そそれでお母さん、整理できたんやろ!!認めてくれるん?この婚約」

「一つだけ条件がある。」

「「条件?」」

また何か聞かれるのか?それとも無茶ぶりでもされるのか?

「籍を入れるのは高校卒業してから。」

「そ、それって!!」

「あんたら二人の婚約を認める言うたんよ。」

「よ、よか「やったー!!」おわ、彩葉!!」

よっぽど嬉しかったのか勢いよく抱き着いてきた。

「これからはずっと一緒だね。」

「そうだな、ずっと一緒だ。」

 

「せめてそういうのは親の前ではやらんでくれへん?」

 

酒寄紅葉の精一杯の抵抗は耳に入らなかった。

 

「もう遅いから、二人とも今日は泊まっていき。零士君は朝日の部屋を使えばいいから。」

「わ、分かりました。」

「今日は手出したらあかんよ」

「しませんから!!」

ケラケラ笑いながら、紅葉さんは自室に引っ込んだ。

「お母さんなんて?」

「あ朝日さんの部屋使えって!!////どの部屋なんだ?」

「?まあいいけど、お兄ちゃんの部屋はこっち。」

あんなこと言われた手前、彩葉の顔を見れなくなってしまった。

 


 

ーーーーー君

 

んぅ、もう朝か?

 

ーーーーーーーーーーじ君

 

ていうか誰の声だこれ?

 

ーーーーーーーーーーーーー零士君

 

「ハイ起きました!全く誰なんです…か…って貴方は!!」

「初めましてやね、零士君。彩葉の父の酒寄朝久です。」

「え!あ、はい初めまして、伊織零士です。でもどうしてここに?というかここはどこなんです?」

「ここな、簡単に言うと君の夢の中なんよ。」

 

「俺の夢の中?てことは今目の前にいる朝久さんは俺が見てる夢ってこと?」

「朝久さんやなんて他人行儀はやめてくれや、お義父さんでええよ。彩葉と婚約したんやろ?紅葉とか朝日が嬉しそうに報告してきたわ。」

まじか、朝日さんはともかく紅葉さんまで…というか報告って?

「君らがお参りしたりするときに色々教えてくれるやろ?あれって天国までちゃんと届いとるんよ」

「そうだったんですね、いいこと知りました。」

「彩葉にも教えたってな、いっぱい報告ありがとうって、あの曲完成させてくれてありがとうって」

「それは本人の口から伝えてあげてくださいよ。きっと喜びますから。」

「それもそやな…」

一瞬、悲しそうな顔をしたがどういう事だろうか?

 

「改めて伊織零士君」

「はい」

「君は、酒寄彩葉を…うちの娘を幸せにする覚悟があるんか?生半可な気持ちで婚約とか言っとるわけやないよな?」

「彩葉は俺に大切なものをたくさんくれました。家族の温かさ、人を愛し愛されること…もっともっと言葉にできないくらい大切なものを」

「それを失わないように…二度と彩葉が泣かないように守り抜きたいと思っています。それが俺の覚悟です。」

「……そうか、君になら彩葉を任せられるな。零士君、彩葉をよろしくな」

「はい、必ず幸せにします。」

 

 

pipipi……

 

「んへぇ!?」

アラーム音が聞こえて反射的に起きた。

「……『彩葉をよろしく』か」

「零士?起きた?なんか魘されてたように見えたけど大丈夫?」

「大丈夫大丈夫、ちょっと変わった夢見てただけだから。」

「ならいいけど、朝ごはん出来てるよ。」

「ああ、分かった。」

朝久さん…いや、お義父さん。必ず彩葉を幸せにして見せます。

 

 




朝目が覚めたら時間があったので書いた結果書ききれてしまったので投稿しました。

幽霊の酒寄朝久さんが夢に出てくるっていう回です。設定としては、家族の夢の中には出てこれない縛りあります。

番外編として書いてほしいこと

  • 結婚挨拶
  • 文化祭
  • 稲葉と真実の出会い
  • バットエンド√
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