なんでメインヒロインのデート回より、妹枠のデート回書いてるんだ?
「れーじ!早く早く!!」
「待てってかぐや、走るとこけるぞ。」
春風が吹くころにかぐやのお願いで二人だけで花見に出かけていた。
「これが桜なんだね!!きれー!!」
「満開の時期に来れてよかったな。」
「写真たくさん撮って彩葉達に見せなきゃ!!」
「そうだな、きっと喜んでくれると思うぞ」
sideかぐや
「はい、れーじお弁当。」
「ありがとな、今日も美味そうだな。」
「愛妹弁当ですから!!」
「「いただきまーす。」」
「かぐや、おべんと着いてるぞ。」ヒョイパク
そう言ってれーじはかぐやのほっぺから米粒を取って食べた
「あ、ありがとれーじ////」
「なんで赤くなってんだ?」
「何でもないもん!!////」
「????」
彩葉はよくこの朴念仁を堕としたなと感嘆するしかない。
そもそも、かぐや・彩葉・ヤチヨ・れーじの四人でのお出かけよりもかぐやとれーじの二人だけで出かけてる意味もよく分かってないと思う。
最初は、本当にお兄ちゃんのように思っていた。でもかぐやのどんなわがままも嫌な顔せずに聞いてくれて、時には怒ってくれるれーじと過ごしていくうちにだんだん、好きになっていった。
…家族としての好きか異性としての好きかはよく分からなかった。
れーじの視線はいつも彩葉にしか向いてなかった。絶対本人は気づいてない、気づけるわけがない。アルティメット朴念仁だから…
彩葉も、体調を崩した時に自覚した様子だった。かぐやの予想が正しければ前から気はあったはずだ。彩葉も朴念仁だから気づけなかっただけで…
かぐやとしてはそれでも良かった。兄のように慕っているれーじと姉のように慕っている超親友の彩葉が交際すれば、必然そこに自分の居場所はあるのだと思っていた。
コラボライブが決まってから数日、れーじと連絡が取れなくなったときはかぐやも彩葉も本調子とは程遠い状態だった。彩葉なんてまるで別人のような変わりようだった。かぐやにできることはれーじが元気になれるように配信をすることだけだった。正直、嫌われてたと思ってたかぐやのわがままをたくさん聞いてくれてたのが本当は嫌で居なくなって清々したと思ってるのかもしれないと不安だった。だからこそ、再会したときに聞いてしまった。『かぐや達のことを嫌いになった?』と本当はかぐやが嫌いになったと言われたくなくて彩葉を隠れ蓑にしてしまった。
でも、れーじは『そんなことない!』と即答してくれた。その目には確かな本心だと思った。そのあと、彩葉が現れて3人で仲直りした日はお互いの寂しさを流すように泣いて、心の穴を埋め尽くすように笑った。
お師匠さんの計らいでかぐやと彩葉の隣の部屋に引っ越してきた日はとても嬉しかった。
アパートで3人で生活していた時のようになったからだ…同時にれーじが彩葉に恋をしたのも恐らくこの日だ、本人の自覚云々は置いといて…
コラボライブの時に月からの使者が来てしまった。ヤチヨはイベントってことで一旦クローズしてくれたけど後から彩葉が教えてくれたが、れーじがブラックオニキスのホームをぶち破ってかぐやを助けに行こうとしてくれたって聞いて嬉しくなった。心の底が熱くなってきた。
3人で花火を見に行ったときは3人ともどこか無理して笑ってた。本当に楽しい瞬間はほんのちょっとしかなくて…彩葉とれーじも一緒に月に行けないかと思い、二人に家族について尋ねた。
彩葉は、「嫌いになれたら」なんて言ってたけどそんなことは出来ないのだと3人で過ごしていくうちに気づいていた。
れーじの家族について聞いてみると「家族の記憶がない」なんて言い出した。かぐやからすれば衝撃だった、同時に月に一緒に行ってくれるかもしれないと思った。でも、「師匠が家族」という答えを出してしまった…かぐやのことも妹のように扱ってくれて嬉しかった。連れて行けないと思った。
花火大会の後から、彩葉とれーじが寂しくならないようにできる限りのことをやった。二人をデートするように促したり、稲葉達に相談して少しでも早くくっ付くように頑張った。
朴念仁同士だから、全く進歩がなかったけど…
卒業ライブの日に何気なくれーじが言った、『明日の約束』は本当に嬉しかった。
ライブが始まると同時に月人対彩葉・れーじ・ブラックオニキスの全面戦闘が始まった。
歌いながら、皆の活躍を見ていた。れーじが速すぎてほとんど見えなかった。
月に帰るために羽衣を掛けられる直前にれーじが「迎えに行く」と約束してくれた時は嬉しかったし救われた。
月で機械的に過ごしていると彩葉とれーじの歌が聞こえてきた。一緒に歌った。会いたいと願った。
アルスがれーじを気に入ってたのは正直予想外だった。アルスはかぐやから見ても月の世界第一主義みたいなものだったから。
月でバリバリ社畜していた時にれーじの声が聞こえた時があった。迎えに来たのかな?とちょっと期待した。
なんとなくで歌った、いいことが起きそうな予感がした。れーじが迎えに来てくれたような気がした。
本当に迎えに来てくれた。
「迎えに来たよ」と言ってくれたその姿がまるで王子様のようだった。多分、この時にかぐやは初めて恋をした。思わず抱き着いた。早く来た事に対してれーじは「可愛い妹分を待たせた」と言ってくれた。その時に同時に失恋したんだと分かった。れーじから見たらかぐやはどう頑張っても妹でしかないのだと。
地球に帰る時に聞いた話は驚きしかなかった。れーじは月人は何でもありだとか言ってたが伊織親子も大概だと思った。でも、れーじが月人に近い存在だと知ったときは嬉しかった。本当の家族になれたような気がしたから。
約束を守ろうとして、ボロボロになって彩葉を泣かせたと聞いた時は怒った。
ちょっと嬉しそうな顔をしていたれーじが印象的だった。彩葉も同じようなことを言ってたと知った時は嬉しかった。
地球に帰ってきてからも大変だった、れーじがツクヨミ内で目を覚まさないとかいう異常事態が起きてしまった。みんなで声をかけ続けた、15分くらい目が覚めなくてもう起きないんじゃないかと思ったときにれーじは目を覚ました。彩葉が勢いよく抱き着いてるのを見たときに茶化すようなことを言ったが本心は完全に失恋したことを隠そうとしてる心と二人がよ~~~~やく付き合いだしたんだと喜んでいる心の二つがあった。
健康診断を受けた帰りにヤチヨを含めた四人で買い物に行こうと話したときに彩葉が婚約指輪が欲しいと言い出した時は思わず驚いてしまった。あの朴念仁同士がもう婚約までこぎつけたのかと
実際は、告白より先にプロポーズしてるなんて思うわけなかった。
正直、二人の間にかぐやの居場所があるのか不安だったが二人とも、いやな顔一つせずに「かぐやが必要」だと言ってくれた。
お師匠さんが戸籍を作るってなったときに、一つだけお願いをした。
「れーじと家族にしてほしい。」
失恋したかぐやのささやかな抵抗だった。れーじのお嫁さんの座を彩葉から奪おうと思ってないし、奪えるとも思ってないからだ。ヤチヨも似たようなこと考えてたのは驚いたけど…
失恋したとしても、れーじを好きって気持ちが消えるわけじゃない。
だから……
「れーじ!!」
「どうした?かぐや?」
「大好き!!」
妹として甘えたっていいよね!!
二人をよく見ているかぐやだからこそ気づけること、あると思います。
というか、これかぐや視点で振り返る本作みたいになってる。
番外編として書いてほしいこと
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結婚挨拶
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文化祭
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稲葉と真実の出会い
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バットエンド√