どう愛を育んだかは本編見ろ
「そういえば、れーじと彩葉ってどうやって仲良くなったの?」
「どうしたんだ藪から棒に?」
「だって、稲葉が」
『あの二人、一年の時にも付き合ってるんじゃないかって噂が流れたことあったんだよ。何故か伊織が一日停学になったけど。』
「って言ってたから何があったのかなって。」
「停学って何したの?零士?」
稲葉のやつは後日〆るとして…
「あんときか、聞いても面白くないと思うけど聞く?」
「「聞く!!」」
そもそも俺が彩葉とちゃんと話すようになったのって、一年の秋とかぐらいなんだよな。
彩葉は当時でも学校で有名人だったし、部屋が隣なのを何処かで知ったのか色んなやつに絡まれてたんだよ。いわば妬みだな。
「はぁ、何で酒寄と部屋が隣ってだけであんなに絡まれなければならんのだ」
『おい!お前、酒寄さんが迷惑してるんだから離れろよ』とか『酒寄さんには君より俺の方がふさわしい』とかやかましすぎるし何でわざわざ俺に言うんだよ。前者はどう迷惑しているのか聞いたら逃げたし、後者は目があっただけで逃げ出した。
「腹減ったな。」
そう思い、目の前にあるお店に入ったら
バシャーーーン
「おおおお客様大変申し訳ございません!!!」
いきなり店員に水をぶっかけられるとは思わなかった。しかもピッチャーで
「い、いやいいよ。あんたもわざとじゃないんだろうし…」
厄日ではあるかもしれないけど…
「本当に申し訳ありません!!!!」
「俺の話を聞いてくれね?なんか拭くものくれればそれで…」
「申し訳ありませんでした!!!」
いや、泣きそうな顔しないでくれんか?俺が悪いみたいになるから…
「お客様、如何なさいましたか?」
他のスタッフも俺がこの子脅してるみたいに思ってきちゃったよ…
「あー、すんません。タオルかなんか貸してくれればって酒寄?」
「伊織君?」
まさかの会合であった。
「本当にごめんね、みおちゃんが」
「わざとやったとかじゃないだろうしそこまで気にしなくていいぞ。そのみおちゃん?って子にもそう言っといてくれ、何か怖がらせたみたいだったし。」
絡んできた阿保どものことを思い出してイラついてたから怖い顔していたかもしれないそう思うとそのみおちゃんって子にも迷惑かけてしまったな。
「それより、タオルだけじゃなくて着替えまで一旦貸してくれてありがとな。」
「それは店長に言ってあげて、『この時期にびしょ濡れで帰っちゃうと風邪ひくから』って」
いい人だな、制服も洗濯してもらってるし
「俺になんか手伝えることあるか?世話になりっぱなしはあれだし…」
「ええ~、いいよ。もとはと言えばこっちが迷惑かけたんだし。」
そういってもな~別に水かけられたくらいは気にしないんだけど…
「だったら、酒寄さん上がりだからおうちまで送ってあげてくれない?」
「店長!?」
「別にそんくらい構いませんけど、どうしてですか?」
夜も遅いし、お店の営業も終了したみたいで女の子一人で帰す訳にはいけないと思っていたためこちらから打診しようかと思っていた。
「いやね、酒寄さん。最近変なお客様に絡まれてしまって、防犯も兼ねて僕が送ったりしてたんだけど今日は難しくてね」
「店長、私は大丈夫ですよ」
「分かりました、俺が責任もって送り届けます。なんかあってからじゃ遅いし」
「ほんとに大丈夫だよ伊織君!!」
「いや、部屋となりだし元々一人で帰らせるつもりなかったぞ。」
「でも!」
「酒寄、お前自分が美人だって自覚無いのか?変な奴に絡まれたんだろ?もし何かあってからじゃ遅いんだ。分かったらおとなしく送られてろ。」
「び!?////」
顔赤いけど大丈夫だろうか?
「わ、分かりました。よろしくお願いします。////」
「れーじ、昔からそんなんだったんだね。」
「なんだよ、その残念な奴を見る目は?」
失礼だなほんとに…
「彩葉は昔から人気ものだね~~」
「それはホントにそうなんだよな。」
学校には付き合っているってことにしてるけど未だに彩葉を狙う奴はいる。
学校で婚約までしてることを知ってるのは稲葉・諌山・綾紬の3人だけである。
「それでそれで、結局その変な奴はどうなったの?」
「かぐや、めちゃくちゃ興味深々だね~ヤッチョもだけど」
「あれの話とか二人の教育に毒すぎるからあんまり話したくないんだよな…」
この辺で手打ちにしてほしいと思い二人に話すが
「「だめ?」」
「はい、話させていただきます。」
かぐやとヤチヨの涙目上目遣いに抵抗できるもののみ石を投げなさい。
つってもほんとにその日は他愛もない話をしながら帰ってたんだよ。多分付き合ってるって噂が当時出てきたのはそれをたまたま目撃したやつがいたからだと思うけど。
あとちょっとで家に着くってタイミングで例の変なやつが現れたんだよ。
「フーフーフー、酒寄さん…隣の男は誰なんだい?僕という夫がいながらそんなどこぞの馬の骨とも分からないやつといるなんて…」
「酒寄、一つ聞くけどこいつ知り合いか?包丁持ってるけど噂のヤンデレってやつか?」
「例の人、知り合いではないし結婚もしてない。」
「嘘をつくな!!君はあの日ぼくに笑いかけてくれたじゃないか!?」
「いや、仕事だからだろ」
接客業の笑顔は基本らしいぜ…
「大体、横の君こそ酒寄さんの何なんだよ!?僕の酒寄さんになれなれしく近づくな!!」
「俺?俺の事はどうでもいいだろ、今なら大事にしないからそのままどっか行ってくれ。正直今機嫌悪いんだ。」
変な奴もあんまり力強くなさそうだし、包丁持った手が震えてたから制圧は簡単だと思ったけど相手をケガさせそうで困ってたんだよな。
そしたら
「うるさいうるさいうるさい!!!!」
とか叫びだしながら彩葉の方に突撃しようとしてきたんだよ。
「きゃ!!」
「酒寄!!」
考えるより先に行動していた。相手の顔面をぶん殴って気絶させ包丁を持っていた腕をつかんで確保した。
「すまん、警察呼んでくれるか?」
「わ、分かった。」
そんで警察が来てその変な奴は殺人未遂やらで逮捕。
俺は俺で
「君ね、やりすぎ。腕の関節外してるし、鼻は折れてるし」
「すんません、命の危機だったんで…」
正当防衛が認められはしたけど、怒られた。
「ただいま~」
「「「お帰り~」」」
噂をすれば当の本人が帰宅してきた
「3人で何の話してたの?」
「彩葉がれーじに惚れたんだろうなって日の話してた」
「違うだろ!!////一年の時の話してたんだよ。例の包丁野郎」
「あーあったね、警察にめちゃくちゃ怒られたやつ。」
「しかも、何故か俺が喧嘩でボコしたみたいな話になってしばらく周りから避けられてたんだよな。」
「えーー!!れーじとばっちりじゃん。」
「あ、でも彩葉だけはあんまり気にせずに話しかけてくれたな。」
「彩葉、愛だね!!」
「だ、だって私の所為で変な噂ができたのに何もしないのはどうかと思って////」
「んで、警察に事情聴取受けに一日学校を休んだから多分停学と勘違いされたんだよ。」
「ふーん、そういえばそのストーカーってどうなったの?」
「私もそれは知らないかも」
「あれか?事情聴取の時に聞いたけど、彩葉に関する記憶だけ失ったらしい。」
「なんでそんなピンポイントに彩葉の記憶だけ?」
そうなんだよな、疑問に思って聞いてみたら
『要はPTSDだよ。まあ彼の自業自得だから君は悪くないよ、彼女さん守りたいからってやりすぎ』
要らん記憶まで出てきやがった////
「どうしたの?」
彩葉が心配そうにこちらを覗き込んだ
「だ、大丈夫////…ゴホン、警察曰くPTSDなんだってさ。まあもう俺たちの前に現れることなんてないだろ」
「また現れてもれーじが守ってくれるもんね!」
まあ、その通りなんだが
「ほら、この話は終わりだ。早く寝ろ」
気恥ずかしさを誤魔化すためにデコピンをして自分の部屋に戻った。
「「痛ったぁ!!」」
自分の部屋で休んでいると
『彩葉:今からそっち行ってもいい?』
『零士:おK』
珍しく、彩葉がこちらに来たがったので承諾した。
「ごめん、零士…夜遅くに」
「大丈夫だよ、どうしたんだ?忘れ物でもしてたか?」
「実は、例のストーカーが夢に出てきて…」
まじか、要らん話してしまったな…無意味に怖がらせたいわけじゃなかったのに
「ごめんな、彩葉。怖い思い出を話してしまって。」
ちょっとでも気を紛らわせればと思い抱きしめた
「ううん、気にしないで。夢の中でも零士が守ってくれたから」
「そうか、夢の中の俺やる…んぐぅ!!」
彩葉が突然キスをしてきて押し倒してきた
「零士…お願いがあるの…」
「ど、どうしたんだよ?急に…」
「私を零士で満たしてほしい…他の男の人のことなんて考えられないようにしてほしい。零士を私で満たして、ほかの女の子のことなんて目に入らないようにしたいの」
「彩葉…分かった。手加減できないから許してな」
「零士になら傷つけられたってかまわないよ」
そして一つになった。
やっとねやりました。何がとは言いませんがやりました。
零士に友達が少ない理由もついでに説明していくスタイル。
番外編として書いてほしいこと
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結婚挨拶
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文化祭
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稲葉と真実の出会い
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バットエンド√